JPS6039415B2 - 臭気ガスの脱臭処理方法 - Google Patents

臭気ガスの脱臭処理方法

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JPS6039415B2
JPS6039415B2 JP54115756A JP11575679A JPS6039415B2 JP S6039415 B2 JPS6039415 B2 JP S6039415B2 JP 54115756 A JP54115756 A JP 54115756A JP 11575679 A JP11575679 A JP 11575679A JP S6039415 B2 JPS6039415 B2 JP S6039415B2
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gas
odor
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odor gas
heat
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JP54115756A
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定夫 今村
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Shinagawa Furnace Co Ltd
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Shinagawa Furnace Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、複数の臭気ガス発生源をもつ系における凝
縮・粘着性臭気ガスならびに低温・低温度臭気ガス等を
、区分前処理したのち同時に接触酸化装置または直接燃
焼装置により脱臭処理し、その脱臭処理のとき発生する
高温廃ガスの熱を有効に利用するようにした臭気ガスの
脱臭処理方法に関するものである。
コーヒー豆やカカオ豆を加工する施設においては、各種
炭化水素,硫黄化合物,低級脂肪酸,タールおよび油脂
系ヒュームならびにミスト等を含有した臭気ガスが数種
の系統から排出される。
従来、これらのガス成分は、直接燃焼法あるいは触媒反
応による接触酸化法により処理されているが、前記成分
を含む臭気ガスのうち、焔煎装置から排出されるガスは
凝縮・粘着性が強く、ミスト補集後といえども低温部に
接触して可燃性物質を付着蓄積させる。また時煎終了後
の冷却工程や混煉工程で発生する比較的低温の臭気ガス
が前記凝縮・粘着性臭気ガスと合流すると、混合ガスの
温度が下がり、ガスの凝縮性を高めるので、ミスト補集
器,臭気ファン,ダクト等に付着累積の速度を早め、臭
気ガスの子熱熱交換器を設置するときは、その低温伝熱
面に多くの付着物を形成し、そのため繰返し運転を継続
する段階で、臭気ガス通路を閉塞し、また酸化の進んだ
低級炭化物は、雰囲気温度160〜190oo付近で発
火する可能性が高く、このため熱交換器の焼損ばかりで
なく、ファンやダクトを通じて臭気発生源である生産設
備に致命的な損害を与える危険性を含んでいる。
したがって、発火事故の原因を絶つため、現在では、臭
気子熱熱交換器を設備しない場合が一般的であり、廃熱
は殆んど大気に放出されている。
また臭気ガス加熱用バーナーの燃焼用空気としては、制
御ダンパ−や燃焼管理系統に支障を生じないようにする
目的で大気を吸引するため、燃料消費量は大中に増大し
ている。一方、前記臭気ファンや臭気子熱熱交換器に付
着物が累積するのを防止するための方法として、臭気ガ
スダクトの一部に子熱バーナーを設けたり、熱交換器の
被加熱ガスを再循環して低温伝熱面の温度を上昇させる
方法、あるいは高温ガスをミスト補集器の前に導入して
、入口側臭気ガスの温度を上昇させる方法等を礎ずる場
合もあるが、これらの場合は、装置の複雑化、熱交換器
の大型化等の問題があるばかりでなく、完全な対策とい
えず、厳重な保守,点検を実施しなければ、熱交換器な
らびに臭気導入系統を焼損させる危険性をはらんでいる
また臭気ガス予熱熱交換器の低温側伝熱面に可燃性付着
物が累積するのを防止する目的で、その伝熱面の平均温
度を15000以上に維持することが望ましく、そのた
めに熱交換器出口排ガス温度は200〜25000以上
が必要であり、また臭気ガス量の負荷変動もあることか
ら、かかる臭気ガスの望ましい温度は25ぴ0以上であ
るこが必要であり、熱交換器の熱回収効率は自ら制約を
受ける。
この発明は前述の問題を有利に解決した臭気ガスの脱臭
処理方法を提供することを目的とするものである。
次にこの発明を図によって詳細に説明する。
第1図はカカオ豆加工設備における各種臭気発生源のガ
ス触媒燃焼装置に対し臭気の性状に応じて導入し、同時
に処理するプロセスの系統を示すものである。前記設備
において発生する臭気ガスの特性を大別すると、排ガス
温度約8500のスチームロース夕−1および排出ガス
温度約65ooのニブロースタ−2から排出されて70
qo系のダクト3に集合されるガスは、多量の油脂系ミ
ストおよびタールミストを含有しかつ露点以下の温度の
凝縮・粘着性臭気ガスである。
またリアクター4からダクト5に間欠的に排出されるも
のは、高濃度の硫化水素を主成分とする悪臭ガスを含む
約120qoの廃蒸気であり、この廃蒸気はホットウェ
ルタンク6に導入されて、ここで蒸気が凝縮される。
このホットウェルタンク6から出た非凝縮性ガスは排水
ビット7を通って約3500のガス温度になり触媒式脱
硫装置8に送られ、ここで硫化水素が殆んど除去され、
約3000のガス温度で排出される。この触媒式脱硫装
置8はガスが燃焼されたときSO財こ転換するのを防止
するためのものである。リアクターホツパー9およびニ
ブロースター・ロール室10からダクト1 1に集合さ
れた3000の室内換気用臭気ガスは、官能試験では高
い臭気濃度をもっているが、相対湿度は40%以下の低
い値を有し非粘着性ガスである。
前記触媒式脱硫装置8から出たガスとダクト11のガス
とはファンF,,F2により送られて3000系のダク
ト1 2で合流される。ダクト3内の凝縮・粘着性臭気
ガスは前処理フィルター13に導入され、ここでミスト
が楠集される。
他方、前述のダクト5,11内で合流した低温・低湿度
・非粘着性臭気ガスは、低温熱交換器14に導かれて、
ここで子熱されて約10000の高温・乾燥性臭気ガス
となる。このガスの一部は、ダクト15,ファンF3お
よび自動調整ダンパ16を経てバーナー17に送られ、
通常バーナー燃焼用空気として大気温度で使用されるの
に比し、高温で使用されるので、燃料の減少が計られる
。なおこの時のガス中の酸素量は最低18VOL%以上
であることを必要とする。低温熱交換器14からダクト
15を通って送られる 高温・乾燥性臭気ガスの一部は
、ダクト18を経て前処理フィル夕−13の入口で前記
ダクト3の霧点以下の凝縮・粘着性臭気ガスと合流し、
その合流したガスは霧点以上の相対湿度となって前処理
フィルター13を通過するので、その前処理フィルター
13に付着するミストを大中に減少させ、また脱臭ファ
ンF4の回転部分にミストが付着するのを防止するので
、アンバランス運転を防止することができる。
また前処理フィルター13を通って臭気ファンF4によ
り触媒燃焼装置19に導入されるガスは、その入口付近
においても油脂およびタール系付着物を含有しておらず
、バーナー17により加熱されたガスは、触媒燃焼装置
の臭気ガス子熱室20で充分に混合されたのち、触媒酸
化層21で接触酸化して無臭化される。
次にその触媒酸化層2 1から出た約40000の高温
廃ガスは廃熱ボィラ22に導かれ、その熱を利用して発
生させた蒸気は、前記スチームロース夕,ニフロースタ
ー等の焔煎蒸気として活用される。
さらに廃熱ボィラ22から出た約220℃の廃ガスのう
ち、低温系臭気ガスを予熱するのに必要な廃ガス量が低
温熱交換器14に導入されて、その臭気ガスを子熱し、
燃料の節約を計ると共に、ダクト3の凝縮・粘着性臭気
ガスの昇温およびミスト化の防止に役立てる。
なお前記プロセスにおける蒸気による熱回収量を通常の
尊焼ボィラで発生させる同一蒸気量と比較すると、その
蒸気のもつ熱量を燃料換算したとき、両者間で次のよう
な差をもっている。
すなわち後者は、通常のボィラでその熱効率が約85%
であるので、そのボィラが実際に消費する熱量は、その
ボィラ効率で除した値となり、前者が廃熱回収した蒸気
量に相当する燃料換算値より多くなる。
このことは単に臭気ガスを子熱して、前記と同一熱量を
回収したときの燃料消費量と比較したとき、廃熱ボィラ
の熱回収方式は、実質的にプラントの総合燃料消費量が
少なくなることを意味する。
第2図は従来の脱臭装置の一例を示すものであって、7
000系のダクト3および30oC系のダクト12の臭
気ガスがダクト24およびミスト除去用前処理フィルタ
ー13を経て臭気ファンF5により触媒燃焼装置19に
導入され、その触媒燃焼装置19のバーナー17に対し
ては、ファンF6により大気が供給され、かつ触媒燃焼
装置19から出た高温廃ガスの一部が還流用ダクト23
を経て前記ダクト内のガスと合流するように構成されて
いる。
第1図および第2図に示す脱臭装置の条件を下記の通り
設定して比較試験を行なったところ、第1表に示す結果
が得られた。
(1} 夕11クト3 A.ガス量:3490Nで/Hr B.ガス温度:7000 【2)ダクト12 A.ガス量:2510Nで/Hr B.ガス温度:3000 脚 触媒燃焼装置19内の温度:400oo‘4’還流
用ダクト23A.ガス量:474Nで/Hr B.ガス温度:40000 {5)大気温度:2000 第1表 この発明を実施する場合、触媒燃焼装置19に代えて、
電気的加熱法による接触酸化式脱臭装置を使用してもよ
く、あるいは種々の廃熱回収装置を組合わせた直接燃焼
式脱臭装置を使用してもよい。
この発明によれば、複数の臭気ガス発生源をもつ系にお
ける臭気ガスを、接触酸化法または直接燃焼法により脱
臭処理するに際し、凝縮・粘管性臭気ガスをミスト補集
後に接触酸化法または直接燃焼法により脱臭処理し、こ
の脱臭処理のとき発生する高温廃ガスの熱を生産系が必
要とする熱媒体に転換させて利用し、さらにその廃ガス
の熱により低温・低湿度臭気ガスを子熱し、その予熱さ
れた臭気ガスをバーナーの燃焼用空気として使用するの
で、大気をバーナーの燃焼用空気として使用する場合に
比べて燃料使用量を減少させることができ、かつ前記子
熱された臭気ガスを前記凝縮・粘着性臭気ガスに合流さ
せて、昇温ならびに相対湿度を低下させることによりミ
スト化を少なくすることができ、かつ前記合流ガス中の
ミストが前処理フィルター13により除去されたのち、
その合流が触媒燃焼装置19に送られるので、高い脱臭
効率を維持すると共に、廃熱回収効率を高くして、燃料
消費量を大中に減少させることができ、かつ安全な運転
管理を行なうことができ、しかも大気中に排出されるガ
ス温度を低くすることができ、また前処理フィルター1
3に付着するミストを大中に減少させると共に、脱臭フ
ァンの回0転部分にミストが付着するのを防止すること
がで、そのため前処理フィルター13の清掃周期を長く
することができると共に脱臭ファンのアンバランス運転
を防止することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の臭気ガスの脱臭処理方法のプロセス
を示す図、第2図は従来の臭気ガスの脱臭処理方法のプ
ロセスを示す図である。 図において、1はスチ−ムロースター、2はニフロース
ター、3は70oo系のダクト、4はリアクト、8は触
媒式脱硫装壇、9はリアク夕−ホツパー、10はニブ。 ースター・ロール室、12は30℃系のダクト、13は
前処理フィルター、14は低温熱交換器、17はバーナ
ー、19は触媒燃焼装置、2川ま臭気ガス子熱室、21
は触媒酸化層、22は廃熱ボィラである。第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の臭気ガス発生源をもつ系における臭気ガスを
    、接触酸化法または直接燃焼法により脱臭処理するに際
    し、凝縮・粘着性臭気ガスをミスト捕集後に接触酸化法
    または直接燃焼法により脱臭処理し、この脱臭処理のと
    き発生する高温廃ガスの熱を生産系が必要とする熱媒体
    に転換させ、さらにその廃ガスの熱により低温・低湿度
    臭気ガスを予熱し、その予熱された臭気ガスを、バーナ
    ーの燃焼用空気として使用すると共に、前記凝縮・粘着
    性臭気ガスに合流させ、その合流ガスを前処理フイルタ
    ーを通つて臭気フアンにより、接触酸化または直接燃焼
    による脱臭処理装置に導入することを特徴とする臭気ガ
    スの脱臭処理方法。
JP54115756A 1979-09-11 1979-09-11 臭気ガスの脱臭処理方法 Expired JPS6039415B2 (ja)

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JPS60186116U (ja) * 1984-05-17 1985-12-10 トヨタ自動車株式会社 荒削り転削工具
JPS6265112U (ja) * 1985-10-08 1987-04-22
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