JPH0545413Y2 - - Google Patents

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JPH0545413Y2
JPH0545413Y2 JP1987073724U JP7372487U JPH0545413Y2 JP H0545413 Y2 JPH0545413 Y2 JP H0545413Y2 JP 1987073724 U JP1987073724 U JP 1987073724U JP 7372487 U JP7372487 U JP 7372487U JP H0545413 Y2 JPH0545413 Y2 JP H0545413Y2
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JP
Japan
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inert gas
strip
supply port
sealing device
drying
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JP1987073724U
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JPS63185483U (ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塗料を塗布した帯板を誘導コイルを使
用し、焼付、乾燥する誘導加熱式乾燥装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、塗料を塗布した帯板を焼付、乾燥する装
置としては特開昭57−101279号に示す装置が提案
されている。
この装置は、乾燥炉内で帯板を焼付、乾燥する
際に発生する溶剤を含む排ガスをブロワを介して
吸引し、吸引した排ガスを熱交換器に導入し、こ
の排ガスを焼却装置に導入して焼却し、焼却後の
排ガスの一部を取り出し、空気で希釈し、この希
釈した排ガスを乾燥炉内に吹込んで帯板の焼付、
乾燥を行つている。又、排ガスを使用せず排ガス
とクリーン空気とを熱交換させてこのクリーン空
気を乾燥炉内に吹込んで焼付、乾燥を行うことも
考えられていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで溶剤を含む排ガスを焼却装置にて焼却
し、焼却後の排ガスを帯板に吹付けて帯板を焼付
乾燥を行う場合、排ガス中にはゴミ等が含まれて
いるため、このゴミ等が塗装帯板に付着して、成
品に悪影響を与える。又、排ガスを使用せず排ガ
スのもつ顕熱とクリーン空気とを熱交換して、ク
リーン空気を吹付けて、焼付、乾燥を行う場合、
乾燥炉内で発生する溶剤は爆発の危険性があり、
この爆発限界以内におさえるためには多量のクリ
ーン空気が必要となる。多量のクリーン空気を乾
燥炉内に吹込むと、乾燥炉内でのクリーン空気の
流速が速くなり、塗装帯板の表面に風紋等が発生
して成品に悪影響を与えてしまう。又、流速を遅
くするためには、乾燥炉本体を大きくする必要が
あり、設備が大型化する。
(問題点を解決するための手段) 本考案は走行する帯板1の外周を所定の長さで
包囲する誘導コイル17を配設する。そしてこの
誘導コイル17の内側に所定の間隙をあけて帯板
1を包囲するインナカバー18を配設する。この
インナカバー18の入側および出側にはそれぞれ
シール装置4,6を配設する。又、インナカバー
18の所定の位置にはインナカバー18内をパー
ジするための不活性ガスを吹込む不活性ガス供給
口5とパージ後の不活性ガスとインナカバー18
内で発生する溶剤とを排出する排出口20を設け
る。
(作用) 帯板1の表面に塗布された塗料は、誘導コイル
17とインナカバー18と入側出側シール装置
4,6とで構成された乾燥炉3内に進入し、誘導
コイル17によつて焼付、乾燥が行われる。この
時塗装帯板1の表面から溶剤が蒸発し、インナカ
バー18内に充満し、この蒸発溶剤がインナカバ
ー18に付着し、帯板1の表面に落下して不良成
品を発生させる。
しかし充満した溶剤を不活性ガスにてパージ
し、パージ後の不活性ガスと溶剤とを排出口20
より排出させるため、溶剤の落下による疵の発生
および乾燥炉3内の雲りは発生しない。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す全体図で、第2
図は第1図のA−A断面図である。
1は帯板、2はロールコータでこのロールコー
タ2によつて帯板1表面に所定の塗料が塗布され
る。塗料が塗布された帯板1は乾燥炉3内に進入
し、焼付、乾燥が行われ、そして乾燥炉3外へ搬
出される。乾燥炉3は、所定の長さで帯板1を包
囲する誘導コイル17とその内側で所定の間隙を
あけて帯板1を包囲するインナカバー18と、そ
のインナカバー18の入側に連結する入側シール
装置4と、出側に連結する出側シール装置6とよ
り構成されている。又、インナカバー18には、
所定の位置にインナカバー18内に不活性ガスを
供給する不活性ガス供給口5とインナカバー18
内で発生する溶剤と不活性ガスを排出する排出口
20とが配設されている。そしてこれら乾燥炉3
の外方には溶剤を焼却する焼却装置8とこの焼却
後の排ガスを導入する熱交換器9が配設されてい
る。熱交換器9には不活性ガスを供給し、前記し
た排ガスと熱交換を行う。
先ず、不活性ガス供給管10より熱交換器9内
に不活性ガスを供給する。そして熱交換器9と乾
燥炉3内のインナカバー18に配設した不活性ガ
ス供給口とを連結した連結管21を介してインナ
カバー18内に不活性ガスを吹込む。
次に、乾燥炉3に配設した誘導コイル17に通
電して、乾燥炉3をヒートアツプする。ヒートア
ツプが完了すると帯板1を乾燥炉3内を走行させ
て塗装帯板1の焼付、乾燥を行う。
焼付、乾燥時に発生する溶剤は不活性ガスによ
りパージされているので、乾燥炉3内の雲りおよ
び溶剤の落下等による帯板1の不良成品は発生し
ない。パージ後の溶剤と不活性ガスの混合ガス
は、インナカバー18の所定の位置に配設した排
出口20より排出する。排出口20には排出口2
0と焼却装置8を連結する混合ガスダクト11が
設けられて、混合ガスはこのダクトを通つて焼却
装置8に流出する。又、混合ガスダクト11の途
中には排ガスフアン19を配設し、この排ガスフ
アン19により強制吸引している。焼却装置8に
流出した混合ガスは焼却装置8に配設した燃焼装
置16により焼却され、焼却後の排ガスを熱交換
器9に送る。熱交換器9へは不活性ガスが供給さ
れているので不活性ガスは排ガスの顕熱により熱
交換されて乾燥炉3内へ供給される。又熱交換さ
れた不活性ガスは、乾燥炉3内のインナカバー1
8内に供給するとともに入側シール装置4へも供
給されている。これは熱交換した不活性ガスを入
側シール装置4へ吹込むことによりシール効果と
焼付効果を得ようとするものである。又、出側シ
ール装置6へは熱交換器9へ入る前の不活性ガス
を供給管10から分岐して吹込んでいる。
(考案の効果) このように誘導コイルにインナカバーとインナ
カバー内に不活性ガスを供給することにより塗装
帯板の焼付、乾燥が誘導加熱によつて行えるよう
になり、設備はコンパクトとなり爆発する危険性
もない。また、風紋等も発生せず、ゴミ等による
疵も発生しない。このように設備的効果は非常に
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は従来の誘導加
熱炉の構造図である。 1……帯板、2……ロールコータ、3……乾燥
炉、4……入側シール装置、5……不活性ガス供
給口、6……出側シール装置、7……冷却装置、
8……焼却装置、9……熱交換器、10……不活
性ガス供給管、11……混合ガスダクト、12…
…燃料供給管、13……排気フアン、14……煙
突、15……燃焼空気用フアン、16……燃焼装
置、17……誘導コイル、18……インナーカバ
ー、19……排ガスフアン、20……排出口、2
1……連結管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の塗料を塗布した帯板1を、誘導コイル1
    7を使用して焼付、乾燥する誘導加熱式乾燥装置
    において、走行する帯板1の外周に所定の長さで
    包囲する誘導コイル17を配設し、該誘導コイル
    17の内側には、所定の間隔をあけて、帯板1を
    包囲するインナーカバー18を設けて乾燥装置本
    体を構成し、該装置の後端側に不活性ガスの供給
    口5と該装置の前端側に排出口20を形成すると
    共に、該装置の前後端部にそれぞれ入側シール装
    置4、出側シール装置6を形成し、且つ入側シー
    ル装置に予熱された不活性ガスの供給口を設け、
    出側シール装置には予熱されないフレツシユな不
    活性ガスの供給口を形成し、一方、炉外に前記排
    出口20と連通したガス焼却装置8および熱交換
    器9を設けると共に、該熱交換器9と前記乾燥装
    置後端側の不活性ガス供給口5、入側シール装置
    の不活性ガス供給口とを連通せしめたことを特徴
    とする塗装帯板の誘導加熱式乾燥装置。
JP1987073724U 1987-05-19 1987-05-19 Expired - Lifetime JPH0545413Y2 (ja)

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JP1987073724U JPH0545413Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JPS63185483U JPS63185483U (ja) 1988-11-29
JPH0545413Y2 true JPH0545413Y2 (ja) 1993-11-19

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ID=30918310

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634873A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 Kawatetsu Kohan Kk 金属ストリツプの連続塗覆装ラインにおける誘導加熱炉

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634873A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 Kawatetsu Kohan Kk 金属ストリツプの連続塗覆装ラインにおける誘導加熱炉

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Publication number Publication date
JPS63185483U (ja) 1988-11-29

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