JPS6229102Y2 - - Google Patents

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JPS6229102Y2
JPS6229102Y2 JP17294481U JP17294481U JPS6229102Y2 JP S6229102 Y2 JPS6229102 Y2 JP S6229102Y2 JP 17294481 U JP17294481 U JP 17294481U JP 17294481 U JP17294481 U JP 17294481U JP S6229102 Y2 JPS6229102 Y2 JP S6229102Y2
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hot air
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steel plate
furnace
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JP17294481U
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JPS5878170U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は塗装鋼板の焼付装置に関する。
従来のこの種装置として、塗装鋼板に焼付を施
す焼付炉は、これに付帯する燃焼炉で熱せられた
熱風ガスを焼付炉に送り炉内鋼板に当て、そこか
らの溶剤ガスを含む排ガスを再び燃焼炉に導入し
て燃焼し、そこで発生する熱風を再び燃焼炉に送
つて循環再使用するようにしたものである。しか
しながら、この装置によると最大限に省エネルギ
ー対策をとつた設備即ち過剰空気の吹き込みを制
限し、酸素5%以下に管理した燃焼ガスを生成さ
せて使用するため、燃料および溶剤燃焼により生
成するH2Oの濃度が上がり、燃焼生成ガスの露点
が50℃以上になる欠点があつた。そして露点の高
い雰囲気ガス中で塗装鋼板の焼付けを行なう場
合、色調変化が生ずる現象が起きた。
本考案は上記問題を解決し、高露点雰囲気でも
色調変化を来たさないような塗装焼付装置を提供
することを目的とする。
従つて、本考案の大要は、焼付炉に入る塗装鋼
板の塗装表面の温度を、予め炉内露点との差が小
さく(例えば20℃以下)なるように加熱する予熱
装置を焼付炉の入口側端部に設けたことである。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづき説明
する。
第1,2図に示されたように、塗装焼付炉B
(炉内露点温度約55〜60℃)において発生した燃
焼ガスは、排ガス吸引フアンDを経て燃焼炉(リ
ツチヒユームインシネレーター)Cにて燃焼し、
そこで発生した燃焼ガスは焼付炉Bの熱風循環フ
アンを経て鋼板Aに当てられる。そこで生じた溶
剤ガスを含む排ガスは再度元の燃焼炉Cに送ら
れ、循環使用される。またそこで発生するガスの
一部は外気へ排出される構造となつている。
従つて排ガス吸引フアンDは燃焼炉Cと塗装焼
付炉Bの雰囲気ガスを循環させている。
さて、本考案では、前記焼付炉Bに入る塗装鋼
板Aの塗装表面の温度を、予め炉内露点との差が
20℃以下となるように加熱する予熱装置Eが、前
記焼付炉Bの入り口側端部に設けられている。該
予熱装置Eにおいて予熱室1が焼付炉Bの入り口
側に燃焼炉Bと直列状態に設けられ、その前壁1
1には鋼板入口11aが設けられる。この予熱室
1内には該鋼板に向つて上下より温風を吹き出す
温風吹き出し装置3が設けられている。該装置は
温風ダクト3aとそれに設けられた温風吹き出し
口3bとよりなる。
外気が前記予熱室1の鋼板入り口11aから入
り前記温風吹き出し装置3を避けた空間を通つて
その下側に至り、更に予熱室1の側壁12に設け
た鋼板の予熱用熱風排気口12aまで導くよう
に、前記予熱室1内にはその壁と温風吹き出し装
置3及び壁4aによつて形成された外気通路4が
形成される。そしてこの外気通路4の途中で前記
温風吹き出し装置3の下側には外気加熱器(熱交
換器)5が設けられている。
予熱室1の外側には、前記鋼板の予熱用熱風排
気口12aから前記温風吹き出し装置3へ予熱室
側壁を貫通して強制的に鋼板の予熱用熱風を送る
ようにダクト61と予熱炉用の熱風循環フアン6
2とよりなる鋼板の予熱用熱風循環装置6が設け
られている。
更に、上下温風吹き出しダクト3aで囲まれた
空間Fで鋼板Aの上流側端部には、該空間F内へ
鋼板入口11aからの外気が進入しないように、
エアシールノズル2aが設けられ、下流側端部に
は焼付炉Bからの高露点雰囲気ガスの進入を出来
るだけ防止するように、エアシールノズル2bが
設けられている。
また、前記温風吹き出し装置3と鋼板Aとで囲
まれる範囲で前記途装焼付炉Bの入口付近におけ
る前記予熱室1の側壁には排気出口12bが設け
られ、ここから排気フアンDを経て前記燃焼炉C
へ排気ガスを送るダクト排気装置7が設けられ
る。
また前記外気加熱器(熱交換器)5へ燃焼炉C
の高温燃焼ガスを通過させて焼付炉Bに還すよう
加熱媒体ダクト通路8が予熱室1の下部に設けら
れている。
以上において作動状態を説明する。燃焼炉Cの
高温燃焼ガス(約870℃)は外気加熱器5を通過
し、再び炉Bへ還される。一方、外気は鋼板入口
11aから予熱室1内に進入し、温風吹き出し装
置3と室壁との間に残された空間を通つて下方に
進み、外気通路4を通つて外気加熱器5に接触し
て加熱され、さらに加熱外気出口12aからダク
ト61、予熱炉用熱風循環フアン62によつて温
風吹き出し装置3に送られ、鋼板Aに向つて吹き
出される。この吹き出されたガスは予熱室1内を
上記過程で循環使用され、一部は排気出口12b
よりダクト7を経て前記燃焼炉Cに送られる。こ
の予熱室1によつて焼付炉Bに進入する鋼板の温
度が高くなり、焼付炉B(高露点)内で鋼板と露
点との温度差が小さくなつて、結露防止ができ
る。このため途装面の色差を小さく出来ることと
なつた。第3図にその実験結果を示す。
ここで、前記の如く温風吹き出し装置よりの温
風は循環フアン62で循環使用されるが、鋼板表
面の塗料よりの気化溶剤の濃度が高くなつて爆発
等の危険が生じるので、一部のガスを排気フアン
Dによつて燃焼Cに排出している。そして、これ
に見合うように外気が取り入れられる。しかして
この外気は鋼板入口側から進入し、外気加熱器
5、吹き出し装置3を経て、最后に鋼板出口側か
ら排出されることとなる。従つて、予熱室内の溶
剤濃度は鋼板入口側より出口側に至るに従い高く
なる。この為、加熱ガスの排気出口12bを鋼板
出口側に設けたことは、前記のような最も溶剤濃
度の高いガスを排出するとともに、隣接する焼付
炉から進入した高露点ガスを直ちに排出するため
である。
なお、前記外気の取入口として、予熱室前壁1
1に前記鋼板入口11aとは別個に設けられても
よく、予熱室の側壁12に設けられてもよい。ま
た前記外気加熱器5は予熱室Eの外側に設置さ
れ、それに直接に外気取入口が接続され、そこか
らの加熱外気を前記循環フアン62に導くように
してもよい。外気加熱器が予熱室内に設置された
場合、焼付炉Bの運転停止に伴い生じる大きな熱
膨張収縮により外気加熱器に間隙が生じてガスが
多小漏れても作業環境の悪化を来たすことがな
い。従つて、外気加熱器が安く製作できる。
外気加熱器5への熱媒体は焼付炉中のガス(約
240℃)を使つてもよく、更に、別個のバーナ等
による高温燃焼ガスを導いてもよい。しかしなが
ら前記の如く、燃焼炉C又は燃焼炉Bよりの排気
ガスにより間接加熱される場合、廃ガスの有効利
用が可能となり、省エネルギーに寄与することと
となる。
本考案は以上の如く、塗装焼付炉の鋼板入口側
端部に鋼板予熱装置が設けられたので、焼付炉に
入る塗装鋼板の塗装表面の温度と炉内露点との差
が小さくなり、このため焼付炉を出た鋼板の塗装
表面の色調変化を小さくおさえることが可能とな
つた。また、予熱室からの排気ガスの排出口は温
風吹出し装置と鋼板とで囲まれる範囲で焼付炉の
入口に接近して設けられているので、焼付炉より
進入した高露点雰囲気ガスを直ちに予熱室外へ排
出することができると共に、予熱室鋼板入口から
進入した外気を直接に温風吹出し区画に吸引する
ことが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断面図、第2図は
その−断面図、第3図は炉へ投入する鋼板の
板温と炉内露点との温度差と色差の関係を調査し
たグラフである。 A……鋼板、B……塗装焼付炉、C……燃焼
炉、D……フアン、E……予熱装置、1……予熱
室、11……前壁、11a……鋼板入口、12…
…側壁、12a……予熱用熱風排気口、12b…
…排気出口、2a,2b……エアシール、3……
温風吹出し装置、4……外気通路、5……外気加
熱器、6……鋼板予熱熱風循環装置、61……ダ
クト、62……循環フアン、7……排気装置、8
……加熱媒体通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 塗装鋼板に焼付を施す焼付炉中で、それに付
    帯するバーナーにて燃焼する熱風ガスを鋼板に
    当て、そこからの溶剤ガスを含む排ガスを別の
    燃焼炉に導入して燃焼し、そこで発生する熱風
    を再び焼付炉に送つて循環再使用するようにし
    た塗装焼付炉が設けられ、該塗装焼付炉の鋼板
    入口側端部に鋼板が通過する鋼板予熱室が設け
    られ、該予熱室内には鋼板に向つて温風を吹き
    出す温風吹き出し装置が設けられ、該温風吹き
    出し装置への温風を加熱する外気加熱器が前記
    予熱室の内側又は外側に設置され、前記予熱室
    の外側には、前記外気加熱器で加熱された外気
    を前記温風吹き出し装置へ予熱室側壁を貫通し
    て強制的に送るような鋼板予熱熱風循環装置
    と、前記温風吹き出し装置と鋼板とで囲まれる
    範囲で、前記塗装焼付炉の入口に接近して、前
    記予熱室の側壁に設けられた排気出口から前記
    燃焼炉へ前記温風吹き出し装置の吹き出したガ
    スの一部を送る排気装置とが設けられたことを
    特徴とする塗装鋼板の焼付装置。 (2) 前記予熱室内において、外気が前記予熱室入
    口から入り前記温風吹き出し装置を避けた空間
    を通つてその下側に至り、前記予熱室の側壁に
    設けた加熱外気出口まで導くように形成された
    外気通路と、該外気通路の途中で前記温風吹き
    出し装置の下側に位置した外気加熱器とが設け
    られたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の塗装鋼板の焼付装置。 (3) 前記外気加熱器への熱媒体として、前記燃焼
    炉よりの排ガスが導かれたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第2項記載の塗装鋼板の
    焼付装置。
JP17294481U 1981-11-19 1981-11-19 塗装鋼板の焼付装置 Granted JPS5878170U (ja)

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JP17294481U JPS5878170U (ja) 1981-11-19 1981-11-19 塗装鋼板の焼付装置

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Publication Number Publication Date
JPS5878170U JPS5878170U (ja) 1983-05-26
JPS6229102Y2 true JPS6229102Y2 (ja) 1987-07-25

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