JP2721370B2 - 塗料乾燥焼付炉の操業方法 - Google Patents

塗料乾燥焼付炉の操業方法

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JP2721370B2 JP29236388A JP29236388A JP2721370B2 JP 2721370 B2 JP2721370 B2 JP 2721370B2 JP 29236388 A JP29236388 A JP 29236388A JP 29236388 A JP29236388 A JP 29236388A JP 2721370 B2 JP2721370 B2 JP 2721370B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、塗料の乾燥焼付炉の操業方法に係わり、
特に有機溶剤塗布量が少なくてもインシネレータの燃料
使用量を削減できる塗料乾燥焼付炉の操業方法に関する
ものである。
<従来の技術> 従来、塗料の乾燥焼付炉の省エネルギーを考慮した操
業方法として特開昭61−50673号公報に開示された方法
がある。この方法の特徴を第2図により説明する。
通板材2はコータロール4で塗料を塗布されて乾燥焼
付炉6に通板される。インシネレータ8の焼却排ガスの
排出経路10Aには第1の熱交換器12が設けられている。
乾燥焼付炉6は第1の熱交換器12で加熱された清浄な加
熱空気を熱源として、塗料の乾燥焼付を行っている。第
1の熱交換器12に供給する空気はフィルター14で除塵さ
れた後、流量を調節するための空気流量調節弁16を経
て、ブロワ18で第1の熱交換器12へ導入される。加熱さ
れた清浄な加熱空気は経路20を経て流量調節弁22に供給
され、循環ブロワ24を介して乾燥焼付炉6に送給され塗
料の乾燥焼付を行う。また、インシネレータ8の焼却排
ガスの排出経路10Bには乾燥焼付炉6より排出される炉
排ガスを加熱する第2の熱交換器26が設けられている。
このようにインシネレータ8の焼却排ガスの排出経路
は第1の熱交換器12に接続される経路10Aと第2の熱交
換器26に接続される経路10Bの2系統に分岐されてい
る。経路10A内には第1の熱交換器12より排出される加
熱空気の温度を調節する連動弁28が設けられ、さらに経
路10B内にはインシネレータ8に供給される炉排ガスの
加熱温度を調節するための連動弁30が設けられている。
インシネレータ8の焼却排ガスは、第1の熱交換器12と
第2の熱交換器26で排熱を回収された後、合流し経路10
Cを経て煙突32から大気中に放散される。乾燥焼付炉6
の排ガスは乾燥焼付炉排ガスの排出経路34に設けられた
ブロワ36,流量計38,流量調節弁40,第2の熱交換器26を
経て加熱されインシネレータ8に供給される。また、イ
ンシネレータ8で炉排ガスを焼却するために燃料24が流
量計44,流量調節弁46を介してバーナ48に供給され燃焼
し、乾燥焼付炉6から供給される炉排ガスを加熱する。
以上説明したように、インシネレータ8の焼却排ガス
は有効に利用され、インシネレータ8で消費する燃料を
削減しているが、この従来法には次の如き欠点がある。
すなわち第2図に示す従来技術では、有機溶剤塗布量
が少ない場合は、インシネレータ8で焼却処理される乾
燥焼付炉6からの炉排ガス量が減少するので、インシネ
レータ8の焼却排ガスは、経路10Aを経て第1の熱交換
器12を介して乾燥焼付炉6へ供給される清浄な空気を加
熱するのにほとんど消費され、乾燥焼付炉6からインシ
ネレータ8へ供給される炉排ガスの加熱をするまでには
至らない。このため、インシネレータ8の燃料使用量が
増加すると共に第2の熱交換器26が有効利用できない。
仮に第2の熱交換器26を有効利用するため、乾燥焼付炉
6からインシネレータ8へ供給する炉排ガス量を必要以
上に増加させて、インシネレータ8の焼却排ガスで乾燥
焼付炉6からの炉排ガスを加熱してもインシネレータ8
で焼却する炉排ガス量が増加するので、結果としてイン
シネレータ8の燃料使用量は逆に多くなる。このため、
系としての熱効率が悪くなるのは避けられなかった。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は有機溶剤の塗布量が少ない場合でも、
インシネレータの燃料消費量を低減できる塗料乾燥焼付
炉の操業方法を提供することである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、塗料を付着させたストリップ又はシートを
乾燥焼付炉6に連続的又は断続的に通板し、発生した有
機溶剤蒸発ガスを含有する乾燥焼付炉排ガスを、インシ
ネレータ8へ導き、含有する有機溶剤蒸発ガスを燃料に
より焼却する塗料乾燥焼付炉の操業方法において、前記
インシネレータ8の焼却排ガスの排出経路50かつ前記乾
燥焼付炉排ガスの排出経路34に第1の熱交換器52を設け
ると共に、前記インシネレータ8の焼却排ガスの排出経
路50かつ前記第1の熱交換器52の下流側に第2の熱交換
器58を設け、前記第1の熱交換器52に、前記乾燥焼付炉
排ガスを送給し、前記インシネレータ8の焼却排ガスと
熱交換し加熱した後、当該加熱後の前記乾燥焼付炉排ガ
スのうち、前記乾燥焼付炉6内の有機溶剤蒸発ガス濃度
を安全上必要な濃度以下に保つために必要な量を、前記
インシネレータ8へ送給し、焼却処理する一方、前記加
熱後の前記乾燥焼付炉排ガスの残部を、前記第2の熱交
換器58によって加熱した清浄な加熱空気と混合し、再び
前記乾燥焼付炉6へ戻してストリップ又はシートの乾燥
焼付に使用することを特徴とする塗料乾燥焼付炉の操業
方法である。
<作 用> 第1図は本発明の操業方法の一実施例を説明する系統
図であるが、これに基づき本発明を説明する。
本発明に係る塗料乾燥焼付炉の操業方法では有機溶剤
の塗布量に関係なく、インシネレータ8の焼却排ガスの
排出経路50に設けた第1の熱交換器52で加熱する乾燥焼
付炉6からのガス量として、乾燥焼付炉6内の有機溶剤
蒸発ガス濃度を安全上必要な濃度以下に保つために必要
な乾燥焼付炉6からの炉排ガス量及び再び乾燥焼付炉6
へ戻してストリップ又はシートの乾燥焼付に使用する循
環ガス量の一部を合わせたガス量とし、これを加熱し
て、次いで前者はインシネレータ8で焼却するのでイン
シネレータの燃料使用量が少なくなる。また、後者は第
1の熱交換器52の下流側に設けた第2の熱交換器58によ
って加熱した清浄な加熱空気と混合し、乾燥焼付炉6の
温度をコントロールする流量調節弁22に供給され循環ブ
ロワ24を介して再び乾燥焼付炉6へ送給するので、イン
シネレータの燃焼排ガス顕熱を有効に回収することがで
きる。すなわち有機溶剤の塗布量が少なく、有機溶剤の
蒸発ガス量が少ない場合には、後者の循環ガス量を増や
すことができるので、燃焼排ガスの顕熱をさらに有効に
回収することができる。
再述すれば、本発明ではインシネレータ8の焼却排ガ
スの排出経路50には第1の熱交換器52が設けられ、ここ
で加熱された乾燥焼付炉6からの排ガスは、乾燥焼付炉
6内の有機溶剤蒸発ガス濃度を安全上必要な濃度以下に
保つために乾燥焼付炉6へ再循環させないガスと再び乾
燥焼付炉6へ戻してストリップ又はシートの乾燥焼付に
使用する循環ガスとに分けられる。前者の炉排ガスはイ
ンシネレータ8へ供給する量を流量調節弁54により調節
している。この調節は流量計56からの信号により行われ
る。また、後者、すなわち乾燥焼付炉6への循環ガスの
一部は第1の熱交換器52の下流側に設けた第2の熱交換
器58によって加熱された清浄な加熱空気と混合され、乾
燥焼付炉6の温度をコントロールする流量調節弁22に供
給され、循環ブロワ24を介して乾燥焼付炉6に送給され
塗料の乾燥焼付を行う。すなわち、乾燥焼付炉6から直
接循環ブロワ24へ供給する乾燥焼付炉6の循環ガス量は
第1の熱交換器52で加熱されて再び乾燥焼付炉6へ戻っ
た分少なくできる。
一方、第2の熱交換器58に供給する空気の除塵を行う
ため、フィルター14が設けられこの後段に清浄空気の流
量を調節するための空気流量調節弁16が設けられ、更に
該調節弁16よりの清浄空気を第2の熱交換器58へ導入す
るためのブロワ18が設けられている。またインシネレー
タ8の焼却排ガスは第1の熱交換器52と第2の熱交換器
58で排熱を回収された後、経路50を経て煙突32から大気
中に放散される。乾燥焼付炉6からのガス、すなわちイ
ンシネレータ8で焼却処理する炉排ガス及び乾燥焼付炉
6の循環ガスの一部を合わせたものは乾燥焼付炉排ガス
の排出経路34に設けられたブロワ36,流量計38,流量調節
弁40を経て、第1の熱交換器52に供給される。また、イ
ンシネレータ8で炉排ガスを焼却するために燃料42が流
量計44,流量調節弁46を介してバーナ48に供給され燃焼
し、乾燥焼付炉6から供給される炉排ガスを加熱する。
なお、上述した本発明の例では第1の熱交換器52で加
熱した乾燥焼付炉6への循環ガスの一部と第2の熱交換
器58によって加熱した清浄な加熱空気は混合して乾燥焼
付炉6の温度をコントロールする流量調節弁22に供給
し、循環ブロワ24を介して乾燥焼付炉6へ送給するよう
にしたが、乾燥焼付炉6の循環ガスの一部と加熱した清
浄な加熱空気は別々に流量調節して循環ブロワ24で乾燥
焼付炉6へ送給してもよい。この場合、乾燥焼付炉6の
温度コントロールは、前者の乾燥焼付炉6の循環ガスの
一部で行い、後者の加熱した清浄な加熱空気はインシネ
レータ8で焼却処理した炉排ガス量に見合う量を乾燥焼
付炉6へ供給するようにコントロールする。
<発明の効果> 本発明によれば、有機溶剤塗布量に関係なく、乾燥焼
付炉内の有機溶剤蒸発ガス濃度を安全上必要な濃度以下
に保つために必要な乾燥焼付炉からの炉排ガス量と再び
乾燥焼付炉へ戻してストリップ又はシートの乾燥焼付に
使用する循環ガス量を合わせたガス量をインシネレータ
の焼却排ガスの排出経路に設けた第1の熱交換器52によ
って加熱した後、前者はインシネレータで焼却できるの
で、インシネレータの燃料使用量を少なくすることがで
きる。また、後者は、第1の熱交換器の下流側に設けた
第2の熱交換器によって加熱された清浄な加熱空気と混
合され乾燥焼付炉の熱源として使用できるので、系とし
ての熱効率を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を説明する系統図、第2図
は、従来の操業方法を説明する系統図である。 2……通板材、6……乾燥焼付炉、 8……インシネレータ、12……第1の熱交換器、 14……フィルター、22……流量調節弁、 24……循環ブロワ、26……第2の熱交換器、 34……乾燥焼付炉排ガスの排出経路 48……バーナ、52……第1の熱交換器、 50……インシネレータの焼却排ガスの排出経路 58……第2の熱交換器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗料を付着させたストリップ又はシートを
    乾燥焼付炉(6)に連続的又は断続的に通板し、発生し
    た有機溶剤蒸発ガスを含有する乾燥焼付炉排ガスを、イ
    ンシネレータ(8)へ導き、含有する有機溶剤蒸発ガス
    を燃料により焼却する塗料乾燥焼付炉の操業方法におい
    て、前記インシネレータ(8)の焼却排ガスの排出経路
    (50)かつ前記乾燥焼付炉排ガスの排出経路(34)に第
    1の熱交換器(52)を設けると共に、前記インシネレー
    タ(8)の焼却排ガスの排出経路(50)かつ前記第1の
    熱交換器(52)の下流側に第2の熱交換器(58)を設
    け、前記第1の熱交換器(52)に、前記乾燥焼付炉排ガ
    スを送給し、前記インシネレータ(8)の焼却排ガスと
    熱交換し加熱した後、当該加熱後の前記乾燥焼付炉排ガ
    スのうち、前記乾燥焼付炉(6)内の有機溶剤蒸発ガス
    濃度を安全上必要な濃度以下に保つために必要な量を、
    前記インシネレータ(8)へ送給し、焼却処理する一
    方、前記加熱後の前記乾燥焼付炉排ガスの残部を、前記
    第2の熱交換器(58)によって加熱した清浄な加熱空気
    と混合し、再び前記乾燥焼付炉(6)へ戻してストリッ
    プ又はシートの乾燥焼付に使用することを特徴とする塗
    料乾燥焼付炉の操業方法。
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