JPH087286Y2 - 給気付塗装ブースの空調装置 - Google Patents

給気付塗装ブースの空調装置

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JPH087286Y2
JPH087286Y2 JP40253390U JP40253390U JPH087286Y2 JP H087286 Y2 JPH087286 Y2 JP H087286Y2 JP 40253390 U JP40253390 U JP 40253390U JP 40253390 U JP40253390 U JP 40253390U JP H087286 Y2 JPH087286 Y2 JP H087286Y2
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JP
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air
pipe
heater
gas
air conditioner
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鷹 修 一 宇
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給気付塗装ブースに空
調空気を送風する空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給気付塗装ブースは、空調装置からプレ
ナムチャンバに送風される空調空気を塗装室内に導入す
ると共に、その塗装室内から塗料ミストや蒸発有機溶剤
を含んだ空気を吸引排出して、塗装環境を良好に保つよ
うになっている。この塗装ブースに空調空気を送風する
空調装置は、外気を加熱するヒータとして、蒸気コイル
や電熱ヒータを使用するのが一般的であるが、これらは
設備費が嵩むという欠点があった。また、設備費を低減
するために、ガスバーナの燃焼ガスを外気の通路に配設
したパイプに開口する複数のノズルから吹き出すヒータ
を用いることもあるが(特開昭59−95324,同5
9−231339,実開昭59−80628)、全長1
00m以上もある大型の給気付塗装ブースに大風量の空
調空気を送風する場合は、ガスバーナの燃料消費量も膨
大となり、ランニングコストが著しく嵩むという欠点が
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、給気
付塗装ブースに空調空気を送風する空調装置の設備費と
ランニングコストを大幅に低減させることを技術的課題
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本考案による空調装置は、給気付塗装ブースに送風
するファンの吸引力でギャラリから導入された外気を加
熱する熱風を吹き出すヒータが設けられ、当該ヒータに
熱風を供給する配管が、給気付塗装ブースの排気に含ま
れた可燃性物質を燃焼分解させる脱臭装置から高温の脱
臭ガスが排出される配管に接続されていることを特徴と
する。
【0005】
【作用】本考案によれば、給気付塗装ブースの排気に含
まれた有機溶剤や塗料樹脂等の可燃性物質を燃焼分解さ
せる脱臭装置から排出される高温の脱臭ガスを、空調装
置のヒータに供給し、そのヒータから外気を加熱する熱
風として吹き出させる。これにより、空調装置のヒータ
は、熱風を吹き出す構造のみを有すれば足り、熱風を生
じさせるガスバーナを設ける必要がないので、空調装置
の設備費が低減されると同時に、ガスバーナの燃料費が
不要になってランニングコストも著しく低減される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面によって具体的
に説明する。図1は本考案による空調装置の第一実施例
を示すフローシート図、図2はその第二実施例の要部を
示すフローシート図である。
【0007】本例に示す空調装置1は、給気付塗装ブー
ス2に空調空気を送風するファン3の吸引力によってギ
ャラリ4から導入された外気をロールフィルタ5で除塵
し、その除塵された外気を加湿器6で調湿すると共に、
ヒータ7で調温するようになっている。
【0008】ヒータ7は、外気の通路に複数のノズル8
から熱風を吹き出すパイプ又はダクト9で成り、当該ダ
クト9に熱風供給ファン10を介装した配管11が接続
されると共に、当該配管11が、塗装ブース2の排気に
含まれた塗料樹脂や有機溶剤等の可燃性物質を燃焼分解
させる直燃式又は触媒燃焼式の脱臭装置12から高温の
脱臭ガスが排出される配管13の途中に分岐接続されて
いる。
【0009】脱臭装置12から脱臭ガスを排出する配管
13は、塗装ブース2内から排気ダクト14の排気ファ
ン15で排出される排気中に含まれた塗料樹脂や有機溶
剤等の可燃性物質を活性炭やゼオライト等に吸着させて
捕集するロータ16に接続され、当該配管13に介装し
たファン17によって供給される高温の脱臭ガスをロー
タ16内に通して、その脱臭ガスでロータ16に吸着さ
れた可燃性物質を脱離させるようになっている。そし
て、ロータ16から脱離した可燃性物質を高濃度で含む
ガスが、配管18に介装されたファン19で脱臭装置1
2に供給されて、そのガスに含まれた可燃性物質が燃焼
分解される。なお、配管13と配管18との間には、配
管18を通じて脱臭装置12に供給されるガスを、当該
脱臭装置12から排出される高温ガスとの熱交換によっ
て予熱する熱交換器20が介装されている。また、配管
13には、ロータ16に供給する脱臭ガスの温度を調節
するために新鮮空気を供給する給気口21が設けられて
いる。
【0010】また、配管13に接続したヒータ7の配管
11と排気ダクト14との間には、その排気ダクト14
を通じて排出される排気中からロータ16によって可燃
性物質を吸着除去した清浄な空気を配管11に供給する
温度調節用の配管22が接続され、当該配管22に風量
調節ダンパ23が介装されている。
【0011】しかして、ロータ16で捕集した可燃性物
質を燃焼分解させる脱臭装置12から配管13を通じて
排出される清浄な高温脱臭ガスの一部を、配管11に介
装されたファン10でその配管11内に吸引して、空調
装置1内に設置されたヒータ7のダクト9に供給し、そ
のダクト9に設けられた複数のノズル8から熱風となっ
て吹き出させる。これにより、その熱風が空調装置1内
に導入された外気と混合されて、その外気が加熱され
る。また、配管11と排気ダクト14との間に接続した
配管22に介装されている風量調節ダンパ23を開閉制
御して、配管13から配管11を通じてヒータ7に供給
される脱臭ガスの温度を調節することにより、外気の加
熱温度が調節される。したがって、ヒータ7には熱風を
発生させるガスバーナを設ける必要がないので、空調装
置1の設備費が低減され、ランニングコストも著しく低
減される。また、補助的にガスバーナを設けることがあ
っても、その燃料費が大幅に低減する。
【0012】なお、ヒータ7の配管11が接続される配
管13は、脱臭装置12から排出される高温の脱臭ガス
を、ロータ16に供給せずに、そのまま大気中に放出す
るようになっていてもよい。また、本考案に係る脱臭装
置も、排気ダクト14を通じて塗装ブース2内から排出
される排気がロータ16を介さずにそのまま供給され
て、その排気中に含まれた可燃性物質を直接燃焼分解す
るようになっていてもよい。
【0013】また、本考案は、図2に示すように、ヒー
タ7に、給気口24から吸引した新鮮空気を供給するフ
ァン25が介装された配管26を接続すると共に、その
配管26と、脱臭装置12から高温の脱臭ガスを排出す
る配管13との間に熱交換器27を介装させて、配管1
3から排出される脱臭ガスとの熱交換で間接加熱された
新鮮空気がヒータ7のノズル8から熱風となって吹き出
されるようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、給
気付塗装ブースに空調空気を送風する空調装置のヒータ
が、公害防止のために給気付塗装ブースの排気に含まれ
た可燃性物質を燃焼分解させる脱臭装置から排出される
脱臭ガスの熱風や、その脱臭ガスとの熱交換で間接加熱
された熱風を吹き出して、外気を加熱するようになって
いるので、ガスバーナの燃焼ガスで外気を加熱する場合
などに比較して空調装置の設備費とランニングコストが
大幅に低減されるという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による空調装置の第一実施例を示すフロ
ーシート図。
【図2】本考案による空調装置の第二実施例の要部を示
すフローシート図。
【符号の説明】
1・・・空調装置 2・・・給気付塗装ブース 3・・・ファン 4・・・ギャラリ 7・・・ヒータ 11・・・ヒータに熱風を供給する配管 12・・・脱臭装置 13・・・脱臭装置から高温の脱臭ガスを排出する配管 26・・・配管 27・・・熱交換器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気付塗装ブース(2)に送風するファ
    ン(3)の吸引力でギャラリ(4)から導入された外気
    を加熱する熱風を吹き出すヒータ(7)が設けられ、当
    該ヒータ(7)に熱風を供給する配管(11)が、給気付
    塗装ブース(2)の排気に含まれた可燃性物質を燃焼分
    解させる脱臭装置(12)から高温の脱臭ガスが排出され
    る配管(13)に接続されていることを特徴とする給気付
    塗装ブースの空調装置。
  2. 【請求項2】 給気付塗装ブース(2)に送風するファ
    ン(3)の吸引力でギャラリ(4)から導入された外気
    を加熱する熱風を吹き出すヒータ(7)が設けられ、当
    該ヒータ(7)に、給気付塗装ブース(2)の排気に含
    まれた可燃性物質を燃焼分解させる脱臭装置(12)から
    排出される高温の脱臭ガスとの熱交換で加熱された新鮮
    空気を供給する配管(26)が接続されていることを特徴
    とする給気付塗装ブースの空調装置。
JP40253390U 1990-12-28 1990-12-28 給気付塗装ブースの空調装置 Expired - Fee Related JPH087286Y2 (ja)

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JP2010054177A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Honda Motor Co Ltd 静圧制御装置

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JP5318446B2 (ja) * 2008-04-11 2013-10-16 高砂熱学工業株式会社 外気取入システム
JP5147653B2 (ja) * 2008-11-17 2013-02-20 トリニティ工業株式会社 塗装ブースの排気除湿リサイクル空調システム

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