JPH0319962Y2 - - Google Patents

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JPH0319962Y2
JPH0319962Y2 JP1985198748U JP19874885U JPH0319962Y2 JP H0319962 Y2 JPH0319962 Y2 JP H0319962Y2 JP 1985198748 U JP1985198748 U JP 1985198748U JP 19874885 U JP19874885 U JP 19874885U JP H0319962 Y2 JPH0319962 Y2 JP H0319962Y2
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furnace body
circulation duct
burner
drying oven
circulation
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  • Tunnel Furnaces (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車々体等の被塗装物の表面に形
成された塗装皮膜を焼付・硬化させるに適した直
接加熱方式の塗装乾燥炉に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車々体等の被塗装物の表面に形成さ
れた塗装皮膜を焼付・硬化させる際には、第3図
に示すような直接加熱方式の塗装乾燥炉が利用さ
れている。
第3図において、50は塗装乾燥炉であつて、
この塗装乾燥炉50は炉体51がトンネル状に形
成され、その一方は入口51aとされており、他
方は出口51bとされている。また、炉体51の
底部中央には炉体51の入口51aから出口51
bの方向に向けてコンベア52が敷設されてお
り、その上面には塗装皮膜が形成された被塗装物
Wを載置して移送する台車53に掛け止めするド
グ54が間隔を有して複数個設けられている。そ
して、このコンベア52の両側方にはレール55
が設けられており、台車53を載置して案内する
ようになつている。
また、炉体51の上部外側にはコの字形々状に
形成された循環ダクト56が配設されており、そ
の一端は炉体51の入口51a側に開放され、他
端は炉体51の出口51b側に開放されている。
さらに、この循環ダクト56の外側上流側には加
熱用のバーナ57が設けられており、そのノズル
57aは循環ダクト56内に位置されている。
また、バーナ57には燃料供給源(図示せず)
に通ずる供給管58と燃焼用空気を取り入れる供
給ダクト59とが接続されており、供給ダクト5
9の途中にはブロア60が設けられ、先端部には
フイルタ61が設けられている。
また、循環ダクト56のバーナ57の下流側に
はフイルタ62と循環フアン63が順次設けられ
ており、その下流側には途中にダンパ64が設け
られている排気ダクト65が接続されている。
そして、コンベア52によつて移送されてくる
台車53上の被塗装物Wに形成された塗装皮膜を
焼付・硬化させる際には、供給管58と供給ダク
ト59からバーナ57に所定量の燃料と空気を供
給して燃焼させ、得られた加熱空気を循環フアン
63によつて循環ダクト56から炉体51内に供
給するとともに、炉体51内の空気を循環ダクト
56内に供給して加熱空気と混合して再び炉体5
1内に供給・循環させて所定の温度に維持する。
この状態で、台車53上の被塗装物Wを炉体5
1内に通過させて塗装皮膜を焼付・硬化させるよ
うになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような塗装乾燥炉において
は、被塗装物Wに形成された塗装皮膜を焼付・硬
化する際に、塗装皮膜の中の低分子化した樹脂お
よび溶剤が蒸発して炉体51内および循環ダクト
56内を循環する。このため、低分子化した樹脂
および溶剤が循環中にバーナ57の火炎に接触し
て酸化されて酸化物として生成する。そして、こ
の酸化物は被塗装物に形成された塗装皮膜に吸収
されやすい性質を有しているために塗装皮膜を変
色させることはもとより、酸化物が炉体51およ
び循環ダクト56の壁面に付着して飛散し、これ
が塗装皮膜に付着してブツ等の塗装不良を発生さ
せる不具合がある。
従つて、この考案は、上記の不具合を解消する
ためになされたもので、循環ダクトにバーナの火
炎の周囲を囲むように断熱性材料の筒状部材を設
けることによつて、低分子化した樹脂がバーナの
火炎に接触するのを防ぎ、酸化物の生成を防止す
るとともに、変色、ブツ等の塗装不良の発生を防
止することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案に係る直接加熱方式の塗装
乾燥炉においては、両端が開放された炉体の外側
に、両端が炉体内に開放する循環ダクトを設ける
とともに、この循環ダクトの途中に加熱用のバー
ナを設け、この加熱用のバーナで得られた加熱空
気を炉体内および循環ダクトに循環させて被塗装
物の塗装皮膜を焼付・硬化させる直接加熱方式の
塗装乾燥炉であつて、前記循環ダクトにバーナの
火炎の周囲を囲んで循環空気を遮る断熱材料の筒
状部材を設けたものである。
そして、断熱性材料の筒状部材としては、例え
ばケイ酸質、粘度質、高アルミナ質、マグネシア
質等の耐火物、高シリカ、ホウケイ酸等からなる
ガラス、窒化物、ホウ化物、炭化物等の非酸化物
系セラミツクス、マグネシア焼結体、ジルコニア
焼結体、アルミナ焼結体、コージライト焼結体等
の酸化物系セラミツクスを挙げることができる。
〔作用〕
かかる、直接加熱方式の塗装乾燥炉において、
被塗装物に形成された塗装皮膜を焼付・硬化させ
る際には、加熱用のバーナによつて得られた加熱
空気を循環ダクトから炉体内に供給・循環させて
所定の温度に維持するとともに、塗装皮膜の形成
された被塗装物を炉体内に通過させて、その塗装
皮膜を焼付・硬化させる。
その際、塗装皮膜中から低分子化した樹脂が蒸
発して炉体内および循環ダクト内を循環するが、
加熱用のバーナの周囲には断熱性材料からなる筒
状部材が設けられているので、循環空気とともに
循環する低分子化した樹脂が遮られ、バーナの火
炎に接触することが制御されて酸化物の生成が防
止される。これによつて、被塗装物に形成されて
いる塗装皮膜の変色、ブツ等の塗装不良の発生も
防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る直接加熱方式の塗装乾燥
炉を説明する一部破断正面図、第2図は第1図の
−線に沿つた断面図である。
第1図および第2図において、1は塗装乾燥炉
であつて、この塗装乾燥炉1は炉体2がトンネル
状に形成されており、その両端は開放されてい
る。そして、その一方は入口2aとされており、
他方は出口2bとされている。
また、炉体2の底部中央には炉体2の入口2a
から出口2bの方向に向けてコンベア3が敷設さ
れており、その上面にはドグ4が間隔を有して複
数個設けられている。そして、このドグ4は塗装
皮膜の形成された被塗装物Wを載置する台車5の
後部に掛け止めして移送させるようになつてい
る。さらに、コンベア3の両側方にはコンベア3
と間隔を有してレール6が敷設されており、台車
5を載置して案内するようになつている。
また、炉体1の上部外側にはコの字形々状に形
成された循環ダクト7が配設されており、その一
端は炉体2の入口2a側に開放され、他端は炉体
2の出口2b側に開放されている。さらに、この
循環ダクト7の外側上流側には加熱用のバーナ8
が設けられており、そのノズル8aは循環ダクト
7側に向けられている。
また、バーナ8にはガス、重油等の燃料供給源
(図示せず)に通ずる供給管9と燃焼用空気を取
り入れる供給ダクト10とが接続されており、供
給ダクト10の途中には空気供給用のブロア11
が設けられ、先端部にはフイルタ12が設けられ
ている。そして、空気供給用のブロア11が作動
した際に、フイルタ12を通過した清浄な燃焼用
空気がバーナ8に供給されるとともに、供給管9
から燃料がバーナ8に供給されて燃焼される。こ
れによつて、加熱空気が循環ダクト7に供給され
るようになつている。
また、循環ダクト7の下流側にはフイルタ13
および循環フアン14が間隔を有して順次設けら
れており、その下流側には途中にダンパ15が設
けられている排気ダクト16が接続されている。
そして、循環フアン14が作動した際に、循環ダ
クト7に供給された加熱空気と炉体2内の空気が
炉体2内および循環ダクト7内を循環して、炉体
2内が所定の温度に維持されるようになつてい
る。
また、循環ダクト7のバーナ8の前部にはアル
ミナ焼結体の酸化物系セラミツクスから円筒状に
形成された筒状部材17が設けられており、バー
ナ8のノズル8aからの火炎Hの周囲を囲むよう
になつている。そして、この筒状部材17は長さ
が循環ダクト7の内側幅よりもやや小さくされて
おり、循環ダクト7内を循環する高温空気の循環
には支障のないようになつている。
また、供給管9の途中にはバーナ8に供給され
る燃料の供給量を調節するバルブ18が設けられ
ており、その近傍にはバルブ18の開閉度合を調
整する調整器19が配設され、信号線20aによ
つてバルブ18に接続されている。さらに、炉体
2の入口2a側には炉体2内の温度を検知する温
度センサ21が設けられており、信号線20bに
よつて調整器19に接続されている。そして、温
度センサ21で炉体2内の温度が常時検知されて
おり、炉体2内の温度が設定温度よりも低い場合
には調整器19からの信号に基づいてバルブ18
の開度が大きくされてバーナ8に供給される燃料
の供給量が多くされ、炉体2内の温度が設定温度
よりも高い場合には調整器18からの信号に基づ
いてバルブ18の開度が小さくされてバーナ8に
供給される燃料の供給量が少なくされるようにな
つている。
上記のように構成された塗装乾燥炉1におい
て、被塗装物Wに形成された塗装皮膜を焼付・硬
化させる際には、供給管9および供給ダクト10
からバーナ8に所定量の燃料と空気を供給して燃
焼させ、得られた加熱空気を循環フアン14によ
つて循環ダクト7から炉体2内に供給するととも
に、炉体2内の空気を循環ダクト7内に供給して
加熱空気と混合して再び炉体2内に供給する。そ
して、炉体1および循環ダクト7の加熱空気を循
環させ、炉体1内を所定の温度に維持する。
この状態で、塗装皮膜の形成された被塗装物W
を台車5に載置してコンベア3で炉体2内に通過
させて、塗装皮膜を焼付・硬化させる。
その際、塗装皮膜中から低分子化した樹脂およ
び溶剤が蒸発して炉体2内および循環ダクト7内
を循環するが、加熱用のバーナ8の周囲には筒状
部材17が設けられているので、循環する加熱空
気とともに循環する低分子化した樹脂および溶剤
が遮られ、バーナ8の火炎Hに接触することが抑
制されて酸化物の生成が防止される。これによつ
て、被塗装物Wに形成されている塗装皮膜の変
色、ブツ等の塗装不良の発生も防止される。
また、従来は塗装皮膜の変色、ブツ等の原因と
なる酸化物の量を少なくするために、炉体2内か
ら多量の高温空気を系外に排気していたが、これ
を少なくすることができ、排気熱の損失を大幅に
低減することができる。
さらに、排気熱の損失を大幅に低減することが
できるため、塗装皮膜を焼付・硬化するためのコ
ストを低減することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る直接器熱方
式の塗装乾燥炉においては、循環ダクトにバーナ
の火炎を囲むように断熱性材料の筒状部材を設け
たから、低分子化した樹脂がバーナの火炎に接触
することがないので、塗装皮膜に悪影響をおよぼ
す酸化物の生成を防止することができる効果があ
る。
また、本考案に係る直接加熱方式の塗装乾燥炉
においては、酸化物の生成が防止されることによ
つて、塗装皮膜の変色、ブツ等の塗装不良の発生
を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る直接加熱方式の塗装乾燥
炉を説明する一部破断正面図である。第2図は第
1図の−線に沿つた断面図である。第3図は
従来の直接加熱方式の塗装乾燥炉を説明する一部
破断正面図である。 1……塗装乾燥炉、2……炉体、7……循環ダク
ト、8……バーナ、9……供給管、10……供給
ダクト、13……フイルタ、14……循環フア
ン、17……筒状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端が開放された炉体2の外側に、両端が炉体
    2内に開放する循環ダクト7を設けるとともに、
    この循環ダクト7の途中に加熱用のバーナ8を設
    け、この加熱用のバーナ8で得られた加熱空気を
    炉体2内および循環ダクト7に循環させて被塗装
    物の塗装皮膜を焼付・硬化させる直接加熱方式の
    塗装乾燥炉であつて、前記循環ダクト7にバーナ
    8の火炎Hの周囲を囲んで循環空気を遮る断熱性
    材料の筒状部材17を設けたことを特徴とする直
    接加熱方式の塗装乾燥炉。
JP1985198748U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH0319962Y2 (ja)

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JP1985198748U JPH0319962Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JP1985198748U JPH0319962Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JPS62106677U JPS62106677U (ja) 1987-07-08
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JP5339319B2 (ja) * 2006-03-31 2013-11-13 一般財団法人電力中央研究所 加熱処理装置及び加熱処理方法

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JPS62106677U (ja) 1987-07-08

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