JPH0125276Y2 - - Google Patents

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JPH0125276Y2
JPH0125276Y2 JP1984110896U JP11089684U JPH0125276Y2 JP H0125276 Y2 JPH0125276 Y2 JP H0125276Y2 JP 1984110896 U JP1984110896 U JP 1984110896U JP 11089684 U JP11089684 U JP 11089684U JP H0125276 Y2 JPH0125276 Y2 JP H0125276Y2
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JP
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heating furnace
direct heating
drying
furnace
direct
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JP1984110896U
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JPS6127095U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塗装された各種被塗物を乾燥するため
の塗装用乾燥炉に関し、特にその複数の加熱炉の
バーナの点火順序を制御するようにした乾燥炉に
関する。
(従来技術) 従来、例えば自動車製造工場において塗装済み
の自動車ボデーを乾燥する塗装用加熱炉がある
(例えば実開昭53−16971号公報参照)。一方、塗
装用加熱炉では、トロリーコンベアで搬送される
自動車ボデーをケーシングで覆われたトンネル状
の乾燥炉内を通過させながら乾燥するようになつ
ていて、塗装直後の自動車ボデーに埃が付着しな
いように乾燥炉の搬入口側には間接加熱炉が配設
され、そのライン下流側には中間部の直接加熱
炉、搬出口側の直接加熱炉が順に配設されてい
る。上記間接加熱炉では塗装直後の自動車ボデー
に熱風を直接吹き付けることなく輻射熱と加熱空
気により約190℃の温度で乾燥後、直接乾燥炉で
は自動車ボデーに約190℃の熱風を直接吹きつけ
て乾燥する。
ところで、上記塗装用乾燥炉の起動時には、間
接加熱炉ではその熱量の一部が外部に大きく開口
している搬入口から放熱されること、また直接加
熱炉と比較して加熱効率が低いことから、約190
℃の加熱温度に達するのに中間部の直接加熱炉よ
りも約20分も多く時間がかかり、また搬出口側の
直接加熱炉ではその熱量の一部が外部に大きく開
口している搬出口から放熱されることから、約
190℃の乾燥温度に達するのに中間部の直接加熱
炉よりも多く時間がかかる。
そのため、乾燥炉の起動時に全部の加熱炉を同
時に起動させると、間接加熱炉や搬出口側の直接
加熱炉が所定の乾燥温度に達し自動車ボデーの乾
燥を開始するまで、中間部の直接加熱炉では約20
分間、搬出口側の直接加熱炉では約10分間もの間
無駄に加熱することになりエネルギーロスが大き
かつた。
(考案の目的) 本考案は上記諸欠点に鑑みてなされたもので、
加熱炉の全部の加熱炉が同時に所定の乾燥温度に
達し、エネルギーロスのないような塗装用乾燥炉
を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の塗装用乾燥炉は、塗装された被塗物を
搬送しながら乾燥する乾燥炉を搬入口側の間接加
熱炉と中間部の直接加熱炉と搬出口側の直接加熱
炉とで直列状に構成し、乾燥炉の起動時に上記の
全部の加熱炉が同時に略所定の乾燥温度に達する
ように、搬入口側の間接加熱炉、搬出口側の直接
加熱炉、中間部の直接加熱炉の順に各加熱炉のバ
ーナが点火するように各加熱炉の点火タイミング
を設定するタイマーを備えた制御装置を設けたも
のである。
(考案の効果) 本考案は、以上の構成のように、塗装用乾燥炉
の全ての乾燥炉がその起動時に同時に略所定の乾
燥温度に達するように、制御装置のタイマーで搬
入口側の間接加熱炉、搬出口側の直接加熱炉、中
間部の直接加熱炉の順に各加熱炉のバーナーに点
火するようにしたので、間接加熱炉の温度上昇を
待ちながら、中間部の直接加熱炉や搬出口側の直
接加熱炉を無駄に加熱することがなくなるため、
エネルギーロスを解消することができる。
(実施例) 以下、本考案を自動車製造工場における塗装さ
れた自動車ボデーを乾燥する乾燥炉に適用した場
合の実施例について図面に基いて説明する。
この塗装用乾燥炉は、第1図に示すように塗装
工程から搬送されて来た塗装後の自動車ボデー1
をトリーコンベア2でトンネル状の乾燥炉内を搬
送しながら乾燥するようにしたものであつて、搬
入口側の間接加熱炉3と、中間部の直接加熱炉4
と、搬出口側の直接加熱炉5とで構成される。
各加熱炉3,4,5のケーシング6は連続した
トンネル状に形成され、加熱空気が外部へ逃げな
いように、搬入口7側のケーシング6及び搬出口
8側のケーシング6は共に端部に向つて下り勾配
に形成され、このケーシング6の上面にそつてト
ロリーコンベア2のガイドレール2aが架設され
ており、ガイドレール2aに懸吊されたハンガー
2bはケーシング6の上面中央の開口隙間9を介
してケーシング6内に臨み、ハンガー2bに支持
された自動車ボデー1は搬入口7側から搬入され
搬出口8の方向へ連続的に搬送されるようになつ
ている。
上記間接加熱炉3は、第1図・第2図に示すよ
うにケーシング6内で搬送空間の両側に配設され
た金属製の熱風循環箱10の入口10aに供給さ
れた約190℃の熱風を出口10b側へ循環させ、そ
の輻射熱と加熱された搬送空間内の空気とで車体
ボデー1を加熱するようにしたもので、上記熱風
を供給するため上記入口10aと出口10bとに
接続されたダクト11にはバーナ12とバーナブ
ロア13とが介装され、都市ガス等を燃焼させて
得られる燃焼ガスがバーナブロア13でダクト1
1を介して熱風循環箱10の入口10aへ加圧供
給され、自動車ボデー1の間接加熱に供された燃
焼ガスはダクト11を介してバーナ12へ至り、
その一部は外部へ放出され残りの大部分は新気を
加えて燃焼させた燃焼ガスと共にバーナブロア1
3で再び熱風循環箱10へ供給されるようになつ
ている。
尚、符号14は熱風の温度を検出し制御する温
度コントローラで、検出温度が設定温度(例えば
190℃)以上になるとバーナ12へバーナ停止信
号を送りバーナ12の燃焼を停止させるようにし
たものである。
次に、上記間接加熱炉3のライン下流側に設け
られた中間部の直接加熱炉4は、2組の直接加熱
炉4A,4Bからなり、各加熱炉4A,4Bは第
1図・第3図に示すようにケーシング6内で搬送
空間の下側と両側に配設された金属製の熱風吹出
箱15の熱風吹出口から約190℃の熱風を吹出し、
その熱風で自動車ボデー1を直接加熱した後、搬
送空間の上側に設けられた熱風吸入箱16の吸入
口から吸入するようにしたもので、上記熱風を供
給するための上記熱風吹出箱15と熱風吸入箱1
6とに接続されたダクト17には前記間接加熱炉
3と同様にバーナ18とバーナブロア19とが介
装され、バーナ18の燃焼ガスはバーナブロア1
9でダクト17を介して熱風吹出箱15へ加圧供
給され、熱風吸入箱16へ吸入された熱風はダク
ト17を介してバーナ18へ至り新気を加えて燃
焼させた燃焼ガスと共にバーナブロア19で再び
熱風吹出箱15へ供給されるようになつている。
尚、符号14aは熱風吸入箱16からダクト17
へ還流される熱風の温度を約190℃の設定温度に
保つための温度コントローラである。
次に、搬出口8側に設けられる直接加熱炉5
は、上記直接加熱炉4の1組の加熱炉4Aまたは
4Bと同様に構成される。
ところで、上記塗装用乾燥炉の起動時には、間
接加熱炉3ではその熱量の一部が外部に大きく開
口している搬入口7から放熱されることまた直接
加熱炉4,5と比較して加熱効率が低いことか
ら、約190℃の加熱温度に達するのに中間部の直
接加熱炉4よりも約20分も多く時間がかかり、ま
た搬出口8側の直接加熱炉5ではその熱量の一部
が外部に大きく開口している搬出口8から放熱さ
れることから、約190℃の乾燥温度に達するのに
中間部の直接加熱炉よりも約10分多く時間がかか
る。
そこで、加熱炉の起動時に上記間接加熱炉3、
中間部の直接加熱炉4及び搬出口側の直接加熱炉
5の各バーナ12,18,18の点火時期を制御
して全部の加熱炉3,4,5が同時に略所定の設
定温度(例えば190℃)に達するようにするため
の次のような制御装置20が設けられる。
即ち、上記制御装置20は、全起動スイツチ2
1と、全起動スイツチ21から各加熱炉3,4,
5のバーナ12,18,18へ点火信号を送る出
力ライン22に介装された遅れタイマー23,2
4,25とから構成され、各タイマー23,2
4,25の遅れ設定時間は例えば0分、20分、10
分と設定され、全起動スイツチ21をONすると
間接加熱炉3のバーナ12は遅れ時間なしに点火
され、搬出口8側の直接加熱炉5のバーナ18は
10分の遅れ時間で点火され、中間部の直接加熱炉
4のバーナ18は20分の遅れ時間で点火されるよ
うになつている。
もつとも、夏期と冬期では温度上昇の遅れ時間
も異なるので、タイマー23,24,25の遅れ
時間を適宜設定可能にしておくことが望ましい。
また、間接加熱炉3のバーナ12の点火時期は
遅らす必要がないので、タイマー23は省略可能
である。
但し、タイマー23を設ける場合には、例えば
昼食時の休憩時間が60分のとき、タイマー23、
タイマー24、タイマー25の遅れ設定時間を
各々40分、60分、50分に設定するとともに、休憩
開始時に全起動スイツチ21をOFFにした後ON
にしておくと、休憩時間中に各バーナ12,1
8,18が順々に点火され休憩終了時に全部の加
熱炉3,4,5が同時に略所定の乾燥温度に達す
るようにも制御することが出来る。
上記塗装用乾燥炉の作動について説明する。
先ず、乾燥炉の起動時に全起動スイツチ21を
入れると、タイマー23の遅れ設定時間は0分な
ので間接加熱炉3のバーナ12は直ちに点火され
て間接加熱炉3が加熱され始め、その後タイマー
25の所定の設定時間(例えば約10分)経過後に
は搬出口8側の直接加熱炉5のバーナ18が点火
されてこの直接加熱炉5が加熱され始め、最後に
全起動スイツチ21を入れてからタイマー24の
所定の設定時間(例えば約20分)経過後には中間
部の2組の直接加熱炉4A,4Bのバーナ18,
18が点火されてこれら加熱炉4A,4Bが加熱
され始める。そして、上記中間部の直接加熱炉4
A,4Bのバーナ18,18への点火時点から短
時間だけ経過すると全ての加熱炉3,4,5の乾
燥温度が同時に略所定温度(約190℃)に達する
ことになるので、その時点からトロリーコンベア
2を起動させて自動車ボデー1の乾燥が開始され
ることになる。自動車ボデー1は搬入口7から乾
燥炉内へ搬入され搬送されながら、間接加熱炉
3、中間部の直接加熱炉4及び搬出口8側の直接
加熱炉5で順々に加熱され、搬出口8より送り出
される。
上記乾燥炉の稼働中には各温度コントローラ1
4,14aにより各加熱炉3,4,5の乾燥温度
が検出されそれが所定温度となるようにバーナ1
2,18,18が制御される。
上記実施例の塗装用乾燥炉によれば、タイマー
23,24,25を主体とする極めて簡単な制御
装置20により、乾燥炉の起動時に乾燥炉を構成
する加熱炉3,4,5に順々に点火することによ
り全部の加熱炉3,4,5が同時に略所定の乾燥
温度に達するように制御できるから、従来中間部
の直接加熱炉4や搬出口8側の直接炉5で待ち時
間の間無駄に燃していた燃料を節約できる。
しかも、制御装置20のタイマー23,24,
25の設定如何で始業時には乾燥炉が所定の乾燥
温度に達するようにも制御することができる。
尚、上記塗装用乾燥炉は、自動車ボデー1以外
の各種の被塗物の為の乾燥炉にも適宜適用し得る
ものである。また、タイマーも時計式やコンデン
サーと半導体を用いたものなど種々の形式のもの
が利用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
全体構成図、第2図は間接加熱炉の概略縦断面
図、第3図は直接加熱炉の概略縦断面図である。 1……自動車ボデー、3……搬入口側の間接加
熱炉、4……中間部の直接加熱炉、5……搬出口
側の直接加熱炉、7……搬入口、8……搬出口、
12,18……バーナ、20……制御装置、2
3,24,25……タイマー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装された被塗物を搬送しながら乾燥する乾燥
    炉を搬入口側の間接加熱炉と中間部の直接加熱炉
    と搬出口側の直接加熱炉とで直列状に構成し、乾
    燥炉の起動時に上記の全部の加熱炉が同時に略所
    定の乾燥温度に達するように、搬入口側の間接加
    熱炉、搬出口側の直接加熱炉、中間部の直接加熱
    炉の順に各加熱炉のバーナが点火するように各加
    熱炉の点火タイミングを設定するタイマーを備え
    た制御装置を設けたことを特徴とする塗装用乾燥
    炉。
JP11089684U 1984-07-21 1984-07-21 塗装用乾燥炉 Granted JPS6127095U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11089684U JPS6127095U (ja) 1984-07-21 1984-07-21 塗装用乾燥炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11089684U JPS6127095U (ja) 1984-07-21 1984-07-21 塗装用乾燥炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6127095U JPS6127095U (ja) 1986-02-18
JPH0125276Y2 true JPH0125276Y2 (ja) 1989-07-28

Family

ID=30670013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11089684U Granted JPS6127095U (ja) 1984-07-21 1984-07-21 塗装用乾燥炉

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JP (1) JPS6127095U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181718A (ja) * 1975-01-16 1976-07-17 Nippon Steel Corp Kanetsurononenshoseigyohoho oyobi sochi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181718A (ja) * 1975-01-16 1976-07-17 Nippon Steel Corp Kanetsurononenshoseigyohoho oyobi sochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6127095U (ja) 1986-02-18

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