JPH0418706Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0418706Y2
JPH0418706Y2 JP1986128351U JP12835186U JPH0418706Y2 JP H0418706 Y2 JPH0418706 Y2 JP H0418706Y2 JP 1986128351 U JP1986128351 U JP 1986128351U JP 12835186 U JP12835186 U JP 12835186U JP H0418706 Y2 JPH0418706 Y2 JP H0418706Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold air
furnace
air
curtain
air suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986128351U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6335473U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986128351U priority Critical patent/JPH0418706Y2/ja
Publication of JPS6335473U publication Critical patent/JPS6335473U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0418706Y2 publication Critical patent/JPH0418706Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は塗装焼付乾燥炉に関する。さらに詳し
くは、炉内からの熱風の洩れ対策の講じられた塗
装焼付乾燥炉に関する。
[従来の技術] 自動車ボデーなどの塗装工程においては、ボデ
ーに塗料を塗布したのち、熱風循環型の乾燥炉で
焼付乾燥している。
この塗装焼付乾燥炉においては炉内の熱風が外
部に洩れないように炉出入口に対策を講じる必要
がある。第3〜4図はこのような乾燥炉の出口付
近の構造の一例を示すものであり、第3図はその
縦断面図、第4図は第3図のY−Y線断面図であ
る。炉入口付近の構造も同様なものである。
図面において、30は炉本体、31はその出口
開口である。該開口31にはカーテンが設けられ
ており、被塗物Aが炉から出る際にのみ開くよう
にされている。32はエアカーテンが形成される
ゾーンであり、このエアカーテンによつて炉内の
熱気の流出が遮断される。33はフードであり、
炉内から洩れ出る溶剤などを含む排気を吸引し、
湿式処理装置に導くためのものである。
34は冷気吸込口、35は冷気吹出口である。
これらの役目はつぎのとおりである。炉内には開
口部31に設けられたカーテンの隙間から外部冷
気が流入し、炉底部よりエアカーテンを貫通して
高温の炉内部に入ると膨脹し、それにより炉内部
の熱気が炉上部を通り、フード33および開口3
1を通つて炉外に流出する。このような外部冷気
の流入による熱気の流出を防止するために、エア
カーテンの前部に冷気吸込口34を設けて外部か
ら流入する冷気を積極的に吸込むことによつて高
温の炉内部に冷気が侵入するのを防止している。
なお冷気吹出口35は、冷気吸込口34から冷気
を吸込むだけでは冷気吸込口34付近の空気が稀
薄んになり、かえつて炉外部から流入する空気量
が多くなるため、吸込んだ冷気を吹出して物質の
収支を合わせるために設けられている。さらに冷
気吸込口34と冷気吹出口35との間で空気の循
環が起るから一種のエアカーテンとしての機能も
発揮される。
従来の乾燥炉においては、前記冷気吸込口34
が炉底部に炉を横切るように、かつエアカーテン
に近接して、すなわち開口31から離れた位置に
設置されていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の乾燥炉においては、冷気
の流入による熱気の洩れ防止が必らずしも充分で
ない。
本考案者はこの点について鋭意研究を重ねた結
果、冷気吸込口34の設置位置に問題があるとい
う知見をえ、これに基づいて熱気の洩れがより完
全に防止されている乾燥炉の開発に成功した。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、炉出入口の各開口5の近傍に、エア
カーテン6、および該エアカーテン6より外側
に、外部から炉内に侵入する冷気を吸込む冷気吸
込口12と該冷気吸込口12から吸込んだ冷気を
炉内に吹出す冷気吹出口15とが設けられている
塗装焼付乾燥炉1であつて、被塗物Aに近接して
これに対向する面を有し、該面に冷気吸込口12
が設けられている冷気吸込用ダクト11が前記エ
アカーテン6から離されて炉出入口の各開口5の
ごく近傍の両側部の床面4上に設置されており、
かつ前記冷気吹出口15が天井壁2の近傍に、前
記冷気吸込用ダクト11との位置関係において前
記エアカーテン6の方にズラされて設けられてい
ることを特徴とする塗装焼付乾燥炉に関する。
[作用] 炉出入口の開口の両側部に、被塗物に近接して
これに対向する面を有し、該面に冷気吸込口が設
けられた冷気吸込用ダクトから設けられているの
で、出入口開口の断面積が小さくなり、それだけ
炉外部からの冷気流入量が少なくなる。
冷気吸込用ダクトがエアカーテンから離れた位
置に設置されており、かつ冷気吹出口が天井壁の
近傍に、前記冷気吸込用ダクトとの位置関係にお
いて前記エアカーテンの方にズラされて設けら
れ、冷気吹出口からの冷気がエアカーテンと冷気
吸込用ダクトとの間に吹出されるから、冷気吸込
口がエアカーテンの熱気を吸込むことがなく、炉
内に侵入してきた冷気の吸込みが妨げられない。
[実施例] つぎに図面を参照して本考案を説明する。
第1図は本考案の塗装焼付乾燥炉の一実施例を
示す概略縦断面図、第2図はそのX−X線断面図
である。
1は炉本体、2は天井壁、3は側壁、4は床
部、5は出口開口である。出口開口5にはカーテ
ン(図示されていない)が開閉可能に取付けられ
ている。
図示されていないが、炉本体1の内部は空気供
給ブロワ、燃焼バーナおよび循環フアンからなる
加熱装置により発生された熱風が循環され、高温
に保持されている。炉本体1の加熱方式は直接対
流方式および間接対流方式のいずれであつてもよ
い。
被塗物Aは適宜の搬送装置によつて、たとえば
ハンガBに掴持された状態でコンベアに案内され
て炉内を搬送されながら乾燥される。
6はエアカーテンゾーンであり、7は熱風吹出
口、8は熱風吸込口、9は循環フアンであつて、
熱風を吹出口7から吹出し、吸込口8から吸込ん
で循環することによつてエアカーテンを形成して
いる。出口開口5の近傍の天井壁2にはフード1
0が設けられており、エアカーテンを通して炉内
から洩れ出る溶剤などを含む排気を吸引し、湿式
処理装置などの処理装置に導くようにしている。
11は冷気吸込用ダクトであり、炉本体1の両
側壁3に沿つて設けられている。冷気吸込用ダク
ト11の全面には冷気吸込口12が設けられてい
る。炉出口開口5から侵入した冷気は冷気吸込口
12からダクト11に吸込まれ、フアン13によ
り配管14を通して天井壁2の近傍に設けられた
冷気吹出口5に送られ、そこから炉内に吹出され
る。16は風量調節弁であり、これによつて冷気
の吸込量と吹出量を調節し、このゾーンにおける
物質の収支のバランスをとり、このゾーンへの外
部冷気の流入量の増大またはエアカーテンのゾー
ンへの冷気の流入量の増大などを抑えている。
本考案においては、前面に冷気吸込口12を有
する冷気吸込用ダクト11が出口開口5の両側部
に側壁3に沿つて設けられている。そして冷気吸
込口12を有する前面は搬送装置Bによつて搬送
される被塗物Aに近接するようにされているの
で、出口開口5の近傍の炉本体1の断面積が小さ
くなり、それだけ外部からの冷気の流入量が減少
する。そうすると冷気の流入に起因する熱気の洩
れ出しがより抑制され、出口近傍の炉内温度が安
定する。
さらに本考案においては、冷気吸込用ダクト1
1を出口開口のごく近傍に設置し、冷気吸込口1
2をエアカーテンから離すようにしている。冷気
吸込口12をエアカーテンに近接させると冷気吸
込口12からエアカーテンの熱気を吸込む結果、
冷気の吸込み量が低下するという不具合が生じる
が、冷気吸込口12をエアカーテンから離して設
置し、かつ冷気吸込口12をエアカーテンの方に
ズラして設け、冷気をエアカーテンとダクト11
の間に吹出すことによつて、エアカーテンの熱気
を吸込むことがなくなり、外部から流入してきた
冷気を確実に吸込むことができる。
さらに本考案においては、冷気吸込用ダクト1
1を床部4上に設置しているので、従来例のごと
くピツト工事をする必要がないという利点もあ
る。
前記においては炉の出口についてのみ説明した
が、炉の入口も出口と同様な構成とされる。
[考案の効果] 乾燥炉の出入口の断面積が減少され、冷気の流
入量がそれだけ低減されるので、冷気の流入に起
因する熱気の洩れ出しがより一層防止される。ま
たエアカーテンの熱気の吸込みがないので、冷気
の吸込み、吹出しによる冷気の炉内部への侵入遮
断効果が効果的に発揮される。以上の結果として
炉出入口付近の炉内温度が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の塗装焼付乾燥炉の一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図のX−X線断面
図、第3図は従来例を示す縦断面図、第4図は第
3図のY−Y線断面図である。 図面の主要符号、1……炉本体、5……出口開
口、6……エアカーテンゾーン、11……冷気吸
込用ダスト、12……冷気吸込口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉出入口の各開口5の近傍に、エアカーテン
    6、および該エアカーテン6より外側に、外部か
    ら炉内に侵入する冷気を吸込む気吸込口12と該
    冷気吸込口12から吸込んだ冷気を炉内に吹出す
    冷気吹出口15とが設けられている塗装焼付乾燥
    炉1であつて、被塗物Aに近接してこれに対向す
    る面を有し、該面に冷気吸込口12が設けられて
    いる冷気吸込用ダクト11が前記エアカーテン6
    から離されて炉出入口の各開口5のごく近傍の両
    側部の床面4上に設置されており、かつ前記冷気
    吹出口15が天井壁2の近傍に、前記冷気吸込用
    ダクト11との位置関係において前記エアカーテ
    ン6の方にズラされて設けられていることを特徴
    とする塗装焼付乾燥炉。
JP1986128351U 1986-08-23 1986-08-23 Expired JPH0418706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986128351U JPH0418706Y2 (ja) 1986-08-23 1986-08-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986128351U JPH0418706Y2 (ja) 1986-08-23 1986-08-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335473U JPS6335473U (ja) 1988-03-07
JPH0418706Y2 true JPH0418706Y2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=31023940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986128351U Expired JPH0418706Y2 (ja) 1986-08-23 1986-08-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0418706Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6327839B2 (ja) * 2013-12-02 2018-05-23 株式会社パロマ 燃焼装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5384267A (en) * 1976-12-13 1978-07-25 Dowa Mining Co Tunnel type drying furnace

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5384267A (en) * 1976-12-13 1978-07-25 Dowa Mining Co Tunnel type drying furnace

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6335473U (ja) 1988-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19990036976A (ko) 소성노 및 그 제어방법
WO2018230180A1 (ja) 塗装乾燥炉
JPH0418706Y2 (ja)
JP4348607B2 (ja) 塗装乾燥炉
JPS6014542Y2 (ja) トンネル型焼付炉
JPS6243264Y2 (ja)
JP3918275B2 (ja) 塗装乾燥炉
JP2000070822A (ja) 塗装乾燥炉
JP2003343978A (ja) ストリッパブルペイントの乾燥炉
JPS607816Y2 (ja) 塗装用乾燥炉
JP3249686B2 (ja) 塗装用乾燥炉
JP2946076B2 (ja) 熱風循環炉
JPH0529107Y2 (ja)
JPH07270072A (ja) 乾燥装置
US4801262A (en) Low velocity air seal
JPH0586261B2 (ja)
JPS6129035Y2 (ja)
JPS6246138Y2 (ja)
JPH023111Y2 (ja)
JPS60188995U (ja) 熱風循環型塗装乾燥炉
JPH0418705Y2 (ja)
JPH0343555B2 (ja)
JP2968091B2 (ja) 建物ユニットの乾燥設備
JP2004278830A (ja) 乾燥炉
JP2527590Y2 (ja) 焼付乾燥炉