JPH023111Y2 - - Google Patents

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JPH023111Y2
JPH023111Y2 JP9808886U JP9808886U JPH023111Y2 JP H023111 Y2 JPH023111 Y2 JP H023111Y2 JP 9808886 U JP9808886 U JP 9808886U JP 9808886 U JP9808886 U JP 9808886U JP H023111 Y2 JPH023111 Y2 JP H023111Y2
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heating chamber
exhaust
conveyor
heating
air
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、被加熱物をコンベヤにより搬送しな
がら比較的細長い加熱室を通し各種工業製品や食
品等を加熱処理するコンベヤ式加熱炉に関する。
〈従来の技術〉 従来、各種工業製品や食品等をコンベヤにより
搬送しながら加熱室内を通し、それらの物品を加
熱或は乾燥処理する装置として、第3図に示すよ
うな加熱炉が使用されている。
この加熱炉は、トンネル形の加熱室21内にコ
ンベヤ22を通し、このコンベヤ22によつて加
熱室21の一端に設けた開口部23から被加熱物
24を加熱室21内に搬入し、加熱室21内に設
けた赤外線ヒータ25により赤外線を被加熱物に
照射して加熱する構造であり、加熱室21の天井
部にダンパ付きの排気ダクト26が設けられ、加
熱室21内の熱排気を適度に排気するようにして
いる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 被加熱物が塗装などを施こした工業製品の場
合、加熱することにより溶剤等の有害ガスが加熱
室内に発生し、このような熱排気を強制排気しな
いと、有害ガスが開口部23から作業室内に排出
され、加熱炉の置かれた部屋の作業環境を悪化さ
せる。そこで、天井に設けた排気ダクト26を通
して加熱室21内の熱排気つまり有害ガスを排気
するのであるが、強力な排気フアンなどを使用し
て強制排気すれば、有害ガスが両端の開口部から
排出されることはないが、排気量を増大させる
と、作業室内の空気を加熱室21内に多量に吸引
する結果となり、作業室内の空調を悪化させた
り、加熱室21内に冷い空気が多量に入ることに
より加熱効率を低下させてしまう。
このような理由から、この種の加熱炉では、排
気ダクト26からの排気量を最小限に抑えて運転
するため、どうしても加熱室21の開口部23か
ら有害ガス等の熱排気が作業室内に排出され、室
内の作業環境を悪化させる問題があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、加熱室内の加熱効率や作業室内の空
調を悪化しない程度に加熱室内の排気を行ない、
且つ加熱室内で発生した熱排気を作業室内に出す
ことなく良好に排気し得るコンベヤ式加熱炉を提
供するものであり、以下のように構成される。
すなわち、本考案のコンベヤ式加熱炉は、加熱
室内を貫通して被加熱物搬送用のコンベヤを配設
し、加熱室の両端に被加熱物の出入口となる開口
部を設けたコンベヤ式加熱炉において、加熱室内
上部中央に循環用送風機を、加熱室内の前部と後
部に、上部で往路を下部で復路を形成する2つの
循環気流をつくるように配設し、加熱室の両端部
外側に排気ダクトを縦に取付け、排気ダクトの下
側吸気口は前記開口部の外側上部を覆うように形
成され、排気ダクトに排気用送風機とダンパを設
けて構成される。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はコンベヤ式加熱炉の長手方向の断面図
を示し、第2図はその−断面図を示してい
る。架台1上には断熱壁で囲まれた細長い加熱室
2が配設され、加熱室2の両端に被加熱物の出入
口となる開口部3,4が設けられる。5は架台1
上に配設した被加熱物搬送用のコンベヤで、この
コンベヤ5の上段のベルト部は加熱室2内を長手
方向に貫通して開口部3,4から突出する。コン
ベヤ5はベルト式であるが、被加熱物や加熱温度
によりチエーンコンベヤ、ネツトコンベヤが使用
される。加熱室2の天井部中央には循環用送風機
6が設けられ、この循環用送風機6は加熱室2内
の中央下部から吸引し、加熱室2の上部の前部
(第1図右側)と後部(第1図左側)に向けて送
風を行なう。また、加熱室2内の前端上部と後端
上部の角部に気流を下方へ導く凹面状の導風板
7,8が取付けられ、この導風板7,8と中央天
井部に設けた循環用送風機6の運転によつて、細
長い加熱室2内の前部と後部にそれぞれ開口部
3,4の内側で下降する流れをもつ循環気流が形
成される。なお、導風板7,8は断熱壁をその形
状に成形して省略することもできる。一方、加熱
室2の両端部外側には排気ダクト9,10が縦に
取付けられる。この排気ダクト9,10の下側吸
気口は加熱室両端に設けた開口部3,4の上部を
覆うように形成され、排気ダクト9,10内には
ダンパ11,12が設けられる。排気ダクト9,
10の上部には排気用送風機13,14が取付け
られ、排気用送風機13,14の吐出側は排出ダ
クト15に接続される。
なお、加熱室2内上部には多数の赤外線ヒータ
16が赤外線を下方のコンベヤ5上の被加熱物に
向けて照射するように配設されるが、赤外線ヒー
タ以外の電気ヒータ、或は燃焼形のヒータなどを
使用することもできる。
次に、上記構成のコンベヤ式加熱炉の動作を説
明する。
コンベヤ5の運転により、第1図右端のコンベ
ヤ上に載置された被加熱物17は開口部3から加
熱室2内に入りその中を搬送される。コンベヤ5
上の加熱物17は、加熱室2内で赤外線ヒータ1
6により加熱或は乾燥処理された後、反対側の開
口部4から加熱室外へ搬出される。この間、加熱
室2内では循環用送風機6の作用により、その前
部と後部において、上部で往路を下部で復路を形
成する2つの循環気流が作られる。2つの循環気
流は加熱室内の両端部つまり開口部3,4の内側
で下降する気流となるため、下部に位置する開口
部3,4から多量の空気が排出されることはな
い。しかし、加熱室2内の空気は加熱されること
により膨張するため、被加熱物から発生するガス
なども加わり、熱排気は加熱室両端の開口部3,
4からあふれ出る。一方、排気用送風機13,1
4の運転により加熱室2の開口部3,4の出入口
付近の空気は排気ダクト9,10に吸引され、排
出ダクト15から屋外で排出される。したがつ
て、加熱室2の開口部3,4からあふれ出た熱排
気は排気ダクト9,10に吸引され、排気用送風
機13,14により排出ダクト15を通して屋外
へ排出される。このとき、排気ダクト9,10の
吸引口が開口部3,4の外側上部を覆うように位
置し、開口部3,4からあふれ出た熱排気は、軽
いために必ず上昇することから全て排気ダクト
9,10に入り、作業室に出ることなく全て排気
される。また、排気ダクト9,10の排気量はダ
ンパ11,12により調整されるが、その排気量
つまり吸引量は、開口部3,4からあふれ出た熱
排気量となるように調整される。したがつて、作
業室内の空気を多量に吸引して作業室内の空調を
悪化させたりせず、加熱室2内の空気を強制的に
吸引することがないため、加熱室2内に不要に冷
気がまき込まれず、加熱室2内の加熱効率を悪化
させることは防止される。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案のコンベヤ式加熱
炉によれば、加熱室の中央上部に設けた循環用送
風機により加熱室内の前部と後部に2つの循環気
流をつくり、加熱室両端の開口部からあふれ出た
熱排気を、開口部の上方を覆うように配設した排
気ダクトで排気するようにしたため、加熱室内の
熱気を不要に排気して加熱炉の加熱効率を低下さ
せることなく、加熱室から出た熱排気や有害ガス
を効率良く排気し、作業環境を良好に保つことが
できる。また、排気ダクトからの排気量は加熱室
の開口部からあふれ出た熱排気量に絞ればよいた
め、排気量を増大させて作業室内の空気を不要に
排気することがなく、作業室内の空調を悪化させ
ることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すコンベヤ式加熱
炉の断面図、第2図は同−断面図、第3図は
従来の加熱炉の断面図である。 2……加熱室、3,4……開口部、5……コン
ベヤ、6……循環用送風機、9,10……排気ダ
クト、11,12……ダンパ、13,14……排
気用送風機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱室内を貫通して被加熱物搬送用のコンベヤ
    が配設され、加熱室の両端に被加熱物の出入口と
    なる開口部を設けたコンベヤ式加熱炉において、
    該加熱室内上部中央には循環用送風機が該加熱室
    内の前部と後部に上部で往路を下部で復路を形成
    する2つの循環気流をつくるように配設され、該
    加熱室の両端部外側に排気ダクトが縦に取付けら
    れ、該排気ダクトの下側吸気口は前記開口部の外
    側上部を覆うように形成され、該排気ダクトに排
    気用送風機とダンパを設けたことを特徴とするコ
    ンベヤ式加熱炉。
JP9808886U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH023111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9808886U JPH023111Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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JP9808886U JPH023111Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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Publication Number Publication Date
JPS635382U JPS635382U (ja) 1988-01-14
JPH023111Y2 true JPH023111Y2 (ja) 1990-01-24

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ID=30965699

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