JP2569394Y2 - 連続式乾燥炉 - Google Patents

連続式乾燥炉

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JP2569394Y2
JP2569394Y2 JP1992063291U JP6329192U JP2569394Y2 JP 2569394 Y2 JP2569394 Y2 JP 2569394Y2 JP 1992063291 U JP1992063291 U JP 1992063291U JP 6329192 U JP6329192 U JP 6329192U JP 2569394 Y2 JP2569394 Y2 JP 2569394Y2
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雍 梅澤
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トーホーエンジニアリング株式会社
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はたとえば洗浄液の付着
した機械部品などの濡れた処理品を、温風ないし熱風の
吹付けにより乾燥させる連続式乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の乾燥炉としては、たとえ
図3に示すように、処理品がチエーンコンベヤ8によ
り搬送されるトンネル状の乾燥室61の上下部に、スリ
ツト状の吹出口62をそなえた内部ダクト63および同
様な排気口をそなえた内部ダクト64を、炉長全長にわ
たつて設け、内部ダクト63から外部ダクト65を介し
て送風機66により吸引した空気を、接続ダクト67を
介してヒータボツクス68に送込み、加熱した空気を給
気用の外部ダクト69を介して内部ダクト63内に供給
し、吹出口62から吹出させる構成のものが、一般に用
いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが上記構成の連
続式乾燥炉60においては、炉体内に長尺の内部ダクト
63と64を有するのに加えて、炉外にも長尺にわたる
各ダクト65、67、69を設ける必要があるので、各
ダクトによる流通空気の圧損が大きく送風機が大型化し
駆動電力もかさむうえ、乾燥炉全体が大型化し、構造も
複雑で製作費がかかるという欠点を有するものであつ
た。
【0004】この考案は上記従来の問題点を解決するも
ので、乾燥用空気の流通に伴う圧損が小さく、空気循環
用のフアンは小型小容量のもので済むとともに、乾燥炉
全体が小型簡潔で製作費も安価で済む連続式乾燥炉を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の連続式乾燥炉
は、入口部から出口部に処理品を搬送するコンベヤ
をそなえた乾燥室の互いに対向する二つの側壁に、開口
部の形状が長方形状である吹出口と排気口とをその長手
方向を炉長方向に向けてそれぞれ並設するとともに、回
転方向に対して凹面状に湾曲した細長い羽根を円周上に
並設した翼車を、吸込口から吐出口に至る屈曲した流路
を有するケーシング内に回転自在に支持して成る多翼フ
アンを、前記互いに対向する二つの側壁の外部に、前記
並設した吹出口と排気口の1組当り1台ずつ長手方向を
炉長方向に向けて配設し、前記吐出口を前記吹出口に接
続し、隣合う二側面部が入口および出口として開口した
細長い箱状体から成る広巾エルボ状のダクトの前記入口
を前記排気口に、前記出口を前記吸込口にそれぞれ接続
し、該ダクト内に流通空気加熱用のヒータを設けたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】この考案の連続式乾燥炉においては、排気口か
ら吸引された乾燥用空気は、広巾のエルボ状のダクト内
を流通する際にヒータにより加熱されて昇温し、多翼フ
アンにより圧送されて吹出口から乾燥室内へ吹出し、コ
ンベヤにより搬送される処理品を乾燥させる。このとき
処理品は、互いに対向する二つの側壁に設けた吹出口か
ら吹出される昇温した乾燥用空気によつて、上下両側あ
るいは左右両側から乾燥されるので、乾燥むらが少な
く、かつ片側からの乾燥に比べて乾燥時間も短くて済
む。
【0007】炉内には従来のような炉長全体にわたる内
部ダクトがないうえ、炉外の空気循環用のダクト長(空
気流方向の流路長さ)も従来のダクトに比べて極めて短
いので、乾燥用空気の流通に伴う圧損およびダクトから
の放熱損失は小さく、フアンは小型小容量のもので済
み、乾燥炉全体も小型化される。
【0008】
【実施例】以下図1および図2によりこの考案の一実施
例を説明する。図中、1は炉体で、上部側壁2aと下部
側壁2bと側部側壁2c,2dから成る角筒状の炉本体
2に、支脚3を固設して成る。4は炉本体2内に形成さ
れた乾燥室で、処理品5を入口6部から出口7部に
搬送するチエーンコンベヤ8をそなえている。
【0009】このチエーンコンベヤ8は図示しない前工
程側の洗浄装置の搬送用と兼用のものであり、図示しな
い駆動機構により矢印方向に駆動され、リターン側は炉
体下部を矢印と反対方向に通過する。9はチエーンコン
ベヤ8のガイドレールであるが、図1におけるこれらの
図示は省略し、チエーンコンベヤも略示してある。
【0010】図1および図2において、11は多翼フア
ンで、翼車12とこれを回転自在に支持するケーシング
13とから成る。翼車12は、その回転方向に対して凹
面状に湾曲した細長い羽根14を、円周上に多数枚並べ
て配置し、その両端を円板15,15に固着し、これら
の円板に支軸16を突設して成る。またケーシング13
は、翼車12の長手方向に延びる長方形の吸込口17
と、これと直交する面に開口する長方形の吐出口18に
至る屈曲した流路19を有し、この流路19の内周壁面
を形成する屈曲壁20と外周壁面を形成する屈曲壁21
の両端部を、側板22,22に固着して成る。翼車12
は流路19を横切る形で、ケーシング13内に収容さ
れ、側板22に取付けた軸受によつて、支軸16が回転
自在に支持されている。23は翼車12をベルト駆動す
る電動機である。
【0011】乾燥室4の互いに対向する上部側壁2aお
よび下部側壁2bには、開口部の形状(平面形状)が長
方形状を呈する吹出口31と排気口32が、それぞれ並
設してあり、この吹出口31と排気口32の長手方向
は、炉長方向に向けてある。そして上部側壁2aの上側
および下部側壁2bの下側には、前記多翼フアン11
が、長手方向を炉長方向に向けて、それぞれ取付けてあ
る。
【0012】このフアンの吐出口18は吹出口31に接
続されている。また33は、隣合う二側面部が入口34
および出口35として開口した細長い箱状体から成る、
広巾エルボ状のダクトで、その入口34部は炉本体2の
排気口32に、出口35部は多翼フアン11の吸込口1
7に、それぞれ接続されている。36は空気加熱用の電
熱式のヒータで、ダクト33内に複数本並設されてい
る。
【0013】上記構成の連続式乾燥炉40においては、
電動機23により各多翼フアン11を運転すれば、排気
口32から吸引された乾燥室4内の空気は、ダクト33
を通過する際にヒータ36により加熱され、吹出口31
から乾燥室4内に吹出して、チエーンコンベヤ8により
搬送される処理品5を上下両側から乾燥させる。
【0014】ヒータ36は多翼フアン11の吸込口17
側に設けてあるので、吐出口18から吐出される空気
は、乱れの少ない比較的均一な流速分布で、吹出口31
を経て乾燥室4内に流入し、処理品5を比較的むらなく
均一に乾燥できる。
【0015】また吹出口31および多翼フアン11の長
手方向を、炉長方向すなわち処理品搬送方向に向けたの
で、1台の多翼フアンによつて、処理品5には炉内搬送
中長距離にわたつて加熱空気が吹付けられるので、少な
い台数の多翼フアンによつて効率よく乾燥をおこなうこ
とができる。
【0016】 この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば多翼フアン11および吹出口31,排
気口32は、上部側壁2aと下部側壁2bのかわりに、
互いに対向する側部側壁2cと2dに設けてもよい。ま
た多翼フアン11やダクト33のサイズ等によつては、
吐出口18と吹出口31との間に短尺のダクトを介在さ
せてもよい。さらに処理品5搬送用のコンベヤとして
は、チエーンコンベヤ以外の形式のものを用いてもよ
く、またヒータ36としては電熱式以外のものを用いて
もよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
乾燥室の側壁に設けた吸気口から、隣合う二側面部が入
口および出口として開口した細長い箱状体から成る広巾
エルボ状のダクトを経て吸引した乾燥用の昇温した空気
を、多翼フアンの吐出口から前記側壁に設けた吹出口を
経て乾燥室内に吹出すようにしたので、乾燥用空気の流
通に伴う圧損およびダクトからの放熱損失が小さく、空
気循環用のフアンは小型小容量のもので済むとともに、
乾燥炉全体の構成が小型簡潔で製作費も安価で済む。ま
た互いに対向する二つの側壁に設けた吹出口から吹出さ
れる昇温した乾燥用空気によつて、処理品は上下両側あ
るいは左右両側から乾燥されるので、乾燥むらが少な
く、かつ乾燥時間も短くて済む。
【0018】 また吹出口および多翼フアンの長手方向
を、炉長方向すなわち処理品搬送方向に向けたので、1
台の多翼フアンによつて、処理品には炉内搬送中長距離
にわたつて加熱空気が吹付けられるので、少ない台数の
多翼フアンによつて効率よく乾燥をおこなうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す連続式乾燥炉の斜視
図である。
【図2】図1の連続式乾燥炉の炉長方向に直角な断面の
断面図である。
【図3】 従来の連続式乾燥炉の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2…炉本体、2a…上部側壁、2b…下部側壁、2c…
側部側壁、2d…側部側壁、4…乾燥室、5…処理品、
6…入口、7…出口、8…チエーンコンベヤ、11
…多翼フアン、12…翼車、13…ケーシング、14…
羽根、17…吸込口、18…吐出口、19…流路、23
…電動機、31…吹出口、32…排気口、33…ダク
ト、34…入口、35…出口、36…ヒータ、40…
続式乾燥炉。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口部から出口部に処理品を搬送す
    るコンベヤをそなえた乾燥室の互いに対向する二つの側
    壁に、開口部の形状が長方形状である吹出口と排気口と
    その長手方向を炉長方向に向けてそれぞれ並設すると
    ともに、回転方向に対して凹面状に湾曲した細長い羽根
    を円周上に並設した翼車を、吸込口から吐出口に至る屈
    曲した流路を有するケーシング内に回転自在に支持して
    成る多翼フアンを、前記互いに対向する二つの側壁の外
    部に、前記並設した吹出口と排気口の1組当り1台ずつ
    長手方向を炉長方向に向けて配設し、前記吐出口を前記
    吹出口に接続し、隣合う二側面部が入口および出口とし
    て開口した細長い箱状体から成る広巾エルボ状のダクト
    の前記入口を前記排気口に、前記出口を前記吸込口にそ
    れぞれ接続し、該ダクト内に流通空気加熱用のヒータを
    設けたことを特徴とする連続式乾燥炉。
JP1992063291U 1992-08-18 1992-08-18 連続式乾燥炉 Expired - Fee Related JP2569394Y2 (ja)

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