JPH0529107Y2 - - Google Patents

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JPH0529107Y2
JPH0529107Y2 JP2479685U JP2479685U JPH0529107Y2 JP H0529107 Y2 JPH0529107 Y2 JP H0529107Y2 JP 2479685 U JP2479685 U JP 2479685U JP 2479685 U JP2479685 U JP 2479685U JP H0529107 Y2 JPH0529107 Y2 JP H0529107Y2
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JP
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furnace body
outlet
hood
hot air
duct
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塗装用乾燥炉に係り、特に平型炉、山
型炉の如く両端に出入口が形成されたトンネル形
の炉体内に被塗物を連続的に通過させて塗膜の加
熱乾燥を行う塗装用乾燥炉の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
炉体の両端が開放されて出入口が形成された塗
装用乾燥炉は、コンベアによる連続量産作業に好
適であるから、例えば自動車塗装等の焼付乾燥炉
として多く用いられている。
ところで、自動車ボデイの焼付乾燥炉にあつて
は、塗膜を120〜200℃程度の高温で加熱させるか
ら、塗料に含まれたシンナー、トルエン等の有機
溶剤、塗料樹脂あるいはその硬化剤等が蒸発して
多量の有害悪臭物質が発生する。殊に、電着塗装
の焼付乾燥では、カチオン塗料又はアニオン塗料
により形成された塗膜から強い悪臭を放つ脂状物
質を含んだ煙状の有害ガスが発生する。
そして、このような有害悪臭物質は、被塗物の
出入口となる炉体の両端から炉外に漏洩して、作
業環境を著しく悪化させるという問題がある。
そこで、従来においては、炉体の出入口にエア
カーテンを形成させて炉体内に発生した有害悪臭
物質を含む熱風が炉外に漏洩しないようにすると
共に、特にその出口及び入口側の上部に連接して
第3図に示すようなフード1を配設している。
このフード1は、排気フアン2を介装した排気
ダクト3に連結されて、例えば炉体4の出口5か
ら漏洩する有害悪臭物質を含んだ熱風を上方から
吸引して外部に排出するように成されている。
然しながら、この構成によると、自動車ボデイ
等の被塗物6が出口5から搬出されて該被塗物6
と一緒に多量の熱風が流出した際に、該熱風の総
てをフード1で吸引することができず、その一部
が被塗物6と共に該被塗物6の移送方向(矢印F
図示)に運ばれて漏洩し、作業環境を悪化させる
という欠点があつた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、炉体の出口及び/又は入口の
上部から漏洩する熱風を、従来の如く排気フアン
を介装する排気ダクトに連結されたフードから吸
引排出させると共に、該フードから吸引した熱風
の一部を前記出口又は入口側に向かつて噴出させ
るという従来にない改良を加えて、被塗物が炉体
の出口から搬出される際又は入口から搬入される
際に流出する多量の熱風を、前記フードにより効
果的に吸引排出し得る塗装用乾燥炉を提供するこ
とを目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は、被塗物
を連続的に通過させて該被塗物の塗膜を加熱乾燥
させる炉体の入口と出口の上部もしくはその何れ
か一方の上部に連接して、該炉体内から漏洩した
熱風を吸引するフードが配設され、該フードに排
気フアンを介装した排気ダクトが連結された塗装
用乾燥炉において、前記排気ダクトに、前記フー
ドから吸引された前記熱風の一部を噴出させる吹
出ダクトが分岐形成され、該吹出ダクトの吹出口
が、前記炉体の幅方向に沿つて開口せられると共
に、前記フードを挟んで前記炉体の入口又は出口
側と対向するように配設されていることを特徴と
する。
〔考案の作用〕
本考案によれば、例えば炉体の出口の上部に配
設されたフードから吸引された空気の一部が、排
気ダクトに分岐形成された吹出ダクトを通じて炉
体の出口側に向かつて噴出せられるから、炉体の
出口から漏洩する熱風が確実にフード内に誘導さ
れて吸引排出される、特に被塗物の搬出に伴つて
該被塗物と共に流出する熱風が被塗物の移送方向
に運ばれることが抑止され、流出した熱風がフー
ドによつて効果的に吸引排出されることとなる。
〔実施例〕
第1図は本考案による塗装用乾燥炉の一例を示
す正面図、第2図はその要部の斜視図であつて、
前述した第3図との共通部分については同一符号
を付して説明する。
自動車ボデイ等の被塗物6をコンベア(図示せ
ず)により連続的に移送して塗膜の焼付乾燥を行
うトンネル形の炉体4の出口5は、図示は省略す
るがエアーカーテン等が形成されて熱シールされ
ると共に、その上部には炉体4内から流出して漏
洩する熱風を吸引するフード1が配設されてい
る。
このフード1には、排気フアン2を介装した排
気ダクト3が連結されると共に、該排気ダクト3
からは吹出ダクト7が分岐形成され、該ダクト7
の吹出口8がフード1を挟んで炉体4の出口5と
対向するように配されている。
吹出ダクト7は、風量調節ダンパ9が介装され
ると共に、前記吹出口8が炉体4の幅に応じて第
2図に示す如く所定間隔で複数配設され、各吹出
口8は上下方向にその角度を調節し得るように成
されている。
しかして、例えば120〜200℃の高温に加熱され
た炉体4内に被塗物6を搬入して連続的に通過さ
せると、該被塗物6の表面に形成された塗膜が加
熱乾燥され、塗料に含まれたシンナー、トルエン
等の有機溶剤や塗料樹脂等が蒸発して有害悪臭物
質が発生する。
そして、加熱完了した被塗物6が炉体4の出口
5から搬出されて、該炉体4に連設された冷却ゾ
ーン10内に移送される際には、該被塗物6の搬
出に伴つて出口5から前記有害悪臭物質を含んだ
炉体4内の熱風が多量に流出する。この熱風は、
出口5の上部に連接せられたフード1に吸引さ
れ、排気ダクト3を通じて脱臭浄化処理装置10
に送給されて脱臭浄化処理されると共に、その一
部が吹出ダクト7を通じて吹出口8,8……から
出口5側に向かつて噴出される。これにより、出
口5から流出した熱風が被塗物6と一緒にその移
送方向Fに運ばれることが抑止されると同時に、
フード1側に誘導されて該フード1から効果的に
吸引排出されることとなる。
また、この際、各噴出口8から被塗物6となる
自動車ボデイの正面から内部に向けて熱風を噴出
するように調節しておけば、自動車ボデイ内の空
間に滞留して炉体4外に持ち出された有害悪臭物
質が該ボデイ内から払拭されて排除され、フード
1によつて吸引排出させることができる。
なお、上記実施例においてはフード1を炉体4
の出口5の上部に配設した場合について説明した
が、本考案はこれに限らず炉体4の入口の上部に
も配設して炉体4の両端から熱風の漏洩を防止す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、炉体の出
口及び/又は入口側の上部に連接して、炉体内か
ら漏洩した熱風を吸引するフードが配設されると
共に、該フードに連結された排気ダクトには前記
出口又は入口に向かつて空気を噴出させる吹出ダ
クトが分岐形成され、該吹出ダクトによつて前記
フードから吸引された熱風の一部を前記出口又は
入口側に向けて噴出するように成されているか
ら、前記出口又は入口から漏洩した有害悪臭物質
を含む熱風をその上部に配設されたフードに誘導
して確実に吸引排出させることができるという効
果がある。
特に、被塗物の搬入又は搬出の際に炉体内から
流出する多量の熱風が外部に拡散することが抑止
されるから、作業環境の悪化を確実に防止するこ
とができるという優れた効果がある。
また、前記吹出ダクトは、排気フアンを介装し
た排気ダクトに分岐形成される簡易な構成であ
り、フードから吸引した空気を循環させる方式で
あるから、設備費及びランニングコストが非常に
安いという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装用乾燥炉の一例を示
す正面図、第2図はその要部を示す斜視図、第3
図は従来の塗装用乾燥炉を示す正面図である。 符号の説明、1……フード、2……排気フア
ン、3……排気ダクト、4……炉体、5……出
口、6……被塗物、7……吹出ダクト、8……吹
出口、9……ダンパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被塗物6を連続的に通過させて該被塗物6の塗
    膜を加熱乾燥させる炉体4の入口と出口5の上部
    もしくは何れか一方の上部に連接して、該炉体4
    内から漏洩した熱風を吸引するフード1が配設さ
    れ、該フード1に排気フアン2を介装した排気ダ
    クト3が連結された塗装用乾燥炉において、前記
    排気ダクト3に、前記フード1から吸引された前
    記熱風の一部を噴出させる吹出ダクト7が分岐形
    成され、該吹出ダクト7の吹出口8が、前記炉体
    4の幅方向に沿つて開口せられると共に、前記フ
    ード1を挟んで前記炉体4の入口又は出口5側と
    対向するように配設されていることを特徴とする
    塗装用乾燥炉。
JP2479685U 1985-02-25 1985-02-25 Expired - Lifetime JPH0529107Y2 (ja)

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JP2479685U JPH0529107Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

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JPS61143677U JPS61143677U (ja) 1986-09-04
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