JPS6113559Y2 - - Google Patents

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JPS6113559Y2
JPS6113559Y2 JP12352280U JP12352280U JPS6113559Y2 JP S6113559 Y2 JPS6113559 Y2 JP S6113559Y2 JP 12352280 U JP12352280 U JP 12352280U JP 12352280 U JP12352280 U JP 12352280U JP S6113559 Y2 JPS6113559 Y2 JP S6113559Y2
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JP
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hanger
draining
cooling chamber
cooling
drying oven
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JP12352280U
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JPS5747273U (ja
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は塗装ラインにおけるハンガーの水切
り装置に関する。
例えば第1図に示すような自動車の塗装ライン
においては、被塗物である車体はライン内を走行
するハンガーに乗せられて、後述の工程へと順次
搬送されるようになつている。つまり空のハンガ
ーに被塗物搭載装置Kで乗せられた車体は、前処
理装置1、電着装置2a、その水洗装置2bを経
て、移載装置Lで別の搬送装置例えばフロアコン
ベアに乗せ換えられる。車体はさらに乾燥炉3
a、冷却室3bを備えた乾燥装置3に搬送され
る。空になつたハンガーは被塗物搭載装置Kにリ
ターンされる。しかし水洗装置2bで使つた水が
ハンガーに付着したままであると、この水は電着
浴の超過液を併用しているので、車体の前処理
がうまく行なわれなかつたり、前記水が前処理装
置1のリン酸被膜処理液と混入して沈澱物を生じ
ることになる。そこでハンガーに付着した水を除
去するために水切り装置4を備えている。この水
切り装置は一般には第2図に示すようハンガー走
行路の両側に、多数のノズル6を有するエアライ
ザー7を近接して配置し、図示しないコンプレツ
サより供給される圧縮空気を上記ノズル6より噴
出させてハンガー5に付着した水を飛散させて除
去する構成となつている。
しかしながらこのような従来の水切り装置にあ
つては、圧縮空気をハンガーの至近距離より噴出
させて吹き飛ばす方式であるため、大量の圧縮空
気を必要とするとともにコンプレツサの動力費が
高くつくほか、騒音の発生を伴い、また除去され
た水滴が周囲に飛散して周囲環境が悪化するなど
の問題点があつた。
この考案は以上のような従来の問題点に基づい
てなされたもので、乾燥炉の後方に配した冷却室
から排出される比較的高温かつ多量の空気を水切
り装置に導入して温風にて水切りを行なうように
構成し、これによつて上記問題点を解決し、併せ
て省エネルギー化と水切り効率の向上を図ること
を目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面を用いて説明
する。
第3図および第4図は第1図の乾燥炉3の全体
構成を示すもので、フアン10およびバーナー1
1等を有する乾燥炉3の後方には冷却室12が隣
接して配設されている。この冷却室12は第4図
に示すようにフアン13およびダクト14を介し
て外気を導入し、この導入された空気は前工程で
加熱乾燥された車体Bを冷却したのち排気ダクト
15および16を介して排出される。尚、図中1
7は別の搬送装置としてのフロアコンベアを示
す。
第5図はこの考案におけるハンガー水切り装置
の構成を示すもので、水切り室20の天井部には
前述したハンガー5が走行するようになつている
とともに、その両側部にはブローノズル21を有
するダクト22が、また水切り室20の内中央部
には同じくブローノズル23を有するダクト24
が配設されている。そしてこれらのダクト22お
よび24は前記冷却室12の排気ダクト16に接
続され、冷却室12の温かい排気が導入される。
すなわち、冷却室12で車体Bから熱を奪つて加
温された空気(排気)は排気フアン16aにより
ダクト16を介して水切り装置4へ送られ、ブロ
ーノズル21で適度に加速されハンガー5に指向
して吐出されるので、このハンガーに極所的な水
溜りなどがあればこれを追い落すと共に熱風ブロ
ーにより全体をすみやかに乾燥させる。
ここで、塗装ラインにおける冷却室は乾燥炉に
おいては百数十度に加熱された被塗物を適温まで
効率よく冷却するため、その容積を可吸的に小さ
くしてここへ比較的多量の外気を送入するように
しており、したがつて冷却室外への熱放散が少い
ことからその排気を保温されたまま多量に排出さ
れ、また一方熱風ブローは多量の低圧熱風を吐出
させることでその乾燥機能をよく発揮しうるもの
である。
したがつて本考案において冷却室と水切り装置
とが有機的に結びついて前者の排気を後者におい
てそのまま有効に利用しうるのである。さらに、
冷却室と水切り装置とは比較的近接して設けうる
のでこれら両者をつなぐダクトは短尺化される結
果、ここでの熱損失も少いのである。
以上の説明から明らかなように、本考案におけ
るハンガー水切り装置では従来のような高圧空気
の噴出にもとづく水の飛散を防止できるとともに
製造動力費が嵩む高圧空気を使用する必要がなく
なり、かつまた冷却装置における排気の保有熱お
よびその排出のためのフアン動力を熱風ブローの
熱源および動力源としてそのまま利用でき、更に
ハンガーは熱風ブローにより加温されて前処理装
置へ戻されるので、この装置における処理液の冷
却防止にも役立つのであつて、総じて省エネルギ
ーに資するところ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車塗装ラインの要部のみの工程説
明図、第2図は従来の水切り装置の概略を示す断
面図、第3図は自動車塗装ラインにおける乾燥炉
の構成を示す説明図、第4図は同じく第3図の
−線断面図、第5図はこの考案における水切り
装置の構成を示す断面図である。 3……乾燥炉、4……ハンガー水切り装置、5
……第1のハンガー、12……冷却室、16……
排気ダクト、20……水切り室、21,22……
ブローノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被塗物をハンガーに乗せて順次前処理、電着お
    よび水洗の各装置を通過させたのち、別の搬送装
    置に乗せ換えて乾燥炉および風冷による冷却室を
    通過させ、また前記乗せ換えにより空になつたハ
    ンガーを水切り装置をへて前処理装置の前段へ戻
    すようにした塗装ラインにおいて、前記水切り装
    置にハンガーへ指向するブローノズルを配設する
    とともに前記冷却室の排気ダクトを前記ブローノ
    ズルへ接続したことを特徴とする塗装ラインにお
    けるハンガー水切り装置。
JP12352280U 1980-08-30 1980-08-30 Expired JPS6113559Y2 (ja)

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JP12352280U JPS6113559Y2 (ja) 1980-08-30 1980-08-30

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JP12352280U JPS6113559Y2 (ja) 1980-08-30 1980-08-30

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Publication Number Publication Date
JPS5747273U JPS5747273U (ja) 1982-03-16
JPS6113559Y2 true JPS6113559Y2 (ja) 1986-04-26

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