JPH04267518A - 半導体薄膜素子の製造方法 - Google Patents

半導体薄膜素子の製造方法

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JPH04267518A
JPH04267518A JP5037391A JP5037391A JPH04267518A JP H04267518 A JPH04267518 A JP H04267518A JP 5037391 A JP5037391 A JP 5037391A JP 5037391 A JP5037391 A JP 5037391A JP H04267518 A JPH04267518 A JP H04267518A
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Yoshiyuki Nakamizo
佳幸 中溝
Minoru Matsuda
松田 稔
Mitsuru Yokoyama
充 横山
Tatsunori Takayasu
高安 龍典
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固相成長法により、
基板表面に半導体薄膜を形成する半導体薄膜素子の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固相成長法により、基板表面にシ
リコン単結晶薄膜を形成するには、図6、図7に示すよ
うに、シリコン単結晶の基板10を用い、そのシリコン
基板表面を被覆しているSiO2層12の一部に開口部
14を形成し、基板前面に非晶質シリコン(アモルファ
スシリコン)16を堆積させた後、アニールによって、
SiO2 開口部14から、基板10の単結晶シリコン
を種結晶として、まず縦方向固相方位成長を起こさせる
。 そして、これに続いて、SiO2 層12上のアモルフ
ァスシリコン16が徐々に結晶化する横方向固相方位成
長を起こさせて、単結晶シリコン層18を成長させ、S
OI構造を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場合
、図6に示すような幅が4〜6μm程度の線状の単結晶
シリコン層しか得られなかった。これは、例えば、図7
に示すように大面積の単結晶化を起こさせようとすると
、600度Cの温度で、8〜10時間アニールを行なう
ことによって、同図に示すように、SiO2 層12上
の横方向固相方位成長距離が4〜6μm位までになるが
、このあたりから多結晶核20が形成され始め、大面積
の単結晶化は制限されてしまうという問題があった。 また、アニール温度を下げると、横方向固相方位成長距
離を30μm程度まで伸ばすことができるが、結晶成長
時間が43日〜700日となり、きわめて長時間のアニ
ールが必要で現実的な単結晶薄膜の製造方法ではなかっ
た。
【0004】さらに、上記従来の技術の場合、基板10
自体を種結晶とするため、基板の種類が制限されてしま
うという問題もある。また、SiO2 層12の厚さは
、耐絶縁性を高めるには厚い方がよいが、横方向固相方
位成長時にSiO2 層12の開口部14の端縁部で応
力が生じ、SiO2 層12の厚さが厚いと結晶成長が
妨げられ、成長しにくくなうという問題があり、SiO
2 層12の厚さは制限されてしまうという問題もある
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みて成されたもので、簡単な工程で確実に大面積の単結
晶半導体薄膜を形成することができる半導体薄膜素子の
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板表面に
アモルファス半導体薄膜を形成し、このアモルファス半
導体薄膜の表面に種結晶体を密着させ、上記アモルファ
ス半導体薄膜が固相成長により結晶化する温度でアニー
ルを行ない、上記種結晶体と密着している部分のアモル
ファス半導体薄膜を単結晶化する半導体薄膜素子の製造
方法である。
【0007】またこの発明は、上記アモルファス半導体
薄膜に種結晶体を密着させる際、種結晶体に荷重を付加
し基板に押し付けた状態で、上記所定の温度でアニール
を行なう半導体薄膜素子の製造方法である。
【0008】またこの発明は、上記アモルファス半導体
薄膜に種結晶体を密着させる際、種結晶体と上記基板と
を、一対の電極間に配設し、この一対の電極に電圧を印
加して上記種結晶体と基板とを静電的に吸着させた状態
で、上記所定の温度でアニールを行なう半導体薄膜素子
の製造方法である。
【0009】
【作用】この発明の半導体薄膜素子の製造方法は、外部
シードにより、アモルファスシリコン薄膜を膜厚方向に
縦方向固相方位成長を起こさせて、短時間で綺麗な大面
積単結晶半導体薄膜素子を製造するものである。この半
導体薄膜素子の用途は、各種のセンサーやIC等に利用
することができ、特に結晶欠陥が少ないものは、イメー
ジセンサーやラインセンサーのLSI用として利用可能
である。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1(A),(B)および図2はこの発明
の第一実施例を示すもので、この実施例の半導体薄膜素
子の製造方法は、先ず、石英ガラスの基板30に、アモ
ルファスシリコン薄膜32を約500nmの厚さに形成
し、そのアモルファスシリコン薄膜32の所定の個所に
、図1(A)に示すように、SOS、サファイアまたは
シリコンウエハー片等から成る種結晶体34を密着させ
る。そして、約570度Cの温度で10〜16時間アニ
ールを行なう。これによって、アモルファスシリコン薄
膜32は、その膜厚方向に種結晶体34から縦方向固相
方位成長が起き、図1(B),図2に示すように、種結
晶体34に密着している部分にシリコン単結晶薄膜36
が形成される。ここで、この実施例において、種結晶3
4を単結晶薄膜36から剥離させることは、この方法が
溶融再結晶ではないので容易に可能である。
【0011】この実施例の半導体薄膜の製造方法によれ
ば、外部シードである種結晶体34を用いて固相エピタ
キシーにより、短時間で大面積の単結晶薄膜36を形成
することができる。また、基板30はガラスでも良く、
基板の種類を選ばないので、大きさやコスト的な自由度
がきわめて大きくなる。
【0012】次に図3に基づいてこの発明の第二実施例
について説明する。ここで、上述の実施例と同様の部材
については、同一符号を付して説明を省略する。この実
施例は、種結晶体34をアモルファスシリコン薄膜32
に隙間なく確実に密着させるために、重り38を種結晶
体34の上に載せて、上記第一実施例と同様の工程で単
結晶化を行なったものである。
【0013】これによって、種結晶体34が確実にアモ
ルファスシリコン薄膜32に密着し、単結晶薄膜36の
結晶欠陥が少なくなり、より微細な集積回路をこの単結
晶薄膜36に形成することができる。
【0014】次に図4,図5に基づいてこの発明の第三
実施例について説明する。ここで、上述の実施例と同様
の部材については、同一符号を付して説明を省略する。 この実施例は、アモルファスシリコン薄膜32が形成さ
れた基板30と、SOS、サファイア、またはシリコン
ウエハ片等の種結晶体34とを密着させるとともに、そ
の両端に電極40、42を取り付け、この電極間40,
42に所定のの電圧を印加してアニールを行なうもので
ある。アニールを行なうヒーター(図示せず)は、上記
電極40,42のいずれかまたは両方に取り付けること
により、効率良く確実に加熱することができる。
【0015】図5は、図4のようにして、電極40,4
2間に1kVの電圧を印加し、560度Cの温度で、1
6時間アニールを行なって形成した単結晶薄膜36の8
00倍の顕微鏡写真のスケッチである。図中の黒い部分
が結晶欠陥が生じている部分であり、他が単結晶化した
部分である。このように、大面積の単結晶薄膜でありな
がら、きわめて結晶欠陥が少ないものが得られることが
わかる。さらに、この電極40,42間の電圧を、10
kVにまで上げることによって、より結晶欠陥の少ない
単結晶薄膜が得られている。また、350Vの電圧をか
けた場合でも、効果が認められ、印加する電圧は任意に
設定すれば良いものである。
【0016】この実施例の半導体薄膜の製造方法によれ
ば、種結晶体34と基板30上のアモルファスシリコン
薄膜32とを、均一な圧力で確実に密着させることがで
き、結晶欠陥の少ない大面積の単結晶薄膜を形成させる
ことができる。しかも、電圧を適宜設定することにより
、容易に任意の圧力で種結晶体34を基板30の方に押
し付けることができる。
【0017】なお、この発明の半導体薄膜素子の製造方
法は、上記実施例に限定されず、重りと電圧の印加とを
併用しても良く、電圧の値も、任意の電圧値を設定でき
るものである。
【0018】
【発明の効果】この発明の半導体薄膜素子の製造方法は
、外部シードである種結晶体により、アモルファス半導
体薄膜を厚み方向に、固相エピタキシーにより単結晶化
させるので、大面積の単結晶薄膜を、短時間で高品質に
製造することができる。また、基板の種類が限定されず
、ガラス基板のようなものも利用でき、例えば透過型の
イメージセンサー等、コスト性能等に合わせて自由に基
板を選ぶことができる。さらに、SiO2 等の絶縁層
の厚さを厚くしても従来の技術のような問題がなく、耐
圧性能を上げることができる。
【0019】また、重りにより、種結晶体に荷重をかけ
ることによって、種結晶体とアモルファス半導体薄膜と
の密着性が良くなり、結晶欠陥の少ない単結晶半導体薄
膜を形成させることができる。さらに、種結晶体と基板
とに電圧をかけ、電圧による静電的な吸着力を利用して
基板表面のアモルファス半導体薄膜と種結晶体とを密着
させることにより、この両者の接触面に均一な圧力がか
かり、密着性を大きく向上させることができ、より結晶
欠陥の少ない大面積の単結晶半導体薄膜を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例により製造される半導体
薄膜素子の製造工程を示す縦断面図である。
【図2】この実施例により製造された半導体薄膜素子の
平面図である。
【図3】この発明の第二実施例の半導体薄膜素子の製造
方法を示す縦断面図である。
【図4】この発明の第三実施例の半導体薄膜素子の製造
方法を示す縦断面図である。
【図5】この第三実施例により製造された半導体薄膜素
子の拡大部分平面図である。
【図6】従来の技術により製造された半導体薄膜素子の
縦断面図である。
【図7】従来の技術により製造された他の半導体薄膜素
子の縦断面図である。
【符号の説明】
30  基板 32  アモルファスシリコン薄膜 34  種結晶体 36  単結晶薄膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板表面にアモルファス半導体薄膜を
    形成し、このアモルファス半導体薄膜の表面に種結晶体
    を密着させ、上記アモルファス半導体薄膜が固相成長に
    より結晶化する温度でアニールを行ない、上記種結晶体
    と密着している部分のアモルファス半導体薄膜を単結晶
    化することを特徴とする半導体薄膜素子の製造方法。
  2. 【請求項2】  基板表面にアモルファス半導体薄膜を
    形成し、種結晶体をこのアモルファス半導体薄膜上に載
    せ、上記アモルファス半導体薄膜上の種結晶体に荷重を
    付加した状態で、上記アモルファス半導体薄膜が固相成
    長により結晶化する温度でアニールを行ない、上記種結
    晶体と密着している部分のアモルファス半導体薄膜を単
    結晶化することを特徴とする半導体薄膜素子の製造方法
  3. 【請求項3】  基板表面にアモルファス半導体薄膜を
    形成し、このアモルファス半導体薄膜の表面に種結晶体
    を密着させ、上記アモルファス半導体薄膜に種結晶を密
    着させる際、種結晶体と上記基板とを、一対の電極間に
    配設し、この一対の電極に電圧を印加して上記種結晶体
    と基板とを互いに静電的に吸着させた状態で、上記アモ
    ルファス半導体薄膜が固相成長により結晶化する温度で
    アニールを行ない、上記種結晶体と密着している部分の
    アモルファス半導体薄膜を単結晶化することを特徴とす
    る半導体薄膜素子の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250676A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Oki Electric Ind Co Ltd 異種材料の積層基板の製造方法
JP2011023610A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP2013504505A (ja) * 2009-09-14 2013-02-07 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 層の結晶化方法
WO2013150812A1 (ja) * 2012-04-06 2013-10-10 株式会社ユーテック 強誘電体膜の製造装置及び強誘電体膜の製造方法

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