JPH04252717A - 能動型サスペンション - Google Patents

能動型サスペンション

Info

Publication number
JPH04252717A
JPH04252717A JP3008958A JP895891A JPH04252717A JP H04252717 A JPH04252717 A JP H04252717A JP 3008958 A JP3008958 A JP 3008958A JP 895891 A JP895891 A JP 895891A JP H04252717 A JPH04252717 A JP H04252717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lateral acceleration
value
vehicle
wheels
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3008958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2768015B2 (ja
Inventor
Kensuke Fukuyama
福山 研輔
Naoto Fukushima
直人 福島
Yosuke Akatsu
赤津 洋介
Itaru Fujimura
藤村 至
Masaharu Sato
佐藤 正晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3008958A priority Critical patent/JP2768015B2/ja
Priority to DE4201496A priority patent/DE4201496C2/de
Priority to US07/825,215 priority patent/US5251136A/en
Publication of JPH04252717A publication Critical patent/JPH04252717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2768015B2 publication Critical patent/JP2768015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
    • B60G17/0162Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input mainly during a motion involving steering operation, e.g. cornering, overtaking
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/10Acceleration; Deceleration
    • B60G2400/104Acceleration; Deceleration lateral or transversal with regard to vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/20Speed
    • B60G2400/208Speed of wheel rotation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2400/00Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
    • B60G2400/60Load
    • B60G2400/61Load distribution
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2600/00Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
    • B60G2600/90Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems other signal treatment means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/01Attitude or posture control
    • B60G2800/012Rolling condition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2800/00Indexing codes relating to the type of movement or to the condition of the vehicle and to the end result to be achieved by the control action
    • B60G2800/24Steering, cornering

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、能動型サスペンション
に係り、特に、車体に発生する横加速度に応じて左右輪
間の荷重移動量を制御してアンチロール制御を行うと共
に、荷重移動量の前後輪配分比を変更してステア特性を
変更するようにした能動型サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の能動型サスペンションとしては、
例えば本出願人が先に提案した特開平2−3511号公
報に記載されているものがある。この従来例は、低摩擦
係数路判断手段によって走行路面が低摩擦係数路である
か否かを判定し、その判定結果が低摩擦係数路であると
きに前輪のロールモーメントに対する後輪のロールモー
メントの比率を小さくするように比例ゲインを設定する
ことにより、旋回時に後輪の荷重移動両が前輪側のそれ
よりも相対的に小さくなり、後輪の横化歩行のグリップ
力を充分確保して低摩擦係数路での走行安定性を向上さ
せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の能動型サスペンションにあっては、低摩擦係数路判
断手段として、車両に作用する横加速度を検出する横加
速度検出器及び駆動輪と非駆動輪との回転数を検出する
回転数検出器の何れかを用い、横加速度又は回転数差の
何れかの検出値に基づいてアンチロールモーメントの前
後配分を変化させており、横加速度が小さいとき又は回
転数差が大きいときを低摩擦係数路と判断して、フロン
ト配分を大きくしてステア特性をアンダーステア化して
いたため、横加速度を使用する場合には低横加速度では
駆動輪のスリップの少ない定常旋回時も車両ステア特性
がアンダーステアになってしまうため回頭性が低下する
という未解決の課題があり、又回転数差を用いると駆動
輪がスリップしたときだけステア特性がアンダーステア
化されるという利点があるものの、回転数差に対するア
ンチロールモーメント前後配分のゲインを、例えば低摩
擦係数路に合わせるとハイパワー車の高摩擦係数路にお
ける旋回加速時などで駆動輪がスリップした場合にアン
ダーステアが大きくなり過ぎて回頭性が低下し、逆に高
摩擦係数路に合わせると低摩擦係数路での安定性が不足
するという未解決の課題があった。
【0004】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものて、駆動輪と非駆動輪との
回転数差に対する荷重移動量の前後配分の変化態様を、
車体に作用する横加速度に応じて変化させることで、路
面摩擦係数の違いによる旋回時のステア特性の変化を低
減し、上記未解決の課題を解決することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、請求項1に係る能動型サスペンションは、図1(a)
 に示すように、車体に作用する横加速度を検出する横
加速度検出手段と、該横加速度検出手段の横加速度検出
値に応じて左右輪間の荷重移動量を制御するロール抑制
手段と、該ロール抑制手段における荷重移動量の前後輪
配分を変更するステア特性制御手段とを備えた能動型サ
スペンションにおいて、駆動輪と非駆動輪との回転数を
個別に検出する回転数検出手段を備え、前記ステア特性
制御手段は前記回転数検出手段の駆動輪回転数が非駆動
輪の回転数より増加するにつれて非駆動輪側の配分比を
増加させると共に、当該配分比の増加態様を前記横加速
度検出手段の横加速度検出値に基づいて変更するように
構成されていることを特徴としている。
【0006】また、請求項2に係る能動型サスペンショ
ンは、図1(b) に示すように、車体に作用する横加
速度を検出する横加速度検出手段と、該横加速度検出手
段の横加速度検出値に応じて左右輪間の荷重移動量を制
御するロール抑制手段と、該ロール抑制手段における荷
重移動量の前後輪配分を変更するステア特性制御手段と
を備えた能動型サスペンションにおいて、駆動輪と非駆
動輪との回転数を個別に検出する回転数検出手段と、車
速を検出する車速検出手段とを備え、前記ステア特性制
御手段は、前記回転数検出手段の駆動輪回転数が非駆動
輪回転数より増加するにつれて非駆動輪側の配分比を増
加させると共に、当該配分比の増加態様を前記横加速度
検出手段及び車速検出手段の検出値に基づいて変更する
ように構成されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1に係る能動型サスペンションにおいて
は、回転数検出手段で検出した駆動輪の回転数が非駆動
輪の回転数より増加するにつれて非駆動輪側の配分比を
増加させるように変更すると共に、その増加態様即ち増
加率又は最大値を横加速度検出手段で検出した横加速度
検出値に基づいて変更する。したがって、駆動輪がスリ
ップして駆動輪と非駆動輪との間に回転数差が生じると
、その回転数差の増加に応じて非駆動輪側における左右
輪間の荷重移動量分担比を増加させ、且つその増加態様
を横加速度検出値に基づいて変更することにより、路面
摩擦係数にかかわらず旋回時のステア特性の変化を小さ
くすることができる。例えば後輪駆動車である場合には
、非駆動輪となる前輪側における左右輪間の荷重移動量
分担比を横加速度の増加に応じて増加させることにより
、横加速度の小さな低摩擦係数路では駆動輪のスリップ
による横力の低下に伴うオーバーステアを強める傾向を
相殺して操縦安定性を確保し、横加速度の大きな高摩擦
係数路でもアンダーステア傾向を弱めてニュートラルな
ステア特性を得ることができる。逆に前輪駆動車である
場合には、駆動輪となる前輪側における左右輪間の荷重
移動量分担比を横加速度の増加に応じて減少させること
により、横加速度の小さな低摩擦係数路では駆動輪のス
リップによる横力の低下に伴うアンダーステアを強める
傾向を相殺を相殺して回頭性を確保し、横加速度の大き
な高摩擦係数路でもオーバーステア傾向を弱めてニュー
トラルなステア特性を得ることができる。
【0008】また、請求項2に係る能動型サスペンショ
ンにおいては、前述した請求項1の作用に加えて、左右
輪の荷重移動量の非駆動輪側分担比の増加態様を車速に
よっても変更するようにしたので、後輪駆動車では高速
での旋回加速時走行時にアンダーステア傾向を強めて安
定性を確保し、前輪駆動車では高速での旋回加速時にア
ンダーステアを強める傾向を弱めて回頭性を高めること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明の一実施例を示す概略構成図であっ
て、後輪駆動車である場合を示している。図中、10F
L,10FRは非駆動輪となる前左輪,前右輪、10R
L,10RRは駆動輪となる後左輪,後右輪,12は車
輪側部材,14は車体側部材を各々示し、16は能動型
サスペンションを示す。
【0010】能動型サスペンション16は、車体側部材
14と各車輪側部材12との間に各別に装備された流体
シリンダとしての油圧シリンダ18FL〜18RRと、
この油圧シリンダ18FL〜18RRの作動油圧を各々
調整する圧力制御弁20FL〜20RRと、本油圧系の
油圧源22と、この油圧源22及び圧力制御弁20FL
〜20RR間に介挿された蓄圧用のアキュムレータ24
,24と、車体の横方向に作用する横加速度を検出する
横加速度センサ26と、例えば左側の駆動輪10RLの
回転数を検出して回転数に応じたパルス信号を出力する
駆動輪回転数センサ28Rと、例えば左側の非駆動輪1
0FLの回転数を検出して回転数に応じたパルス信号を
出力する非駆動輪回転数センサ28Fと、圧力制御弁2
0FL〜20RRの出力圧を個別に制御するコントロー
ラ30とを備えている。また、この能動型サスペンショ
ン16は、油圧シリンダ18FL〜18RRに対して車
輪側部材12及び車体部材14間に個別に並列装備され
たコイルスプリング36,…,36と、油圧シリンダ1
8FL〜18RRの後述する圧力室Lに個別に連通した
絞り弁32及び振動吸収用のアキュムレータ34とを含
む。ここで、各コイルスプリング36は、比較的低いバ
ネ定数であって車体の静荷重を支持するようになってい
る。
【0011】油圧シリンダ18FL〜18RRの各々は
、シリンダチューブ18aを有し、このシリンダチュー
ブ18aには、ピストン18cにより閉塞された上側圧
力室Lが形成されている。そして、シリンダチューブ1
8aの上端が車体側部材14に取付けられ、ピストンロ
ッド18bの下端が車輪側部材12に取付けられている
【0012】また、圧力制御弁20FL〜20RRの各
々は、円筒状の挿通孔内に摺動可能に収容されたスプー
ルを有する弁ハウジングと、この弁ハウジングに一体に
設けられた比例ソレノイドとを有するパイロット操作形
に形成されている。この圧力制御弁20FL〜20RR
の作動油に対する供給ポート及び戻りポートが油圧配管
38,39を介して油圧源22の作動油供給側及び作動
油戻り側に連通され、出力ポートが油圧配管40を介し
て油圧シリンダ18FL〜18RRの圧力室Lの各々に
連通されている。
【0013】このため、比例ソレノイドの励磁コイルに
供給する圧力指令値としての励磁電流Iの値を制御する
ことにより、励磁電流Iに応じた出力圧Pを出力ポート
から油圧シリンダ18FL(〜18RR)の圧力室Lに
供給できる。つまり、制御圧PC は、図3に示す如く
、励磁電流iをその最小値iMIN から最大値iMA
X まで変化させると、これに略比例して最小圧PMI
N から最大圧PMAX (油圧源22のライン圧)ま
で直線的に変化する。
【0014】さらに、横加速度センサ26は、図4に示
すように、直進走行状態で零、直進走行状態から右操舵
したときに横加速度に応じた正の電圧値となり、反対に
左操舵したときに横加速度に応じた負電圧値でなる横加
速度検出値YG を出力する。コントローラ30は、図
6に示すように、駆動輪回転数センサ28Rからの回転
数に応じたパルス信号PR を電圧に変換する周波数−
電圧変換器42Rと、非駆動輪回転数センサ28Fから
の回転数に応じたパルス信号PF を電圧に変換する周
波数−電圧変換器42Fと、これら変換器42R及び4
2Fの変換出力WR 及びWF が入力され両者の差値
の絶対値でなる回転数差ΔW(=|WR −WF |)
を算出する回転数差演算器44と、前記横加速度センサ
26の横加速度検出値YG 及び回転数差演算器44の
回転数差ΔWが入力され、これらに基づいてロール抑制
制御ゲインの前輪側(非駆動輪)側配分αを設定する前
輪側配分設定回路46と、この前輪側配分設定回路46
から出力される前輪側配分α及び横加速度センサ26の
横加速度検出値YG が入力されこれらに基づいて非駆
動輪となる前輪側圧力指令値IF を算出する前輪側指
令値演算回路48Fと、同様に、前輪側配分α及び横加
速度検出値YG が入力されこれらに基づいて駆動輪と
なる後輪側圧力指令値IR を算出する後輪側指令値演
算回路48Rと、前輪側指令値演算回路48Fから出力
される指令値IF が直接入力される前左側駆動回路5
0FL及び反転器52Fを介して入力される前右側駆動
回路50FRと、同様に後輪側指令値演算回路48Rか
ら出力される指令値IR が直接入力される後左側駆動
回路50RL及び反転器52Rを介して入力される後右
側駆動回路50RRとで構成されている。
【0015】ここで、前輪側配分設定回路46は、図7
に示すように、回転数差ΔWが予め設定された回転数差
設定値ΔW1 に達するまでの間は予め設定されたニュ
ートラルステア特性を得るための前輪側配分設定値α0
 を維持し、回転数差ΔWが設定値ΔW1 を越えると
、前輪側配分αがゲインKw をもって増加し、前輪側
配分αが最大値αMAX に達すると飽和する特性に設
定され、ゲインKW 及び最大値αMAX を変更可能
な関数発生器46aと、横加速度センサ26の横加速度
検出値YG をもとに図8に示すように横加速度検出値
YG の増加に伴って減少するゲインKW を発生しこ
れを関数発生器46aに出力する関数発生器46bと、
同様に横加速度検出値YGをもとに図9に示すように横
加速度検出値YG の増加に伴って減少する最大値αM
AX を発生しこれを関数発生器46aに出力する関数
発生器46cとで構成され、前輪側配分αが回転数差Δ
W及び横加速度検出値YG の関数α=f(ΔW,YG
 )として算出される。
【0016】また、前輪側指令値演算回路48Fは入力
される非駆動輪側配分αをもとに下記(1) 式の演算
を行って前輪側ロール抑制ゲインKF を算出すると共
に、このゲインKF に横加速度検出値YG を乗算し
て前輪側圧力指令値IF (=KF ・YG)を算出し
これを出力する。 KF =α・K                ……
……(1) 同様に、後輪側指令値演算回路48Rは、
入力される前輪側配分αをもとに下記(2) 式の演算
を行って駆動側ロール抑制制御ゲインKR を算出する
と共に、このゲインKR に横加速度検出値YG を乗
算して後輪側圧力指令値IR (=KR ・YG )を
算出しこれを出力する。
【0017】 KR =(1−α)・K        …………(2
) 各駆動回路50FL,50FR,50RL,50R
Rは、入力される圧力指令値IF,−IF,IR,−I
R に図4の中立電流iN に対応する中立指令値IN
 を加算して各圧力制御弁20FL〜20RRの比例ソ
レノイドに対する励磁電流iFL〜iRRを算出し、こ
れを出力する。したがって、駆動輪となる後輪10RL
及び非駆動輪となる前輪10FL間に回転数差がなく、
前輪側配分αの設定値α0 を例えば0.6とした場合
には、横加速度検出値YG に対する励磁電流iの特性
は、図5に示すように、横加速度検出値YG が零であ
るときに所定の正の中立電流iN を出力し、車両の右
旋回によって横加速度検出値YG が正方向に増加した
ときに中立電流iN より大きくなり、車両の左旋回に
よって横加速度検出値YG が負方向に増加したときに
中立電流iN より小さくなり、且つ前輪側ゲインが後
輪側ゲインより大きくなる。ここで、励磁電流iに上限
値ia,ia ′及び下限値ib,ib ′をもたせて
いるのは、圧力制御弁20FL〜20RRの制御圧PC
 に上限、下限があるためであるが、その他多少ロール
を発生させて旋回限界を乗員に認識し易くするために設
定する場合もある。
【0018】次に、上記実施例の動作を説明する。今、
車両が凹凸が無く乾燥路等の高摩擦係数を有する良路を
直進定速走行しているものとする。この直進走行状態で
は車体に横方向の加速度が生じていないので、横加速度
センサ26から出力される横加速度検出値YG は略零
である。このため、コントローラ30の前輪側配分設定
回路46で算出される前輪側配分αは、関数発生器46
bから出力されるゲインKW が横加速度検出値YG 
が略零であることにより比較的大きな値となると共に、
関数発生器46cから出力される最大値αMAX も横
加速度検出値YG が略零であることにより比較的大き
な値となる。 このため、関数発生器46aでの特性が図7に示すよう
に、ゲインKW 及び最大値αMAX が最大となる。 このとき、車両が高摩擦係数路を定速走行していること
により、駆動輪となる後輪10RL及び10RRにスリ
ップを生じることが少なく、したがって、回転数センサ
28F及び28Rから出力される回転数に応じたパルス
信号PF 及びPR は略等しくなり、回転数差演算器
44で算出される回転数差ΔWが略零となる。
【0019】この結果、前輪側配分設定回路46の関数
発生器46aから出力される前輪側配分αは設定値α0
 となり、前輪側指令値演算回路48Fで算出されるロ
ール抑制制御ゲインKF が後輪側指令値演算回路48
Rで算出されるロール抑制制御ゲインKR に比較して
やや大きな値に設定される。しかしながら、このときの
横加速度検出値YG が略零であるので、各指令値演算
回路48F,48Rから出力される指令値IF,IR 
も略零となることにより、各駆動回路50FL〜50R
Rから出力される励磁電流iFL〜iRRが略等しい中
立電流iN となり、各圧力制御弁20FL〜20RR
から出力される制御圧PC が中立圧PCNとなって、
各油圧シリンダ18FL〜18RRの推力が中立圧PC
Nに対応した値となるので、車両のステア特性は略ニュ
ートラルステアに維持される。
【0020】この直進定速走行状態から、緩やかな右(
又は左)旋回状態に移行すると、車体に横加速度が発生
することになる。このため、横加速度センサ26から出
力される横加速度検出値YG が零から横加速度に対応
した正(又は負)の電圧となる。この緩旋回状態では、
横加速度検出値YG が小さく、しかも車両が高摩擦係
数路を走行しているので、駆動輪10RLがスリップを
生じることは少なく、回転数差演算器44で算出される
回転数差ΔWは略零の状態を継続しているので、前輪側
配分設定回路46から出力される前輪側配分αは設定値
α0 (例えば0.5)を継続する。したがって、指令
値演算回路48F及び48Rでは設定値α0 でなる前
輪側配分αが入力されることにより、指令値演算回路4
8Fで算出される前輪側ロール抑制制御ゲインKF と
指令値演算回路48Rで算出される後輪側ロール抑制制
御ゲインKR とが略等しくなるため、横加速度検出値
YG にロール抑制制御ゲインKF 及びKR を乗じ
た値でなる前輪側圧力指令値IF 及び後輪側圧力指令
値IR も略等しくなる。
【0021】この結果、外輪側の油圧シリンダ18FL
,18RL(又は18FR,18RR)の推力が共に略
等しく増加し、内輪側の油圧シリンダ18FR,18R
R(又は18FL,18RL)の推力が共に略等しく減
少することにより、前輪側における左右輪間の荷重移動
量と後輪側における左右輪間の荷重移動量が略等しくな
って、車両のステア特性はニュートラルステア特性を継
続する。
【0022】しかしながら、高摩擦係数路で直進定速走
行状態から急右(又は左)旋回状態に移行すると、車両
に発生する横加速度が大きな値となることから、横加速
度センサ26から出力される横加速度検出値YG が正
(又は負)の大きな値となる。このため、コントローラ
30の前輪側配分設定回路46における関数発生器46
bから出力されるゲインKW が小さい値となると共に
、関数発生器46cから出力される最大値αMAX も
小さい値となることから、関数発生器46aの特性が図
7で一点鎖線図示のように最大値αMAX が設定値α
0 に近づくと共に回転数差ΔWが設定値ΔW1 を越
えたときの変化率が小さくなって、前輪側配分αの値が
設定値α0 近傍の値となる。この結果、車両のステア
特性は、回転数差ΔWにかかわらず略ニュートラルステ
ア特性を維持する。
【0023】一方、降雨路,雪路,凍結路等の低摩擦係
数路を走行している状態では、直進走行時には、横加速
度センサ26から出力される横加速度検出値YG が略
零であることから、前述した高摩擦係数路を走行してい
る場合と同様に、車両のステア特性がニュートラルステ
ア特性に維持される。しかしながら、低摩擦係数路の走
行を継続している状態で、右(又は左)旋回状態に移行
すると、これに応じて車両に横加速度が発生することか
ら、横加速度センサ26から出力される横加速度検出値
YG が正(又は負)の値に変化する。
【0024】ところが、低摩擦係数路での旋回状態では
、車両に生じる横加速度が大きくなるとこれに応じて車
輪が横滑りすることから横加速度センサ26で検出され
る横加速度検出値YG は高摩擦係数路の場合に比較し
て小さい値(例えば0.2〜0.3G以下)となること
により、コントローラ30の前輪側配分設定回路46に
おける関数発生器46b及び46cから出力されるゲイ
ンKW 及び最大値αMAX の値が高摩擦係数路にお
ける緩旋回状態と略等しい値となり、関数発生器46a
の特性が図7で実線図示のように回転数差ΔWが設定値
ΔW1 を越えたときの前輪側配分αの増加率が大きく
なると共に、最大値αMAX が大きな値となる。
【0025】このため、駆動輪10RLと非駆動輪10
FLとの回転数差ΔWが設定値ΔW1 近傍に達するま
での間は前輪側配分αが略設定値α0 となるため、車
両のステア特性はニュートラルステア特性を維持するが
、駆動輪10RLのスリップが増加して、回転数差ΔW
が設定値ΔW1 を越えて大きくなると、回転数差ΔW
の増加に対して非駆動輪側配分αの増加分が高摩擦係数
路に比較して遙かに大きくなると共に、最大値αMAX
 も大きな値となるので、駆動輪及び非駆動輪のトータ
ルロール抑制制御ゲインは一定であるが、指令値演算回
路48Fで算出されるロール抑制制御ゲインKF が指
令値演算回路48Rで算出されるロール抑制制御ゲイン
KR に比較して大きくなる。
【0026】この結果、非駆動輪となる前輪の旋回外輪
側の油圧シリンダ18FL(又は18FR)の推力が駆
動輪となる後輪の旋回外輪側の油圧シリンダ18RL(
又は18RR)の推力に比較して大きくなり、旋回内輪
側では前輪18FR(又は18FL)の推力が後輪18
RR(又は18RL)の推力より大きく低下するので、
非駆動輪となる前輪10FL,10FRの荷重移動量が
駆動輪となる後輪10RL,10RRの荷重移動量に比
較して大きくなり、この荷重移動量の前後配分による車
両のステア特性が回転数差ΔWの増加に伴ってニュート
ラルステア特性から強アンダーステア特性側に変更され
る。これによって、駆動輪となる後輪10RL,10R
Rのスリップによる横力の低下に伴って車両のステア特
性がオーバーステア側となることを相殺して、車両のス
テア特性を略一定の例えばニュートラルステア特性に維
持することができる。
【0027】このように、上記第1実施例では、車両に
生じる横加速度に応じてゲインKW 及び最大値αMA
X を低下させるようにして、駆動輪と非駆動輪との回
転数差ΔWの増加による左右輪間の荷重移動量の非駆動
輪側配分αを増加態様即ち増加率及び最大値を制御する
ようにしているので、高摩擦係数路を走行していて旋回
によって生じる横加速度が大きいときには、回転数差Δ
Wに変化があっても非駆動輪側配分が横加速度が無い通
常走行時とさほど変化しないが、低摩擦係数路を走行し
ていて旋回によって生じる横加速度が大きくならないと
きには、回転数差ΔWの増加に伴って左右輪間の荷重移
動量の前後配分に基づく車両のステア特性を強アンダー
ステア側に変更するので、駆動輪のスリップによるオー
バーステア傾向を相殺して車両のステア特性を略一定の
ニュートラルステア特性に維持することができる。
【0028】次に、本発明の第2実施例を図10〜図1
2について説明する。この第2実施例は、前記第1実施
例の構成に加えて、車速の増加に伴っても非駆動輪側配
分の変化率又は最大値を変更するようにしたものである
。すなわち、図10に示すように、前記図6の構成にお
いて、車速を検出する車速センサ29を設け、この車速
センサ29の車速検出値Vをコントローラ30の前記前
輪側配分設定回路46に入力し、この演算器46に、車
速センサ29の車速検出値Vが入力されてこれに比例し
た図11に示す補正係数AV を出力する関数発生器4
6dが設けられていると共に、この関数発生器46dか
ら出力される補正係数AV と前述した関数発生器46
b及び46cから出力されるゲインKW 及び最大値α
MAX とを加算する加算回路46e及び46fが設け
られ、これら換算回路46e及び46fの加算出力が関
数発生器46aに入力されていることを除いては前述し
た第1実施例と同様の構成を有する。
【0029】この第2実施例によると、コントローラ3
0の前輪側配分設定回路46において、非駆動輪となる
前輪側配分αを決定するための基礎となるゲインKW 
及び最大値αに車速検出値Vの増加に比例する補正係数
AVを加算するようにしているので、車両が停車状態で
あるときには車速検出値Vが零であるときには、関数発
生器46dから出力される補正係数AV も零であるの
で、車両のステア特性はニュートラルステア特性に維持
される。
【0030】しかしながら、車両を発進させて車速セン
サ29の車速検出値Vが増加するとこれに応じて補正係
数AV も増加することから、図12に示すように、加
算器46e及び46fで第1実施例におけるゲインKW
 及び最大値αMAX に補正係数AV を加算した加
算値が関数発生器46aに入力されることにより、この
関数発生器46aの図7の特性が車速に応じて変更され
、車速が増加するにつれて車両のステア特性がより強ア
ンダーステア側に変更されることになる。このため、低
速走行時にはニュートラルステアとして車両の旋回性能
を重視し、高速走行状態ではアンダーステア側として操
縦安定性を向上させることができる。
【0031】なお、上記第2実施例においては、前輪側
配分設定回路46でゲインKW 及び最大値αMAX 
の双方に車速検出値Vに基づく補正係数AV を加算す
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、ゲインKW 及び最大値αMAX の何れか一方
に補正係数AV を加算するようにしてもよく、さらに
は補正係数AV を1〜2の値としてゲインKW 及び
最大値αMAXの何れか一方又は双方に乗算するように
してもよい。
【0032】次に、本発明の第3実施例を図13〜図1
6について説明する。この第3実施例は、本発明を後輪
駆動車に代えて前輪駆動車に適用した場合の実施例を示
すものであり、コントローラ30における前輪側配分設
定回路46が図13に示すように構成されている。すな
わち、関数発生器46aの回転数差ΔW及び駆動輪側配
分となる前輪側配分αの特性が、図14に示すように、
回転数差ΔWが設定値ΔW1 に達するまでの間は前輪
側配分αが前述した第1実施例と同様の設定値α0 を
維持し、回転数差ΔWが設定値ΔW1を越えると回転数
差ΔWの増加に比例するゲイン−KW をもって減少し
、最小値αMIN に達すると以後αMIN を維持す
るように選定され、且つ横加速度検出値YG に基づい
てゲインKW を出力する関数発生器46bの出力が符
号反転器54を介して関数発生器46aに供給されると
共に、関数発生器46cで図16に示すように横加速度
検出値YG が設定値YG1に達するまでの間は比較的
小さい最小値αMIN を出力し、設定値YG1を越え
ると横加速度検出値YG の増加に伴って増加する最小
値αMIN を出力するように構成されていることを除
いては前記第1実施例と同様の構成を有する。
【0033】この第3実施例によると、車両が旋回状態
で駆動輪となる前輪10FLと非駆動輪となる後輪10
RLとの間の回転数差ΔWが設定値ΔW1 以下である
ときには、前輪側配分αが設定値α0 となるので、第
1実施例と同様に車両のステア特性がニュートラルステ
ア特性となり、回転数差ΔWが設定値ΔW1 を越える
と、乾燥路等の高摩擦係数路を走行している状態では、
横加速度検出値YG が増加すにつれてゲインKW が
減少し、且つ最小値αMIN が増加することから、駆
動輪となる前輪側配分αが減少し、非駆動輪となる後輪
側配分(1−α)が増加するが、これらの変化幅は少な
いので車両のステア特性は略ニュートラルステア特性を
維持する。
【0034】しかしながら、車両が凍結路等の低摩擦係
数路を走行している状態では、車両が旋回状態となって
も、横加速度検出値YG が0.2〜0.3G程度にし
て増加しないので、ゲインKW は比較的大きな値をと
ると共に、最小値αMIN は比較的小さい値となるの
で、回転数差ΔWが設定値ΔW1 を越えたときに、前
輪側配分αの増加率が急峻となると共に最小値αMIN
 が小さい値となるので、高摩擦係数路に比較して駆動
輪側となる前輪側配分αが小さい値となり、非駆動輪側
となる後輪側配分(1−α)が大きい値となる。このた
め、左右輪間の荷重移動量に基づく車両のステア特性が
強オーバーステア側に変更されることになり、前輪駆動
車における駆動輪即ち前輪のスリップによって車両のス
テア特性がアンダーステア側に変更される分を相殺し、
実際の車両のステア特性を略ニュートラルステア特性に
維持して回頭性を確保することができ、路面の摩擦係数
の変化、回転数差ΔWの変化及び横加速度検出値YG 
の変化にかかわらず車両のステア特性を略一定に保つこ
とができる。
【0035】次に、本発明の第4実施例を図17〜図1
9について説明する。この第4実施例は、前述した第2
実施例と同様に前輪側配分αを決定するゲインKW 及
び最小値αMIN を車速検出値Vに応じて変更するよ
うにしたものであり、図17に示すように、前記第2実
施例における加算器46fが関数発生器46cから出力
される最小値αMIN を減算する減算器46gに置換
されていることを除いては図10と同様の構成を有する
【0036】この第4実施例によると、関数発生器46
bから出力されるゲインKW については、図18に示
すように、関数発生器46dから出力される補正係数A
V が加算されることから前述した第2実施例と同様に
車速検出値Vの増加に伴ってゲインKW が増加し、最
小値αMIN については、図19に示すように、車速
の増加に伴って減少することになり、車速の増加に伴っ
て前輪側配分αを減少させ、後輪側配分(1−α)を増
加させることができ、低速走行時には略ニュートラルス
テア特性とし、高速走行時には駆動輪側となる前輪側分
担比αを減少させると共に、非駆動輪側となる後輪側分
担比(1−α)を増加させて後輪側の荷重分担率を増加
させることによって駆動輪となる前輪10FL,10F
Rのスリップによる横力の低下に伴って車両のステア特
性がアンダーステア側となることを防止して、回頭性を
高めることができる。
【0037】なお、上記各実施例においては、コントロ
ーラ30として電子回路を適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、マイクロコンピ
ュータを適用して演算処理するようにしてもよい。また
、上記各実施例においては、制御弁として圧力制御弁を
適用して圧力制御を行う場合について説明したが、これ
に限らず流量制御弁を適用して流量制御を行うようにし
てもよい。
【0038】さらに、上記各実施例においては、車両の
左側の車輪10FL,10RLの回転数を検出する場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
車両の右側の車輪10FR,10RRの回転数を検出し
たり、4輪の回転数を検出し、前輪側の左右の平均値及
び後輪側の左右の平均値を使用するようにしてもよい。
【0039】さらにまた、上記各実施例においては、作
動流体として作動油を適用した場合について説明したが
、これに限定されるものではなく、他の圧縮性の低い流
体を適用することができる。また、上記各実施例におい
ては、前輪側配分設定回路46の関数発生器46aで、
駆動輪と非駆動輪との間の車輪回転数差が小さいときの
設定値α0 を、車両をニュートラルステア特性に維持
する値に設定する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、弱アンダーステア特性に維持する
値に設定するようにしてもよい。
【0040】さらに、上記各実施例においては、ロール
制御手段を構成するアクチュエータとして油圧シリンダ
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、空気圧シリンダ、可変剛性スタビライザ
等の他のアクチュエータを適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る能
動型サスペンションによれば、ステア特性制御手段は前
記回転数検出手段の駆動輪回転数が非駆動輪の回転数よ
り増加するにつれて非駆動輪側の配分比を増加させると
共に、当該配分比の増加態様を前記横加速度検出手段の
横加速度検出値に基づいて変更するように構成されてい
るので、路面摩擦係数の変化による旋回加速時のステア
特性の変化を抑制して、良好な操縦性能を得ることがで
きる効果が得られる。
【0042】また、請求項2に係る能動サスペンション
によれば、非駆動輪側の配分比の増加態様を横加速度検
出値及び車速検出値に基づいて変更するように構成され
ているので、上記効果に加えて後輪駆動車では高速走行
状態での旋回加速時の安定性を高めることができ、前輪
駆動車では高速走行状態での旋回加速中のアンダーステ
ア傾向を弱めて回頭性を高めることができる効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す基本構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図3】第1実施例に適用し得る圧力制御弁の出力特性
線図である。
【図4】第1実施例に適用し得る加速度センサの出力特
性線図である。
【図5】駆動輪及び非駆動輪間の回転数差がないときの
横加速度検出値と励磁電流との関係を示す特性線図であ
る。
【図6】第1実施例に適用し得るコントローラの一例を
示すブロック図である。
【図7】第1実施例に適用し得る前輪側配分設定回路に
おける関数発生器の横加速度検出値に対する前輪側配分
の関係を示す出力特性線図である。
【図8】第1実施例に適用し得る前輪側配分設定回路に
おける関数発生器の横加速度検出値に対するゲインの関
係を示す出力特性線図である。
【図9】第1実施例に適用し得る前輪側配分設定回路に
おける関数発生器の横加速度検出値に対する前輪側配分
最大値の関係を示す出力特性線図である。
【図10】本発明の第2実施例に適用し得るコントロー
ラの一例を示すブロック図である。
【図11】第2実施例に適用し得る前輪側配分設定回路
における関数発生器の車速に対する補正係数の関係を示
す出力特性線図である。
【図12】第2実施例に適用し得る前輪側配分設定回路
における加算器の横加速度及び車速に対するゲイン又は
前輪側配分最大値の関係を示す出力特性線図である。
【図13】本発明の第3実施例に適用し得るコントロー
ラの一例を示すブロック図である。
【図14】第3実施例に適用し得る前輪側配分設定回路
における関数発生器の回転数差に対する前輪側配分の関
係を示す出力特性線図である。
【図15】第3実施例に適用し得る前輪側配分設定回路
における関数発生器の横加速度検出値に対するゲインの
関係を示す出力特性線図である。
【図16】第3実施例に適用し得る前輪側配分設定回路
における関数発生器の横加速度検出値に対する前輪側配
分最小値の関係を示す出力特性線図である。
【図17】本発明の第4実施例に適用し得るコントロー
ラの一例を示すブロック図である。
【図18】第4実施例に適用し得る関数発生器の横加速
度検出値及び車速検出値に対するゲインの関係を示す出
力特性線図である。
【図19】第4実施例に適用し得る関数発赤の横加速度
検出値尾余事車速検出値に対する前輪側配分最小値の関
係を示す出力特性線図である。
【符号の説明】
10FL,10FR    前輪(非駆動輪)10RL
,10RR    後輪(駆動輪)16    能動型
サスペンション 18FL〜18RR    油圧シリンダ20FL〜2
0RR    圧力制御弁26    横加速度センサ 28F,28R    回転数センサ 29    車速センサ 30    コントローラ 44    回転数差演算器 46    前輪側配分設定回路 46a〜46d  関数発生器 46e,46f  加算器 46g  減算器 48F  前輪側指令値演算回路 48R  後輪側指令値演算回路 50FL〜50RR    駆動回路 52F,52R    反転器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体に作用する横加速度を検出する横
    加速度検出手段と、該横加速度検出手段の横加速度検出
    値に応じて左右輪間の荷重移動量を制御するロール抑制
    手段と、該ロール抑制手段における荷重移動量の前後輪
    配分を変更するステア特性制御手段とを備えた能動型サ
    スペンションにおいて、駆動輪と非駆動輪との回転数を
    個別に検出する回転数検出手段を備え、前記ステア特性
    制御手段は前記回転数検出手段の駆動輪回転数が非駆動
    輪の回転数より増加するにつれて非駆動輪側の配分比を
    増加させると共に、当該配分比の増加態様を前記横加速
    度検出手段の横加速度検出値に基づいて変更するように
    構成されていることを特徴とする能動型サスペンション
  2. 【請求項2】  車体に作用する横加速度を検出する横
    加速度検出手段と、該横加速度検出手段の横加速度検出
    値に応じて左右輪間の荷重移動量を制御するロール抑制
    手段と、該ロール抑制手段における荷重移動量の前後輪
    配分を変更するステア特性制御手段とを備えた能動型サ
    スペンションにおいて、駆動輪と非駆動輪との回転数を
    個別に検出する回転数検出手段と、車速を検出する車速
    検出手段とを備え、前記ステア特性制御手段は、前記回
    転数検出手段の駆動輪回転数が非駆動輪回転数より増加
    するにつれて非駆動輪側の配分比を増加させると共に、
    当該配分比の増加態様を前記横加速度検出手段及び車速
    検出手段の検出値に基づいて変更するように構成されて
    いることを特徴とする能動型サスペンション。
JP3008958A 1991-01-29 1991-01-29 能動型サスペンション Expired - Lifetime JP2768015B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3008958A JP2768015B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 能動型サスペンション
DE4201496A DE4201496C2 (de) 1991-01-29 1992-01-21 Aktivgesteuertes Federungssystem für Fahrzeuge
US07/825,215 US5251136A (en) 1991-01-29 1992-01-24 Actively controlled suspension system for automotive vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3008958A JP2768015B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 能動型サスペンション

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04252717A true JPH04252717A (ja) 1992-09-08
JP2768015B2 JP2768015B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=11707184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3008958A Expired - Lifetime JP2768015B2 (ja) 1991-01-29 1991-01-29 能動型サスペンション

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5251136A (ja)
JP (1) JP2768015B2 (ja)
DE (1) DE4201496C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129405A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Aisin Seiki Co Ltd 車両の直進判定装置及びその方法

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5630623A (en) * 1994-08-15 1997-05-20 Kelsey Hayes Vehicle roll control system
US5597180A (en) * 1994-08-15 1997-01-28 Ganzel; Blaise J. Vehicle roll control apparatus
US5529324A (en) * 1994-08-15 1996-06-25 Kelsey-Hayes Company System and method for vehicle roll control
US5517847A (en) * 1994-12-16 1996-05-21 Ford Motor Company Open compartment load leveling ride height control
DE59707981D1 (de) 1996-09-30 2002-09-19 Daimler Chrysler Ag Bremskraft-steuerungssystem für ein strassenfahrzeug
GB9626045D0 (en) * 1996-12-14 1997-01-29 Rover Group A vehicle roll stabilising system
GB2324512A (en) * 1997-02-18 1998-10-28 Michael Anthony Mumford Anti-roll suspension
JP3232557B2 (ja) * 1997-08-22 2001-11-26 トヨタ自動車株式会社 ヨーレイトセンサ異常検出装置
US7641208B1 (en) 2003-07-16 2010-01-05 Kelsey-Hayes Company Vehicle roll control system with self-centering actuator
US7226056B2 (en) * 2003-07-16 2007-06-05 Kelsey-Hayes Company Electro-magnetic vehicle roll control system
US7421954B2 (en) * 2004-06-18 2008-09-09 Bose Corporation Active suspension controller
JP4285343B2 (ja) * 2004-07-07 2009-06-24 トヨタ自動車株式会社 車輌のロール剛性制御装置
DE102005004601A1 (de) * 2005-02-01 2006-08-10 Bayerische Motoren Werke Ag Fahrdynamik-Steuerungs- oder Regelsystem für ein zweispuriges zweiachsiges Kraftfahrzeug
JP4333660B2 (ja) * 2005-10-07 2009-09-16 トヨタ自動車株式会社 ロール角制御とロール剛性前後配分比制御を組み合わせた車輌
DE102006017899A1 (de) * 2006-04-13 2007-10-25 Daimlerchrysler Ag Verfahren und Vorrichtung zur Beeinflussung des Fahrverhaltens eines Fahrzeuges
US20070278028A1 (en) * 2006-06-05 2007-12-06 Wayne Robert Fought Anti-aeration system for a suspension actuator
JP4670800B2 (ja) * 2006-11-30 2011-04-13 トヨタ自動車株式会社 車両のロール剛性制御装置
JP4934185B2 (ja) * 2009-10-30 2012-05-16 本田技研工業株式会社 車両のスキッド検知装置
JP5572485B2 (ja) * 2010-08-31 2014-08-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 サスペンション制御装置
US20130197732A1 (en) 2012-01-26 2013-08-01 Jonathan L. Pearlman Active stability devices and systems for mobile devices
US9573591B2 (en) * 2015-03-18 2017-02-21 Continental Automotive Systems, Inc. System and method utilizing detected load for vehicle handling
DE102018127799A1 (de) 2018-11-07 2020-05-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Stabilisatoranordnung mit schaltbarem Stellglied für ein Kraftfahrzeug

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3667767D1 (de) * 1985-02-06 1990-02-01 Toyota Motor Co Ltd Aktives fahrzeug-aufhaengungssystem mit eingebauten beschleunigungsmessern.
EP0326180B1 (en) * 1988-01-29 1993-09-22 Nissan Motor Co., Ltd. Actively controlled suspension system with compensation of delay in phase in control system
JPH0829650B2 (ja) * 1988-06-10 1996-03-27 日産自動車株式会社 能動型サスペンション
DE3821609A1 (de) * 1988-06-27 1989-12-28 Bayerische Motoren Werke Ag Regelungseinrichtung zur wankstabilisierung eines fahrzeuges
JPH02182521A (ja) * 1989-01-10 1990-07-17 Nissan Motor Co Ltd サスペンション制御装置
JPH0764175B2 (ja) * 1989-04-14 1995-07-12 トヨタ自動車株式会社 流体圧式アクティブサスペンション
JP2611449B2 (ja) * 1989-08-31 1997-05-21 日産自動車株式会社 能動型サスペンション

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129405A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Aisin Seiki Co Ltd 車両の直進判定装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE4201496A1 (de) 1992-07-30
JP2768015B2 (ja) 1998-06-25
US5251136A (en) 1993-10-05
DE4201496C2 (de) 1996-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04252717A (ja) 能動型サスペンション
JP2611449B2 (ja) 能動型サスペンション
JPH023511A (ja) 能動型サスペンション
JPH0780410B2 (ja) 車両用サスペンシヨン
JP2757579B2 (ja) 能動型サスペンション
US5204815A (en) Electric control apparatus for control of the running characteristic of a wheeled vehicle
JP2623861B2 (ja) 能動型サスペンション
JP4228837B2 (ja) 車輪速度推定装置、車体速度推定装置、および車両挙動制御装置
JP2765311B2 (ja) 能動型サスペンション
JP2575491B2 (ja) 能動型サスペンション
JP2946758B2 (ja) 能動型サスペンション
JP3008739B2 (ja) 車両用サスペンション制御装置
JP2890667B2 (ja) 能動型サスペンション
JPH0732845A (ja) 車両用サスペンション制御装置
JP3132145B2 (ja) 車両用サスペンション制御装置
JPH02144208A (ja) 車両用能動型サスペンション
JPH0481351A (ja) 車両の制動力制御装置
JP3086931B2 (ja) サスペンション制御方法
JPH04169310A (ja) 能動型サスペンション
JP2006306163A (ja) 車両の挙動制御装置
JPH05319053A (ja) 車両用サスペンション制御装置
JP2998356B2 (ja) 能動型サスペンション
JPH04321414A (ja) 能動型サスペンション
JPH04310414A (ja) 能動型サスペンション
JP2903755B2 (ja) 能動型サスペンション