JPH04245488A - 圧電バイモルフ素子の駆動方法及び圧電バイモルフ素子 - Google Patents

圧電バイモルフ素子の駆動方法及び圧電バイモルフ素子

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JPH04245488A
JPH04245488A JP3009887A JP988791A JPH04245488A JP H04245488 A JPH04245488 A JP H04245488A JP 3009887 A JP3009887 A JP 3009887A JP 988791 A JP988791 A JP 988791A JP H04245488 A JPH04245488 A JP H04245488A
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piezoelectric bimorph
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誠剛 林
Toshihiko Kikko
橘高 敏彦
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陽 安藤
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアクチュエータ
として用いられる圧電バイモルフ素子の駆動方法及び圧
電バイモルフ素子に関し、特に、大変位量を得るための
駆動方法及び該駆動方法に適した圧電バイモルフ素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3は、それぞれ、従来の圧電
バイモルフ素子の一例を示す各断面図である。図2に示
した圧電バイモルフ素子1は、圧電セラミックス層2,
3を電極4を介して積層し、外側主面に電極5,6を形
成した構造を有する。圧電セラミックス層2,3は、図
示の矢印で示す方向に分極処理されている。駆動に際し
ては、図示のように電極5,6間に電圧を印加する。他
方、図3に示す圧電バイモルフ素子7では、圧電セラミ
ックス層8,9が電極10を介して積層されており、外
側に電極11,12が形成されている。圧電セラミック
ス層8,9は、図示の矢印で示すように、同一方向に分
極処理されている。駆動に際しては、電極10と、外側
の電極11,12との間に電圧を印加する。図2に示し
た圧電バイモルフ素子1では、圧電セラミックス層2,
3が電気的に直列に接続されることになるため、該圧電
バイモルフ素子1を直列型と称することにする。これに
対して、図3の圧電バイモルフ素子7では、圧電セラミ
ックス層8,9が電気的に並列に接続されることになる
ため、この圧電バイモルフ素子7を並列型と称すること
にする。同一変位量を得る場合、並列型の圧電バイモル
フ素子7では、直列型の圧電バイモルフ素子1に比べて
駆動電圧が1/2ですむ。従って、並列型の圧電バイモ
ルフ素子7が従来より多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな圧電バイモルフ素子においては、使用する圧電体の
抗電界強度を超える電圧を印加した場合、二層の圧電セ
ラミックス層のうち、一方における分極が反転し、屈曲
しなくなることが知られている。すなわち、圧電バイモ
ルフ素子1,7において、総厚みをt、抗電界強度をE
cとすると、圧電バイモルフ素子1では、Ec×tを超
える電圧を印加すると、電圧印加方向と逆方向に分極処
理されている圧電セラミックス層2の分極が反転し、駆
動し得なくなると考えられていた。従って、従来、上述
したEc×t以下の電圧を印加することによって使用し
ていたため、大きな変位量を得ることができなかった。 また、図3に示した圧電バイモルフ素子7においても、
Ec×(t/2)を超える電圧を印加した場合には、分
極反転により駆動しなくなることが実験的に確認されて
いる。
【0004】本発明の目的は、より大きな変位量を実現
し得る圧電バイモルフ素子の駆動方法、並びにこのよう
な大変位量を実現し得る構造を備えた圧電バイモルフ素
子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、直
接または間接的に積層された第1,第2の圧電体を備え
、前記第1,第2の圧電体が、それぞれ、1の圧電体層
または同位相で伸縮するように分極処理、配向処理及び
電気接続された積層圧電体層からなり、かつ前記第1,
第2の圧電体が伸縮の位相が逆となるように電気的に直
列に接続された圧電バイモルフ素子の駆動方法であって
、第1,第2の圧電体のうち、一方の圧電体に含まれる
圧電体層において、該圧電体層の厚みをt1 、該圧電
体層を構成している圧電材料の抗電界強度をEcとし、
これらの積Ec×t1 =Vcが最小のものをV1 、
他方の圧電体に含まれる圧電体層において、該圧電体層
の厚みをt2 、該圧電体層を構成している圧電材料の
抗電界強度をEcとし、これらの積Ec×t2 =Vc
が最小のものをV2 としたときに、前記圧電バイモル
フ素子にV1 +V2 以上の電圧を印加することを特
徴とするものである。
【0006】また、本願の第2の発明は、直接または間
接的に積層された第1,第2の圧電体を備え、前記第1
,第2の圧電体は、一方が1の圧電体層または2以上の
圧電体層を積層してなる積層圧電体層からなり、他方が
2以上の圧電体層を積層してなる積層圧電体層からなり
、かつ各積層圧電体層内の複数の圧電体層が同位相で伸
縮するように分極処理、配向処理及び電気的接続されて
おり、前記第1,第2の圧電体が電気的に直列に接続さ
れており、それによって第1,第2の圧電体間で伸縮の
位相が逆となるように駆動されるように構成されている
ことを特徴とする、圧電バイモルフ素子である。
【0007】
【作用】本願の第1の発明は、図2に示した直列型の圧
電バイモルフ素子1や、後述する実施例に示されている
ような直列型の圧電バイモルフ素子の駆動方法に関する
。第1の発明の基本的原理を、図2に示した圧電バイモ
ルフ素子1を例にとり説明する。圧電バイモルフ素子1
は、電気回路的には、2個のコンデンサが直列に接続さ
れた構造に相当する。従って、電極5,6間に電圧を印
加した場合、図2の電極5と電極6とに誘起される電荷
は、それぞれ、符号が反対で、その絶対値が等しいもの
となる。ここで、前記圧電バイモルフ素子1を構成する
圧電体としての圧電セラミックス層2,3の電気的性質
に着目する。図1は、圧電体における代表的な電場Eと
誘起電荷Qとの関係を示す。一般に、強誘電体である圧
電体では、電場Eと誘起電荷Qとの関係には、図1に示
すようにヒステリシスが存在する。従って、例えば、電
極5に正電位を与えたとき、圧電セラミックス層2には
分極方向と反対方向の電界が印加されるため、図1の曲
線RBに沿って電荷ΔQB が誘起される。また、圧電
セラミックス層3には曲線RAに沿って電荷ΔQA が
誘起される。
【0008】本願の第1の発明の駆動方法では、前述し
たように常に(ΔQA の絶対値)=(ΔQB の絶対
値)が成り立つ。従って、圧電セラミックス層2に印加
される電界強度をEB 、圧電セラミックス層3に印加
される電界強度をEA とすると、図1のヒステリシス
から、EA >EB の関係のあることがわかる。すな
わち、分極方向と印加電界方向が一致している圧電セラ
ミックス層3側には、印加される電界が大きく分配され
、分極方向と電界方向が反対の圧電セラミックス層2側
には印加される電界が小さく分配される。従来、図2に
示した直列型の圧電バイモルフ素子1では、圧電バイモ
ルフ素子1の総厚みをt、抗電界強度をEcとしたとき
に、Ec×t=VC を超える電圧を印加すると、分極
反転が生じると考えられていた。しかしながら、上記の
ように、現実には、V0 >0のとき圧電セラミックス
層2側には、印加電界が小さく分配され、V0 <0の
とき圧電セラミックス層3には、印加電圧が小さく分配
される。従って、上記Ec×tを超える電圧を印加した
としても、V0 >0のとき圧電セラミックス層2自体
にEcを超える電界が現実に印加されるまでは分極反転
を起こさないことがわかる。そこで、本願の第1の発明
では、Ec×tを超える電圧を印加して駆動しても直ち
に分極反転は生じないことを考慮し、積極的にEc×t
を超える電圧を印加し、それによって従来得られなかっ
た大きな変位量を得ることが可能とされている。なお、
最大印加電圧及び最大変位量は、電場−電束密度のヒス
テリシスの形に依存していて、両者は、理論上、電場の
正負の領域におけるヒステリシスの傾きの比を制御する
ことにより任意の値を得ることができる。
【0009】本願の第1の発明は、上述した本願の基本
的原理を利用したものであり、駆動される圧電バイモル
フ素子の構造が上述した特定の構造を有するため、以下
のように駆動される。すなわち、一方の圧電体に含まれ
る圧電体層おいて、該圧電体層の厚みをt1 、該圧電
体層を構成している圧電材料の抗電界強度をEcとし、
これらの積Ec×t1 =Vcが最小のものをV1 と
し、他方の圧電体に含まれる圧電体層において同様に求
めた抗電界強度と厚みの積が最小のものをV2 とした
ときに、圧電バイモルフ素子にV1 +V2 以上の電
圧を印加するものである。すなわち、第1の発明は、個
々の圧電体層に印加される電界強度が、分極方向と反対
方向に電界が印加される場合には印加電界が小さく分配
されることに鑑み、より大きな電界を印加して駆動する
ことにより、より大きな変位量を得ようとするものであ
る。
【0010】さらに、本願の第2の発明では、上述した
第1の発明における駆動方法に適用される圧電バイモル
フ素子が提供される。この第2の発明の圧電バイモルフ
素子では、第1,第2の圧電体が直接または間接的に積
層されている。ここで、「間接的に積層された」なる表
現は、第1,第2の圧電体間に金属板や絶縁性のセラミ
ックス層を介在させてもよいことを意味するために用い
られている。第2の発明の圧電バイモルフ素子では、第
1,第2の圧電体が電気的に直列に接続されており、そ
れによって第1の圧電体間で伸縮の位相が逆となるよう
に駆動されてバイモルフ素子として動作するように構成
されている。従って、前述した第1の発明の駆動方法に
従って駆動させることができ、それによって従来は得ら
れなかった大きな変位量を得ることができる。
【0011】
【実施例の説明】第1の実施例 図2を参照して、本発明の第1の実施例の駆動方法を説
明する。まず、0.2mmの厚みのPb(Zr,Ti)
O3 系圧電セラミックスよりなる単板を用意し、各単
板の両主面に導電ペーストを塗布し、それぞれ厚み方向
に同じ電圧を印加して分極処理を施した。次に、上記2
枚の単板を、分極方向が互いに逆方向となるように接着
固定することにより、図2に示した圧電バイモルフ素子
1を得た。用意した圧電バイモルフ素子1の大きさは、
総厚みが0.4mmであり、有効長20mm×幅5mm
である。また、比較のために、図3に示した並列型の圧
電バイモルフ素子7を、上記と同一の圧電セラミックス
よりなる単板を用いて構成した。すなわち、圧電バイモ
ルフ素子1を用意した場合とは逆に、2枚の圧電セラミ
ックスよりなる単板を、互いの分極方向が同一方向とな
るように接着固定することにより、同じ大きさの圧電バ
イモルフ素子7を作製した。次に、上述した圧電バイモ
ルフ素子1及び圧電バイモルフ素子7に、図示のように
電圧を印加することにより、駆動した。この場合、各圧
電バイモルフ素子1,7の変位量と、印加電圧の関係を
、図7にそれぞれ実線及び一点鎖線で示す。図7から明
らかなように、直列型の圧電バイモルフ素子1では、並
列型の圧電バイモルフ素子7の場合に比べて約2倍の変
位量の得られることがわかる。すなわち、圧電バイモル
フ素子1では、非常に大きな印加電圧をかけることがで
き、それによってより大きな変位量の得られることがわ
かる。また、下記の表1に、圧電バイモルフ素子1を駆
動する際に、該圧電バイモルフ素子1の総厚みに対して
印加した電圧と、その場合の各圧電セラミックス層2,
3に印加されている電圧との関係を示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1から明らかなように、分極方向と電界
方向が一致している圧電セラミックス層3側では、大き
な電圧が印加され、分極方向と電界方向が反対である圧
電セラミックス層2側には小さな電圧しか印加されてい
ないことがわかる。すなわち、圧電セラミックス層2,
3の印加電圧の比は、ほぼ、1:3となっており、従っ
て分極方向と電界方向が反対の圧電セラミックス層2側
には、総厚みに印加した電界の1/4の電圧しか分配さ
れていないことがわかる。よって、圧電バイモルフ素子
1の総厚みtに対し、分極反転が起こると考えられたE
c×tの約2倍の電圧を印加することができ、それによ
って、従来の圧電バイモルフ素子の駆動方法に比べて、
約2倍の変位量の得られることがわかる。本発明の駆動
方法が適用される圧電バイモルフ素子は、図2に示した
ものに限らない。例えば、図4に断面図で示すように、
圧電セラミックス層2,3がシム材のような金属材料か
らなる金属板4aを介して貼り合わされた構造のもので
あってもよい。すなわち、圧電セラミックス層2,3は
シム材からなる金属板4aを介して間接的に積層されて
いるものであってもよく、この場合においても、上述し
た第1の実施例の駆動方法に従って駆動することにより
、従来の圧電バイモルフ素子の駆動方法に比べて大きな
変位量を実現することができる。
【0014】第2の実施例 図5は、本発明の第2の実施例の駆動方法により駆動さ
れる圧電バイモルフ素子21を示す断面図である。まず
、3枚の寸法の等しい圧電セラミックスよりなる単板を
用意し、各単板の両主面に電極用導電ペーストを塗布し
た後、3枚のうち2枚について、それぞれ、厚み方向に
同じ電圧を印加して分極処理を施した。そして、分極処
理のされていない圧電セラミックス単板を中央にして、
両側に分極処理された圧電セラミックスよりなる単板を
接着固定することにより、図5に示した圧電バイモルフ
素子21を得た。図5において、22,23は分極処理
された圧電セラミックス層を示し、上述した分極処理さ
れた圧電セラミックスよりなる単板で構成されている。 また、24は分極処理されていない単板により構成され
たセラミックス層を示す。圧電セラミックス層22,2
3は、互いの分極方向が逆方向となるように分極処理さ
れている。この圧電バイモルフ素子21を、図5に示す
ように電気的に接続して駆動した。すなわち、圧電バイ
モルフ素子21は、前述した直列型の圧電バイモルフ素
子として駆動される。
【0015】比較のために、図6に示す圧電バイモルフ
素子29を、圧電バイモルフ素子21と同様にして作製
した。異なる点は、圧電セラミックス層30,31の分
極方向が揃えられていることにある。また、駆動に際し
ては、図示のように電気的に接続して、前述した並列型
圧電バイモルフ素子として駆動した。
【0016】図8に、圧電バイモルフ素子21,29を
駆動した場合のそれぞれの印加電圧と変位量の関係を示
す。なお、図8の特性は、第1の実施例の場合と同様に
、圧電バイモルフ素子21,29の総厚みが0.4mm
となるように統一するために、各圧電セラミックス22
,23,30,31及びセラミックス層24の厚みを0
.13mmとした以外は、第1の実施例と同様である。 図8から明らかなように、圧電バイモルフ素子21を駆
動した場合には、実線で示すように印加電圧を大きくす
ることができ、それによって並列型の圧電バイモルフ素
子29の場合に比べて2倍以上の変位量を実現し得るこ
とがわかる。すなわち、図8から明らかなように、直列
型の圧電バイモルフ素子21では、総厚みtに対して分
極反転が起こると考えられていたEc×2t/3の約2
倍の電圧を印加することができ、並列型圧電バイモルフ
素子29に比べて2倍の変位量を得ることができる。
【0017】第3の実施例 第1の実施例で用いた圧電バイモルフ素子1と同様の構
造を有する圧電バイモルフ素子を作製した。異なる点は
、用意した2枚の圧電セラミックスよりなる単板の両主
面に電極用導電ペーストを塗布することに代えて、2枚
の圧電セラミックスよりなる単板のそれぞれ一方主面に
電極用導電ペーストを塗布し、他方主面に電極用導電ペ
ーストを塗布する工程を省略したことにある。そして、
分極に際しては、導電ペーストの塗布されていない側の
主面を導電性ゴムに押し付けることにより行った。 このようにして分極処理された2枚の圧電セラミックス
層よりなる単板を、分極方向が相互に逆方向となるよう
に、かつ導電ペーストによる電極が形成されていない側
の主面同士を接着することにより、圧電バイモルフ素子
1から内部電極4が除去された構造を有する圧電バイモ
ルフ素子を作製した。このようにして得た圧電バイモル
フ素子について、図2に示した圧電バイモルフ素子1と
同様に電気的に接続して電圧を印加したところ、第1の
実施例における圧電バイモルフ素子1の印加電圧−変位
量の関係(図7に示した関係)と同様の関係の得られる
ことが確かめられた。従って、本発明の圧電バイモルフ
素子の駆動方法は、内部電極の有無に拘らず、分極方向
が反対である第1,第2の圧電体を積層してなる圧電バ
イモルフ素子に一般的に適用し得るものであることがわ
かる。
【0018】3以上の圧電体層を有する積層型の圧電バ
イモルフ素子についての実施例 従来より、圧電体層としての圧電セラミックス層が3以
上の積層型の圧電バイモルフ素子が公知である。従来か
ら用いられている、この種の積層型圧電バイモルフ素子
を図9及び図10に示す。図9の圧電バイモルフ素子4
1は、圧電セラミックス層42a〜42cからなる第1
の圧電体42と、圧電体層としての圧電セラミックス層
43a〜43cからなる第2の圧電体43とを積層した
構造を有する。各圧電セラミックス層42a〜42c、
43a〜43cに電界を印加するために、電極44a〜
44gが圧電セラミックス層を介して重なり合うように
配置されている。駆動に際しては、図示のように、端子
電極45a,45b,45cを設け、それぞれ、2V、
1V及び0の電位を印加することにより、第1の圧電体
42と第2の圧電体43とが逆位相で伸縮するように構
成されている。以下、この形式の積層型の圧電バイモル
フ素子41を三端子型圧電バイモルフ素子と呼ぶ。
【0019】図10は、従来から用いられている積層型
圧電バイモルフ素子の他の例を示す模式図である。この
圧電バイモルフ素子51は、前述した並列型に属するも
のであり、圧電体層としての圧電セラミックス層52a
〜52cからなる第1の圧電体52と、圧電セラミック
ス層53a〜53cからなる第2の圧電体53とを有す
る。そして、各圧電セラミックス層52a〜52c,5
3a〜53cに電界を印加するために、電極54a〜5
4gが圧電セラミックス層を介して重なり合うように設
けられており、さらに端子電極55,56が積層体の両
端面に付与されている。駆動に際しては、端子電極55
,56から逆極性の電圧を交互に印加することにより、
第1の圧電体52及び第2の圧電体53が逆位相で伸縮
し、バイモルフとして動作するように構成されている。
【0020】上述した並列型圧電バイモルフ素子51で
は、第1,第2の圧電体52,53が、それぞれ、複数
の圧電セラミックス層52a〜52c,53a〜53c
からなるため、低電圧で大変位が得られるが、より大き
な変位量を実現し得ることが求められていた。また、図
9に示した三端子型圧電バイモルフ素子41では、並列
型圧電バイモルフ素子51に比べて、同じ変位を得るた
めに必要な電圧が2倍と大きいうえ、得られる最大変位
量が同一であるため、余り用いられていない。
【0021】図11は、本願の第2の発明の一実施例と
しての圧電バイモルフ素子61を模式的に示す図である
。この圧電バイモルフ素子61は、上述した分類によれ
ば直列型の圧電バイモルフ素子に属し、以下の説明から
明らかなように、従来の並列型の積層圧電バイモルフ素
子51や三端子型圧電バイモルフ素子41に比べて極め
て大きな変位量を実現し得る。圧電バイモルフ素子61
は、圧電体層としての圧電セラミックス層62a〜62
cからなる第1の圧電体62と、圧電セラミックス層6
3a〜63cからなる第2の圧電体63とを積層した構
造を有する。各圧電セラミックス層62a〜62c,6
3a〜63cに電界を印加するために、電極64a〜6
4gが互いに重なり合うように形成されており、さらに
電圧を印加するために、端子電極65a,65b,65
cが、図示のように積層体の端面に形成されている。 駆動に際しては、図示のように端子電極65a,65b
間に電圧を印加する。印加電圧の極性を交互に逆転する
ことにより、第1の圧電体62と第2の圧電体63とは
、逆位相で伸縮され、従ってバイモルフとして動作する
【0022】上記のようにして構成された図9〜図11
の各圧電バイモルフ素子41,51,61の変位量と印
加電圧との関係を図12に示す。図12において、太い
実線は本発明の第4の実施例としての圧電バイモルフ素
子61の特性を、細線は並列型圧電バイモルフ素子51
の特性を、一点鎖線は三端子型圧電バイモルフ素子41
の特性を示す。また、比較のために、図3に示した従来
の並列型圧電バイモルフ素子7の特性を二点鎖線で示す
。なお、これらの特性を測定するにあたって用意した圧
電バイモルフ素子の大きさは、全て、長さ25mm×幅
10mm×厚み0.3mmとし、圧電材料として、d3
1=250×10−12 m/Jのものを用いた。図1
2から明らかなように、直列型に属する圧電バイモルフ
素子61では、非常に大きな電圧を印加することにより
駆動することができ、それによって最大変位量が圧電バ
イモルフ素子41,51の約2倍に高められることがわ
かる。
【0023】上述した圧電バイモルフ素子61の製造方
法の一例を、図13を参照して説明する。Pbを若干の
Srで置換し、少量の添加物を加えたモルフォトロピッ
ク相境界近傍の組成のPb(Zr,Ti)O3 系圧電
材料からなるセラミックグリーンシートを、ドクターブ
レード法により作製し、該セラミックグリーンシート上
にAg−Pdを主体とする導電ペーストを印刷した。導
電ペーストの印刷は、矩形のセラミックグリーンシート
の一方端縁から、他方端縁には至らないように行った。 導電ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを
、図13に示すように積層した。すなわち、6枚のセラ
ミックグリーンシート71を、印刷された導電ペースト
72の向きが交互に逆方向となるように配置し、その状
態で積層した。なお、最下層のセラミックグリーンシー
ト71では、下面にも導電ペースト72が印刷されてい
る。次に、厚み方向に0.5〜2トン/cm2 の圧力
をかけて圧着し、1100〜1250℃の温度で数時間
保持し、焼成した。焼成後の素子寸法は、厚み0.3m
mで、幅と長さはそれぞれ、10mm及び40mmであ
る。次に、図14に示すように、得られた焼結体73の
両端面に端子電極74,65cを形成し、外部電極74
,65c間に50〜250Vの電圧を印加することによ
り、焼結体73の各圧電セラミックス層62a〜62c
,63a〜63cを図示の矢印の方向に示すように分極
処理した。次に、一方の端子電極74の中央にクロスの
ハッチングを付して示す端子電極部分75を除去するこ
とにより、端子電極65a、65bを形成し、図11に
示した圧電バイモルフ素子61を得た。
【0024】変形例 図11に示した圧電バイモルフ素子61では、焼結体7
3の両端部に形成された端子電極65a〜65cにより
電極64a〜64gが電気的に接続されていた。これに
代えて、図15に模式的に示すように、各電極64a〜
64gは、焼結体内部に構成されたスルーホール電極8
1〜83により同様に電気的に接続されていてもよい。 また、図16に模式的断面図で示すように、焼結体73
の両端面73a,73bに至るように電極64b〜64
gを形成しておき、接続されてはならない内部電極との
絶縁を果たすために、ガラス等の絶縁物84a〜84e
を端面73a,73bに塗布してもよい。この場合、絶
縁物84a〜84eを塗布した後に、端子電極65a〜
65cが形成される。図11に示した積層型の圧電バイ
モルフ素子61では、第1,第2の圧電体62,63は
、それぞれ、三層の圧電セラミックス層から構成されて
いたが、本願の第3の発明の圧電バイモルフ素子は、こ
のような構成のものに限定されない。例えば、図17に
模式的断面図で示すように、焼結体73内において、第
1の圧電体91が一層の圧電セラミックス層からなり、
第2の圧電体92が三層の圧電セラミックス層92a〜
92cからなるように構成されていてもよい。同様に、
図18に模式的断面図で示すように、焼結体73内に、
三層の圧電セラミックス層101a〜101cからなる
第1の圧電体101と、五層の圧電セラミックス層10
2a〜102eからなる第2の圧電体とが構成されてい
てもよい。さらに、第2の発明の圧電バイモルフ素子は
、上述した各構造例のように、第1,第2の圧電体が直
接に積層されていなくともよい。例えば、図19に示す
ように、第1の圧電体62と第2の圧電体63との間に
、分極処理されていないセラミックス層111が設けら
れていてもよい。この場合、セラミックス層111の上
面及び下面間は、同電位に電気的接続することが好まし
い。
【0025】上述した実施例及び各変形例の積層型圧電
バイモルフ素子は、複数枚のセラミックグリーンシート
を積層し、一体焼成して得られた焼結体73を用いて構
成されていた。本願の第2の発明の積層型の圧電バイモ
ルフ素子は、第1,第2の圧電体を、それぞれ、別途作
製し、貼り合わせることによって製作することも可能で
ある。例えば、図20に示すように、図16に示した圧
電バイモルフ素子を得るのと同様の方法で得られた第1
の積層型圧電体121と第2の積層型圧電体122とを
別途作製し、それぞれの積層型圧電体121,122の
最外層の電極123a,123d及び124a,124
d間に電圧を印加してそれぞれの圧電体121,122
内の圧電セラミックス層125a〜125c,126a
〜126cを分極処理し、しかる後エポキシ系接着剤を
用いて貼り合わせることによって、図21に示すように
、積層型圧電バイモルフ素子127を得ることができる
。また、図22に示すように、上述した貼り合わせに際
し、間にシム材等の金属板131を介して第1,第2の
積層型圧電体121,122を貼り合わせてもよく、あ
るいは図23に示すように、絶縁性材料よりなる板状体
132を間に介して、第1,第2の圧電体121,12
2を貼り合わせてもよい。上記絶縁性材料よりなる板状
体132としては、例えばジルコニア等の絶縁性セラミ
ックスからなるものが用いられる。また、上述した図2
0〜図23を参照して示した変形例では、第1,第2の
圧電体を一体焼成法によって得た後に、これらを貼り合
わせることにより積層型圧電バイモルフ素子を構成して
いたが、第1,第2の圧電体内の各圧電セラミックス層
についても、それぞれ別途焼成された圧電セラミックス
板を用い、これらを全て貼り合わせることによって、積
層型の圧電バイモルフ素子を構成してもよい。さらに、
例えば、ZnO等の配向膜の配向方向をスパッタリング
等による成膜条件でコントロールすることによって、本
発明の圧電バイモルフ素子を得ることも可能である。な
お、本発明において用いられる圧電体としては、前述し
た圧電セラミックスに限らず、単結晶からなるものであ
ってもよい。また、圧電単結晶であるLiTaO3 や
LiNbO3 の分極反転層を利用してもよいことを指
摘しておく。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本願の第1の発明の駆動
方法によれば、従来の圧電バイモルフ素子の駆動方法で
は得られなかった非常に大きな変位量を実現することが
できる。従って、カメラのシャッターやリレー等に用い
るのに最適なアクチュエーターを提供することが可能と
なる。また、分極とは逆方向の電界が加わる圧電体層に
は、従来よりも印加電圧を小さくできるため、経時安定
性、信頼性において優れた圧電バイモルフ素子を得るこ
とができる。さらに、本願の第2の発明の圧電バイモル
フ素子は、圧電体層の層数を変えることにより並列型の
積層型圧電バイモルフ素子と比較して同じ電圧もしくは
低い電圧で同じ変位量を得ることができ、しかも本願の
第1の発明の駆動方法を用いれば、大きな変位量が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1の発明の原理を説明するための変位
量と印加電圧との関係を示す図。
【図2】第1の実施例において用いられる圧電バイモル
フ素子を示す断面図。
【図3】従来の圧電バイモルフ素子の駆動方法を説明す
るための断面図。
【図4】第1の実施例において用いられる圧電バイモル
フ素子の変形例を示す断面図。
【図5】第1の実施例において用いられる圧電バイモル
フ素子の変形例を示す断面図。
【図6】比較例としての並列型の圧電バイモルフ素子の
駆動方法を説明するための断面図。
【図7】実施例及び従来例における変位量と印加電圧と
の関係を示す図。
【図8】実施例及び従来例における印加電圧と変位量と
の関係を示す図。
【図9】従来の三端子型圧電バイモルフ素子を示す模式
的断面図。
【図10】従来の並列型圧電バイモルフ素子を示す模式
的断面図。
【図11】本願の第2の発明の一実施例にかかる積層型
の圧電バイモルフ素子を示す模式的断面図。
【図12】実施例及び従来例における変位量と印加電圧
との関係を示す図。
【図13】第2の発明の他の実施例の製造に用いられる
セラミックグリーンシート及びその上に形成される導電
ペーストの形状を説明するための斜視図。
【図14】図11実施例を製造する工程を説明するため
の断面図。
【図15】第2の発明の他の実施例の変形例の積層型の
圧電バイモルフ素子を示す模式的断面図。
【図16】第2の発明の他の実施例の変形例の積層型の
圧電バイモルフ素子を示す模式的断面図。
【図17】第2の発明の他の実施例の変形例の積層型の
圧電バイモルフ素子を示す模式的断面図。
【図18】第2の発明の他の実施例の変形例の積層型の
圧電バイモルフ素子を示す模式的断面図。
【図19】第2の発明の他の実施例の変形例の積層型の
圧電バイモルフ素子を示す模式的断面図。
【図20】第1,第2の圧電体を別途貼り合わせて構成
される積層型圧電バイモルフ素子を製造する工程を示す
斜視図。
【図21】図11実施例の圧電バイモルフ素子の変形例
を示す斜視図。
【図22】図11実施例の圧電バイモルフ素子の変形例
を示す斜視図。
【図23】図11実施例の圧電バイモルフ素子の変形例
を示す斜視図。
【符号の説明】
1,21は圧電バイモルフ素子、2,22は第1の圧電
体としての圧電セラミックス層、3,23は第2の圧電
体としての圧電セラミックス層、61は圧電バイモルフ
素子、62は第1の圧電体、62a〜62cは圧電体層
としての圧電セラミックス層、63は第2の圧電体、6
3a〜63cは圧電体層としての圧電セラミックス層を
示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  直接または間接的に積層された第1,
    第2の圧電体を備え、前記第1,第2の圧電体が、それ
    ぞれ、1の圧電体層または同位相で伸縮するように分極
    処理、配向処理及び電気接続された積層圧電体層からな
    り、かつ前記第1,第2の圧電体が伸縮の位相が逆とな
    るように電気的に直列に接続された圧電バイモルフ素子
    の駆動方法であって、前記第1,第2の圧電体のうち、
    一方の圧電体に含まれる圧電体層において、該圧電体層
    の厚みをt1 、該圧電体層を構成している圧電材料の
    抗電界強度をEcとし、これらの積Ec×t1 =Vc
    が最小のものをV1 、他方の圧電体に含まれる圧電体
    層において、該圧電体層の厚みをt2 、該圧電体層を
    構成している圧電材料の抗電界強度Ecとし、これらの
    積Ec×t2 =Vcが最小のものをV2 としたとき
    に、前記圧電バイモルフ素子にV1 +V2 以上の電
    圧を印加することを特徴とする、圧電バイモルフ素子の
    駆動方法。
  2. 【請求項2】  直接または間接的に積層された第1,
    第2の圧電体を備え、前記第1,第2の圧電体は、一方
    が1の圧電体層または2以上の圧電体層を積層してなる
    積層圧電体層からなり、他方が2以上の圧電体層を積層
    してなる積層圧電体層からなり、かつ前記積層圧電体層
    内の複数の圧電体層は、同位相で伸縮するように分極処
    理、配向処理及び電気的接続されており、前記第1,第
    2の圧電体が電気的に直列に接続されており、それによ
    って第1,第2の圧電体間で伸縮の位相が逆となるよう
    に駆動されるように構成されていることを特徴とする、
    圧電バイモルフ素子。
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