JP2019176050A - 圧電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電素体の歪を抑制することが可能な圧電素子を提供する。【解決手段】圧電素子1は、内部電極21〜26と、圧電体層11〜17が内部電極21〜26を介して積層されてなる圧電素体2と、を備える。圧電素体2は、分極された分極領域Rpを有しており、分極領域Rpは、第一方向D1で互いに対向し、かつ、第二方向D2において互いに逆位相で伸縮する第一変位領域及び第二変位領域と、第一変位領域及び第二変位領域の間に配置された非変位領域と、を有している。第一変位領域は領域R1,R2により構成され、第二変位領域は領域R4,R5により構成され、非変位領域は領域R3により構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、圧電素子に関する。
たとえば特許文献1には、複数の圧電体層が電極層を介して積層されてなる圧電素体を備えたバイモルフ素子が記載されている。圧電素体は、積層方向の一方側に位置する第一領域と、積層方向の他方側に位置する第二領域と、を有している。第一領域及び第二領域が互いに逆位相で伸縮することにより、バイモルフ素子が屈曲する。
特開2015−185819号公報
上述のバイモルフ素子では、第一領域及び第二領域のうち一方が伸長するときに他方が収縮する。このため、第一領域と第二領域との間に応力がかかり、圧電素体に歪が生じる懼れがある。
本発明の一つの態様は、圧電素体の歪を抑制することが可能な圧電素子を提供する。
本発明の一つの態様に係る圧電素子は、複数の電極と、複数の圧電体層が複数の電極を介して積層されてなる圧電素体と、を備える圧電素子であって、圧電素体は、分極された分極領域を有しており、分極領域は、複数の圧電体層の積層方向で互いに対向し、かつ、積層方向に交差する方向において互いに逆位相で伸縮する第一変位領域及び第二変位領域と、第一変位領域及び第二変位領域の間に配置された非変位領域と、を有している。
上記一つの態様では、第一変位領域及び第二変位領域の間に非変位領域が配置されている。非変位領域は変位しないため、第一変位領域と非変位領域との間にかかる応力、及び、第二変位領域と非変位領域との間にかかる応力は、第一変位領域と第二変位領域との間にかかる応力よりも小さい。これにより、圧電素体の歪を抑制可能となる。
上記一つの態様では、非変位領域は、複数の電極のうち、積層方向で互いに隣り合い、かつ、互いに同じ電位とされる一対の電極の間に配置されていてもよい。この場合、非変位領域には電圧が印加されない。
上記一つの態様では、第一変位領域の積層方向における長さは、非変位領域の積層方向における長さよりも長くてもよい。この場合、第一変位領域の変位が非変位領域によって拘束されることを抑制可能となる。
上記一つの態様では、第二変位領域の積層方向における長さは、非変位領域の積層方向における長さよりも長くてもよい。この場合、第二変位領域の変位が非変位領域によって拘束されることを抑制可能となる。
上記一つの態様では、圧電素体は、積層方向で互いに対向している一対の主面を有しており、複数の電極は、一対の主面の少なくとも一方から離間していてもよい。この場合、圧電素体の一対の主面の少なくとも一方に、複数の電極が露出しない構成とすることができる。したがって、たとえば金属製の振動板に圧電素子を接合する際に、短絡を抑制するための絶縁層を別途設ける必要がない。
本発明の一つの態様によれば、圧電素体の歪を抑制することが可能な圧電素子を提供することができる。
一実施形態に係る圧電素子の斜視図である。 図1の圧電素子の断面図である。 変形例に係る圧電素子の分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る圧電素子の平面図である。図2は、図1の圧電素子の断面図である。図1及び図2に示されるように、一実施形態に係る圧電素子1は、圧電素体2と、外部電極3〜6と、内部電極21〜26と、を備えている。
圧電素体2は、直方体形状を呈している。圧電素体2は、互いに対向している一対の主面2a,2b、互いに対向している一対の側面2c,2d、及び互いに対向している一対の側面2eを有している。直方体形状には、たとえば、角及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。一対の主面2a,2bが対向している方向が第一方向D1である。第一方向D1は、各主面2a,2bに直交する方向でもある。一対の側面2c,2dが対向している方向が、第二方向D2である。第二方向D2は、各側面2c,2dに直交する方向でもある。一対の側面2eが対向している方向が、第三方向D3である。第三方向D3は、各側面2eに直交する方向でもある。
各主面2a,2bは、矩形状を呈している。各主面2a,2bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、圧電素子1(圧電素体2)は、平面視で(第一方向D1から見て)、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。長方形状には、たとえば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。本実施形態では、主面2a,2bの長辺方向は、第二方向D2と一致する。主面2a,2bの短辺方向は、第三方向D3と一致する。
一対の側面2c,2dは、一対の主面2a,2bを連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面2c,2dは、第三方向D3にも延在している。一対の側面2eは、一対の主面2a,2bを連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面2eは、第二方向D2にも延在している。圧電素体2の第一方向D1での長さは、たとえば、0.26mm(260μm)である。圧電素体2の第二方向D2での長さは、たとえば、30mmである。圧電素体2の第三方向D3での長さは、たとえば、15mmである。各主面2a,2bと各側面2c,2d,2eとは、間接的に隣り合っていてもよい。この場合、各主面2a,2bと各側面2c,2d,2eとの間には、稜線部が位置する。
外部電極3〜6は、圧電素体2の表面に設けられている。外部電極3〜6は、たとえば、Ag等の導電性材料からなる。導電性材料として、Pd、Ag−Pd合金、Au、Pt、又はNi等が用いられてもよい。外部電極3〜6は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。外部電極3〜6は、たとえば、導電性ペーストを圧電素体2の表面に付与し、焼き付けることにより形成される。外部電極3〜6は、スパッタリング法、又は無電解メッキ法等により形成されてもよい。外部電極3〜6の厚さ(第二方向D2の長さ)は、たとえば互いに同等である。外部電極3〜6の厚さは、たとえば5μm以上7μm以下である。
外部電極3,4は、側面2cに設けられている。外部電極3,4は、第一方向D1において互いに離間している。外部電極3は、側面2cにおける主面2a側の部分を覆っている。外部電極4は、側面2cにおける主面2b側の部分を覆っている。外部電極3,4は、第二方向D2から見て(平面視で)矩形状を呈している。外部電極3,4は、側面2cの第三方向D3の両端同士を連結するように延びている。外部電極3,4の第三方向D3における長さは、側面2cの第三方向D3における長さと同等である。側面2cの第一方向D1の中央部は、外部電極3,4から露出している。
外部電極5,6は、側面2dに設けられている。外部電極5,6は、第一方向D1において互いに離間している。外部電極5は、側面2dにおける主面2a側の部分を覆っている。外部電極6は、側面2dにおける主面2b側の部分を覆っている。外部電極5,6は、第二方向D2から見て(平面視で)矩形状を呈している。外部電極5,6は、側面2cの第三方向D3の両端同士を連結するように延びている。外部電極5,6の第三方向D3における長さは、側面2cの第三方向D3における長さと同等である。側面2dの第一方向D1の中央部は、外部電極5,6から露出している。
圧電素体2は、圧電体層11〜17が内部電極21〜26を介して第一方向D1に積層されてなる。圧電素体2は、内部電極21〜26を介して積層されている圧電体層11〜17を有している。本実施形態では、圧電素体2は、五つの圧電体層11〜17を有している。圧電素体2では、圧電体層11〜17が積層されている方向が第一方向D1と一致する。圧電体層11〜17は、主面2a側から主面2b側に向けて、この順で配置されている。圧電体層11は、主面2aを有している。圧電体層17は、主面2bを有している。圧電体層12〜16は、圧電体層11と圧電体層17との間に位置している。
各圧電体層11〜17は、圧電セラミック材料からなる。すなわち、圧電素体2は、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料には、たとえば、チタン酸ジルコン酸塩(PZT)を主成分とし、これにNb,Zn,Ni又はSr等の元素を添加したものが用いられる。各圧電体層11〜17は、たとえば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の圧電素体2では、各圧電体層11〜17は、各圧電体層11〜17の間の境界が認識できない程度に一体化されている。
圧電体層11,17の第一方向D1での長さ(厚さ)は、たとえば、他の圧電体層12〜16の第一方向D1での長さ(厚さ)よりも短い。圧電体層11,17の第一方向D1での長さは、互いに同等であり、たとえば、20μmである。他の圧電体層12〜16の第一方向D1での長さは、互いに同等であり、たとえば、30μmである。
内部電極21〜26は、圧電素体2内に設けられている。内部電極21〜26は、主面2a,2bから離間している。つまり、内部電極21〜26は、主面2a,2bに露出していない。内部電極21〜26は、主面2a側から主面2b側に向けて、この順で設けられている。内部電極21〜26は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag−Pd合金、Ag、Pd、Au、Pt、Ni等が用いられる。内部電極21〜26は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
内部電極21〜26は、たとえば、圧電体層となるセラミックグリーンシートに印刷によって導電性ペーストを付与し、導電性ペーストをセラミックグリーンシートと同時焼成することで形成される。内部電極21〜26に用いられる上述の導電性材料は、焼成温度よりも低い融点を有し、鉛系セラミックスとの反応が少ないため、セラミックグリーンシートと同時焼成することができる。焼成は、たとえば1200℃で2時間程度行われる。内部電極21〜26の厚さ(第一方向D1の長さ)は、たとえば同等である。内部電極21〜26の厚さは、たとえば15μmである。
内部電極21〜26は、第一方向D1において異なる位置(層)に配置されている。主面2aと内部電極21とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。内部電極21と内部電極22とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。内部電極22と内部電極23とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。内部電極23と内部電極24とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。内部電極24と内部電極25とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。内部電極25と内部電極26とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。内部電極26と主面2bとは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。
内部電極21は、圧電体層11と圧電体層12との間に位置している。内部電極22は、圧電体層12と圧電体層13との間に位置している。内部電極23は、圧電体層13と圧電体層14との間に位置している。内部電極24は、圧電体層14と圧電体層15との間に位置している。内部電極25は、圧電体層15と圧電体層16との間に位置している。内部電極26は、圧電体層16と圧電体層17との間に位置している。内部電極21〜26は、圧電素体2の一対の主面2a,2bから離間し、一対の主面2a,2bに露出していない。
内部電極21の第二方向D2の一端は、側面2cに露出し、外部電極3に接続されている。内部電極21の第二方向D2の他端は、側面2dから離間している。内部電極22の第二方向D2の一端は、側面2cから離間している。内部電極22の第二方向D2の他端は、側面2dに露出し、外部電極5に接続されている。内部電極23の第二方向D2の一端は、側面2cに露出し、外部電極3に接続されている。内部電極23の第二方向D2の他端は、側面2dから離間している。
内部電極24の第二方向D2の一端は、側面2cから離間している。内部電極24の第二方向D2の他端は、側面2dに露出し、外部電極6に接続されている。内部電極25の第二方向D2の一端は、側面2cに露出し、外部電極4に接続されている。内部電極25の第二方向D2の他端は、側面2dから離間している。内部電極26の第二方向D2の一端は、側面2cから離間している。内部電極26の第二方向D2の他端は、側面2dに露出し、外部電極6に接続されている。内部電極21〜26の第三方向D3の両端は、一対の側面2eに露出している。
内部電極21〜26は、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。内部電極21〜26は、第一方向D1から見て(平面視で)、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、内部電極21〜26の長辺方向は、第三方向D3と一致している。内部電極21〜26の短辺方向は、第二方向D2方向と一致している。第一方向D1から見て、内部電極21〜26の外縁は、互いに同形状を呈し、互いに一致している。したがって、内部電極21,23,25と側面2dとの第二方向D2における離間距離、及び内部電極22,24,26と側面2cとの第二方向D2における離間距離は、いずれも同等である。
圧電素体2は、分極された分極領域Rpと、分極されていない未分極領域Rnとを有している。分極領域Rpは、圧電体層12における内部電極21と内部電極22とに挟まれている領域R1と、圧電体層13における内部電極22と内部電極23とに挟まれている領域R2と、圧電体層14における内部電極23と内部電極24とに挟まれている領域R3と、圧電体層15における内部電極24と内部電極25とに挟まれている領域R4と、圧電体層16における内部電極25と内部電極26とに挟まれている領域R5と、により構成されている。領域R1〜R5の外縁は、第一方向D1から見て、互いに一致している。
未分極領域Rnは、圧電体層11,17と、圧電体層12〜16における第二方向D2の両端部と、により構成されている。分極領域Rpは、直方体形状を呈している。分極領域Rpの第一方向D1の長さは、圧電素体2の第一方向D1の長さよりも短い。分極領域Rpの第二方向D2の長さは、圧電素体2の第二方向D2の長さよりも短い。分極領域Rpの第三方向D3の長さは、圧電素体2の第三方向D3の長さと一致している。分極領域Rpは、主面2a,2b及び側面2c,2dから離間し、主面2a,2b及び側面2c,2dには露出していない。分極領域Rpは、一対の側面2eに露出している。
領域R1〜R5は、たとえば、外部電極3,4に正の電圧、外部電極5,6に負の電圧がそれぞれ印加されることにより、図2に示される矢印の向きに分極されている。すなわち、領域R1は、内部電極22から内部電極21に向かう方向に分極されている。領域R2は、内部電極22から内部電極23に向かう方向に分極されている。領域R3は、内部電極24から内部電極23に向かう方向に分極されている。領域R4は、内部電極24から内部電極25に向かう方向に分極されている。領域R5は、内部電極26から内部電極25に向かう方向に分極されている。
領域R1,R3,R5の分極方向は互いに一致している。領域R2,R4の分極方向は互いに一致している。領域R1,R3,R5の分極方向は、領域R2,R4の分極方向と異なっている。
分極処理は、たとえば2kV/mmの電界強度で5分間程度行われる。分極処理は、たとえば、圧電素子基板を圧電素子1に個片化する前であって、圧電素子基板を短冊状に切断した状態で行ってもよい。
圧電素子1の駆動時には、たとえば、外部電極3,6に正の電圧、外部電極4,5に負の電圧がそれぞれ印加される。領域R1,R2には、分極方向と同じ向き(順方向)の電圧が印加される。これにより、領域R1,R2は、圧電的に活性な活性領域となり、第二方向D2に伸長する。領域R4,R5には、分極方向と逆向き(逆方向)の電圧が印加される。これにより、領域R4,R5は、圧電的に活性な活性領域となり、第二方向D2に収縮する。領域R3は、互いに同電位とされる内部電極23,24の間に配置されているため、領域R3には、電圧が印加されない。したがって、圧電素子1は主面2aが湾曲外側、主面2bが湾曲内側となるように屈曲する。
このように、領域R1,R2により構成される第一変位領域と、領域R4,R5により構成される第二変位領域とは、一方に順方向の電圧が印加され、他方に逆方向の電圧が印加されることにより、第一方向D1に交差する第二方向D2において、互いに逆位相で伸縮する。第一変位領域と第二変位領域とは、第一方向D1で互いに対向している。第一変位領域と第二変位領域との間に配置されている領域R3は、変位しない非変位領域を構成している。第一変位領域及び第二変位領域に印加される電圧を交互に入れ替えることにより、圧電素子1が屈曲振動する。
第一変位領域の第一方向D1における長さL1、及び第二変位領域の第一方向D1における長さL2は、互いに同等である。長さL1及び長さL2は、非変位領域の第一方向D1における長さL3よりも長い。第一変位領域の分極状態及び第二変位領域の分極状態は、非変位領域を基準として、対称の関係になっている。つまり、非変位領域からn番目の領域の分極方向は、第一変位領域と第二変位領域とで互いに一致している。より具体的には、第一変位領域における非変位領域から1番目の領域R2の分極方向、及び第二変位領域における非変位領域から1番目の領域R4の分極方向が互いに一致している。また、第一変位領域における非変位領域から2番目の領域R1の分極方向、及び第二変位領域における非変位領域から2番目の領域R5の分極方向が互いに一致している。更に換言すると、第一変位領域を上下反転させたものの分極状態が、第二変位領域の分極状態と一致する。つまり、第一変位領域の領域R1及び領域R2を上下入れ替えると、第二変位領域の分極状態と一致する。
以上説明したように、圧電素子1では、領域R1,R2により構成される第一変位領域、及び領域R4,R5により構成される第二変位領域の間に、領域R3により構成される非変位領域が配置されている。第一変位領域及び第二変位領域は、一方が伸長するときに他方が収縮する。したがって、仮に第一変位領域と第二変位領域とが非変位領域を介さず、互いに直接接合されていると、第一変位領域と第二変位領域との間に応力がかかり、圧電素体2に歪が生じる懼れがある。圧電素子1では、変位しない非変位領域が第一変位領域と第二変位領域との間に配置されている。第一変位領域と非変位領域との間にかかる応力、及び、第二変位領域と非変位領域との間にかかる応力は、第一変位領域と第二変位領域との間にかかる応力よりも小さい。これにより、圧電素体2の歪を抑制可能となる。
非変位領域を構成する領域R3は、第一方向D1で互いに隣り合い、かつ、互いに同じ電位とされる一対の内部電極23,24の間に配置されている。このため、非変位領域には電圧が印加されない。
第一変位領域の第一方向D1における長さL1は、非変位領域の第一方向D1における長さL3よりも長い。このため、第一変位領域の変位が非変位領域によって拘束されることを抑制可能となる。第二変位領域の第一方向D1における長さは、非変位領域の第一方向D1における長さよりも長い。このため、第二変位領域の変位が非変位領域によって拘束されることを抑制可能となる。
内部電極21〜26は、圧電素体2の主面2a,2bから離間し、圧電素体2の主面2a,2bに露出していない。圧電素体2の主面2bには、外部電極3〜6も露出していない。主面2a,2bは、圧電素子1の外面を構成している。したがって、たとえば金属製の振動板に圧電素子1を接合する際に、短絡を抑制するための絶縁層を別途設けることなく、主面2bを振動板に接合することができる。主面2aに外部電極3〜6が露出していない構成としてもよい。
圧電素体2の分極領域Rpは、たとえば、外部電極3,4に正の電圧、外部電極5,6に負の電圧をそれぞれ印加することにより形成される。このように、一回の分極処理で分極領域Rpの全体が形成されるため、分極処理を複数回に分けて行う場合に比べて、生産性が向上する。分極処理を複数回に分けて行う場合、先に分極処理された領域からの応力の影響で、他の領域の分極処理が十分に行えない場合がある。これに対し、圧電素体2は一回の分極処理により形成されるので、分極の信頼性を向上させることができる。
圧電素体2では、非変位領域は、第一変位領域及び第二変位領域と共に分極されている。したがって、分極の有無の違い(分極及び未分極の違い)による応力が、非変位領域と第一変位領域との間にかかることが抑制される。同様に、分極の有無の違いによる応力が、非変位領域と第二変位領域との間にかかることが抑制される。これにより、圧電素体2の歪を更に抑制可能となる。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
図3は、変形例に係る圧電素子の分解斜視図である。図1及び図2に示されるように、圧電素子1では、外部電極3〜6が側面2c,2dに設けられ、側面2c,2dに露出した内部電極21〜26と直接接続されているのに対し、図3に示されるように、変形例に係る圧電素子1Aでは、外部電極3〜6が主面2aに設けられている。圧電素子1Aでは、外部電極3〜6が、接続電極30〜39及びビア導体41〜56により内部電極21〜26と接続されている。また、図1及び図2に示されるように、圧電素子1では、内部電極21〜26が一対の側面2eと、側面2c,2dのいずれかに露出しているが、図3に示されるように、圧電素子1Aでは、内部電極21〜26が側面2c,2d及び一対の側面2eに露出していない。
外部電極3〜6は、主面2aの第二方向D2(長辺方向)の両端部に配置されている。外部電極3〜6は、主面2aの四隅に配置されている。外部電極3〜6は、主面2aの外縁から離間している。外部電極3,6は、互いに対角の位置に配置されている。外部電極4,5は、互いに対角の位置に配置されている。外部電極3,5は、第三方向D3で互いに隣り合っている。外部電極4,6は、第三方向D3で互いに隣り合っている。外部電極3〜6は、第一方向D1から見て(平面視で)、たとえば、互いに同形状を呈している。外部電極3〜6は、第一方向D1から見て、たとえば、長辺方向が第三方向D3と一致し、短辺方向が第二方向D2と一致する長方形状を呈している。
接続電極30〜39は、第一方向D1から見て(平面視で)、たとえば、互いに同形状を呈している。接続電極30〜39は、第一方向D1から見て、たとえば、外部電極3〜6と同形状を呈している。接続電極30〜32は、内部電極21と同じ層に位置し、圧電体層11と圧電体層12との間に配置されている。接続電極33〜35は、内部電極22と同じ層に位置し、圧電体層12と圧電体層13との間に配置されている。接続電極36,37は、内部電極23と同じ層に位置し、圧電体層13と圧電体層14との間に配置されている。接続電極38は、内部電極24と同じ層に位置し、圧電体層14と圧電体層15との間に配置されている。接続電極39は、内部電極25と同じ層に位置し、圧電体層15と圧電体層16との間に配置されている。
接続電極33は、第一方向D1から見て、外部電極3と重なる位置に設けられている。接続電極30,34,36,38は、第一方向D1から見て、外部電極4と重なる位置に設けられている。接続電極31は、第一方向D1から見て、外部電極5と重なる位置に設けられている。接続電極32,35,37,39は、第一方向D1から見て、外部電極6と重なる位置に設けられている。
外部電極3は、ビア導体41を通じて内部電極21と電気的に接続されている。内部電極21は、ビア導体42を通じて接続電極33と電気的に接続されている。接続電極33は、ビア導体43を通じて内部電極23と電気的に接続されている。すなわち、外部電極3は、内部電極21,23と電気的に接続されている。ビア導体41,42は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体42,43は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体41,43は、第一方向D1から見て、互いに重なる位置に設けられている。
外部電極4は、ビア導体44を通じて接続電極30と電気的に接続されている。接続電極30は、ビア導体45を通じて接続電極34と電気的に接続されている。接続電極34は、ビア導体46を通じて接続電極36と電気的に接続されている。接続電極36は、ビア導体47を通じて接続電極38と電気的に接続されている。接続電極38は、ビア導体48を通じて内部電極25と電気的に接続されている。すなわち、外部電極4は、内部電極25と電気的に接続されている。
ビア導体44,45は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体45,46は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体46,47は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体47,48は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体44,46,48は、第一方向D1から見て、互いに重なる位置に設けられている。ビア導体45,47は、第一方向D1から見て、互いに重なる位置に設けられている。
外部電極5は、ビア導体49を通じて接続電極31と電気的に接続されている。接続電極31は、ビア導体50を通じて内部電極22と電気的に接続されている。すなわち、外部電極3は、内部電極22と電気的に接続されている。ビア導体49,50は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。
外部電極6は、ビア導体51を通じて接続電極32と電気的に接続されている。接続電極32は、ビア導体52を通じて接続電極35と電気的に接続されている。接続電極35は、ビア導体53を通じて接続電極37と電気的に接続されている。接続電極37は、ビア導体54を通じて内部電極24と電気的に接続されている。内部電極24は、ビア導体55を通じて接続電極39と電気的に接続されている。接続電極39は、ビア導体56を通じて内部電極26と電気的に接続されている。すなわち、外部電極6は、内部電極24,26と電気的に接続されている。
ビア導体51,52は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体52,53は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体53,54は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体54,55は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体55,56は、第一方向D1から見て、互いに重ならない位置に設けられている。ビア導体51,53,55は、第一方向D1から見て、互いに重なる位置に設けられている。ビア導体52,54,56は、第一方向D1から見て、互いに重なる位置に設けられている。
圧電素子1Aにおいても、図2に示される圧電素子1と同様に、分極領域Rpが、圧電体層12の領域R1と、圧電体層13の領域R2と、圧電体層14の領域R3と、圧電体層15の領域R4と、圧電体層16の領域R5と、により構成されている。分極領域Rpのうち、第一変位領域は、領域R1,R2により構成され、第二変位領域は、領域R4,R5により構成されている。非変位領域は、領域R3により構成されている。第一方向D1で互いに対向している第一変位領域及び第二変位領域の間に非変位領域が配置されているので、圧電素体2の歪を抑制可能となる。
図1及び図2に示されるように、圧電素子1では、圧電体層12〜16の第一方向D1での長さは、互いに同等であるのに対し、図3に示されるように、圧電素子1Aでは、圧電体層14の第一方向D1での長さは、圧電体層11,17の第一方向D1での長さと互いに同等であり、圧電体層12,13,15,16の第一方向D1での長さよりも短い。このため、圧電素子1Aでは、圧電素子1の場合より、長さL3が長さL1及び長さL2に対して更に短くなる。このため、第一変位領域及び第二変位領域の変位が、非変位領域によって拘束されることを更に抑制可能となる。
圧電素子1Aにおいても、図2に示される圧電素子1と同様に、内部電極21〜26は、圧電素体2の主面2a,2bから離間し、圧電素体2の主面2a,2bに露出していない。特に、主面2bには、外部電極3〜5も露出していない。したがって、たとえば金属製の振動板に圧電素子1を接合する際に、短絡を抑制するための絶縁層を別途設けることなく、主面2bを振動板に接合することができる。
圧電素子1,1Aでは、第一変位領域は、圧電体層12における領域R1、及び圧電体層13における領域R2により構成されている。すなわち、第一変位領域は、2つの圧電体層12,13により構成されているが、第一変位領域は、3つ以上の圧電体層により構成されていてもよいし、1つの圧電体層により構成されていてもよい。
圧電素子1,1Aでは、第二変位領域は、圧電体層15における領域R4、及び圧電体層16における領域R5により構成されている。すなわち、第二変位領域は、2つの圧電体層15,16により構成されているが、第二変位領域は、3つ以上の圧電体層により構成されていてもよいし、1つの圧電体層により構成されていてもよい。
圧電素子1,1Aでは、第一変位領域を構成する圧電体層の数は、第二変位領域を構成する圧電体層の数と同じであるが、異なっていてもよい。第一変位領域の第一方向D1における長さL1、及び第二変位領域の第一方向D1における長さL2は、互いに異なっていてもよい。
圧電素子1,1Aでは、非変位領域は、圧電体層14における領域R3により構成されている。すなわち、非変位領域は、1つの圧電体層14により構成されているが、非変位領域は、2つ以上の圧電体層により構成されていてもよい。
圧電素子1は、圧電体層11,17を有していなくてもよい。この場合、内部電極21,26は、実質的には外部電極となる。圧電素子1Aは、圧電体層11,17を有していなくてもよい。この場合、内部電極21,26は、実質的には外部電極となり、内部電極21は、実際に外部電極3の機能を兼ねる。また、接続電極30,31,32は、それぞれ外部電極4,5,6として機能する。
1,1A…圧電素子、2…圧電素体、3〜6…外部電極、11〜17…圧電体層、21〜26…内部電極、Rp…分極領域、Rn…未分極領域、R1〜R5…領域、L1〜L3…長さ。

Claims (5)

  1. 複数の電極と、複数の圧電体層が前記複数の電極を介して積層されてなる圧電素体と、を備える圧電素子であって、
    前記圧電素体は、分極された分極領域を有しており、
    前記分極領域は、前記複数の圧電体層の積層方向で互いに対向し、かつ、前記積層方向に交差する方向において互いに逆位相で伸縮する第一変位領域及び第二変位領域と、前記第一変位領域及び前記第二変位領域の間に配置された非変位領域と、を有している、圧電素子。
  2. 前記非変位領域は、前記複数の電極のうち、前記積層方向で互いに隣り合い、かつ、互いに同じ電位とされる一対の電極の間に配置されている、請求項1に記載の圧電素子。
  3. 前記第一変位領域の前記積層方向における長さは、前記非変位領域の前記積層方向における長さよりも長い、請求項1又は2に記載の圧電素子。
  4. 前記第二変位領域の前記積層方向における長さは、前記非変位領域の前記積層方向における長さよりも長い、請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧電素子。
  5. 前記圧電素体は、前記積層方向で互いに対向している一対の主面を有しており、
    前記複数の電極は、前記一対の主面の少なくとも一方から離間している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧電素子。
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