JP6863328B2 - 圧電素子及び振動デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、圧電素子及び振動デバイスに関する。
たとえば特許文献1には、複数の電極層と、電極層の間に介在される圧電体層と、を含む圧電素子が記載されている。この圧電素子では、各電極層が、互いに異なる極性を有する主電極と接続電極とを含んでいる。隣り合う電極層における主電極と接続電極とは、圧電体層を貫通するビアにより電気的に接続されている。この圧電素子は、圧電体層における主電極間に位置する領域が圧電的に活性な活性領域となり、活性領域に変位が発生することによって、駆動される。
特開2016−51894号公報
上述の圧電素子では、主電極の外縁が活性領域と圧電的に不活性な不活性領域との境界になる。このため、駆動時の変位に伴う応力が主電極の外縁の、特に角の部分に集中し易い。したがって、主電極の角の部分が起点となり圧電体層にクラックが発生する懼れがある。
本発明の一つの態様は、クラックを抑制することが可能な圧電素子及び振動デバイスを提供する。
本発明の一つの態様に係る圧電素子は、互いに対向している第一主面及び第二主面と、第一主面及び第二主面を連結するように、第一主面及び第二主面の対向方向に延在している側面と、を有する圧電素体と、圧電素体内に設けられた電極層と、第一主面に設けられた補強層と、を備え、電極層は、第一主面と対向し、かつ、側面から離間して設けられており、対向方向から見て、電極層は角を有し、対向方向から見て、補強層は、角と重なっている。
上記一つの態様では、圧電素子の第一主面及び第二主面の対向方向から見て、電極層の角と重なっている補強層が第一主面に設けられている。したがって、たとえば、この電極層と、他の電極層との間に活性領域が形成され、この電極層の外縁が活性領域と不活性領域との境界となる場合でも、この電極層の角の部分に、駆動時の変位に伴う応力が集中するのを抑制可能となる。これにより、圧電素体のクラックを抑制可能となる。
上記一つの態様では、対向方向から見て、補強層は、角と重なっている第一領域と、電極層の外側で角と隣り合っている第二領域と、を有していてもよい。この場合、電極層の角の部分を起点とするクラックを効果的に抑制可能となる。
上記一つの態様では、対向方向から見て、電極層は、矩形状を呈し、第一主面には、電極層の四つの角のそれぞれに対応する四つの補強層が設けられていてもよい。この場合、圧電素体のクラックを確実に抑制可能となる。
上記一つの態様では、角は、丸くてもよい。この場合、電極層の角に、駆動時の変位に伴う応力が集中するのを更に抑制可能となる。これにより、圧電素体のクラックを更に抑制可能となる。
上記一つの態様では、補強層は、圧電素体よりも硬くてもよい。この場合、圧電素体のクラックを一層抑制可能となる。
上記一つの態様では、圧電素体は、電極層と第一主面との間に配置された圧電体層を有しており、圧電体層は、電極層が圧電体層を通して視認できる程度の透明度を有していてもよい。この場合、電極層が圧電体層を通して視認できるので、補強層を角と重なる位置に設け易い。
上記一つの態様では、補強層は、第一主面から突出した第三主面と、第三主面と対向し、かつ、圧電素体に埋没した第四主面と、を有していてもよい。この場合、補強層が第一主面から剥離することを抑制可能となる。
本発明の一つの態様に係る振動デバイスは、上記圧電素子と、上記圧電素子が接合された振動部材と、を備える。
上記一つの態様に係る振動デバイスは、上記圧電素子を備えるので、圧電素体のクラックを抑制することができる。
本発明の一つの態様によれば、圧電素体のクラックを抑制することが可能な圧電素子及び振動デバイスを提供することができる。
一実施形態に係る振動デバイスの平面図である。 図1のII−II線に沿っての断面図である。 図1の圧電素子の分解斜視図である。 図1の一部拡大図である。 図4のV−V線に沿っての断面図である。 第一変形例及び第二変形例に係る圧電素子を一部拡大して示す平面図である。 第三変形例及び第四変形例に係る圧電素子を一部拡大して示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る振動デバイスの平面図である。図2は、図1のII−II線に沿っての断面図である。図3は、図1の圧電素子の分解斜視図である。図1〜図3に示されるように、一実施形態に係る振動デバイス1は、圧電素子10と、振動部材60とを備えている。圧電素子10は、圧電素体11と、複数の補強層12と、複数の外部電極13,15とを有している。本実施形態では、圧電素子10は、四つの補強層12と、一対の外部電極13,15と、を有している。
圧電素体11は、直方体形状を呈している。圧電素体11は、互いに対向している一対の主面11a,11b、互いに対向している一対の側面11c、及び互いに対向している一対の側面11eを有している。直方体形状には、たとえば、角及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。一対の主面11a,11bが対向している方向が第一方向D1である。第一方向D1は、各主面11a,11bに直交する方向でもある。一対の側面11cが対向している方向が、第二方向D2である。第二方向D2は、各側面11cに直交する方向でもある。一対の側面11eが対向している方向が、第三方向D3である。第三方向D3は、各側面11eに直交する方向でもある。
各主面11a,11bは、矩形状を呈している。各主面11a,11bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、圧電素子10(圧電素体11)は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。長方形状には、たとえば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。本実施形態では、主面11a,11bの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面11a,11bの短辺方向は、第二方向D2と一致する。
一対の側面11cは、一対の主面11a,11bを連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面11cは、第三方向D3にも延在している。一対の側面11eは、一対の主面11a,11bを連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面11eは、第二方向D2にも延在している。圧電素体11の第二方向D2での長さは、たとえば、10mmである。圧電素体11の第三方向D3での長さは、たとえば、20mmである。圧電素体11の第一方向D1での長さは、たとえば、200μmである。各主面11a,11bと各側面11c,11eとは、間接的に隣り合っていてもよい。この場合、各主面11a,11bと各側面11c,11eとの間には、稜線部が位置する。
圧電素体11は、複数の圧電体層17a,17b,17c,17d,17eが第一方向D1に積層されて構成されている。圧電素体11は、積層されている複数の圧電体層17a,17b,17c,17d,17eを有している。本実施形態では、圧電素体11は、五つの圧電体層17a,17b,17c,17d,17eを有している。圧電素体11では、複数の圧電体層17a,17b,17c,17d,17eが積層されている方向が第一方向D1と一致する。圧電体層17aは、主面11aを有している。圧電体層17eは、主面11bを有している。圧電体層17b,17c,17dは、圧電体層17aと圧電体層17eとの間に位置している。
各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eは、圧電セラミック材料からなる。すなわち、圧電素体11は、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料には、たとえば、PZT[Pb(Zr,Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)が用いられる。各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eは、たとえば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の圧電素体11では、各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eは、各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eの間の境界が認識できない程度に一体化されている。
各圧電体層17a,17b,17c,17d,17eの第一方向D1での長さ(厚さ)は、たとえば、16μmである。電極層21と主面11aとの間に配置された圧電体層17aは、電極層21が主面11a側から圧電体層17aを通して視認できる程度の透明度を有している。他の圧電体層17b,17c,17d,17eも圧電体層17aと同様の透明度を有している。
圧電素子10は、圧電素体11内に設けられた複数の電極層21,22,23,24を備えている。本実施形態では、圧電素子10は、四つの電極層21,22,23,24を備えている。各電極層21,22,23,24は、内部電極である。各電極層21,22,23,24は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。各電極層21,22,23,24は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
各電極層21,22,23,24は、第一方向D1において異なる位置(層)に配置されている。主面11aと電極層21とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層21と電極層22とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層22と電極層23とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層23と電極層24とは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。電極層24と主面11bとは、第一方向D1に間隔を有して互いに対向している。
電極層21は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。電極層22は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。電極層23は、圧電体層17cと圧電体層17dとの間に位置している。電極層24は、圧電体層17dと圧電体層17eとの間に位置している。各電極層21,22,23,24は、圧電素体11の表面には露出していない。すなわち、各電極層21,22,23,24は、側面11c及び側面11eから離間して設けられており、側面11c及び側面11eには露出していない。各電極層21,22,23,24は、第一方向D1から見て、主面11a,11bの全ての縁(四辺)から離間している。
各電極層21,22,23,24は、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。各電極層21,22,23,24は、第一方向D1から見て(平面視で)、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、各電極層21,22,23,24の長辺方向は、第三方向D3と一致している。各電極層21,22,23,24の短辺方向は、第二方向D2と一致している。第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の外縁は、互いに同形状を呈し、互いに一致している。
電極層21は、第一方向D1から見て、四つの角Aを有している。各角Aは、第一方向D1から見て、丸く、いわゆるR形状を有している。ここで、丸い角とは、2つの直線の交わりからなる角ではなく、2つの直線の端部同士が曲線で接続されてなる湾曲した角を意味する。第一方向D1から見て、電極層21の丸い角Aは、電極層21の外縁のうち、側面11c及び側面11eに沿う2つの直線の端部同士が曲線で接続されてなる湾曲した角である。本実施形態では、各電極層22,23,24は、電極層21と同様に、第一方向D1から見て、四つの丸い角Aを有している。なお、各角Aは、2つの直線の交わりからなる角であってもよい。角Aが丸い角の場合、角Aは、角Aを構成する曲線の一部又は全部を少なくとも含んでいる。角Aが2つの直線の交わりからなる角である場合、角Aは、角Aを構成する2つの直線の交点、及び2つの直線の端部を少なくとも含んでいる。
補強層12は、主面11aに設けられている。補強層12は、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。本実施形態では、主面11aには、電極層21の四つの角Aのそれぞれに対応する四つの補強層12が設けられている。四つの補強層12は、互いに離間している。補強層12は、第一方向D1から見て、角Aと重なるように設けられている。補強層12は、第一方向D1から見て、外部電極13,15から離間し、角A及び角Aの近傍のみと重なるように設けられている。つまり、補強層12は、主面11aの中央部には設けられていない。主面11aの中央部は、補強層12から露出している。このため、外部電極13,15と電気的に接続される配線部材(不図示)が主面11a上に設けられる場合でも、補強層12は配線部材と接触し難い。
図4は、図1の一部拡大図である。図5は、図4のV−V線に沿っての断面図である。図4及び図5では、振動部材60及び後述する樹脂層61の図示が省略されている。図4及び図5に示されるように、補強層12は、第一方向D1から見て、三角形状を呈している。補強層12は、第一方向D1で互いに対向する主面12a及び主面12bを有している。補強層12の厚さ方向(第一方向D1)の一部が圧電素体11に埋まっている。主面12aは、圧電素体11の主面11aから突出している。主面12bは、圧電素体11に埋没している。主面12bは、主面11aよりも圧電素体11の内側に位置している。
補強層12における主面11aから突出した突出部分の厚さ(第一方向D1の長さ)は、補強層12における主面11aから圧電素体11内に埋没した埋没部分の厚さ(第一方向D1の長さ)よりも厚く設定されている。埋没部分の厚さは、たとえば、突出部分の厚さと埋没部分の厚さとの和の2〜15%に設定される。補強層12が圧電素体11に埋まりすぎると、すなわち、埋没部分の厚さが大きすぎると、圧電素体11内に設けられた電極層21,22,23,24の変形により、信頼性の低下及び圧電特性のばらつきなどが生じる懼れがある。埋没部分の厚さが小さすぎると、補強層12の剥離が生じる懼れがある。
補強層12は、第一方向D1から見て、角Aと重なっている第一領域R1と、電極層21の外側で角Aと隣り合っている第二領域R2とを有している。第一領域R1及び第二領域R2は、互いに連続している。補強層12は、圧電素体11よりも硬い。たとえば、補強層12のヤング率は、圧電素体11のヤング率よりも高い。補強層12は、たとえば、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。補強層12は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
補強層12は、たとえば、圧電体層17aとなるグリーンシートに付与された導電性ペーストが、グリーンシートと一体焼成されることによって形成される。導電性ペーストは、たとえば、スクリーン印刷によってグリーンシートに付与される。グリーンシートは、積層体グリーンの状態で焼成される。積層体グリーンは、グリーンシートが積層され、積層方向にプレスされることによって、形成される。プレスにより、補強層12となる導電性ペーストの厚さ方向の一部が、グリーンシートに埋め込まれる。プレスは、たとえば、温間等方圧プレス(Warm Isostatic Press:WIP)により行うことができる。温間等方圧プレスの条件は、たとえば、水温65℃程度であり、圧力80MPa程度である。プレスは、温間等方圧プレスに限られず、金型を用いた一軸プレス機などを用いて行うようにしてもよい。
図1〜図3に示されるように、各外部電極13,15は、主面11a上に配置されている。外部電極13と外部電極15とは、第三方向D3に並んでいる。外部電極13と外部電極15とは、第三方向D3で隣り合っている。各外部電極13,15は、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。各外部電極13,15は、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。矩形状も、たとえば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。各外部電極13,15は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。各外部電極13,15は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
外部電極13は、ビア導体31を通して接続導体25と電気的に接続されている。接続導体25は、電極層21と同じ層に位置している。接続導体25は、電極層21の内側に位置している。電極層21には、第一方向D1から見て、外部電極13に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体25は、電極層21に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体25の全縁が、電極層21で囲まれている。
接続導体25は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。電極層21と接続導体25とは、互いに離間している。接続導体25は、第一方向D1で、外部電極13と対向している。ビア導体31は、外部電極13と接続されていると共に、接続導体25と接続されている。接続導体25は、ビア導体32を通して電極層22と電気的に接続されている。接続導体25は、第一方向D1で、電極層22と対向している。ビア導体32は、接続導体25と接続されていると共に、電極層22と接続されている。
電極層22は、ビア導体33を通して接続導体26と電気的に接続されている。接続導体26は、電極層23と同じ層に位置している。接続導体26は、電極層23の内側に位置している。電極層23には、第一方向D1から見て、外部電極13(接続導体25)に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体26は、電極層23に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体26の全縁が、電極層23で囲まれている。
接続導体26は、圧電体層17cと圧電体層17dとの間に位置している。電極層23と接続導体26とは、互いに離間している。接続導体26は、第一方向D1で、電極層22と対向している。ビア導体33は、電極層22と接続されていると共に、接続導体26と接続されている。接続導体26は、ビア導体34を通して電極層24と電気的に接続されている。接続導体26は、第一方向D1で、電極層24と対向している。ビア導体34は、接続導体26と接続されていると共に、電極層24と接続されている。
外部電極15は、ビア導体35を通して電極層21と電気的に接続されている。電極層21は、第一方向D1で、外部電極15と対向している。ビア導体35は、外部電極15と接続されていると共に、電極層21と接続されている。
電極層21は、ビア導体36を通して接続導体27と電気的に接続されている。接続導体27は、電極層22と同じ層に位置している。接続導体27は、電極層22の内側に位置している。電極層22には、第一方向D1から見て、外部電極15に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体27は、電極層22に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体27の全縁が、電極層22で囲まれている。
接続導体27は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。電極層22と接続導体27とは、互いに離間している。接続導体27は、第一方向D1で、電極層21と対向している。ビア導体36は、電極層21と接続されていると共に、接続導体27と接続されている。接続導体27は、ビア導体37を通して電極層23と電気的に接続されている。接続導体27は、第一方向D1で、電極層23と対向している。ビア導体37は、接続導体27と接続されていると共に、電極層23と接続されている。
電極層23は、ビア導体38を通して接続導体28と電気的に接続されている。接続導体28は、電極層24と同じ層に位置している。接続導体28は、電極層24の内側に位置している。電極層24には、第一方向D1から見て、外部電極15に対応する位置に、開口が形成されている。接続導体28は、電極層24に形成されている開口内に位置している。第一方向D1から見て、接続導体28の全縁が、電極層24で囲まれている。
接続導体28は、圧電体層17dと圧電体層17eとの間に位置している。電極層24と接続導体28とは、互いに離間している。接続導体28は、第一方向D1で、電極層23と対向している。ビア導体38は、電極層23と接続されていると共に、接続導体28と接続されている。
外部電極13は、ビア導体31、接続導体25、ビア導体32、電極層22、ビア導体33、接続導体26、ビア導体34、及び電極層24と電気的に接続されている。外部電極15は、ビア導体35、電極層21、ビア導体36、接続導体27、ビア導体37、電極層23、ビア導体38、及び接続導体28と電気的に接続されている。補強層12は、外部電極13,15、電極層21,22,23,24、接続導体25,26,27,28、及びビア導体31,32,33,34,35,36,37,38のいずれからも離間しており、これらのいずれとも電気的に接続されていない。
接続導体25,26,27,28及びビア導体31,32,33,34,35,36,37,38は、導電性材料からなる。導電性材料には、たとえば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。接続導体25,26,27,28及びビア導体31,32,33,34,35,36,37,38は、たとえば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。接続導体25,26,27,28は、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。ビア導体31,32,33,34,35,36,37,38は、対応する圧電体層17a,17b,17c,17dを形成するためのセラミックグリーンシートに形成された貫通孔に充填された導電性ペーストが焼結することにより形成される。
圧電素体11の主面11bには、電極層21,23と電気的に接続されている導体と、電極層22,24と電気的に接続されている導体とは配置されていない。本実施形態では、主面11bを第一方向D1から見たとき、主面11bの全体が露出している。主面11a,11bは、自然面である。自然面とは、焼成により成長した結晶粒の表面により構成される面である。
圧電素体11の各側面11c,11eにも、電極層21,23と電気的に接続されている導体と、電極層22,24と電気的に接続されている導体とは配置されていない。本実施形態では、各側面11cを第二方向D2から見たとき、各側面11cの全体が露出している。各側面11eを第三方向D3から見たとき、各側面11eの全体が露出している。本実施形態では、各側面11c,11eも、自然面である。
圧電体層17bにおける電極層21と電極層22とで挟まれた領域と、圧電体層17cにおける電極層22と電極層23とで挟まれた領域と、圧電体層17dにおける電極層23と電極層24とで挟まれた領域とは、圧電的に活性な活性領域を構成する。すなわち、圧電素体11では、電極層21と電極層22との間、電極層22と電極層23との間、及び、電極層23と電極層24との間に活性領域が形成される。第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の外縁が活性領域と、圧電的に不活性な不活性領域との境界となる。
本実施形態では、活性領域は、第一方向D1から見て、複数の外部電極13,15を囲むように位置している。第一方向D1から見て、圧電素体11は、外部電極13と外部電極15との間に位置している領域に、活性領域を含んでいる。第一方向D1から見て、圧電素体11は、外部電極13と外部電極15とが位置している領域の外側にも、活性領域を含んでいる。
振動部材60は、互いに対向している主面60a,60bを有している。本実施形態では、振動部材60は、板状の部材である。振動部材60は、たとえば、金属からなる。振動部材60は、たとえば、Ni−Fe合金、Ni、黄銅、又はステンレス鋼からなる。各主面60a,60bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、振動部材60は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面60a,60bの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面60a,60bの短辺方向は、第二方向D2と一致する。振動部材60の第二方向D2での長さは、たとえば、15mmである。振動部材60の第三方向D3での長さは、たとえば、30mmである。振動部材60の第一方向D1での長さは、たとえば、100μmである。
圧電素子10は、樹脂層61によって振動部材60に接合されている。圧電素体11の主面11bと振動部材60の主面60aとが互いに対向している。樹脂層61は、主面11bと主面60aとの間に位置している。主面11bと主面60aとが、樹脂層61によって接合されている。樹脂層61は、樹脂(たとえば、エポキシ樹脂又はアクリル系樹脂)からなる。樹脂層61は、導電性のフィラーを含んでおらず、電気絶縁性を有している。圧電素子10が振動部材60に接合された状態では、第一方向D1と、主面60aと主面60bとが対向している方向とは略同じである。第一方向D1から見て、圧電素子10は、振動部材60(主面60a)の略中央に配置されている。
以上説明したように、圧電素体11では、電極層21と電極層22との間、電極層22と電極層23との間、及び、電極層23と電極層24との間に活性領域が形成される。第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の外縁が活性領域と、圧電的に不活性な不活性領域との境界となる。このため、圧電素子10の駆動時の変位に伴う応力は、電極層21,22,23,24の外縁の、特に角Aの部分に集中し易い。しかしながら、圧電素子10では、第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の角Aと重なっている補強層12が主面11aに設けられている。これにより、角Aが補強層12により補強されるので、圧電素子10の駆動時の変位に伴う応力が、角Aの部分に集中するのを抑制可能となる。したがって、圧電素体11のクラックを抑制可能となる。
補強層12は、たとえば、圧電素体11の分極処理前に設けられる。第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の外縁が分極領域と、未分極領域との境界となる。このため、電極層21,22,23,24の外縁の、特に角Aの部分には分極処理に伴う応力が集中し易い。補強層12が分極処理前に設けられていれば、分極処理に伴う応力が、角Aの部分に集中するのを抑制可能となる。これにより、圧電素体11のクラックを一層抑制可能となる。
補強層12は、たとえば、圧電体層17aとなるグリーンシートに付与された導電性ペーストが、グリーンシートと一体焼成されることによって形成される。電極層21,22,23,24となる導電性ペーストを、圧電体層17a,17b,17c,17d,17eとなるグリーンシートと一体焼成する場合、導電性ペースト及びグリーンシートの熱縮率の違いによる応力が、導電性ペーストの外縁の、特に角の部分に集中する懼れがある。しかしながら、焼成前に補強層12となる導電性ペーストがグリーンシートに設けられていると、熱縮率の違いによる応力が、導電性ペーストの角の部分に集中することが抑制可能となる。これにより、圧電素体11のクラックを一層抑制可能となる。
第一方向D1から見て、補強層12は、電極層21,22,23,24の角Aと重なっている第一領域R1と、電極層21,22,23,24の外側で角Aと隣り合っている第二領域R2と、を有している。これにより、補強層12は、電極層21,22,23,24の角Aを起点とするクラックを効果的に抑制可能となる。
第一方向D1から見て、各電極層21,22,23,24は、矩形状を呈し、主面11aには、各電極層21,22,23,24の四つの角のそれぞれに対応する四つの補強層12が設けられている。このため、圧電素体11のクラックを確実に抑制可能となる。
電極層21,22,23,24の角Aは、丸い。このため、圧電素子10の駆動時の変位等に伴う応力が、角Aの部分に集中するのを更に抑制可能となる。これにより、圧電素体11のクラックを更に抑制可能となる。
補強層12は、圧電素体11よりも硬い。このため、圧電素体11のクラックを一層抑制可能となる。
電極層21と主面11aとの間に配置された圧電体層17aは、電極層21が圧電体層17aを通して視認できる程度の透明度を有している。このため、補強層12を電極層21の角Aと重なる位置に設け易い。
振動デバイス1は、圧電素子10を備えるので、圧電素体11のクラックを抑制することができる。
本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
図6(a)は、第一変形例に係る圧電素子を一部拡大して示す平面図である。実施形態に係る圧電素子10は、図4に示されるように、第一方向D1から見て、三角形状を呈している補強層12を備えるのに対し、第一変形例に係る圧電素子10Aは、図6(a)に示されるように、第一方向D1から見て、円形状を呈している補強層12Aを備える。補強層12Aは、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。補強層12Aは、角を含んでいない。このため、圧電素子10Aによれば、たとえば、補強層12Aとなる導電性ペースト及び圧電素体11となるグリーンシートの熱収縮率の違いによる応力が補強層12Aの外縁に集中することを抑制可能となる。これにより、圧電素体11のクラックを抑制可能となる。
図6(b)は、第二変形例に係る圧電素子を一部拡大して示す平面図である。実施形態に係る圧電素子10は、図4に示されるように、第一方向D1から見て、三角形状を呈している補強層12を備えるのに対し、第二変形例に係る圧電素子10Bは、図6(b)に示されるように、第一方向D1から見て、矩形状を呈している補強層12Bを備える。第一方向D1から見て、補強層12Bは、たとえば正方形状を呈している。第一方向D1から見て、補強層12Bの外縁の隣り合う二辺は、角Aを構成する二辺の直線部分とそれぞれ重なっている。補強層12Bは、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。電極層21となる導電性ペーストは、たとえば圧電体層17bとなるグリーンシートにスクリーン印刷により付与される。印刷されたパターンが変形し、電極層21の角Aが大きなR形状となった場合でも、補強層12Bによれば、角Aと重なり易い。
図7(a)は、第三変形例に係る圧電素子を一部拡大して示す平面図である。実施形態に係る圧電素子10は、図4に示されるように、第一方向D1から見て、三角形状を呈している補強層12を備えるのに対し、第三変形例に係る圧電素子10Cは、図7(a)に示されるように、第一方向D1から見て、楕円形状を呈している補強層12Cを備える。第一方向D1から見て、補強層12Cは、楕円の長軸が電極層21の外縁と交差するように配置されている。補強層12Cは、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁(四辺)から離間している。補強層12Cによれば、主面11aの角の近傍まで補強することができる。
図7(b)は、第四変形例に係る圧電素子を一部拡大して示す平面図である。実施形態に係る圧電素子10は、図4に示されるように、第一方向D1から見て、三角形状を呈している補強層12を備えるのに対し、第四変形例に係る圧電素子10Dは、図7(b)に示されるように、第一方向D1から見て、V字状を呈している補強層12Dを備える。第一方向D1から見て、補強層12Dは、角Aを構成する二辺に沿って延在し、当該二辺と重なっている一対の延在部12eを有している。補強層12Dによれば、角Aを構成する二辺についても補強することができる。
圧電素子10,10A,10B,10C,10Dでは、第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24の外縁は、互いに同形状を呈し、互いに一致しているが、互いに異なる形状を呈していてもよいし、互いにずれて配置されていてもよい。この場合、補強層12,12A,12B,12C,12Dは、少なくとも電極層21,22,23,24のいずれか一つ以上の角Aと重なるよう設けられていてもよい。
圧電素子10,10A,10B,10C,10Dでは、第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24が矩形状を呈し、各電極層21,22,23,24の四つの角のそれぞれに対応する四つの補強層12が設けられているが、一つ以上の補強層12が設けられていればよい。第一方向D1から見て、電極層21,22,23,24は、一つ以上の角Aを有していればよい。
1…振動デバイス、10,10A,10B,10C,10D…圧電素子、11a,11b…主面、11c,11e…側面、12,12A,12B,12C,12D…補強層、12a,12b…主面、17a,17b,17c,17d,17e…圧電体層、21…電極層、60…振動部材、A…角、R1…第一領域、R2…第二領域。

Claims (8)

  1. 互いに対向している第一主面及び第二主面と、前記第一主面及び前記第二主面を連結するように、前記第一主面及び前記第二主面の対向方向に延在している側面と、を有する圧電素体と、
    前記圧電素体内に設けられた電極層と、
    前記第一主面に設けられた補強層と、を備え、
    前記電極層は、前記第一主面と対向し、かつ、前記側面から離間して設けられており、
    前記対向方向から見て、前記電極層は角を有し、
    前記対向方向から見て、前記補強層は、前記角と重なっており、
    前記補強層は、前記第一主面の縁から離間している、圧電素子。
  2. 互いに対向している第一主面及び第二主面と、前記第一主面及び前記第二主面を連結するように、前記第一主面及び前記第二主面の対向方向に延在している側面と、を有する圧電素体と、
    前記圧電素体内に設けられた電極層と、
    前記第一主面に設けられた補強層と、を備え、
    前記電極層は、前記第一主面と対向し、かつ、前記側面から離間して設けられており、
    前記対向方向から見て、前記電極層は角を有し、
    前記対向方向から見て、前記補強層は、前記角と重なっており、
    前記補強層は、導電性材料を含み、前記圧電素体よりも硬い、圧電素子。
  3. 互いに対向している第一主面及び第二主面と、前記第一主面及び前記第二主面を連結するように、前記第一主面及び前記第二主面の対向方向に延在している側面と、を有する圧電素体と、
    前記圧電素体内に設けられた電極層と、
    前記第一主面に設けられた補強層と、を備え、
    前記電極層は、前記第一主面と対向し、かつ、前記側面から離間して設けられており、
    前記対向方向から見て、前記電極層は角を有し、
    前記対向方向から見て、前記補強層は、前記角と重なっており、
    前記補強層は、前記第一主面から突出した第三主面と、前記第三主面と対向し、かつ、前記圧電素体に埋没した第四主面と、を有している、圧電素子。
  4. 前記対向方向から見て、前記補強層は、前記角と重なっている第一領域と、前記電極層の外側で前記角と隣り合っている第二領域と、を有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧電素子。
  5. 前記対向方向から見て、前記電極層は、矩形状を呈し、
    前記第一主面には、前記電極層の四つの前記角のそれぞれに対応する四つの前記補強層が設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧電素子。
  6. 前記角は、丸い、請求項1〜のいずれか一項に記載の圧電素子。
  7. 前記圧電素体は、前記電極層と前記第一主面との間に配置された圧電体層を有しており、
    前記圧電体層は、前記電極層が前記圧電体層を通して視認できる程度の透明度を有している、請求項1〜のいずれか一項に記載の圧電素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の圧電素子と、前記圧電素子が接合された振動部材と、を備える、振動デバイス。
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