JP6720959B2 - 振動デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、振動デバイスに関する。
従来の振動デバイスとして、圧電素子及び振動板を有する圧電振動子と、圧電振動子が配置される振動部材と、を備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の振動デバイスでは、圧電振動子の振動板と全面と振動部材とが接着部材によって接着されている。
特開2014−102804号公報
従来の振動デバイスのように、振動板の全面と振動部材とが接着されている構成では、圧電振動子の変位(駆動)が振動部材によって阻害される。そのため、従来の振動デバイスでは、圧電振動子の変位が減少し得るため、振動を効率的に得ることができない。
本発明の一側面は、圧電振動子の振動を効率的に得ることができる振動デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る振動デバイスは、圧電素子と、互いに対向する一対の主面を有すると共に、一方の主面に圧電素子が接合されている振動板と、を有する圧電振動子と、圧電振動子が配置されている振動部材と、振動板と振動部材との間に配置され、振動板と振動部材とを接着している接着部材と、を備え、振動板の一対の主面のそれぞれは、一対の主面の対向方向から見て、長方形状を呈しており、接着部材は、主面の少なくとも一対の辺側において対向して配置されている。
本発明の一側面に係る振動デバイスでは、接着部材は、振動板の主面の少なくとも一対の辺側において対向して配置されている。すなわち、振動板は、少なくとも一対の辺側において対向して配置されている接着部材によって、振動部材に保持(固着)されている。この構成では、対向する接着部材の間に空間が形成される。すなわち、振動板と振動部材との間に隙間が形成される。そのため、振動デバイスでは、圧電振動子の変位が振動部材によって阻害されることを回避できる。したがって、振動デバイスでは、圧電振動子の振動を効率的に得ることができる。
一実施形態においては、圧電素子の一対の辺側の端部は、上記対向方向から見て接着部材と重なっていてもよい。圧電振動子は、接着部材と接着されている部分では変位が生じ難い。そのため、振動デバイスでは、接着部材と重なるように圧電素子の端部を配置することにより、圧電素子の端部に変位が生じることを抑制できる。これにより、振動デバイスでは、圧電素子の端部が振動板から剥離したり、圧電素子の端部にクラックが生じたりすることを抑制できる。したがって、振動デバイスでは、信頼性の低下を抑制できる。
一実施形態においては、上記対向方向から見て、振動板と接着部材とが接着されている接着領域は、圧電素子の端部と接着部材とが重なる領域よりも大きくてもよい。この構成では、振動板と接着部材との接着領域が大きくなるため、振動板と接着部材との接合強度を確保できる。したがって、振動デバイスでは、振動板と接着部材とが剥離する等といった不具合の発生を抑制できる。したがって、振動デバイスでは、信頼性の低下を抑制できる。
一実施形態においては、圧電素子は、対向方向から見て、長方形状を呈しており、圧電素子と振動板とは、長辺及び短辺が沿うように配置されており、圧電素子の端部は、振動板の一対の辺に沿う圧電素子の辺の長さの1/2以上の部分が接着部材と重なっていてもよい。この構成では、圧電素子の端部に変位が生じることをより一層抑制できる。これにより、振動デバイスでは、圧電素子の端部が振動板から剥離したり、圧電素子の端部にクラックが生じたりすることをより一層抑制できる。
一実施形態においては、振動板において圧電素子が接合されている一方の主面とは反対側の他方の主面に配置されている荷重部材を備えていてもよい。この構成では、圧電素子が駆動した際、圧電振動子の重心移動のエネルギーを荷重部材によって大きくできる(加振できる)ため、圧電振動子の振動を増幅することができる。
本発明の一側面によれば、圧電振動子の振動を効率的に得ることができる。
図1は、第1実施形態に係る振動デバイスを示す斜視図である。 図2は、図1に示す振動デバイスの平面図である。 図3は、図1に示す振動デバイスの分解斜視図である。 図4は、図2におけるIV−IV線に沿った断面構成を示す図である。 図5は、第2実施形態に係る振動デバイスを示す斜視図である。 図6は、図5に示す振動デバイスの平面図である。 図7は、図5に示す振動デバイスの分解斜視図である。 図8は、図6におけるVIII−VIII線に沿った断面構成を示す図である。 図9は、第3実施形態に係る振動デバイスを示す斜視図である。 図10は、図9に示す振動デバイスの平面図である。 図11は、図9に示す振動デバイスの分解斜視図である。 図12は、図10におけるXII−XII線に沿った断面構成を示す図である。 図13は、第4実施形態に係る振動デバイスの分解斜視図である。 図14は、図13に示す振動デバイスの断面構成を示す図である。 図15は、変形例に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1〜図4に示されるように、第1実施形態に係る振動デバイス1は、圧電振動子3と、振動部材5と、接着部材7と、配線部材11と、を備えている。
圧電振動子3は、圧電素子13と、振動板15と、を有している。圧電素子13は、圧電素体17と、複数の外部電極19a,19bと、を有している。本実施形態では、圧電素子13は、二つの外部電極19a,19bを有している。
圧電素体17は、直方体形状を呈している。圧電素体17は、互いに対向している一対の主面17a,17bを有している。一対の主面17a,17bが対向している方向が第一方向D1(図3及び図4参照)である。第一方向D1は、各主面17a,17bに直交する方向でもある。
図2に示されるように、各主面17a,17bは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面17a,17bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、圧電素子13(圧電素体17)は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。長方形状には、例えば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。本実施形態では、主面17a,17bの短辺方向は、第二方向D2方向である。主面17a,17bの長辺方向は、第三方向D3である。
圧電素体17は、複数の圧電体層(不図示)が積層されて構成されている。各圧電体層は、圧電材料からなる。本実施形態では、各圧電体層は、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料には、例えば、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr、Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)が用いられる。各圧電体層は、例えば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の圧電素体17では、各圧電体層は、各圧電体層の間の境界が認識できない程度に一体化されている。圧電素体17内には、複数の内部電極(不図示)が配置されている。各内部電極は、導電性材料からなる。導電性材料には、例えば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。
各外部電極19a,19bは、主面17a上に配置されている。外部電極19aと外部電極19bとは、第三方向D3に並んでいる。外部電極19aと外部電極19bとは、第三方向D3で隣り合っている。各外部電極19a,19bは、第一方向D1から見て、主面17aの全ての縁(四辺)から離間している。各外部電極19a,19bは、第一方向D1から見て、矩形状を呈している。矩形状も、例えば、各角が面取りされている形状、及び、各角が丸められている形状が含まれる。各外部電極19a,19bは、導電性材料からなる。導電性材料には、例えば、Ag、Pd、又はAg−Pd合金が用いられる。各外部電極19a,19bは、例えば、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
振動板15は、板状の部材である。振動板15は、例えば、金属からなる。振動板15は、例えば、Ni合金又はステンレス鋼からなる。振動板15は、互いに対向している一対の主面15a,15bを有している。振動板15は、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面17a,17bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、振動板15は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面15a,15bの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面15a,15bの短辺方向は、第二方向D2方向と一致する。
振動板15の主面15a,15bの一対の長辺は、圧電素体17の主面17a,17bの一対の長辺よりも長い。振動板15の主面15a,15bの一対の短辺は、圧電素体17の主面17a,17bの一対の短辺よりも長い。すなわち、振動板15は、第一方向D1から見て、圧電素体17よりも面積(外形)が大きい。
振動板15上には、圧電素子13が配置されている。圧電素子13は、振動板15の中央位置、すなわち振動板15の主面15a,15bの長辺方向及び短辺方向において中間の位置に配置されている。圧電素子13は、第一方向D1から見て、その中心が振動板15の中心と一致するように、振動板15上に配置されている。振動板15と圧電素体17とは、短辺及び長辺が沿うように配置されている。振動板15の主面15a,15bの一対の長辺及び一対の短辺は、圧電素体17の主面17a,17bの一対の長辺及び一対の短辺と沿っている。
振動板15と圧電素体17とは、主面15aと主面17bとが対向して配置されている。すなわち、圧電素子13は、振動板15の主面15a上に配置されている。振動板15の主面15aと圧電素体17の主面17bとは、接着されている。圧電振動子3の外形は、振動板15の外形によって構成されている。圧電振動子3は、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。すなわち、圧電振動子3は、一対の長辺と一対の短辺とを有している。
振動部材5は、板状の部材である。振動部材5は、例えば、金属からなる。振動部材5は、例えば、Ni−Fe合金、Ni、黄銅、又はステンレス鋼からなる。振動部材5は、互いに対向している一対の主面5a,5bを有している。各主面5a,5bは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面5a,5bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、振動部材5は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面5a,5bの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面5a,5bの短辺方向は、第二方向D2方向と一致する。
接着部材7は、例えば、両面テープである。接着部材7は、振動部材5と圧電振動子3とを接着している。接着部材7は、第1接着部材21と、第2接着部材23と、を含んでいる。
第1接着部材21は、互いに対向している一対の主面21a,21bを有している。主面21a,21bには、接着層(不図示)が設けられている。各主面21a,21bは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面21a,21bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、第1接着部材21は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面21a,21bの長辺方向は、第二方向D2と一致する。主面21a,21bの短辺方向は、第三方向D3方向と一致する。各主面21a,21bは、その全面が接着面である。すなわち、第1接着部材21の接着面は、長方形状を呈している。
各主面21a,21bの長辺の長さは、振動板15の各主面15a,15bの短辺の長さと同等である。各主面21a,21bの短辺の長さは、例えば、振動板15の各主面15a,15bの長辺の長さの1/4以下である。第1接着部材21は、所定の厚み(一対の主面21a,21bの対向方向の長さ、例えば0.5mm程度)を有している。
第2接着部材23は、互いに対向している一対の主面23a,23bを有している。各主面23a,23bは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面23a,23bは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、第2接着部材23は、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面23a,23bの長辺方向は、第二方向D2と一致する。主面23a,23bの短辺方向は、第三方向D3方向と一致する。各主面23a,23bは、その全面が接着面である。すなわち、第2接着部材23の接着面は、長方形状を呈している。
各主面23a,23bの長辺の長さは、振動板15の各主面15a,15bの短辺の長さと同等である。各主面23a,23bの短辺の長さは、例えば、振動板15の各主面15a,15bの長辺の長さの1/4以下である。第2接着部材23は、所定の厚み(一対の主面23a,23bの対向方向の長さ、例えば0.5mm程度)を有している。
第1接着部材21及び第2接着部材23のそれぞれは、振動板15と振動部材5との間に配置されている。第1接着部材21及び第2接着部材23のそれぞれは、振動板15の主面15bと振動部材5の主面5aとの間に配置されている。第1接着部材21と第2接着部材23とは、第三方向D3で所定の間隔をあけて離間して配置されている。第1接着部材21と第2接着部材23とは、第三方向D3において対向して配置されている。すなわち、第1接着部材21及び第2接着部材23は、振動板15の各主面15a,15bの一対の短辺側において、互いに対向して配置されている。第1接着部材21及び第2接着部材23は、振動板15(圧電振動子3)を、振動板15の主面15a,15bの一対の短辺側で振動部材5に対して固着している。
第1接着部材21は、振動板15の第三方向D3の一方の端部(図2の右側の端部)に配置されている。すなわち、第1接着部材21は、圧電振動子3の一方の短辺側の端部に配置されている。第1接着部材21の主面21aは、振動板15の主面15bに接着されている。第1接着部材21の主面21bは、振動部材5の主面5aに接着されている。第1接着部材21の主面21aは、その全面が振動板15に接着されている。第1接着部材21と振動板15との接着領域は、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。
各主面21a,21bの長辺は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿っており、各主面21a,21bの短辺は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿っている。本実施形態では、各主面21a,21bの長辺に沿った一方の端面(図4の右側の端面)は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿った端面と面一となっている。各主面21a,21bの短辺に沿った両方の端面(図2の上下の端面)のそれぞれは、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿った両方の端面のそれぞれと面一となっている。
第2接着部材23は、振動板15の第三方向D3の他方の端部(図2の左側の端部)に配置されている。すなわち、第2接着部材23は、圧電振動子3の他方の短辺側の端部に配置されている。第2接着部材23の主面23aは、振動板15の主面15bに接着されている。第2接着部材23の主面23bは、振動部材5の主面5aに接着されている。第2接着部材23の主面23aは、その全面が振動板15に接着されている。すなわち、第2接着部材23と振動板15との接着領域は、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。
各主面23a,23bの長辺は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿っており、各主面23a,23bの短辺は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿っている。本実施形態では、各主面23a,23bの長辺に沿った他方の端面(図4の左側の端面)は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿った端面と面一となっている。各主面23a,23bの短辺に沿った両方の端面(図2の上下の端面)のそれぞれは、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿った両方の端面のそれぞれと面一となっている。
図2に示されるように、第一方向D1から見て、圧電素子13の一部は、第1接着部材21及び第2接着部材23のそれぞれと重なっている。圧電素子13の第三方向D3の一方の端部は、第1接着部材21と重なっている。圧電素子13の第三方向D3の他方の端部は、第2接着部材23と重なっている。圧電素体17の端部では、各主面17a,17bの一対の短辺の長さの1/2以上の部分が、第1接着部材21及び第2接着部材23のそれぞれと重なっている。本実施形態では、圧電素体17の各主面17a,17bの一対の短辺の全ての長さの部分が、第1接着部材21及び第2接着部材23のそれぞれと重なっている。
第一方向D1から見て、圧電素子13と第1接着部材21及び第2接着部材23とが重なる領域(面積)は、振動板15と第1接着部材21及び第2接着部材23との接着領域(重なる面積)よりも小さい。言い換えれば、第一方向D1から見て、振動板15と第1接着部材21及び第2接着部材23との接着領域は、圧電素子13と第1接着部材21及び第2接着部材23とが重なる領域よりも大きい。
図4に示されるように、振動板15と振動部材5とは、第1接着部材21及び第2接着部材23によって、第一方向D1において離間して配置されている。すなわち、振動板15と振動部材5との間には、隙間(空間)が形成されている。
配線部材11は、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)である。配線部材11は、圧電素子13の各外部電極19a,19bに電気的に接続されている。配線部材11は、圧電素体17の主面17a,17bの長辺と交差するように配置されている。配線部材11が延在している方向は、第三方向D3と交差している。本実施形態では、配線部材11は、主面17a,17bの長辺と直交するように配置されている。配線部材11が延在している方向は、第三方向D3と直交している。配線部材11は、第二方向D2に延在している。配線部材11は、圧電素子13と電気的かつ物理的に接続されている一端部と、振動デバイス1が搭載される電子機器(不図示)と電気的かつ物理的に接続される他端部とを有している。
以上説明したように、本実施形態に係る振動デバイス1では、第1接着部材21と第2接着部材23とは、振動板15の主面15a,15bの短辺側において対向して配置されている。すなわち、振動板15は、主面15a,15bの短辺側において対向して配置されている第1接着部材21及び第2接着部材23によって、振動部材5に保持(固着)されている。この構成では、対向する第1接着部材21と第2接着部材23との間に空間が形成される。すなわち、振動板15と振動部材5との間に隙間が形成される。そのため、振動デバイス1では、圧電振動子3の変位が振動部材5によって阻害されることを回避できる。したがって、振動デバイス1では、圧電振動子3の振動を効率的に得ることができる。
本実施形態に係る振動デバイス1では、圧電素子13の第三方向D3の端部は、第一方向D1から見て第1接着部材21及び第2接着部材23のそれぞれと重なっている。圧電振動子3は、第1接着部材21及び第2接着部材23と接着されている部分では変位が生じ難い。そのため、振動デバイス1では、第1接着部材21及び第2接着部材23と重なるように圧電素子13の端部を配置することにより、圧電素子13の端部に変位が生じることを抑制できる。これにより、振動デバイス1では、圧電素子13(圧電素体17)の端部が振動板15から剥離したり、圧電素子13の端部にクラックが生じたりすることを抑制できる。したがって、振動デバイス1では、信頼性の低下を抑制できる。
本実施形態に係る振動デバイス1では、第一方向D1から見て、振動板15と第1接着部材21及び第2接着部材23との接着領域は、圧電素子13と第1接着部材21及び第2接着部材23とが重なる領域よりも大きい。この構成では、振動板15と第1接着部材21及び第2接着部材23との接着領域が大きくなるため、振動板15と第1接着部材21及び第2接着部材23との接合強度を確保できる。したがって、振動デバイス1では、振動板15と第1接着部材21及び第2接着部材23とが剥離する等といった不具合の発生を抑制できる。したがって、振動デバイス1では、信頼性の低下を抑制できる。
本実施形態に係る振動デバイス1では、圧電素子13は、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。圧電素子13(圧電素体17)と振動板15とは、長辺及び短辺が沿うように配置されている。圧電素子13の端部は、振動板15の一対の短辺に沿う圧電素子13の短辺の長さの1/2以上の部分が第1接着部材21及び第2接着部材23と重なっている。この構成では、圧電素子13(圧電素体17)の端部に変位が生じることをより一層抑制できる。これにより、振動デバイス1では、圧電素子13の端部が振動板15から剥離したり、圧電素子13の端部にクラックが生じたりすることをより一層抑制できる。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。図5〜図8に示されるように、第2実施形態に係る振動デバイス1Aは、圧電振動子3と、振動部材5と、接着部材7Aと、配線部材11と、を備えている。
接着部材7Aは、第1接着部材21Aと、第2接着部材23Aと、を含んでいる。
第1接着部材21Aは、互いに対向している一対の主面21Aa,21Abを有している。主面21Aa,21Abには、接着層(不図示)が設けられている。各主面21Aa,21Abは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面21Aa,21Abは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、第1接着部材21Aは、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面21Aa,21Abの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面21Aa,21Abの短辺方向は、第二方向D2方向と一致する。各主面21Aa,21bは、その全面が接着面である。すなわち、第1接着部材21Aの接着面は、長方形状を呈している。
各主面21Aa,21Abの長辺の長さは、振動板15の各主面15a,15bの長辺の長さと同等である。各主面21Aa,21Abの短辺の長さは、例えば、振動板15の各主面15a,15bの短辺の長さの1/4以下である。第1接着部材21Aは、所定の厚み(一対の主面21Aa,21Abの対向方向の長さ、例えば0.5mm程度)を有している。
第2接着部材23Aは、互いに対向している一対の主面23Aa,23Abを有している。各主面23Aa,23Abは、一対の長辺と一対の短辺とを有している。各主面23Aa,23Abは、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。すなわち、第2接着部材23Aは、平面視で、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面23Aa,23Abの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面23Aa,23Abの短辺方向は、第二方向D2方向と一致する。各主面23Aa,23Abは、その全面が接着面である。すなわち、第2接着部材23の接着面は、長方形状を呈している。
各主面23Aa,23Abの長辺の長さは、振動板15の各主面15a,15bの長辺の長さと同等である。各主面23Aa,23Abの短辺の長さは、例えば、振動板15の各主面15a,15bの短辺の長さの1/4以下である。第2接着部材23Aは、所定の厚み(一対の主面23Aa,23Abの対向方向の長さ、例えば0.5mm程度)を有している。
第1接着部材21A及び第2接着部材23Aのそれぞれは、振動板15と振動部材5との間に配置されている。第1接着部材21A及び第2接着部材23Aのそれぞれは、振動板15の主面15bと振動部材5の主面5aとの間に配置されている。第1接着部材21Aと第2接着部材23Aとは、第二方向D2で所定の間隔をあけて離間して配置されている。第1接着部材21Aと第2接着部材23Aとは、第二方向D2において対向して配置されている。すなわち、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aは、振動板15の各主面15a,15bの一対の長辺側において、互いに対向して配置されている。第1接着部材21A及び第2接着部材23Aは、振動板15(圧電振動子3)を、振動板15の主面15a,15bの一対の長辺側で振動部材5に対して固着している。
第1接着部材21Aは、振動板15の第二方向D2の一方の端部(図6の上側の端部)に配置されている。すなわち、第1接着部材21Aは、圧電振動子3の一方の長辺側の端部に配置されている。第1接着部材21Aの主面21Aaは、振動板15の主面15bに接着されている。第1接着部材21Aの主面21Abは、振動部材5の主面5aに接着されている。各主面21Aa,21Abの長辺は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿っており、各主面21Aa,21Abの短辺は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿っている。本実施形態では、各主面21Aa,21Abの長辺に沿った一方の端面(図6の上側の端面)は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿った端面と面一となっている。各主面21Aa,21Abの短辺に沿った両方の端面(図6の左右の端面)のそれぞれは、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿った両方の端面のそれぞれと面一となっている。
第2接着部材23Aは、振動板15の第二方向D2の他方の端部(図6の下側の端部)に配置されている。すなわち、第2接着部材23Aは、圧電振動子3の他方の長辺側の端部に配置されている。第2接着部材23Aの主面23Aaは、振動板15の主面15bに接着されている。第2接着部材23Aの主面23Abは、振動部材5の主面5aに接着されている。各主面23Aa,23Abの長辺は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿っており、各主面23Aa,23Abの短辺は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿っている。本実施形態では、各主面23Aa,23Abの長辺に沿った他方の端面(図6の下側の端面)は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿った端面と面一となっている。各主面23Aa,23Abの短辺に沿った両方の端面(図6の左右の端面)のそれぞれは、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿った両方の端面のそれぞれと面一となっている。
図6に示されるように、第一方向D1から見て、圧電素子13の一部は、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aのそれぞれと重なっている。圧電素子13の第二方向D2の一方の端部は、第1接着部材21Aと重なっている。圧電素子13の第二方向D2の他方の端部は、第2接着部材23Aと重なっている。圧電素体17では、各主面17a,17bの一対の長辺の長さの1/2以上の部分が、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aのそれぞれと重なっている。本実施形態では、圧電素体17の各主面17a,17bの一対の長辺の全ての長さの部分が、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aのそれぞれと重なっている。
圧電素子13と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとが重なる領域は、振動板15と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとの接着領域よりも小さい。言い換えれば、振動板15と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとの接着領域は、圧電素子13と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとが重なる領域よりも大きい。
図8に示されるように、振動板15と振動部材5とは、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aによって、第一方向D1において離間して配置されている。すなわち、振動板15と振動部材5との間には、隙間(空間)が形成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る振動デバイス1Aでは、第1接着部材21Aと第2接着部材23Aとは、振動板15の主面15a,15bの長辺側において対向して配置されている。これにより、振動デバイス1Aでは、対向する第1接着部材21Aと第2接着部材23Aとの間に空間が形成される。すなわち、振動板15と振動部材5との間に隙間が形成される。そのため、振動デバイス1Aでは、圧電振動子3の変位が振動部材5によって阻害されることを回避できる。したがって、振動デバイス1Aでは、圧電振動子3の振動を効率的に得ることができる。
本実施形態に係る振動デバイス1Aでは、圧電素子13の第二方向D2の端部は、第一方向D1から見て第1接着部材21A及び第2接着部材23Aのそれぞれと重なっている。圧電振動子3は、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aと接着されている部分では変位が生じ難い。そのため、振動デバイス1Aでは、第1接着部材21A及び第2接着部材23Aと重なるように圧電素子13の端部を配置することにより、圧電素子13の端部に変位が生じることを抑制できる。これにより、振動デバイス1Aでは、圧電素子13(圧電素体17)の端部が振動板15から剥離したり、圧電素子13の端部にクラックが生じたりすることを抑制できる。したがって、振動デバイス1Aでは、信頼性の低下を抑制できる。
本実施形態に係る振動デバイス1Aでは、第一方向D1から見て、振動板15と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとの接着領域は、圧電素子13と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとが重なる領域よりも大きい。この構成では、振動板15と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとの接着領域が大きくなるため、振動板15と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとの接合強度を確保できる。したがって、振動デバイス1Aでは、振動板15と第1接着部材21A及び第2接着部材23Aとが剥離する等といった不具合の発生を抑制できる。したがって、振動デバイス1Aでは、信頼性の低下を抑制できる。
本実施形態に係る振動デバイス1Aでは、圧電素子13は、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。圧電素子13(圧電素体17)と振動板15とは、長辺及び短辺が沿うように配置されている。圧電素子13の端部は、振動板15の一対の長辺に沿う圧電素子13の長辺の長さの1/2以上の部分が第1接着部材21A及び第2接着部材23Aと重なっている。この構成では、圧電素子13(圧電素体17)の端部に変位が生じることをより一層抑制できる。これにより、振動デバイス1Aでは、圧電素子13の端部が振動板15から剥離したり、圧電素子13の端部にクラックが生じたりすることをより一層抑制できる。
[第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。図9〜図12に示されるように、第3実施形態に係る振動デバイス1Bは、圧電振動子3と、振動部材5と、接着部材7Bと、配線部材11と、を備えている。
図10及び図11に示されるように、接着部材7Bは、互いに対向している一対の主面7Ba,7Bbを有している。主面7Ba,7Bbには、接着層(不図示)が設けられている。各主面21Aa,21Abは、第一方向D1から見て、枠状を呈している。各主面7Ba,7Bbの外形は、一対の長辺と一対の短辺とを有している。すなわち、各主面7Ba,7Bbの外形は、一対の長辺と一対の短辺とを有する長方形状を呈している。本実施形態では、主面7Ba,7Bbの長辺方向は、第三方向D3と一致する。主面7Ba,7Bbの短辺方向は、第二方向D2方向と一致する。接着部材7Bには、第一方向D1から見て、長方形状の開口部が形成されている。各主面7Ba,7Bbは、その全面が接着面である。すなわち、接着部材7Bの接着面は、枠状を呈している。
各主面7Ba,7Bbの長辺の長さは、振動板15の各主面15a,15bの長辺の長さよりも短い。各主面7Ba,7Bbの短辺の長さは、例えば、振動板15の各主面15a,15bの短辺と同等である。接着部材7Bは、所定の厚み(一対の主面7Ba,7Bbの対向方向の長さ、例えば0.5mm程度)を有している。
接着部材7Bは、振動板15と振動部材5との間に配置されている。接着部材7Bは、振動板15の主面15bと振動部材5の主面5aとの間に配置されている。接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの短辺に沿った部分は、第三方向D3で所定の間隔をあけて離間して配置されている。すなわち、接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの短辺に沿った部分は、振動板15の各主面15a,15bの一対の短辺側において、互いに対向して配置されている。接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの長辺に沿った部分は、第二方向D2で所定の間隔をあけて離間して配置されている。すなわち、接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの長辺に沿った部分は、振動板15の各主面15a,15bの一対の長辺側において、互いに対向して配置されている。接着部材7Bは、振動板15(圧電振動子3)を、振動板15の主面15a,15bの一対の短辺側及び一対の長辺側で振動部材5に対して固着している。
接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの短辺に沿った部分は、振動板15の第三方向D3の端部(図10の右側又は左側の端部)にそれぞれ配置されている。すなわち、接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの短辺に沿った部分は、圧電振動子3の短辺側の端部にそれぞれ配置されている。本実施形態では、各主面7Ba,7Bbの短辺に沿った部分の端面(図10の右側又は左側の端面)は、振動板15の各主面15a,15bの短辺に沿った端面よりも内側に位置している。
接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの長辺に沿った部分は、振動板15の第二方向D2の端部(図10の上側又は下側の端部)にそれぞれ配置されている。すなわち、接着部材7Bの各主面7Ba,7Bbの長辺に沿った部分は、圧電振動子3の長辺側の端部にそれぞれ配置されている。本実施形態では、各主面7Ba,7Bbの長辺に沿った部分の端面(図10の上側又は下側の端面)は、振動板15の各主面15a,15bの長辺に沿った端面と面一となっている。
図10に示されるように、第一方向D1から見て、圧電素子13の一部は、接着部材7Bと重なっている。圧電素子13の第二方向D2の一方の端部及び第三方向D3の端部は、接着部材7Bと重なっている。圧電素体17では、各主面17a,17bの一対の短辺及び一対の長辺の長さの1/2以上の部分が、接着部材7Bと重なっている。本実施形態では、圧電素体17の各主面17a,17bの一対の短辺及び一対の長辺の全ての長さの部分が、接着部材7Bのそれぞれと重なっている。
圧電素子13と接着部材7Bとが重なる領域は、振動板15と接着部材7Bとの接着領域よりも小さい。言い換えれば、振動板15と接着部材7Bとが重なる面積とが重なる面積は、圧電素子13と接着部材7Bとの接着領域よりも大きい。
図11に示されるように、振動板15と振動部材5とは、接着部材7Bによって、第一方向D1において離間して配置されている。すなわち、振動板15と振動部材5との間には、隙間(空間)が形成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る振動デバイス1Bでは、接着部材7Bは、振動板15の主面15a,15bの短辺側及び長辺側において対向して配置されている。これにより、振動デバイス1Bでは、振動板15と振動部材5との間に隙間が形成される。そのため、振動デバイス1Bでは、圧電振動子3の変位が振動部材5によって阻害されることを回避できる。したがって、振動デバイス1Bでは、圧電振動子3の振動を効率的に得ることができる。
本実施形態に係る振動デバイス1Bでは、圧電素子13の第二方向D2の端部及び第三方向D3の端部は、第一方向D1から見て接着部材7Bと重なっている。圧電振動子3は、接着部材7Bと接着されている部分では変位が生じ難い。そのため、振動デバイス1Bでは、接着部材7Bと重なるように圧電素子13の端部を配置することにより、圧電素子13の端部に変位が生じることを抑制できる。これにより、振動デバイス1Bでは、圧電素子13(圧電素体17)の端部が振動板15から剥離したり、圧電素子13の端部にクラックが生じたりすることを抑制できる。したがって、振動デバイス1Bでは、信頼性の低下を抑制できる。
本実施形態に係る振動デバイス1Bでは、第一方向D1から見て、振動板15と接着部材7Bとが重なる領域は、圧電素子13と接着部材7Bとが重なる領域よりも大きい。この構成では、振動板15と接着部材7Bとの接着領域が大きくなるため、振動板15と接着部材7Bとの接合強度を確保できる。したがって、振動デバイス1Bでは、振動板15と接着部材7Bとが剥離する等といった不具合の発生を抑制できる。したがって、振動デバイス1Bでは、信頼性の低下を抑制できる。
本実施形態に係る振動デバイス1Bでは、圧電素子13は、第一方向D1から見て、長方形状を呈している。圧電素子13(圧電素体17)と振動板15とは、長辺及び短辺が沿うように配置されている。圧電素子13の端部は、振動板15の一対の短辺及び一対の長辺に沿う圧電素子13の短辺及び長辺の長さの1/2以上の部分が第1接着部材21A及び第2接着部材23Aと重なっている。この構成では、圧電素子13(圧電素体17)の端部に変位が生じることをより一層抑制できる。これにより、振動デバイス1Bでは、圧電素子13の端部が振動板15から剥離したり、圧電素子13の端部にクラックが生じたりすることをより一層抑制できる。
[第4実施形態]
続いて、第4実施形態について説明する。図13及び図14に示されるように、第4実施形態に係る振動デバイス1Cは、圧電振動子3と、振動部材5と、接着部材7と、配線部材11と、を備えている。振動デバイス1Cの接着部材7は、第1実施形態の接着部材7と同様の構成を有している。
振動板15には、圧電素子13が配置されている。圧電素子13は、振動板15の中央位置、すなわち振動板15の主面15a,15bの長辺方向及び短辺方向において中間の位置に配置されている。圧電素子13は、第一方向D1から見て、その中心が振動板15の中心と一致するように、振動板15上に配置されている。振動板15と圧電素体17とは、主面15bと主面17aとが対向して配置されている。すなわち、圧電素子13は、振動板15の主面15bに配置されている。振動板15の主面15bと圧電素体17の主面17aとは、接着されている。
図14に示されるように、振動デバイス1Cでは、第三方向D3において対向する第1接着部材21及び第2接着部材23の間に、圧電振動子3が位置している。圧電振動子3は、接着部材7Bによって振動板15と振動部材5の間に形成される隙間(空間)に配置されている。
以上説明したように、本実施形態に係る振動デバイス1Cでは、第1接着部材21と第2接着部材23とは、振動板15の主面15a,15bの短辺側において対向して配置されている。これにより、振動デバイス1Cでは、対向する第1接着部材21と第2接着部材23との間に空間が形成される。すなわち、振動板15と振動部材5との間に隙間が形成される。そのため、振動デバイス1Cでは、圧電振動子3の変位が振動部材5によって阻害されることを回避できる。したがって、振動デバイス1Cでは、圧電振動子3の振動を効率的に得ることができる。
振動デバイス1Cでは、第1接着部材21と第2接着部材23とが、振動板15の主面15a,15bの短辺側において対向して配置されている形態を一例に説明した。しかし、第1接着部材21及び第2接着部材23は、図6に示されるように、振動板15の主面15a,15bの長辺側において対向して配置されていてもよい。
図15に示されるように、振動デバイス1Dは、錘(荷重部材)20を備えていてもよい。錘20は、振動板15上に配置されている。錘20は、振動板15の主面15a上(圧電素子13が配置される主面15bとは反対側の主面)に配置されている。錘20は、第一方向D1において、振動板15に荷重を加える部材である。
錘20は、例えば、板状の部材である。錘20は、第一方向D1から見て、例えば、長方形状を呈している。錘20は、例えば、金属からなる。錘20は、第一方向D1において、振動板15に荷重を加える。錘20の厚み(第一方向D1の長さ)は、適宜設定される。例えば、錘20の厚みは、第1接着部材21及び第2接着部材23の厚みよりも大きくてもよい。
振動デバイス1Dでは、錘20を備えている。この構成では、圧電素子13が駆動した際、圧電振動子3の重心移動のエネルギーを錘20によって大きくできる(加振できる)ため、圧電振動子3の振動を増幅することができる。したがって、振動デバイス1Dでは、振動を効果的に得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、圧電素体17が、第一方向D1から見て長方形状(矩形状)である形態を一例に説明した。しかし、圧電素子の形状はこれに限定されない。
上記実施形態では、接着部材7,7A,7Bが両面テープである形態を一例に説明した。しかし、接着部材は他の部材であってもよい。
1,1A〜1D…振動デバイス、3…圧電振動子、5…振動部材、7,7A,7B…接着部材、13…圧電素子、15…振動板、15a,15b…主面、20…錘(荷重部材)、21,21A…第1接着部材、23,23A…第2接着部材。

Claims (8)

  1. 圧電素子と、互いに対向する一対の主面を有すると共に、一方の前記主面に前記圧電素子が接合されている振動板と、を有する圧電振動子と、
    前記圧電振動子が配置されている振動部材と、
    前記振動板と前記振動部材との間に配置され、前記振動板と前記振動部材とを接着している接着部材と、を備え、
    前記振動板の一対の前記主面のそれぞれは、一対の前記主面の対向方向から見て、長方形状を呈しており、
    前記接着部材は、前記主面の少なくとも一対の辺側において対向して配置されており、
    前記圧電素子の前記一対の辺側の端部は、前記対向方向から見て前記接着部材と重なっている、振動デバイス。
  2. 前記対向方向から見て、前記振動板と前記接着部材とが接着されている接着領域は、前記圧電素子の前記端部と前記接着部材とが重なる領域よりも大きい、請求項に記載の振動デバイス。
  3. 前記圧電素子は、前記対向方向から見て、長方形状を呈しており、
    前記圧電素子と前記振動板とは、長辺及び短辺が沿うように配置されており、
    前記圧電素子の前記端部は、前記振動板の前記一対の辺に沿う前記圧電素子の辺の長さの1/2以上の部分が前記接着部材と重なっている、請求項又はに記載の振動デバイス。
  4. 前記振動板において前記圧電素子が接合されている一方の前記主面とは反対側の他方の前記主面に配置されている荷重部材を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の振動デバイス。
  5. 圧電素子と、互いに対向する一対の主面を有すると共に、一方の前記主面に前記圧電素子が接合されている振動板と、を有する圧電振動子と、
    前記圧電振動子が配置されている振動部材と、
    前記振動板と前記振動部材との間に配置され、前記振動板と前記振動部材とを接着している接着部材と、
    前記振動板において前記圧電素子が接合されている一方の前記主面とは反対側の他方の前記主面に配置されている荷重部材と、を備え、
    前記振動板の一対の前記主面のそれぞれは、一対の前記主面の対向方向から見て、長方形状を呈しており、
    前記接着部材は、前記主面の少なくとも一対の辺側において対向して配置されている、振動デバイス。
  6. 前記圧電素子の前記一対の辺側の端部は、前記対向方向から見て前記接着部材と重なっている、請求項5に記載の振動デバイス。
  7. 前記対向方向から見て、前記振動板と前記接着部材とが接着されている接着領域は、前記圧電素子の前記端部と前記接着部材とが重なる領域よりも大きい、請求項6に記載の振動デバイス。
  8. 前記圧電素子は、前記対向方向から見て、長方形状を呈しており、
    前記圧電素子と前記振動板とは、長辺及び短辺が沿うように配置されており、
    前記圧電素子の前記端部は、前記振動板の前記一対の辺に沿う前記圧電素子の辺の長さの1/2以上の部分が前記接着部材と重なっている、請求項6又は7記載の振動デバイス。
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