JP2535727Y2 - ミラーの水滴除去装置 - Google Patents

ミラーの水滴除去装置

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JP2535727Y2
JP2535727Y2 JP1989035464U JP3546489U JP2535727Y2 JP 2535727 Y2 JP2535727 Y2 JP 2535727Y2 JP 1989035464 U JP1989035464 U JP 1989035464U JP 3546489 U JP3546489 U JP 3546489U JP 2535727 Y2 JP2535727 Y2 JP 2535727Y2
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直人 岩邊
寧俊 伊藤
小松  徹
徹 山名
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株式会社 村上開明堂
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はミラーの表面に付着した水滴を超音波振動を
利用して除去する水滴除去装置に関する。
[従来の技術] 従来、自動車などの車輌のバックミラーに付着した水
滴を除去するためミラー裏面に圧電素子(圧電振動子と
もいう)を接着し、これを励振させることによりミラー
を振動させてミラー表面に付着した水滴を振り落とし、
或いは霧化飛散させるようにした装置が提案されてい
る。この水滴を霧化飛散させる方法としては圧電素子を
駆動してミラー内に進行波と反射波との間の干渉で定在
波をつくり出し、これをスウィープさせることで共振レ
ベルを移動させ、かつ定在波の振幅を大きくすることで
ミラー表面に付着した水滴を霧化飛散させるものであ
る。
ところで従来圧電振動子は、接着剤を介してミラーガ
ラスの裏面に全面接着させていたため、圧電振動子を駆
動させたとき、圧電振動子接着箇所のミラー表面に付着
した水滴が除去されにくいことがあった。この現象が起
きる原因は、明確に解明されているわけではないが、圧
電振動子の振動でミラー内に定在波をつくり出すとき、
圧電振動子の質量が負荷質量となり反射波が圧電振動子
に吸収されてしまうためと考えられる。
[考案が解決しようとする課題] このため、ミラーに直接圧電振動子を固着することな
く、ミラー裏面に振動板を配置し、振動板の外面に圧電
振動子を固着するとともに、振動板の内周縁部をミラー
裏面に接着して水滴除去装置としたものが知られている
(例えば、実開平1−113069号公報)。しかし、この実
開公報のものは、ミラー裏面外周部に平板状の振動板を
接着し、振動板に圧電振動子を固着したものであるた
め、ミラーの裏面外周部における接着剤はミラーの裏面
外周部近くから外周縁に向かって徐々に厚みが薄くなっ
て不均一となる。
このような接着部において、ミラーと振動板とを接合
する接着剤の厚みを均一にすることにより、振動の伝達
効率が向上がするし、接着剤の厚みが必要以上に厚くな
ると超音波振動の吸収が大きくなり、水滴除去効率が低
下する。また、接着強度の面からも厚みが極端に薄い箇
所や厚いところがなく均一な方が強度が高く剥離しがた
いものとなり、ミラー全体をより薄くコンパクトにで
き、走行中の耐振性の面からも望ましい。
本考案者は種々の研究の結果、ミラー裏面に振動板を
介して圧電振動子を取付けるに当り、ミラー裏面と振動
板との接着を均一にして接着強度を高くし、ミラーへの
振動伝達効率を向上した水滴除去装置を提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、ミラーの裏面に
圧電振動子を取付け、この振動子による振動入力でミラ
ー表面に付着した水滴を除去する装置において、ミラー
の裏面にミラー凸面とほぼ同じ曲率をもつ振動板を設
け、該振動板の外面に圧電振動子を固定するとともに
し、ミラー裏面と振動板との間に空間を形成するべく前
記振動板の内面周縁部とミラー裏面周縁部とを全周に渡
って均一に接着剤で接着したことを特徴とする。振動板
としては、例えば金属材料、ガラス、セラミック系材料
が好適である。
[作用] ミラーの裏面に取付けた振動板はその周縁でミラー裏
面に接着されているから、圧電振動子により発信された
振動は振動板を介してその接着個所よりミラーに入力す
るので、前記接着箇所を除くミラーのほぼ全ての面に、
水滴を霧化飛散させることのできる定在波を形成でき
る。
[実施例] 次に図面に基づいて本考案を具体的に説明する。第1
図及び第2図は本考案の一実施例の分解斜視図と組立時
の断面図である。図中符号1は強化ガラス製ミラーガラ
ス(凸面鏡)、2は圧電振動子、3は振動板であって、
この振動板上に前記圧電振動子が固定されている。圧電
振動子としては、例えば圧電体セラミックあるいは磁歪
振動子を用いることができる。振動板3としては、ガラ
ス、セラミック系材料及び金属材料があげられる。
第1図に示すようにミラーガラス1の裏面周縁部に細
幅リング状に接着剤4を塗布する。この接着剤4を介し
てミラーガラス1と振動板3の両者をその間に所定のク
リアランス(空間)5を形成するように全周に渡って均
一に接着剤で接着して一体化する(第2図参照)。使用
に当っては前記のように接着したミラーアッセンブリを
ミラーホルダー(図示省略)で保持する。
ミラーの裏面に圧電振動子2を取付け、この振動子に
よる振動入力でミラー表面に付着した水滴を除去する装
置において、ミラーの裏面にミラー凸面とほぼ同じ曲率
をもつ振動板3を設け、振動板3の外面に圧電振動子2
を固定するとともにし、ミラー裏面と振動板3との間に
空間5を形成すべく前記振動板3の内面周縁部とミラー
裏面とをリング状に接着する。
このような構成において、圧電振動子2を駆動する
と、振動板3の接着部を介して超音波振動がミラーガラ
ス1に伝達される。この場合に、振動板の接着部(ミラ
ーガラス1の外側周辺部分)には進行波と反射波と干渉
による定在波が形成されにくいが、上記の接着個所以外
の全てのガラス面には水滴12を霧化飛散させることので
きる定在波を生じさせることができる(第3図参照)。
なお、本考案に使用されるミラーガラス及び振動板は
いずれも質量の小さい薄板強化ガラスを用いることが好
ましい。
[考案の効果] 上記のように、本考案は、ミラー裏面にミラー凸面と
ほぼ同じ曲率をもつ振動板を配置し、振動板の外面に圧
電振動子を固定するとともに、振動板の内面周縁部とミ
ラー裏面周縁部とを全周に渡って均一に接着剤で接着し
たものであるから、雨天時の有効視界範囲を大きくする
ことができるのみか、均一接着により接着強度が高く、
走行中の耐振性を大きくして振動伝達効率を向上し、振
動モードをよくしてミラー表面の水滴を効率的に除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる水滴除去装置を備えたミラーの分解
斜視図、第2図は同上ミラーの組立状態を示す断面図、
第3図は圧電振動子を作動させたときの振動板の接着位
置と水滴残存状態を示す説明図である。 1…ミラーガラス.2…圧電振動子.3、3a、3b、3c…振動
板.4…接着剤.5…空間.6,…弧状縁.6a…突出部.7…当接
部、8、9…脚.10…圧電振動子.11…ミラーガラス.12
…水滴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−246852(JP,A) 実開 平1−113069(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーの裏面に圧電振動子を取付け、この
    振動子による振動入力でミラー表面に付着した水滴を除
    去する装置において、ミラーの裏面にミラー凸面とほぼ
    同じ曲率をもつ振動板を配置し、該振動板の外面に前記
    圧電振動子を固定するとともに、ミラー裏面と振動板と
    の間に空間を形成すべく前記振動板の内面周縁部とミラ
    ー裏面周縁部とを全周に渡って均一に接着剤で接着した
    ことを特徴とするミラーの水滴除去装置。
JP1989035464U 1988-12-16 1989-03-30 ミラーの水滴除去装置 Expired - Fee Related JP2535727Y2 (ja)

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