JPH0736854Y2 - 水滴除去装置 - Google Patents

水滴除去装置

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JPH0736854Y2
JPH0736854Y2 JP1988162482U JP16248288U JPH0736854Y2 JP H0736854 Y2 JPH0736854 Y2 JP H0736854Y2 JP 1988162482 U JP1988162482 U JP 1988162482U JP 16248288 U JP16248288 U JP 16248288U JP H0736854 Y2 JPH0736854 Y2 JP H0736854Y2
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mirror
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water
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JP1988162482U
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JPH0283160U (ja
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寧俊 伊藤
直人 岩邊
小松  徹
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Murakami Corp
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Murakami Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はミラーガラス等のパネル表面に付着した水滴を
超音波振動を利用して除去する水滴除去装置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、自動車などの車輌のバックミラーに付着した水滴
を除去するためミラー裏面に圧電素子(圧電振動子とも
いう)を接着し、これを励振させることによりミラーを
振動させてミラー表面に付着した水滴を振り落とし、或
いは霧化飛散させるようにしたものが提案されている。
この水滴を霧化飛散させる方法としては、素子に振動を
生じさせることによりミラー内に進行波と反射波との間
の干渉で定在波をつくり出し、これをスウィープさせる
ことで共振レベルを移動させ、かつ定在波の振幅を大き
くすることでミラー表面に付着した水滴を霧化飛散せん
とするものである。
しかし、第6図に示したように圧電素子10上のミラー11
表面に付着した水滴12が除去されにくいという現象を生
ずることがあった。この現象が起きる原因は、明確に解
明されているわけではないが、現在のところ次のような
理由ではないかと推察される。即ち、圧電素子10の振動
でミラー内に定在波をつくり出すとき、圧電素子の質量
が負荷質量となり反射波は圧電素子に吸収されてしま
う。したがって、圧電素子10上では該素子の振動のみし
か生ぜず、その振幅も小さい。そのため、第6図に示し
た如く圧電素子10上のミラー表面に付着した水滴12は霧
化飛散されにくくそのまま残留してしまうのではないか
と考えられている。ミラー面に前記のような水滴が付着
したまま残ると視界が妨げられるので、後方視認が不十
分となり、自動車の走行安全性の低下につながる。
[考案の目的] 本考案は、上記のような定在波を利用し、この定在波に
より水滴を除去しようとする従来装置の欠点を改善し、
ミラー表面に付着した水滴をすみやかに除去し、かつそ
の残留水分をできる限り少なくして、付着水による視界
の減少を防止できる水滴除去装置を提供することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案者は種々の研究の結果、ミラー裏面に圧電素子を
取付けるに当り、従来の如く板状圧電素子をミラー側に
全面接着させずに局部的に数個所で部分接着させたり、
或いはスペーサを介置してミラー側と圧電素子とを局部
的に接着すると、従来装置の欠点が改善され、残留水分
をできる限り少なくする効果があることを発見した。
以下、本考案が採用した技術手段を要約すると、ミラー
ガラスなどのガラス質パネル裏面に圧電振動子を取り付
け、この振動子による振動入力でパネルに定在波を発生
させ、駆動周波数をスイープすることで定在波を移動さ
せ、パネル表面に付着した水滴を除去する装置におい
て、圧電振動子とパネルとを、前記振動子とパネル間に
空間部を設けるように局部的に接着したことを特徴とす
る。
スペーサの材質は、前記圧電素振動子材料及びパネルと
近似の熱膨脹係数をもつものが用いられ、例えばガラ
ス、セラミック系材料が好適である。
[作用] パネル裏面に取付けた圧電振動子は、パネル裏面に局部
的に接着されているから、振動子の振動はその局部的接
着個所よりパネルに入力するので、前記接着箇所を除く
パネルの全ての面に、水滴を霧化飛散させることのでき
る定在波を形成できる。
[実施例] 次に図面に基づいて本考案を具体的に説明すると、第1
図は本考案の一実施例であるミラーの水滴除去装置の背
面図、第2図は側面図、第3図は分解図、第4図は従来
のものを示す背面図、第5図は同じく従来のものの側面
図である。
図において符号1はミラーガラス、2はミラーガラス1
の裏面に取付けた圧電振動子であって、この圧電振動子
としては、例えば圧電体セラミックを用いることができ
る。従来の圧電振動子は、第4〜5図に示すように、接
着剤3を介してミラーガラス裏面に全面接着されてい
た。
本考案は従来のものと異なり、ミラーガラス1と圧電振
動子2との間に数個のガラススペーサ4を介置し、ミラ
ーガラス1と圧電振動子2間に空間5が存在する如く接
着剤3を用いて固定する。このように本実施例のもの
は、スペーサを介置してミラー側と圧電振動子を局部的
に接着する。
このような構成の装置において、圧電振動子2を励振さ
せると、スペーサ4を介して超音波振動をミラーガラス
1に伝達する。そしてスペーサの接着部(振動源)には
進行波と反射波と干渉による定在波が形成されにくい
が、上記の接着個所以外の全てのガラス面には水滴を霧
化飛散させることのできる定在波を生じさせることがで
きる。
[考案の効果] 本考案によると、ミラー内に進行波と反射波の干渉によ
り定在波を発生させ、これをスイープさせることで定在
波を移動させ、ミラー表面に付着した水滴を霧化除去す
ることができる。そればかりか、従来のものと異なり、
本考案は付着水が残留しやすい区域を減少させてその区
域を第7図に示す如く圧電振動子の局部的接着箇所のみ
とすることができるからミラーの有効視界面積を充分広
いものとすることができる。
上記のように本考案によれば、圧電素子上のミラー表面
に付着した水滴が除去されにくいという欠点が改善さ
れ、水滴払拭効果を一層向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる水滴除去装置の背面図、第2図は同
上側面図、第3図は同上分解図、第4図は従来のものを
示す背面図、第5図は同上側面図である。第6図、第7
図は圧電振動子を作動させた後の水滴残存状態を示し、
前者は従来のもの、後者は本考案による水滴払拭効果を
示した図である。 1……ミラーガラス.2……圧電振動子.3……接着剤.4…
…スペーサ.5……空間.10……圧電素子.11……ミラーガ
ラス.12……水滴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーガラスなどのガラス質パネル裏面に
    圧電振動子を取り付け、この振動子による振動入力でパ
    ネルに定在波を発生させ、駆動周波数をスイープするこ
    とで定在波を移動させ、パネル表面に付着した水滴を除
    去する装置において、圧電振動子とパネルとを、前記振
    動子とパネル間に空間部を設けるように局部的に接着し
    てなる水滴除去装置。
JP1988162482U 1988-12-16 1988-12-16 水滴除去装置 Expired - Lifetime JPH0736854Y2 (ja)

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JPH0283160U JPH0283160U (ja) 1990-06-27
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2549662Y2 (ja) * 1990-08-20 1997-09-30 株式会社東海理化電機製作所 水滴除去機能付ミラー
JP2009198222A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Mitsumi Electric Co Ltd 検出装置

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JPH0647366B2 (ja) * 1986-04-09 1994-06-22 日産自動車株式会社 水滴除去装置
JPS62170349U (ja) * 1986-04-18 1987-10-29
JPH0719934Y2 (ja) * 1988-01-27 1995-05-10 株式会社三鈴エリー ミラー水滴落下装置

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JPH0283160U (ja) 1990-06-27

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