JPH0740451Y2 - ドアミラーの水滴除去装置 - Google Patents

ドアミラーの水滴除去装置

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JPH0740451Y2
JPH0740451Y2 JP3266589U JP3266589U JPH0740451Y2 JP H0740451 Y2 JPH0740451 Y2 JP H0740451Y2 JP 3266589 U JP3266589 U JP 3266589U JP 3266589 U JP3266589 U JP 3266589U JP H0740451 Y2 JPH0740451 Y2 JP H0740451Y2
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glass
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寧俊 伊藤
直人 岩邊
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用バックミラーの水滴を除去する装置に関
する。
[従来の技術] 従来、降雨中や多湿時の車両走行中にバックミラーに雨
滴または霜が付着したとき、後方視認が不十分となり、
車両の走行安全性に問題があった。これを防ぐため、ミ
ラー裏面に形成させた発熱層に通電して霧及び曇りを除
去するヒータが知られている(実開昭51-68140号および
同51-80842号公報)。またミラー裏面に振動子を設けて
発振させる振動ミラーも提案されている。例えば振動子
を予め決められた一定幅でスイーブさせ、ミラー表面の
振幅位置を変動させたり、水滴の付着状態によって変化
するミラーの共振周波数を調べて発振させたりしてミラ
ー表面の水滴を除去している(特開昭62-238149号およ
び実開昭63-69646号公報)。
[考案が解決しようとする課題] ヒータ式で水滴を除去するにはミラー表面温度を約50〜
60℃に維持しなければならないが、所定温度に到達する
までの立上り時間が比較的長くかかり、水滴を気化させ
るまでに更に1〜2分かかるという難点がある。またミ
ラー裏面に振動子を設けて水滴を除去する場合に、視界
を妨げるような非常に細かい霧状の水滴が除去できない
し、ミラー裏面に発熱膜等を設定してもリークのための
絶縁材料が振動の妨げとなるなどの問題があった。
この考案はミラー表面の水滴を効率よく除去することの
できるヒータ付超音波水滴除去装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、ミラーガラスの裏
面周縁部の少なくとも1部で接合された内側ガラスの裏
面に圧電振動子を貼着するとともに、前記内側ガラス裏
面に空気層を含んだ高分子材料シートを介してヒータパ
ネルを密接配置したことを特徴とする。また、高分子シ
ート材料およびヒータパネルは、前記圧電振動子より僅
かに大きな寸法形状の窓孔を形成して内側ガラスの裏面
に貼着された圧電振動子を収容するとともに、前記圧電
振動子の背面には前記ヒータパネルと共働する小形のヒ
ータパネルを密接配置したことを特徴とするものであ
る。
[作用] ミラー表面に水滴が付着したとき、ミラーガラスまたは
振動子の板厚、材質、形状等によって定まる共振周波数
帯で振動子を発振させるとともに、水滴の大小や付着場
所を問わず、ミラー表面のすべての水滴を急速に除去す
る。ミラー裏面に空気層を含んだ高分子材料シートを介
在させたので、超音波振動が減衰することがない。
[実施例] 次に図面に基づいて本考案を具体的に説明する。第1図
は本考案ドアミラーの水滴除去装置の構成部分の分解斜
視図、第2図は断面図である。
図に示すようにミラーガラス1(例えば化学強化ガラ
ス)の裏面における周縁部近くに数個(図では4ケ)の
スペーサ2を介して内側ガラス(例えば化学強化ガラ
ス)3を接合し、内側ガラス3の裏面における偏心位置
に圧電振動子4を貼着し、圧電振動子4を除くミラー・
ガラス裏面に空気層を密封した高分子材料シート5を配
置し、更に正特性のヒータパネル6を密接させる。
前記高分子材料シート5およびヒータパネル6は、図示
のように圧電振動子4より僅かに大きな寸法形状の窓穴
7、および8を有している。内側ガラス3の裏面に貼着
した圧電振動子4を、これら窓孔7、8に収容し、露出
した圧電振動子4の背面に、前記ヒータパネル6とは別
の小形ヒータパネル9を密着配置する。
前記高分子材料シート5は、空気層を密封してミラーガ
ラス1の振動を保持させるもので、スポンジシート、繊
維質シート若しくはこれらの複合シートの形態とし、更
に熱伝導効率を上げるために金属粉を含有させることも
可能である。ヒータパネル6および小形ヒータパネル9
は、上下縁部から櫛歯状の導電部が重ならないよう相互
に組合せて形成されたパターンを有している。
第2図はミラーガラス1の裏面に、スペーサ2、内側ガ
ラス3および圧電振動子4を貼着し、窓孔7、8に圧電
振動子4を収容した状態で、空気層を含んだ高分子材料
シート5並びにヒータパネル6を重ね、更に圧電振動子
4の外面に小形のヒータパネル9を密接配置したうえ全
体をミラーホルダ10に嵌着した状態の断面図を示す。
図示省略の発振回数により圧電振動子4を駆動し、振動
子で誘起された振動によってミラーガラス表面の水滴を
霧化除去すると同時に、ヒータパネル6、9に通電する
ことにより、ミラーガラス表面を所定温度に昇温させて
再付着した霧や、霧化できない水滴、または冬期凍結時
の霜を完全に除去する。
図示例では、円盤形のスペーサ2を示したが、多角形、
長円形など形状を問わないし、使用個数も4個に限定さ
れない。また断続的なスペーサ配置に代えてミラーガラ
ス周縁形状に類似のリング状スペーサ(図示省略)とし
てもよい。更に接着材の厚みでミラーガラスと内側ガラ
スとにクリアランスを形成させることにより、上記スペ
ーサの使用を省略してもよい。ヒータパネル6、9は別
体形のものを例示したが、一体形成のものでもよく、別
体、一体形成のいずれの場合もパターンが相互に電気的
に結線されたものとすることができる。なお、上記構成
の水滴除去装置はドアミラーに限らず、リアまたはフロ
ントアンダミラーなどの外部ミラーにも適用可能であ
る。
[考案の効果] 本考案によれば、ミラーガラスの裏面周縁部の少なくと
も1部で接合された内側ガラスの裏面に圧電振動子を貼
着するとともに、前記内側ガラス裏面に空気層を含んだ
高分子材料シートを介してヒータパネルを密接配置した
ので、超音波振動を減衰させることなく、ミラーガラス
表面の大小の水滴や霜を急速、かつ完全に除去すること
ができる。また、正特性ヒータパネルを用いるときは、
温度センサ、制御回路を必要とすることなく霜取りが行
なえるため、簡易で、かつ低コストに水滴除去ミラーを
提供することが可能である。
また、高分子シート材料およびヒータパネルは、圧電振
動子より僅かに大きな寸法形状の窓孔を形成して内側ガ
ラスの裏面に貼着された圧電振動子を収容する一方、圧
電振動子の背面にはヒータパネルと共働する小形のヒー
タパネルを密接配置したので、圧電振動子の貼着部位と
の干渉を避けて高分子シート材料およびヒータパネルを
容易、かつ確実に配置させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ドアミラーの水滴除去装置の構成部分の
分解斜視図、第2図は部分的拡大断面図である。 1…ミラーガラス、2…スペーサ、3…内側ガラス、4
…圧電振動子、5…空気層を含んだ高分子材料シート、
6、9…ヒータパネル、10…ミラーホルダ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーガラスの裏面周縁部の少なくとも1
    部で接合された内側ガラスの裏面に圧電振動子を貼着す
    るとともに、前記内側ガラス裏面に空気層を含んだ高分
    子材料シートを介してヒータパネルを密接配置したこと
    を特徴とするドアミラーの水滴除去装置。
  2. 【請求項2】高分子シート材料およびヒータパネルは、
    前記圧電振動子より僅かに大きな寸法形状の窓孔を形成
    して内側ガラスの裏面に貼着された圧電振動子を収容す
    るとともに、前記圧電振動子の背面には前記ヒータパネ
    ルと共働する小形のヒータパネルを密接配置したことを
    特徴とする請求項1記載のドアミラーの水滴除去装置。
JP3266589U 1989-03-24 1989-03-24 ドアミラーの水滴除去装置 Expired - Fee Related JPH0740451Y2 (ja)

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US07/497,401 US5155625A (en) 1989-03-24 1990-03-22 Water-drop-repellent mirror including a vibration plate and heating means
EP90105603A EP0388988B1 (en) 1989-03-24 1990-03-23 An outdoor mirror
DE90105603T DE69002495T2 (de) 1989-03-24 1990-03-23 Aussenrückblickspiegel.

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