JPH0810544Y2 - 自動防眩水滴除去ドアミラー - Google Patents

自動防眩水滴除去ドアミラー

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JPH0810544Y2
JPH0810544Y2 JP1990122359U JP12235990U JPH0810544Y2 JP H0810544 Y2 JPH0810544 Y2 JP H0810544Y2 JP 1990122359 U JP1990122359 U JP 1990122359U JP 12235990 U JP12235990 U JP 12235990U JP H0810544 Y2 JPH0810544 Y2 JP H0810544Y2
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JP
Japan
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layer
mirror
glare
glass
layer glass
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JP1990122359U
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JPH0480747U (ja
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小松  徹
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Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用バックミラーに関し、特に反射面
の前面に、電圧を印加することにより反射率を変化させ
る電子防眩装置を備えていると共にミラーの表面に付着
した水滴を速やかに除去する機能を備えているバックミ
ラーに関するものである。
[従来の技術] 近年、乗用車のバックミラーは、その多機能化が急速
に進み、例えばドアに取付けるバックミラーにおいて
は、ドライバーシートに座ったままワンタッチで同時に
左右のミラーの格納と張り出しが行なえるようにした電
動格納式ミラーが一般化され、狭い場所での車庫入れや
洗車時に便利な構造になっている。また夜間走行中に、
後続車のヘッドライトが近ずくと、自動的に反射面の反
射率を変化させて防眩状態に切り替わるようにした自動
防眩装置も搭載されるようになってきている。
ところで、上記の電動格納或いは自動防眩装置搭載の
バックミラーにおいては、降雨中や多湿時期の走行によ
りミラー表面に雨や霧等の水滴が付着して後方の視界を
はっきり写さないことがあり、また結露や着霜によりミ
ラー表面が曇って視界が妨げられるという問題点を有し
ていた。
[考案の目的] そこで本考案は、自動防眩装置を備えていると共にミ
ラーの表面に付着した水滴を速やかに除去する機能を備
えているバックミラーを提供することを目的とするもの
である。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため特に、この考案の自動車用
防眩ミラーは、対向的に配置した第1層ガラスと第2層
ガラスとの間にエレクトロクロミック層または液晶層を
設けて、そのエレクトロクロミック層または液晶層に電
圧を印加することにより反射率を変化させる防眩装置を
備えた自動車用防眩ミラーであって、前記第2層ガラス
の裏面周縁に固定された振動板と、前記振動板の外側に
固定された圧電振動子と、前記第2層ガラスと振動板と
の間に設けるクリアランスと、前記クリアランス内に、
加温用のヒータパネルとを備えて成る自動防眩水滴除去
ドアミラーを提供するものである。さらに本考案は、対
向的に配置した第1層ガラスと第2層ガラスとの間にエ
レクトロクロミック層または液晶層を設けて、そのエレ
クトロクロミック層または液晶層に電圧を印加すること
により反射率を変化させる防眩装置を備えた自動車用防
眩ミラーであって、前記第2層ガラスを避け、第1層ガ
ラスの裏面周縁に固定された振動板と、前記振動板の外
側に固定された圧電振動子と、前記第2層ガラスと振動
板との間に設けるクリアランスと、前記クリアランス内
に加温用のヒータパネルとを備えて成る自動防眩水滴除
去ドアミラーを提案するものである。
次に本考案の構成を図示実施例を参照して具体的に説
明する。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例による自動車用ドアミラー
(右側ミラー)を示す概略正面図、第2図は第1図のミ
ラーのボデー1内に収容されるミラーエレメント2の概
略構成図である。
図に示すごとく本考案のミラーエレメントは、透明な
ガラス基板を構成する第1層ガラス3と、前記第1層ガ
ラスと対向するように配設した封止用または保護用第2
層ガラス4と、その間にエレクトロクロミック現象を生
ずるエレクトロクロミック層または液晶層を組み込んだ
電子防眩装置5を備えている。この電子防眩装置は、通
常使用状態では透明であり、電圧を印加すると可逆的に
着色現象を生ずる。光反射面は、エレクトロクロミック
素子が有する対向電極の一方の電極にアルミニウム膜等
を用いて形成するか、または前記第2層ガラスの上に形
成されている。
上記構成の防眩ミラーは、自動車の周囲光と後方光と
の光レベルを検出する光センサの出力が入力されて電子
防眩装置の駆動電圧が制御されて反射面の反射率が調整
される。
第2層ガラス4の裏面周縁部にはミラーエレメントの
固有振動特性と近似の固有振動特性を有する振動板6が
接着剤を介して固着され、その第2層ガラス4と振動板
6の間に所定の間隙(クリアランス)7が形成されてい
る。また前記振動板6の外側には発振回路16によって径
方向に駆動され振動する圧電振動子(例えば圧電セラミ
ックス)8が接着剤により固着されている。なお、第2
層ガラスと振動板の間の間隙7には粘着材付きの緩衝部
材9を介して加温用のヒータパネル10が取り付けられて
いる。
なお符号11と12は電子防眩装置5の対向電極に取り付
けたリード線、13と14は発振回路16と圧電振動子8とを
連絡するリード線である。
第3図は第2図に示したミラーエレメント2の変形例
を示した部分断面図である。この実施例は、封止用の第
2層ガラス4を小さくした事例であって、第2層ガラス
を避けて、第1層ガラス3の裏面周縁に振動板6を接着
剤により固定している。なお、電子防眩装置5の対向電
極に取り付けるリード線11または12は前記振動板6に設
ける取出し孔15に挿通しておくようになっている。
上記構成の圧電振動子8を発振回路16によってミラー
エレメントの共振周波数帯で駆動し発振すると、第4図
のように振動子は径方向に伸縮して振動板を介して圧電
振動子の振動aがミラーエレメントに伝わり、共振す
る。この振動aによって第1層ガラスは高速度で振動す
る。このとき、第1層ガラス表面に付着した水滴は第1
層ガラスから高い運動エネルギを与えられ霧化したり、
あるいは重力によって滴下する。なお、圧電振動子の振
動と同時に、あるいはまた圧電振動子を所定時間作動さ
せた後、ヒータパネルに所定時間通電してミラーエレメ
ントを加温することにより前記振動で除去出来ない細か
い霧状の水滴や凍結時の霜が除去される。
[考案の効果] 上述のようにこの考案バックミラーは、反射面の前面
に、電圧を印加することにより反射率を変化させる電子
防眩装置を備えていると共に、反射面の後背部に少なく
とも発振器によって駆動され振動する振動子を具備した
水滴除去機構を設けているから、夜間走行時に後続車の
ヘッドライトが近ずくと、それに応じて電子防眩装置が
作動して反射面が防眩状態に切り替わり、また降雨中や
多湿時期の走行によりミラー表面に雨や霧等の水滴が付
着した時は、振動子の振動をミラーに入力させてミラー
表面に付着している水滴を霧状にして吹飛ばすでき、ま
たヒータパネルにより前記振動で除去出来ない細かい霧
状の水滴や凍結時の霜を除去できるので、自動車運転時
の安全性を高めることができる等、高い付加価値を有す
る点で従来品を凌駕するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車用ドアミラー
(右側ミラー)を示す概略正面図、第2図は第1図のミ
ラーのボデー内に収容されるミラーエレメントの概略構
成図、第3図は第2図に示したミラーエレメントの変形
例を示した部分断面図、第4図はミラーエレメント振動
子で振動させたときの説明図である。 1:ミラーボデー、2:ミラーエレメント、3:第1層ガラ
ス、4:第2層ガラス、5:電子防眩装置、6:振動板、7:ク
リアランス、8:圧電振動子、9:緩衝部材、10:ヒータパ
ネル、11〜14:リード線、15:取出し孔、16:発振回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向的に配置した第1層ガラスと第2層ガ
    ラスとの間にエレクトロクロミック層または液晶層を設
    けて、そのエレクトロクロミック層または液晶層に電圧
    を印加することにより反射率を変化させる防眩装置を備
    えた自動車用防眩ミラーであって、 前記第2層ガラスの裏面周縁に固定された振動板と、 前記振動板の外側に固定された厚電振動子と、 前記2層ガラスと振動板との間に設けるクリアランス
    と、 前記クリアランス内に、加温用のヒータパネルとを備え
    て成る自動防眩水滴除去ミラー。
  2. 【請求項2】対向的に配置した第1層ガラスと第2層ガ
    ラスとの間にエレクトロクロミック層または液晶層を設
    けて、そのエレクトロクロミック層または液晶層に電圧
    を印加することにより反射率を変化させる防眩装置を備
    えた自動車用防眩ミラーであって、 前記第2層ガラスを避け、第1層ガラスの裏面周縁に固
    定された振動板と、 前記第2層ガラスと振動板との間に設けるクリアランス
    と、 前記クリアランス内に、加温用のヒータパネルとを備え
    て成る自動防眩水滴除去ミラー。
JP1990122359U 1990-11-26 1990-11-26 自動防眩水滴除去ドアミラー Expired - Lifetime JPH0810544Y2 (ja)

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JPH0480747U JPH0480747U (ja) 1992-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01178525A (ja) * 1988-01-06 1989-07-14 Shigeru Murayama ポリエーテルスルホン酸樹脂微粉末の製造法

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JPH0480747U (ja) 1992-07-14

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