JP2541566Y2 - モニタ−カメラの水滴除去装置 - Google Patents
モニタ−カメラの水滴除去装置Info
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- JP2541566Y2 JP2541566Y2 JP1991087931U JP8793191U JP2541566Y2 JP 2541566 Y2 JP2541566 Y2 JP 2541566Y2 JP 1991087931 U JP1991087931 U JP 1991087931U JP 8793191 U JP8793191 U JP 8793191U JP 2541566 Y2 JP2541566 Y2 JP 2541566Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、車両のまわり
を監視するモニタ−カメラ前面に取付けたフ−ドに付着
した水滴を除去するための装置に関する。
を監視するモニタ−カメラ前面に取付けたフ−ドに付着
した水滴を除去するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】近年、自動車の後退時、直
接目視確認できない後方死角および後方視界を減少させ
るため、リヤスポイラ−に後方監視用の小型カメラを内
蔵させ、このカメラによってとらえた障害物を自動車室
内のＴＶ画面に表示させて、運転者に注意を促し、後方
の安全確認を補助する装置が提案され実用に供されてい
る。
接目視確認できない後方死角および後方視界を減少させ
るため、リヤスポイラ−に後方監視用の小型カメラを内
蔵させ、このカメラによってとらえた障害物を自動車室
内のＴＶ画面に表示させて、運転者に注意を促し、後方
の安全確認を補助する装置が提案され実用に供されてい
る。
【０００３】しかし、この装置では雨天又は早朝時など
の高湿低温時に車両を走行させた時モニタ−カメラ前面
に取付けたフ−ドに水滴が付着して、カメラの視認性を
阻害することがある。
の高湿低温時に車両を走行させた時モニタ−カメラ前面
に取付けたフ−ドに水滴が付着して、カメラの視認性を
阻害することがある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
問題点に鑑み、モニタ−カメラ前面に取付けたフ−ドへ
の水滴の付着を防止し、あるいはフ−ド表面に付いた水
滴を速やかに除去できる装置を提供することを目的とし
ている。
問題点に鑑み、モニタ−カメラ前面に取付けたフ−ドへ
の水滴の付着を防止し、あるいはフ−ド表面に付いた水
滴を速やかに除去できる装置を提供することを目的とし
ている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、自動車の車体に、少なくとも一端に透視
窓を有しかつその透視窓にフードカラスを取り付けたケ
ースを取付け、該ケース内に車両周囲監視用カメラを固
定したモニタカメラにおいて、前記フードガラス裏面に
水滴除去手段としてカメラレンズの視認エリアよりも大
きな孔を持つドーナツ状の圧電振動子を固定し、かつ前
記モニターカメラを前記圧電振動子の孔を通じてフード
ガラスと向き合う形に配設し圧電振動子によりフードガ
ラスを振動させることにより前記孔の内部に定在波を発
生させ、これによりフードガラスに付着した水滴を霧化
除去することを特徴とするものである。また本考案は、
フードガラス裏面に、蒸着膜からなる面ヒータが一体的
に形成されており、その面ヒータによりフードガラスを
加温し熱伝導によりフードガラス表面の細かい水滴及び
圧電振動子の振動により除去しえない残留水分を除去す
る。
に、本考案は、自動車の車体に、少なくとも一端に透視
窓を有しかつその透視窓にフードカラスを取り付けたケ
ースを取付け、該ケース内に車両周囲監視用カメラを固
定したモニタカメラにおいて、前記フードガラス裏面に
水滴除去手段としてカメラレンズの視認エリアよりも大
きな孔を持つドーナツ状の圧電振動子を固定し、かつ前
記モニターカメラを前記圧電振動子の孔を通じてフード
ガラスと向き合う形に配設し圧電振動子によりフードガ
ラスを振動させることにより前記孔の内部に定在波を発
生させ、これによりフードガラスに付着した水滴を霧化
除去することを特徴とするものである。また本考案は、
フードガラス裏面に、蒸着膜からなる面ヒータが一体的
に形成されており、その面ヒータによりフードガラスを
加温し熱伝導によりフードガラス表面の細かい水滴及び
圧電振動子の振動により除去しえない残留水分を除去す
る。
【０００６】
【実施例】次に本考案の一実施例を添付図面を参照して
説明する。図１は本考案の一実施例である車両周囲監視
用モニタ−カメラ３を車体の一部に内蔵状態に取付けて
なる自動車の部分外観図、図２は同上カメラを内蔵する
保護ケ−ス１の斜視図、図３は同上ケ−スの断面図であ
る。図において符号１で示すものは、箱型のカメラ保護
ケ−スであり、その前面に透視窓２を有し、これと向き
あう形でモニタ−カメラ本体３が搭載されている。透視
窓２にはフ−ドガラス４が取付けられ、このフ−ドガラ
スは後記するような水滴除去機能を有している。
説明する。図１は本考案の一実施例である車両周囲監視
用モニタ−カメラ３を車体の一部に内蔵状態に取付けて
なる自動車の部分外観図、図２は同上カメラを内蔵する
保護ケ−ス１の斜視図、図３は同上ケ−スの断面図であ
る。図において符号１で示すものは、箱型のカメラ保護
ケ−スであり、その前面に透視窓２を有し、これと向き
あう形でモニタ−カメラ本体３が搭載されている。透視
窓２にはフ−ドガラス４が取付けられ、このフ−ドガラ
スは後記するような水滴除去機能を有している。
【０００７】図４に示したようにフードガラス４の裏面
中央には、ＰＺＴ（アメリカ、クレバイト社商標）ごと
き圧電振動子５が接着剤によって固定されている。この
圧電振動子５は中央にカメラレンズの視認エリアよりも
大きな孔８を持ったドーナツ型に形成されており、これ
に一対の電極を設けている。この振動子の電極にはリー
ド線６，７を介して発振回路（図示省略）が電気的に接
続される。モニタカメラ３は、前記中央の孔８を通して
フードガラス４と向き合う形に配設され、前記窓２の前
方が撮影できるようになっている。
中央には、ＰＺＴ（アメリカ、クレバイト社商標）ごと
き圧電振動子５が接着剤によって固定されている。この
圧電振動子５は中央にカメラレンズの視認エリアよりも
大きな孔８を持ったドーナツ型に形成されており、これ
に一対の電極を設けている。この振動子の電極にはリー
ド線６，７を介して発振回路（図示省略）が電気的に接
続される。モニタカメラ３は、前記中央の孔８を通して
フードガラス４と向き合う形に配設され、前記窓２の前
方が撮影できるようになっている。
【０００８】図示を省略したが、フ−ドガラスの裏面に
は圧電振動子にかえて電気抵抗発熱体からなるヒ−タを
取付けることができる。もちろんこのヒ−タはレンズの
視野を阻害しないように取付ける。なおこのヒ−タはフ
−ドガラスとは別体に形成されるパネル型のもの、ある
いはフ−ドガラスの裏面に蒸着法によって一体に形成さ
れた面発熱体のいずれでもよい。またこの面発熱体の上
に直接圧電振動子５を接着剤によって固定してもよい
し、逆に圧電振動子５の上にヒ−タパネルを取付けるよ
うにすることも可能である。
は圧電振動子にかえて電気抵抗発熱体からなるヒ−タを
取付けることができる。もちろんこのヒ−タはレンズの
視野を阻害しないように取付ける。なおこのヒ−タはフ
−ドガラスとは別体に形成されるパネル型のもの、ある
いはフ−ドガラスの裏面に蒸着法によって一体に形成さ
れた面発熱体のいずれでもよい。またこの面発熱体の上
に直接圧電振動子５を接着剤によって固定してもよい
し、逆に圧電振動子５の上にヒ−タパネルを取付けるよ
うにすることも可能である。
【０００９】上記の実施例において、発振回路に電力を
印加して圧電振動子５を駆動すると該振動子が接着され
たフードガラス４が振動する。すなわ振動子から生じた
振動はフードガラスに伝播し、その振動によってドーナ
ツ型振動子の中央の孔の内側に、進行波と反射波とで合
成された定在波が発生する。この定在波によって、フー
ドガラスについた水滴を速やかに除去することができ
る。またフードガラスの裏面に発熱体を設け、これによ
りフードガラスを加温し熱伝導によりフードガラス表面
の曇や圧電振動子により霧化しえない細かい水滴を昇華
し除去することができる。
印加して圧電振動子５を駆動すると該振動子が接着され
たフードガラス４が振動する。すなわ振動子から生じた
振動はフードガラスに伝播し、その振動によってドーナ
ツ型振動子の中央の孔の内側に、進行波と反射波とで合
成された定在波が発生する。この定在波によって、フー
ドガラスについた水滴を速やかに除去することができ
る。またフードガラスの裏面に発熱体を設け、これによ
りフードガラスを加温し熱伝導によりフードガラス表面
の曇や圧電振動子により霧化しえない細かい水滴を昇華
し除去することができる。
【００１０】なお図１は、車両周囲監視用モニタ−カメ
ラ３を車体後部のリヤスポイラ−に取付けた事例を示し
ているが、モニタ−カメラの取付位置はこれに限らず、
例えばドアミラ−、フェンダ−ミラ−等外部ミラ−のハ
ウジング或いは車体外面に外付けする各種のアタッチメ
ントに一体的に設けることが出来る。
ラ３を車体後部のリヤスポイラ−に取付けた事例を示し
ているが、モニタ−カメラの取付位置はこれに限らず、
例えばドアミラ−、フェンダ−ミラ−等外部ミラ−のハ
ウジング或いは車体外面に外付けする各種のアタッチメ
ントに一体的に設けることが出来る。
【００１１】
【考案の効果】以上のように本考案によると、モニタ−
カメラ前面に取付けたフ−ドに水滴が付着したときはこ
の水滴を圧電振動子の振動により霧化し、また発熱体に
より加温して、フ−ド表面に付いた水滴を速やかに除去
できるから、車両の走行時の安全性を高めることができ
るものである。
カメラ前面に取付けたフ−ドに水滴が付着したときはこ
の水滴を圧電振動子の振動により霧化し、また発熱体に
より加温して、フ−ド表面に付いた水滴を速やかに除去
できるから、車両の走行時の安全性を高めることができ
るものである。
【図１】モニタ−カメラを車体の一部に内蔵状態に取付
けてなる自動車の部分外観図である。
けてなる自動車の部分外観図である。
【図２】同上カメラを内蔵する保護ケ−スの斜視図であ
る。
る。
【図３】同上ケ−スの断面図である。
【図４】フ−ドガラスの裏面に、圧電振動子を接着剤に
よって固定した斜視図である。
よって固定した斜視図である。
１ カメラ保護ケ−ス ２ 透視窓 ３ モニタ−カメラ本体 ４ フ−ドガラス ５ 圧電振動子 ６ リ−ド線 ７ リ−ド線 ８ 孔 ９ レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 5/225 Ｈ０４Ｎ 5/225 Ｅ // Ｂ６０Ｒ 11/04 Ｂ６０Ｒ 11/04
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車の車体に、少なくとも一端に透視
窓を有しかつその透視窓にフードカラスを取り付けたケ
ースを取付け、該ケース内に車両周囲監視用カメラを固
定したモニタカメラにおいて、前記フードガラス裏面に
水滴除去手段としてカメラレンズの視認エリアよりも大
きな孔を持つドーナツ状の圧電振動子を固定し、かつ前
記モニターカメラを前記圧電振動子の孔を通じてフード
ガラスと向き合う形に配設し、圧電振動子によりフード
ガラスを振動させることにより前記孔の内部に定在波を
発生させてフードガラスに付着した水滴を霧化除去する
ことを特徴とするモニターカメラの水滴除去装置。 - 【請求項２】フードガラス裏面に、蒸着膜からなる面ヒ
ータが一体的に形成されている請求項１に記載のモニタ
ーカメラの水滴除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991087931U JP2541566Y2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | モニタ−カメラの水滴除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991087931U JP2541566Y2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | モニタ−カメラの水滴除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532191U JPH0532191U (ja) | 1993-04-27 |
| JP2541566Y2 true JP2541566Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=13928661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991087931U Expired - Fee Related JP2541566Y2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | モニタ−カメラの水滴除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541566Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019527130A (ja) * | 2016-06-20 | 2019-09-26 | 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 | 進行波励起を用いる超音波レンズ洗浄 |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5056919B2 (ja) | 2009-09-29 | 2012-10-24 | 株式会社デンソー | 車載光学センサカバー及び車載光学センサ装置 |
| JP5472078B2 (ja) | 2010-12-21 | 2014-04-16 | 株式会社デンソー | 車載カメラ |
| JP2014182255A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Clarion Co Ltd | 光学装置、及び、排水方法 |
| WO2017022382A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 株式会社村田製作所 | 振動装置及びカメラ |
| EP3171217B1 (en) * | 2015-11-17 | 2017-10-25 | Axis AB | Camera cover glass unit with water removal function |
| DE112016004551T5 (de) * | 2015-12-24 | 2018-07-12 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Schwingvorrichtung, verfahren zum ansteuern derselben sowie kamera |
| CN109643044B (zh) * | 2016-11-30 | 2021-01-01 | 株式会社村田制作所 | 振动装置、摄像机用水滴去除装置以及摄像机 |
| CN109644226B (zh) * | 2016-11-30 | 2020-08-21 | 株式会社村田制作所 | 振动装置、摄像机用水滴去除装置以及摄像机 |
| EP3632745B1 (en) | 2017-05-23 | 2023-04-05 | Murakami Corporation | Door mirror |
| JP2018197021A (ja) * | 2017-05-23 | 2018-12-13 | 株式会社ミツバ | ドアミラー |
| CN111512623B (zh) | 2017-12-27 | 2021-12-28 | 株式会社村田制作所 | 振动装置以及光学检测装置 |
| JP7067679B2 (ja) * | 2020-03-19 | 2022-05-16 | 株式会社村田製作所 | 振動装置及び振動制御方法 |
| WO2022085716A1 (ja) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | 株式会社村田製作所 | 洗浄装置、洗浄装置を備える撮像ユニット、および洗浄方法 |
| CN113740074A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-12-03 | 吉林大学 | 汽车视觉检测系统噪声检验装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59199343A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-12 | Niles Parts Co Ltd | 車両用監視カメラのワイパ装置 |
| JPS6144335U (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-24 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車用ヒ−タ付後写鏡 |
| JPH02128949A (ja) * | 1988-11-09 | 1990-05-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動車用ミラーのクリーニング装置 |
| JPH0719935Y2 (ja) * | 1988-12-05 | 1995-05-10 | 株式会社村上開明堂 | ヒーター付超音波水滴除去装置 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP1991087931U patent/JP2541566Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019527130A (ja) * | 2016-06-20 | 2019-09-26 | 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社 | 進行波励起を用いる超音波レンズ洗浄 |
| JP7096462B2 (ja) | 2016-06-20 | 2022-07-06 | テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド | 進行波励起を用いる超音波レンズ洗浄 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532191U (ja) | 1993-04-27 |
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Legal Events
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