JP2533867Y2 - サイドウインドの水滴除去装置 - Google Patents

サイドウインドの水滴除去装置

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JP2533867Y2
JP2533867Y2 JP1989055837U JP5583789U JP2533867Y2 JP 2533867 Y2 JP2533867 Y2 JP 2533867Y2 JP 1989055837 U JP1989055837 U JP 1989055837U JP 5583789 U JP5583789 U JP 5583789U JP 2533867 Y2 JP2533867 Y2 JP 2533867Y2
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glass
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water droplets
window glass
door mirror
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JP1989055837U
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JPH02147358U (ja
Inventor
忠義 武藤
直人 岩邊
Original Assignee
株式会社 村上開明堂
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、自動車のサイドウインドに設備する水滴除
去装置に関する。 [従来の技術] 昨今使用されている自動車の室外後写鏡は、後方視認
性を向上させること、また空気力学上或いはデザイン上
等種々の要請から、第1図に示すように、サイドドア2
上縁とフロントピラー3とでかこまれるサイドウインド
4の三角コーナ部に取付けたドアミラー1が主流となっ
ている。 しかるに、自動車のサイドウインドの三角コーナー部
およびその近傍は、雨天走行中に負圧状態となって、そ
の部分のウインドガラス面に雨水が水滴状態で付着し易
い。そのため、そのサイドウンド外側に位置するドアミ
ラーの鏡面が運転席から見にくくなり安全上の妨げとな
るという問題点がある。そこで、ガラス面に水滴を付着
するのを防ぐべく撥水膜を設けることが行われている。
また、ウインドガラスの三角コーナー部に熱線をプリン
ト配設するなどの提案がされている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしガラス面に撥水膜を設けただけでは、細かい水
滴がガラス面に残り視界を確保しにくい。この細かい水
滴を取り除くため、三角コーナー部分にサイドウインド
用のワイパーを設置することが考えられているが、この
部分にワイパーを設置することは、ワイパーがモーター
利用の機械機構部品であることからコンパクト化とか、
三角コーナー部分への収納が難しく、大きさ、重量とも
大形化しやすく製品はコスト高となる。またドアガラス
の昇降にも支障がある等という欠点がある。 一方、熱線をプリント配設するものは、水滴を除去し
てドアアミラーの視認性を確認するまで時間が数分以上
かかり、時間に余裕のないときや、自動車の発進時に最
も必要な後方確認がおろそかになりやすく、危険であ
る。そしてまた、ウインド用ワイパーも、プリント線も
ウインド視界の邪魔となり、また見栄えも悪化させるの
で、その配設または配線の仕方に充分な配慮をしなけれ
ばならない。 この考案は上記した従来問題点に着目してなされたも
のであって、自動車のサイドウインドの三角コーナー部
に付着した細かい水滴をより速やかに除去して、前記サ
イドウインドの外側に位置するドアミラーの鏡面が運転
席から見にくくなり安全上の妨げとなるという問題を解
決することを目的とするものである。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、自動車の前側
サイドウインドガラスにおいて、三角コーナー部下方の
ドアパネルで隠された位置に、該ガラスを振動させるた
めの圧電振動子を取付けるとともに、ドアミラー取付ベ
ースに隣接する位置に前記ガラスの加熱用発熱抵抗線を
設け、かつ該ガラス表面に撥水膜を設けたものである。
【作用】
ウインドガラス表面に撥水膜を設けているので細かい
水滴は集合しやすくなり、ウインドガラスを振動させた
だけでは飛散しにくい細かい水滴は集合して、集合した
水滴はウインドガラスに取り付けた圧電振動子を駆動す
ると、該圧電振動子に誘発された共振振動により霧化し
飛散する。またドアミラー取付ベースに隣接する位置に
加熱用発熱抵抗線を設けているので、これに通電し加熱
するとウインドガラスに付着した曇や霧状の微小水滴を
昇華させる。 [実施例] 次に本考案を図示の実施例に基づき具体的に説明す
る。第1図はドアミラーを装備した自動車の概略図、第
2図は本考案の一実施例を示すブロック構成図、第3図
はウインドガラスの一部断面図である。 図に示すようにサイドドア2に対しウインドガラス4a
が昇降自在に設けられている。このウインドガラスは一
例として強化ガラス製とし、ドアパネル5に隠される位
置(ウインドガラスの下縁部)に1個または数個の圧電
振動子6を貼付している。この圧電振動子6にはウイン
ドガラス4aに付着した水滴を霧化除去するために共振振
動を誘発させる発振回路7を接続する。8は発振回路に
接続した電源、9は前記発振回路7と電源8との間に介
挿したスイッチで、例えばマニアルで発振回路を作動さ
せたり、或いは湿度センサーと連動して外気が一定の湿
度になるとこのスイッチがオンとなり前記発振回路が作
動するように構成されている。なお前記発振回路は、ウ
インドガラスに貼着した前記振動子でウインドガラス表
面に付着した水滴を霧化除去するに最適な共振周波数帯
で繰り返しスイープさせることができるスイープ回路を
設けるのが良い。第1図、第2図中符号1aは、ドアミラ
ーの取付ベースを示している。この取付ベース1aは、前
述したようにドアパネル5の上縁とフロントピラー3と
で囲まれた三角コーナー部4bに設けられている。 第2〜3図中、符号10はヒータ(発熱抵抗線)であ
り、ウインドガラス4aの裏面において三角コーナー部4b
におけるドアミラー取付ベースに隣接する位置に設けら
れている。ちなみに符号11は前記ヒータの通電用バッテ
リ、12はヒータスイッチである。また符号13はウインド
ガラスの表面に形成させた撥水膜である。 [考案の効果] 本考案によれば、ウインドガラス表面に撥水膜を設け
ているので細かい水滴は集合しやすくなり、ウインドガ
ラスを振動させただけでは飛散しにくい細かい水滴は集
合し、集合した大粒の水滴はウインドガラスに取り付け
た圧電振動子を駆動すると、該圧電振動子に誘発された
共振振動により霧化し飛散する。また霧化しガラスに再
付着した微小水滴は、ドアミラー取付ベースに隣接する
位置に加熱用発熱抵抗線を設けているので、これに通電
加熱するとウインドガラスに付着した曇や霧状の微小水
滴を昇華させることができ、ウインドガラス外側に位置
するドアミラーの鏡面が運転席より見やすくなり、従来
のどの装置に較べても雨天走行時の安全性が向上するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はドアミラーを装備した自動車の概略図、第2図
は本考案の一実施例を示すブロック構成図、第3図はウ
インドガラスの一部断面図である。 1:ドアミラー、1a:取付ベース、2:サイドドア、3:フロ
ントピラー、4:サイドウインド、4a:ウインドガラス、4
b:コーナー部、5:ドアパネル、6:圧電振動子、7:発振回
路、8:電源、9:スイッチ、10:ヒータ、11:バッテリ、1
2:ヒータスイッチ、13:撥水膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−184046(JP,A) 実開 昭60−106862(JP,U) 実開 昭63−25658(JP,U) 実開 昭62−143558(JP,U) 実開 昭54−11452(JP,U) 実開 昭61−72461(JP,U) 実開 昭54−110933(JP,U) 実開 昭61−70171(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の前側サイドウインドガラスにおい
    て、三角コーナー部下方のドアパネルで隠された位置に
    該ガラスを振動させるための圧電振動子を取付けるとと
    もに、ドアミラー取付ベースに隣接する位置に前記ガラ
    スの加熱用発熱抵抗線を設け、かつ該ガラス表面に撥水
    膜を設けたことを特徴とするサイドウインドの水滴除去
    装置。
JP1989055837U 1989-05-17 1989-05-17 サイドウインドの水滴除去装置 Expired - Lifetime JP2533867Y2 (ja)

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JPH02147358U JPH02147358U (ja) 1990-12-14
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JP7287145B2 (ja) * 2018-07-13 2023-06-06 Agc株式会社 車両用窓ガラス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60106862U (ja) * 1983-12-27 1985-07-20 日産自動車株式会社 車両用防曇装置
JPS62143558U (ja) * 1986-03-06 1987-09-10
JPH0527325Y2 (ja) * 1986-08-01 1993-07-12

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