JPH08295204A - 水滴除去装置 - Google Patents

水滴除去装置

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JPH08295204A
JPH08295204A JP7106147A JP10614795A JPH08295204A JP H08295204 A JPH08295204 A JP H08295204A JP 7106147 A JP7106147 A JP 7106147A JP 10614795 A JP10614795 A JP 10614795A JP H08295204 A JPH08295204 A JP H08295204A
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high frequency
vehicle
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frequency
water
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JP7106147A
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Inventor
Seiichi Hamada
誠一 濱田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は雨水等の水滴が付着したガラス面の
水滴を除去するための水滴除去装置に関し、自動車や電
車の車両の車外に配設されるミラー,上記車両や建築物
等の窓ガラス,車両の車外に取付られる照明具のプラグ
を覆うレンズ等の雨滴付着部材に、雨水等の水滴が付着
した場合に敏速にこの水滴を除去せしめて、視認性,透
過性を向上することを目的とする。 【構成】 上記車両の車外に取付られた上記雨滴付着部
材である、ミラー部26に付着した雨水等の水滴を、上
記のミラー部26の上部24a又は側部24bの少なく
とも何れか一方に配設された高周波発生装置30の高周
波用スピーカ32により除去せしめる構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車,自動四輪
車,トラクタ等の自動車や電車の車両の車外に取付られ
たミラーのミラー部、該車両や建築物等の室内と室外を
限界する窓,戸,ショーウインド等のガラス、車両の前
照灯,フオグランプ等の照明具の外表面のガラスに、雨
水等の水滴が付着した場合の該水滴を除去する水滴除去
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動二輪車,自動四輪
車,トラクタ等の自動車や電車等のように、車外を走行
する車両においては走行安全上、該車体の外側にバック
ミラーが取付られている。上記の車両のバックミラーの
ミラー部や該車室内から室外を視認できるサイドガラ
ス,リアーガラス,フロントガラス等は雨天時に、上記
のミラー部やガラスの外表面に雨水がかかり、多数の水
滴が滞留し該水滴に阻害されるため、運転者は該バック
ミラーのミラー部の像が乱れたり、該ガラスを透過して
の視認性が落ち、該室外を確認しにくくなる虞がある。
【0003】又、該車両の前照灯,フオグランプ等は上
記水滴が滞留すると光の透過性を悪くする虞がある。例
えば、従来の上記の車両の窓ガラス,バックミラーのミ
ラー部,照明具のガラス等に滞留した多数の水滴を払拭
するために、ワイパ方式,空気を流すブロワ方式,該ミ
ラー部に微振動を与えて除去する振動方式等が採用され
ている。
【0004】一方、従来から例えば上記車両の窓ガラ
ス,ミラー部,上記建築物の窓ガラスや室内のミラー部
等の曇りを除去するため電熱ヒータが使用されている
が、少量の小さな水滴であれば、この電熱ヒータでも視
界を確認できる程度に該水滴を除去することは可能であ
るが、少し多量の水滴になると除去することができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ワ
イパ方式は腕部と払拭部とを有するため、上記の窓や照
明具のガラスやミラー部の視界面積の一部を上記の腕
部,拭払部が専有してしまうので、上記ミラー部又はガ
ラスの有効視界面積を妨げている。又、上記ワイパーの
腕部,払拭部が上記のミラー部やガラスの表面を絶えず
連続的に往復動すので、該払拭部の上記往復動の間に、
滞留する該水滴は除去することができず該視界性が落ち
る虞がある。
【0006】又、微振動で飛ばす方式では、ミラーに取
付られた加振棒等によって該ミラー部に微振動を与えて
飛ばしているが、該ミラー部の表面の水膜や微粒の水滴
群が、微流波となって波うつため、該ミラー部の像が波
うち、該視界が乱れ視認性が落ちると共に、加振発生装
置を該ミラー本体の内部に収納しなければならず、修理
時には分解する必要があるなどそのメンテナンスに工数
と費用を要する。
【0007】又、上記ブロワ方式は上記滞留した水滴を
除去するための空気流を発生させるためには該ブロワが
大きくなり重量も増え、該ブロワから発生する騒音も高
くなる虞がある。本発明は上記課題に鑑み創案されたも
ので、自動二輪車,自動四輪車,トラクタ等の自動車や
電車等の車両の車外に取付られたミラーのミラー部、上
記の車両や建築物等の室内と室外を限界する窓,戸,シ
ョーウインド等のガラス、車両の車外に取付られる照明
具のプラグを覆うレンズ等の雨滴付着部材において、上
記雨滴付着部材の上部又は側部の少なくともいずれか一
方のに配設された高周波発生装置の高周波用スピーカを
備えることにより、音圧で雨等の水滴を効果的に除去す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の水滴除去装置は、車両の車外に取付られたミ
ラーのミラー部、車両や建築物等の室内と室外を限界す
る窓,戸,ショーウインド等のガラス、車両の車外に取
付られる前照灯,フオグランプ等の照明具のプラグを覆
うレンズ等の雨滴付着部材において、上記雨滴付着部材
の外表面の上部又は側部の少なくともいずれか一方に設
けられる高周波発生装置の高周波用スピーカを備えたこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明の水滴除去装置は、
請求項1記載の構成において、上記高周波発生装置は高
周波電流を発振する発振器,該発振器からの高周波電流
を増幅するアンプ,該アンプからの高周波電流を音波に
変える高周波用スピーカとを有する高周波発生回路と、
該高周波発生回路に接続される電源回路とを備えたこと
を特徴とている。
【0010】請求項3記載の本発明の水滴除去装置は、
請求項1又は2記載の構成において、上記高周波発生装
置を該高周波発生装置に接続されたスイッチ、又は上記
雨滴付着部材に付着した水滴を検知するセンサからの信
号の入力で開閉するスイッチにより作動させるようにし
たことを特徴としている。請求項4記載の本発明の水滴
除去装置は、請求項3記載の構成において、上記水滴の
量を検知するセンサを上記雨滴付着部材に配設し、上記
発振器からの高周波電流の振幅を該センサからの信号の
入力により変える制御装置を設けたことを特徴としてい
る。
【0011】請求項5記載の本発明の水滴除去装置は、
請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、上記高
周波発生装置からの信号で作動するスピーカからの音域
は人の非可聴域にしたことを特徴としている。請求項6
記載の本発明の水滴除去装置は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の構成において、上記スピーカからの音量は略
160dB以上に設定したことを特徴としている。
【0012】請求項7記載の本発明の水滴除去装置は、
請求項1〜6のいずれかに記載の構成において、上記高
周波発生装置は上記ミラーのケーシング内部、上記の車
両や建築物の室内と室外を限界する窓,戸,ショーウイ
ンド等のガラス支持部の内部、上記照明具の本体内部に
収納されたことを特徴としている。
【0013】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の水滴除去装置で
は、車両の車外に取付られたミラーのミラー部、車両や
建築物等の室内と室外を限界する窓,戸,ショーウイン
ド等のガラス、車両の車外に取付られる前照灯,フオグ
ランプ等の照明具のプラグを覆うレンズ等の雨滴付着部
材において、上記ミラー部又はガラスの外表面の上部又
は側部の少なくともいずれか一方に設けられる高周波発
生装置の高周波用スピーカを備えているので、上記高周
波スピーカを作動することにより音圧で上記ミラー部又
ガラスに滞留している水滴を下方へ効果的に押し流すこ
とができる。
【0014】請求項2記載の本発明の水滴除去装置で
は、上記高周波発生装置は高周波電流を発振する発振
器,該発振器からの高周波電流を増幅するアンプ,該ア
ンプからの高周波電流を音波に変える高周波用スピーカ
とを有する高周波発生回路と、該高周波発生回路に接続
される電源回路とを備えているので、高周波電流も容易
に発振してアンプを介して高周波用スピーカから音波を
該上記ミラー部又はガラス外表面全体の下方へ押し流す
ことができる。
【0015】請求項3記載の本発明の水滴除去装置で
は、上記高周波発生装置を該高周波発生装置に接続され
たスイッチ、又は上記雨滴付着部材等に付着した水滴を
検知するセンサからの信号の入力で開閉するスイッチに
より作動させるようにしたので、手動で必要な時に上記
高周波発生装置を作動することができるか、又は上記セ
ンサの信号の入力により、自動的に上記高周波発生装置
を作動することができる。
【0016】請求項4記載の本発明の水滴除去装置で
は、上記水滴の量を検知するセンサを上記ミラー部又は
ガラスに配設し、上記発振器からの高周波電流の振幅を
該センサからの信号の入力により変える制御装置を設け
たので、上記ミラー部又はガラス上の上記水滴の水量に
対応した音圧を発生させることができ、上記水滴を除去
することができる。
【0017】請求項5記載の本発明の水滴除去装置で
は、上記高周波発生装置からの信号で作動する高周波用
スピーカからの音域は人の非可聴域にしたので、人に対
して可聴音波にならない。請求項6記載の本発明の水滴
除去装置では、上記高周波用スピーカからの音量は略1
60dB以上に設定したので、上記ミラー部又はガラス
上に滞留した水滴を下方へ押し流す力を発揮することが
できる。
【0018】請求項7記載の本発明の水滴除去装置で
は、上記高周波発生装置は上記ミラーのケーシング内
部、上記の車両や建築物等の室内と室外を限界する窓,
戸,ショーウインド等のガラス支持枠の内部、上記照明
具の本体内部に収納されるように形成されている。
【0019】
【実施例】以下、図面について実施例を説明する。 (第1実施例)図1,2により、本発明を車両の車外に
取付られたバックミラーに適用した場合の第1実施例に
ついて説明する。
【0020】図1は本発明の第1実施例を示すものでバ
ックミラーの概略斜視図、図2は図1のバックミラーに
装着される高周波発生装置の概略の回路図である。図1
において、車体の車外に取付られ、後方の視界を確保す
るバックミラー20はリヤー側に開口部22を有するケ
ーシング24と、このケーシング24の開口22を閉塞
すると共に、後方視界を写す鏡面を有する雨滴付着部材
であるミラー部26とから構成されている。
【0021】このケーシング24の上部24aには、ケ
ーシング24の幅方向に沿って延在するように、高周波
発生装置30の小型高周波用スピーカ32のBOX34
が設けられている。高周波発生装置30は、上記の小型
高周波用スピーカ32に接続されるアンプ36、アンプ
36へ高周波を供給するアンプ36に接続されている発
振器38とを有する高周波発生回路31aと、該高周波
発生回路31aのアンプ36はスイッチ40を介して電
源42に接続される電源回路31bとから構成されい
る。
【0022】このスッチ40は図1,2に示したよう
に、上記ミラー部26に設けられた上記水滴を検知する
センサ44により自動的に作動するスイッチ40aでも
よい。上記小型高周波用32スピーカは耐水性のある薄
膜金属性のコーンスピーカ33がミラー部26の正面の
幅に沿うように、上記ケーシング24の上部24aに位
置するように小型高周波用スピーカBOX34内に設け
られるように形成されている。
【0023】この小型高周波スピーカ32の取付位置は
上記のように、ケーシング24の上部24aでなくても
よく、二点鎖線で示したように、ケーシング24の左右
側部24bの少なくともいずれか一方の側部24bに設
けてもよく、又ケーシング24の上部24aと側部24
bに跨がる32bのように小型高周波スピーカ32を傾
斜せしめて設けてもよいことは言うまでもない。
【0024】又、上記水滴を下方へ飛ばすための音域と
音量の幅については、該音域としては騒音にならないよ
うにすることを考慮すると、人の非可聴域の約20KH
z以上が良く、又音量としては該水滴に圧力を加えるた
め、この圧力が小さいと該水滴を飛ばすことができな
い。上記のように、本発明の実施例では音圧レベルは上
記小型高周波用スピーカへの入力により決まり音の高低
とは基本的に無関係であることに着眼したものである。
【0025】例えば、上記の必要とする音量を160d
Bとして、その必要な圧力Pを検討すると、 160=20・logP/2×10-5 P=2000Pa=2000N/m2 上記水滴の面積を0.2cm2 すると該水滴を押し流す
力は、0.04・N→4・gfとなり、160dB程度
以上は必要であると考えられる。 但し、dB: デシベル Pa: パスカル N : ニュートン m : メートル gf: 重力単位(10-3kgf) である。
【0026】本実施例は上記のように構成されているの
で、雨が降り上記ミラー部26に水滴が溜まると、上記
のセンサ44が該水滴を感知してスイッチ40aを閉に
するか、運転者が必要に応じてスイッチ40を閉にする
と、発振器38から高周波電流がアンプ36に供給され
て増幅され小型高周波スピーカ32の薄膜金属製のコー
ンスピーカ33に供給される。
【0027】この薄膜金属製のコーンスピーカ33は図
1のように、該ミラー部26の横幅に沿い該ミラー部2
6の下方向に向かって音波が伝播されので、該ミラー部
26に滞留している水滴を上記音の圧力により下方に飛
ばすことができる。従って、本実施例の場合には、従来
に前記ワイパ方式のような腕部,払拭部の連続的に往復
運動をしないので、該ミラー部26の外表面を100%
使用することができ、視界を妨げられるものがなく、効
果的なバックミラーを得ることができる。
【0028】又、上記ブロワ方式,振動方式のように、
振動が発生したり、該装置全体が大型化することがな
い。次に、第2実施例について説明する。 (第2実施例)図3は本発明の第2実施例を示す上記高
周波発振装置30の概略回路図である。
【0029】上記第1実施例と同一部位には同一符号を
付して説明する。図3に示すように、上記雨滴付着部材
としてのミラー部26の滞留水滴の量を、例えばその水
量や湿度等として検知するセンサ46を該ミラー部26
に設け、該センサ46からの信号は上記高周波電流の振
幅を変えるための制御装置48を介してアンプ36へ供
給されるものである。
【0030】この制御装置48はアンプ36の中に一体
に組み込まれたものであっても良い。尚、上記センサ4
4,46は両者が一体の互いに兼用するセンサでもよ
い。本実施例は上記のように構成されているので、雨が
降り上記水滴が滞留し始めるとセンサ44,46が感知
してスイッチ40aに信号が入力され閉じると共に、セ
ンサ46からの該水滴量に応じた信号が制御装置48に
入力される該信号に応じてアンプ36において、上記の
発振器38からの高周波電流の振幅が変えられ、該小型
高周波用スピーカ34へ入力されるものである。
【0031】従って、発振器38からの高周波電流の振
幅を、制御装置48により小雨,大雨等に対応した振幅
に変えることにより、小型高周波用スピーカ34へ入力
の大きさを変えて、上記水滴にかかる圧力を変えること
により、上記小雨時や大雨時などに的確に、且つ効果的
に素早く除去せしめることができる。又、制御装置48
により上記入力電流が制御されるので消費電流を節減す
ることができる。
【0032】又、図示しないが、任意の公知の例えば変
速機の車速取出口や種々のセンサ等により、車速,走行
風力,風向き等を検知して、図3に示すように、制御装
置48に入力し、上記車速,走行風力,風向き等の大き
さに応じて上記のように、発振器38からの高周波電流
の振幅を変えることにより、小型高周波用スピーカ34
への入力の大きさを変え、更に効果的な上記水滴除去を
達成することがきる。
【0033】又、本実施例では高周波としたのは、低周
波とすると低い音は大口径のスピーカとなるので、これ
を防止するため、小口径の小型の高周波用スピーカにせ
しめて上記高周波発振装置をコンパクトに構成できる効
果を狙ったものである。上記実施例に使用される音は、
人の可聴域外のものを使用しているので、騒音公害の虞
もなく、若し該音が多少可聴できる場合があったとして
も、車両の搭乗者への影響は、上記高周波は指向性が強
い範囲であるので、該音波が該搭乗者に届く虞がない。
【0034】上記実施例ではバックミラーに適用した場
合について説明したが、前記した窓,戸,ショーウイン
ド等のガラス、車両の照明具のプラグを覆うレンズ等を
雨滴付着部材とし、その表面の上部や側部等に上記高周
波発生装置を上記と同様に設けても、上記実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】上述の請求項1の本発明の水滴除去装置
よれば、車両の車外に取付られたミラーのミラー部、車
両や建築物の室内と室外を限界する窓,戸,ショーウイ
ンド等のガラス、車両の車外に取付られる前照灯,フオ
グランプ等の照明具のブラグを覆うレンズ等の雨滴付着
部材において、上記雨滴付着部材の上部又は側部の少な
くともいずれか一方に設けられる高周波発生装置の高周
波用スピーカを備えているので、上記高周波用スピーカ
を作動することにより音圧で上記ミラー部又ガラスに滞
留している水滴を下方へ効果的に押し流すことができ
る。
【0036】又、本実施例では高周波としたのは、低周
波とすると低い音は大口径の高周波用スピーカとなるの
で、これを防止するため、小口径の小型の高周波用スピ
ーカにせしめて上記高周波発振装置をコンパクトに構成
できる効果を狙ったものである。又、前記従来のワイパ
方式のように腕部や払拭部が該上記ミラー部又はガラス
の該表面を連続的に往復運動をして視界を妨害されない
ので、該視界を実質的に向上させることができる。
【0037】請求項2記載の本発明の水滴除去装置によ
れば、請求項1記載の構成において、上記高周波発生装
置は高周波電流を発振する発振器,該発振器からの高周
波電流を増幅するアンプ,該アンプからの高周波電流を
音波に変える高周波用スピーカとを有する高周波発生回
路と、該高周波発生回路に接続される電源回路とを備え
ているので、高周波電流も容易に発振してアンプを介し
て該高周波用スピーカカから音波を上記ミラー部又はガ
ラスの外表面全体の下方へ押し流すことができる。
【0038】上記のように高周波用スピーカなので、低
周波用スピーカに比較して遙に小型であり、従来の空気
を流すブロワ等にくらべ小型軽量であり、更に可動部分
も少ないので耐久性も優れている。請求項3記載の本発
明の水滴除去装置によれば、請求項1〜3のいずれかに
記載の構成において上記高周波発生装置を該高周波発生
装置に接続されたスイッチ、又は上記雨滴付着部材に付
着した水滴を検知するセンサからの信号の入力で開閉す
るスイッチにより作動させるようにしたので、手動で必
要な時に上記高周波発生装置を作動することができると
共に、上記センサの信号の入力により、自動的に上記高
周波発生装置を作動することができる。
【0039】従って、人が必要な時に、必要な音波を発
生させることができるので、電力を節減できると共に、
上記水滴を除去し視認性を向上させることができる。請
求項4記載の本発明の水滴除去装置によれば、請求項3
記載の構成において、上記水滴の量を検知するセンサを
上記雨滴付着部材に配設し、上記発振器からの高周波電
流の振幅を該センサからの信号の入力により変える制御
装置を設けたので、上記雨滴付着部材上の上記水滴量に
対応した音圧を発生させて、上記水滴を除去することが
できる。
【0040】即ち、発振器38からの高周波電流の振幅
を、制御装置48により小雨,大雨等に対応した振幅に
変えることにより、高周波用スピーカ34へ入力の大き
さを変えて上記水滴にかかる圧力を変えることにより、
上記小雨時や大雨時などの上記水滴を効果的に素早く除
去せしめることができる。従って、人が必要な時に、必
要な音波を発生させることができるので、電力を節減で
きると共に、上記水滴を除去し視認性を向上させること
ができる。
【0041】請求項5記載の本発明の水滴除去装置によ
れば、上記高周波発生装置からの信号で作動する該高周
波用スピーカからの音域は人の非可聴域にしたので、人
に対して可聴音波にならない。従って、上記音波は環境
に対して騒音となる虞もない。又、若し該音が多少可聴
できる場合があったとしても、車両の搭乗者への影響は
上記高周波の指向性が強い範囲であるので、該音波が該
搭乗者に届く虞がない。
【0042】請求項6記載の本発明の水滴除去装置によ
れば、上記高周波用スピーカからの音量は略160dB
以上に設定したので、上記音量の略160dBは上記雨
滴付着部材の外表面上に滞留した水滴を下方へ押し流す
力を発揮することができ、上記滞留した水滴を効果的に
除去せしめ視界範囲を確実に確保することができる。請
求項7記載の本発明の水滴除去装置によれば、請求項1
〜6のいずれかに記載の構成において、上記高周波発生
装置は上記ミラーのケース内部、上記の窓枠,戸枠等の
車体内の内部、上記照明具の本体内部に収納されている
ので、全体構成とてコンパクトに形成することができ、
車両の場合には走行抵抗とならず上記水滴を効果的に除
去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す水滴除去装置付ミラ
ーの概略説明図である。
【図2】図1の高周波発生装置の模式的に示した概略回
路図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す水滴除去装置付ミラ
ーの高周波発生装置の模式的な概略回路図である。
【符号の説明】
20 バックミラー 22 開口部 24 ケーシング 24a 上部 24b 側部 26 雨滴付着部材(ミラー部) 30 高周波発生装置 31a 高周波発生回路 34b 電源回路 32 高周波用スピーカ 33 薄膜金属性コーンスピーカ 34 小型高周波スピーカBOX 36 アンプ 38 発振器 40 スイッチ 40a スイッチ 42 電源 44 センサ 46 水滴量感知センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車外に取付られたミラーのミラー
    部、車両や建築物等の室内と室外を限界する窓,戸,シ
    ョーウインド等のガラス、車両の車外に取付られる前照
    灯,フオグランプ等の照明具のプラグを覆うレンズ等の
    雨滴付着部材において、上記雨滴付着部材の外表面の上
    部又は側部の少なくともいずれか一方に設けられる高周
    波発生装置の高周波用スピーカを備えたことを特徴とす
    る、水滴除去装置。
  2. 【請求項2】 上記高周波発生装置は高周波電流を発振
    する発振器,該発振器からの高周波電流を増幅するアン
    プ,該アンプからの高周波電流を音波に変える高周波用
    スピーカとを有する高周波発生回路と、該高周波発生回
    路に接続される電源回路とを備えたことを特徴とする、
    請求項1記載の水滴除去装置。
  3. 【請求項3】 上記高周波発生装置を該高周波発生装置
    に接続されたスイッチ、又は上記雨滴付着部材に付着し
    た水滴を検知するセンサからの信号の入力で開閉するス
    イッチにより作動させるようにしたことを特徴とする、
    請求項1又は2記載の水滴除去装置。
  4. 【請求項4】 上記水滴の量を検知するセンサを上記雨
    滴付着部材に配設し、上記発振器からの高周波電流の振
    幅を該センサからの信号の入力により変える制御装置を
    設けたことを特徴とする、請求項3記載の水滴除去装
    置。
  5. 【請求項5】 上記高周波発生装置からの信号で作動す
    る高周波用スピーカからの音域は人の非可聴域にしたこ
    とを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の水滴
    除去装置。
  6. 【請求項6】 上記高周波用スピーカからの音量は略1
    60dB以上に設定したことを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれかに記載の水滴除去装置。
  7. 【請求項7】 上記高周波発生装置は上記ミラーのケー
    シング内部、上記の車両や建築物等の室内と室外を限界
    する窓,戸,ショーウインド等のガラス支持枠の内部、
    上記照明具の本体内部に収納されたことを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれかに記載の水滴除去装置。
JP7106147A 1995-04-28 1995-04-28 水滴除去装置 Withdrawn JPH08295204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015043555A (ja) * 2013-07-26 2015-03-05 株式会社Jvcケンウッド 水滴除去装置およびカメラ装置
KR101511595B1 (ko) * 2013-12-17 2015-04-13 현대오트론 주식회사 틸트 모터를 이용한 아웃사이드 미러 진동발생방법 및 진동발생장치
WO2023085380A1 (ja) * 2021-11-15 2023-05-19 Agc株式会社 振動子付車両用窓ガラス及び振動子付車両用窓ガラスシステム

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