JP5243604B2 - 自動車バックガラスの空気吹き出し装置 - Google Patents

Description

本発明は、自動車バックガラスの空気吹き出し装置に関する。各種の自動車に応用され、バックガラスにおける霧や水滴を吹き除くために用いられるものである。

現在、科学技術が迅速に発展し、人々の生活品質も絶え間なく向上することにつれ、仕事及び生活のスピードが益々速くなってきた。その速い生活スピードに適応し、時間を節約して、高品質の生活を楽しむために、多くの人が自動車を購入し、車で移動することが、時代の風潮となってきた。

しかし、周知の通り、雨の日に自動車を運転する際に、自動車の安全性が大きく低下する。雨の日に道路が滑りやすくなり、視界もよくないのは主な原因である。特に、雨の日には、自動車外部の湿度及び自動車内外の温度差が大きいので、湿っぽい空気により車窓（フロントガラス、バックガラス及び側車窓を含む）又はバックミラーに霧や水滴が形成されやすいため、車窓とバックミラーが曇り、運転手の視界に悪い影響を与える。例えば、バックガラスに霧や水滴が形成されると、運転手は車をバックさせる時に、バックガラスを通して車の後ろの状況を判断することができなくなり、運転するときにも、雨がガラスに付着するので真後ろの車両を目測できず、運転に不便であり、交通事故を起こす恐れがある。

上記課題を解決するために、本発明者は自動車のバックガラスの付近に空気吹き出し装置を設けており、これによって雨の日に、即時に霧や水滴を吹き除き、運転手の視界をよくして、安全運転にプラスとなり、霧や水滴による交通事故の発生を回避することができる。

本発明は、各種の自動車に応用され、そのバックガラスにおける霧や水滴を吹き除き、運転手の視界を良くするための自動車バックガラスの空気吹き出し装置を提供することを目的とする。

本発明の一態様により、以下の自動車バックガラスの空気吹き出し装置が提供される。

自動車バックガラスの空気吹き出し装置は、制御回路と、エアコンプレッサーと、エアダクトと、空気吹き出し口とを備え、制御回路はエアコンプレッサーが動作するか否かを制御し、エアコンプレッサーの送気口はエアダクトを介して空気吹き出し口に接続され、空気吹き出し口は、バックガラスに向いて自動車に設けられている。

前記空気吹き出し口は、前記バックガラスに向いて自動車の天井に取り付けられている。

前記装置に、一つの頻度アジャスタと、一つのセンサーも設けられており、前記センサーはワイパーの振り頻度を検出し、その検出信号を前記制御回路に送信して、前記制御回路は、それを処理した後に、調整信号を前記頻度アジャスタに送信し、前記頻度アジャスタは、その調整信号により、前記エアコンプレッサーの圧縮頻度を制御する。

本発明を自動車に取り付けることにより、雨の降る日に運転する際に、運転手は、必要に応じて、本発明に係る装置を動作させることができる。制御回路の制御により、エアコンプレッサーが動作し始め、エアコンプレッサーから吹き出した空気が、エアダクトを介して空気吹き出し口によりバックガラスに吹き出される。そして、バックガラスにおける霧や水滴が吹き除かれ、バックガラスがはっきりしている状態を保つことができるので、運転手の視界がよくなる。運転手は、車をバックするときに、バックガラスを通して車の後ろの状況を判断し、また運転する際に真後ろの車両を目測するのに便利で、安全運転にプラスとなり、交通事故の発生を回避できるようになる。

図１は、本発明の構成を示す図である。 図２は、本発明が自動車に取り付けられて使用される状態を示す図である。 図３は、図２の拡大図である。

図１は、本発明の最適な実施例を示している。図１に示すように、自動車バックガラスの空気吹き出し装置は、制御回路１と、エアコンプレッサー２と、エアダクト３と、空気吹き出し口４とを備えている。

また、制御回路１はエアコンプレッサー２が動作するか否かを制御することに用いられ、設計により、自動車における如何なる位置にも内蔵することできる。

エアコンプレッサー２も、設計により、自動車における如何なる位置にも内蔵することできる。

エアダクト３は、自動車に内蔵して、その一端がエアコンプレッサー２の送気口に接続され、他端が空気吹き出し口４に接続されている。

図２及び図３に示すように、空気吹き出し口４はバックガラス１０に向いて自動車に設けられている。バックガラス１０の中央上部が常に利用される領域であるので、本実施例において、空気吹き出し口４は、バックガラス１０に向いて自動車の天井２０に設けられている。

勿論、本発明には、一つの頻度アジャスタ６と、一つのセンサー７を設けてもよいとする。図１に示すように、センサー７はワイパー８の振り頻度を検出し、その検出信号を制御回路１に送信する。制御回路１は、それを処理した後に、調整信号を頻度アジャスタ６に送信する。頻度アジャスタ６は、その調整信号により、エアコンプレッサー２の圧縮頻度を制御する。本実施例において、霧や水滴を効果的に吹き除くために、エアコンプレッサー２の圧縮頻度とワイパーの動作頻度と一致させるように、制御している。従って、雨が激しい時に、ワイパー８の振り頻度が速くなり、エアコンプレッサー２の圧縮頻度が速くなるので、吹き出された風が強い。雨が弱いときに、ワイパー８の振り頻度が遅くなり、エアコンプレッサー２の圧縮頻度が遅くなるので、吹き出された風が弱い。即ち、この装置は、雨量に応じて、空気吹き出し量を自動的に調節することができ、霧や水滴を効果的に吹き除くことができる。

総じて言えば、本発明を自動車に取り付けることにより、雨の降る日に運転する際に、運転手は、必要に応じて、本発明に係る装置を動作させることができる。制御回路１の制御により、エアコンプレッサー２が動作し始め、エアコンプレッサー２から吹き出した空気が、エアダクト３を介して空気吹き出し口４によりバックガラス１０に対して吹き出される。そして、バックガラス１０における霧や水滴が吹き除かれ、バックガラス１０がはっきりしている状態を保つことができるので、運転手の視界がよくなる。運転手は、車をバックするときに、バックガラス１０を通して車の後ろの状況を判断するのに便利で、安全運転にもプラスであり、交通事故の発生を回避できるようになる

以上の実施例は本発明の技術的思想及び特徴を説明するもの過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明に開示された精神に基づいて行われた均等な修正、置換、改良なども本発明の保護範囲内に包含される。

１ 制御回路
２ エアコンプレッサー
３ エアダクト
４ 空気吹き出し口
６ 圧縮頻度アジャスタ
７ センサー
８ ワイパー
１０ バックガラス
２０ 天井

Claims (2)

1. 制御回路と、エアコンプレッサーと、エアダクトと、空気吹き出し口と、を備え、
   前記制御回路は、前記エアコンプレッサーが動作するか否かを制御し、前記エアコンプレッサーの送気口は、前記エアダクトを介して前記空気吹き出し口に接続され、
   前記空気吹き出し口は、バックガラスに向いて自動車に取り付けられていることを特徴とする自動車バックガラスの空気吹き出し装置であって、
   前記空気吹き出し口は、前記バックガラスに向いて自動車の天井に取り付けられており、
   自動車バックガラスの空気吹き出し装置はさらに、
   一つの頻度アジャスタと、一つのセンサーも設けられており、
   前記センサーはワイパーの振り頻度を検出し、その検出信号を前記制御回路に送信して、
   前記制御回路は、それを処理した後に、調整信号を前記頻度アジャスタに送信し、
   前記頻度アジャスタは、その調整信号により、前記エアコンプレッサーの圧縮頻度と前記ワイパーの動作頻度とを一致させるように、前記エアコンプレッサーの圧縮頻度を制御すること、
   を特徴とする自動車バックガラスの空気吹き出し装置。
2. 前記エアダクトは、その一端がエアコンプレッサーの送気口に接続され、他端が空気吹き出し口に接続されていること、
   を特徴とする請求項１に記載の自動車バックガラスの空気吹き出し装置。