JPH0699791A - 風力式除水機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 自動車のフロントガラスなど、除水を必要と
する部分にエアーコンプレッサーを使用して圧縮空気を
吹き付け、除水を行う方法を提供する。 【構成】 車体に搭載されているバッテリー２の電力を
電動エアーコンプレッサー１に接続し、その電動エアー
コンプレッサーから吹き出される圧縮空気を送風管３を
通して吹き出し口４まで送り、そこから自動車のフロン
トガラス、リアガラス及びサイドガラスなどに吹き付け
その圧縮空気で雨水などを除水することを特徴としてい
る。 【効果】 従来までのワイパー作動時における視界不良
を防ぎ、今まで除水の困難だった自動車のサイドガラス
やリアガラスなどの除水も可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、車のガラスなどの除
水に関するものである。従来は、自動車で走行中または
停車中、自動車の車体及びガラスなどに付いた雨水など
により運転者及び同乗者の視界が妨げられた場合車体に
付いたワイパーにより雨水を左右に取り除く方法しかな
かった。しかしこのためワイパー自体が人の視界を妨げ
る原因となりこれを少しでも和らげるため雨量の多さに
よりワイパー作動時の速度をそのつど何段階かに調節し
なければならなかった。またこのワイパーでガラス面を
こするためガラス面に傷を付ける原因ともなったいた。
本発明は、従来の欠点を除くため発明されたものでこれ
を図面について説明すれば図１の車体に付いているバッ
テリーの電力を電動エアーコンプレッサーに接続し
てその電動エアーコンプレッサーから吹き出される圧縮
空気を送風管（エアーホース）を通してその先につい
た吹き出し口まで送りそこから自動車のフロントガラ
ス、リアガラス及びサイドガラスなどに吹きつけ雨水な
どを除水する方法である。この方法ならば、目に見えな
い圧縮空気を用いるので人の視界を妨げる恐れもなくガ
ラス面などに傷を付ける恐れもない。ここでこの除水機
の詳しい説明を図２についてすれば、本発明に用いる送
風機（エアーコンプレッサー）は、自動車などのバッ
テリーから動力を得て圧縮空気を送り出すものだが従
来の小型電動コンプレッサーでは使用時間が長くなると
小型電動コンプレッサー自体が加熱するため長時間の送
風は不可能だった。そこで本発明で用いる小型電動コン
プレッサーは、自体の加熱を防ぐため、自動車のエンジ
ン冷却に用いるラジエイター水を小型電動コンプレッ
サー本体の回りにめぐらせて長時間の使用による加熱を
防ぐものである。そうして小型電動コンプレッサーか
ら送風管（エアーホース）によって圧縮空気を吹き出
し口まで送りそこから除水に最も効果のある方向に向
けて車のフロントガラス、リアガラス及びサイドガラス
などに吹き付け雨水などを除水する訳であるが、この吹
き出し口が開いたままでは当然圧縮空気を吹き出してい
ない場合、雨水などが逆に吹き出し口から中に入る恐れ
があるので図３のようにスプリングなど、復元力を持つ
もので不要時はふたをしておき、送風時には送風の
風力によってだけそのふたを押し上げて圧縮空気を吹
き出せる構造にすることが必要である。なお、本発明は
以上のような構造であるから従来までは走行中の除水が
不可能だった自動車のサイドガラスの除水も可能となる
ので雨天走行中のサイドガラスからの視界不良のための
事故等の減少にも役立てるはずである。この際、車のド
アーやサイドガラスを開けた時などは送風を停止する構
造にすることも必要である。また、本発明の応用として
吹き出し口の付いた送風管（エアーホース）を自動車な
どの外部に引き出せるような構造にしておけば、雨の降
った後の水滴や洗車の後の水滴なども風力によって取り
除くことが出来るため、布などで水滴を拭き取る際に自
動車の車体などに傷を付ける恐れもなくなる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明の側面図である。第２図は、本発明に
用いる送風機（コンプレッサー）の冷却方法を書き入れ
た平面図である。第３図は、本発明に用いる吹き出し口
の不用事及び使用時の構造を書き入れた断面図である。 は、小型電動コンプレッサー は、バッテリー
は、エアーホースは、吹き出し口 は、冷却水
は、スプリングなど復元力を持つものは、吹き出し口
のふた

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １（イ）自動車などのバッテリーより電力を送風機に送
   る。 （ロ）その送風機により作られた圧縮空気を送風管（エ
   アーホース）などで吹き出し口まで送り、そこから自動
   車のガラスなど除水に必要な部分に圧縮空気を吹き付け
   る。 以上のごとく構成された風力式除水機。