JPH0527325Y2 - - Google Patents

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JPH0527325Y2
JPH0527325Y2 JP1986119095U JP11909586U JPH0527325Y2 JP H0527325 Y2 JPH0527325 Y2 JP H0527325Y2 JP 1986119095 U JP1986119095 U JP 1986119095U JP 11909586 U JP11909586 U JP 11909586U JP H0527325 Y2 JPH0527325 Y2 JP H0527325Y2
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JP
Japan
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mirror
water droplets
frame
piezoelectric actuator
frequency
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JP1986119095U
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば車両のサイドミラー等とい
つたミラー部材に付着した水滴を除去する装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来この種の装置としては、リヤウインド等の
ガラス面に熱線を貼着し、この熱線によりガラス
面を加熱して水滴を除去する装置が知られてい
る。
しかしながら、従来の水滴除去装置では、ガラ
ス面に付着した水滴が大きくなるにつれて、水滴
が除去されるまでの時間が急激に増大するという
問題点があつた。このため、車両が雨中に長時間
放置しガラス面に大粒の水滴が付着した場合に
は、水滴の除去に5分〜10分を要し、時間的に余
裕がない場合には役立たなかつた。
このため、熱線を用いた技術に代えて、ミラー
に固定した振動子を発振器を用いて振動させ、こ
の振動によつてミラーを振動させることで、ミラ
ー表面の水滴を除去する手段が提案される。この
場合、一般に、振動子を1KHz〜20KHzの周波数
の内の任意の周波数で振動させる。この例は、実
開昭49−45225号公報、特開昭57−70745号公報、
特開昭57−70754号公報、特開昭59−8548号公報、
および実開昭61−30552号公報に開示される。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した如き従来例は、振動子によりミラーを
強制振動させるもので、多くの場合、1KHzの周
波数を用いてミラーを振動させる。しかし、この
ようなミラーの振動は、その表面の水滴を効率良
く除去させるとは云い切れず、より改良が望まれ
た。
本考案は、ミラーを確実に共振させることを実
用上可能にする水滴除去装置を提供することで、
従来技術の不具合を解消させることを解決すべき
課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、課題を解決するために、ミラーフレ
ームをミラーケースに対し傾動自在に支持させ、
且つミラー周縁をミラーフレームに固定させ、加
えて、ミラーを振動させるためスイープした入力
振動を圧電アクチユエータに供給する手段を採用
する。
より具体的には、本考案は、車両のボデーに固
定されたミラーケースと、 該ミラーケースの開口部内壁に対して傾動自在
に支持されたミラーフレームと、 該ミラーフレームにその周縁で固定されるミラ
ーと、 前記ミラーフレームと前記ミラーとの間に固定
配置され前記ミラーに付着した水滴を除去するよ
うに前記ミラーを振動させる圧電アクチユエータ
と、 前記ミラーに付着した水滴を粉霧化可能な共振
周波数を含む所定周波数内でスイープする周波数
で前記圧電アクチユエータを振動させる発振装置
とを有する水滴除去装置を提供する。
〔作用〕
圧電アクチユエータは、発振装置により共振周
波数を含む所定周波数範囲内をスイープする周波
数で振動させられるので、外的要因によりミラー
の共振周波数が変化しても、ミラーを共振状態と
させる。ミラーの支持は、その周縁をミラーフレ
ームに支持するもので、ミラーのビビリ振動を効
率よく抑制可能とし、圧電アクチユエータによる
ミラーの振動を可能にさせる。かくして、ミラー
に付着した水滴をいかなる条件下でも粉霧化させ
得る。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
車両のボデイ(図示せず)に固定された樹脂性
のミラーケース1内には、金属性のフレーム2が
タツピングビス3によつて固定されている。フレ
ーム2には、樹脂性のミラーベースプレート4が
自在球(図示せず)を用いて、上下左右に傾動自
在に固定されており、運転者による視点の相異や
車の積載重量の変化などにより、ミラー位置が調
整できるようになつている。また、フレーム2に
は駆動装置5がビス14によつて固定されてい
る。駆動装置5は、それぞれ独立して制御可能な
2本の出力ロツド(図示せず)を有している。2
本の出力ロツドの一端は、それぞれミラーベース
プレート4の一面の異なる位置に接続されてお
り、車両の乗員の操作により1本または2本の出
力ロツドが移動すると、ミラーベースプレート4
が上下または左右に傾動するようになつている。
駆動装置5の2本の出力ロツドは、それぞれ合成
ゴム製のカバー6,7で覆われている。カバー
6,7の一端は、駆動装置5のハウジングにそれ
ぞれ接着されており、カバー6,7の他端はミラ
ーベースプレート4に接着されている。ミラーベ
ースプレート4の傾動を妨げないようにするた
め、カバー6,7は共にベローズを形成してい
る。
ミラーベースプレート4の駆動装置の出力ロツ
ドが取り付けられていない面には、合成樹脂性の
ミラーフレーム8が接着されている。ミラーフレ
ーム8の一部には、円筒部9が設けられている。
ミラーフレーム8の外周には、コの字状の係止部
分11が設けられており、この係止部分11にて
板状部材たるミラー12の全周を挟持し、ミラー
12を固定している。また、ミラーフレーム8に
は凸部8a,8b,8cが設けられており、ミラ
ーフレーム8とミラー12が部分的に接触するよ
うになつている。ミラーフレーム8の円筒部9に
は、ミラーフレーム8のミラー12に対向する面
側から振動装置10を振動装置10の振動面がミ
ラー12と接するまで挿入する。その後キヤツプ
13を円筒部9の一端面と嵌合させて振動装置1
0を封入、固定する。振動装置として、圧電アク
チユエータを使用する。振動装置に電力を供給す
るリード線(図示せず)は、キヤツプ13に設け
られた小孔(図示せず)より引き出されて、駆動
装置5に電力を供給するリード線(図示せず)と
ともに、車両のボデイ内に引き出される。
車両のボデイ内には、発振装置20が配設され
ている。発振装置20は車両の乗員の操作により
振動装置10にスイープする周波数をもつ交流電
力を供給し、振動装置10を振動させる。振動装
置10は、その振動面に接触するミラー12を共
振させ、ミラー12の反射面に付着した水滴を粉
霧化して瞬時に除去する。ミラー12の振動を妨
げないようにするため、ミラーベースプレート4
ならびにミラーフレーム8には剛性の高い材料を
使用している。
第2図を参照して発振装置20について説明す
る。発振装置20はスイープ発振回路21と増幅
回路22とを有している。スイープ発振回路は、
交流電流の周波数を少くとも、ミラー12を有す
る振動系の共振周波数0を中心周波数とする所定
の周波数範囲内をスイープする周波数とする。
これにより、たとえ製造上のばらつきや、車両
を取り巻く環境の変化(ミラー表面への水滴量の
変化等)によりミラー振動系の共振周波数0が変
化しても、ミラーの共振が可能のため確実に水滴
を除去することができる。
本考案者の実験によれば、第3図に示すように
発振装置20を数回動作させれば、ミラー12の
反射面に付着した水滴を除去できることが判明し
た。
〔考案の効果〕
本考案の水滴除去装置は、ミラーが共振するこ
とによつて、ミラー表面に付着した水滴を粉霧化
して除去するものなので、ミラーに付着した水滴
を瞬時に効率よく且つ確実に除去することができ
る。
さらに、水滴を除去する際の発熱が少ないの
で、火災の心配がない。
加えて、ミラーの支持構造がミラーをビビリ振
動させることなくミラーを効率よく振動させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を描いた断面図、第
2図は本考案の電気的構成を描いたブロツク図、
第3図は発振装置を断続して動作させた際のタイ
ムチヤートである。 1……ミラーケース、2……フレーム、3……
ビス、4……ミラーベースプレート、5……駆動
装置、6,7……カバー、8……ミラーフレー
ム、8a,8b,8c……凸部、9……円筒部、
10……振動装置、11……係止部分、12……
ミラー(板状部材)、13……キヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両のボデーに固定されたミラーケースと、 該ミラーケースの開口部内壁に対して傾動自在
    に支持されたミラーフレームと、 該ミラーフレームにその周縁で固定されるミラ
    ーと、 前記ミラーフレームと前記ミラーとの間に固定
    配置され前記ミラーに付着した水滴を除去するよ
    うに前記ミラーを振動させる圧電アクチユエータ
    と、 前記ミラーに付着した水滴を粉霧化可能な共振
    周波数を含む所定周波数内でスイープする周波数
    で前記圧電アクチユエータを振動させる発振装置
    と を有する水滴除去装置。
JP1986119095U 1986-08-01 1986-08-01 Expired - Lifetime JPH0527325Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986119095U JPH0527325Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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JP1986119095U JPH0527325Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6325658U JPS6325658U (ja) 1988-02-19
JPH0527325Y2 true JPH0527325Y2 (ja) 1993-07-12

Family

ID=31006152

Family Applications (1)

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JP1986119095U Expired - Lifetime JPH0527325Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0719935Y2 (ja) * 1988-12-05 1995-05-10 株式会社村上開明堂 ヒーター付超音波水滴除去装置
JPH086650Y2 (ja) * 1989-07-07 1996-02-28 株式会社村上開明堂 ヒーター付超音波水滴除去装置
JP2533867Y2 (ja) * 1989-05-17 1997-04-23 株式会社 村上開明堂 サイドウインドの水滴除去装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62238149A (ja) * 1986-04-09 1987-10-19 Nissan Motor Co Ltd 水滴除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62238149A (ja) * 1986-04-09 1987-10-19 Nissan Motor Co Ltd 水滴除去装置

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JPS6325658U (ja) 1988-02-19

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