JPH068562Y2 - 防曇機能付きミラー - Google Patents

防曇機能付きミラー

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JPH068562Y2
JPH068562Y2 JP11778588U JP11778588U JPH068562Y2 JP H068562 Y2 JPH068562 Y2 JP H068562Y2 JP 11778588 U JP11778588 U JP 11778588U JP 11778588 U JP11778588 U JP 11778588U JP H068562 Y2 JPH068562 Y2 JP H068562Y2
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JP
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mirror
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ultrasonic transducer
control circuit
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JP11778588U
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JPH0239201U (ja
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克也 小木曽
道生 青木
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、ミラー本体を超音波振動させることによって
当該ミラー本体の表面に付着した水分を霧化しながら飛
散させるようにした防曇機能付きミラーに関する。
(従来の技術) 例えば自動車の外部に取付けられるアウタミラーにあっ
ては、降雨時或は降雪時等においてミラー本体の表面に
雨滴,霜等が付着することがある。このため、従来で
は、ミラー本体の表面を払拭する小形のワイパ装置を設
ける構成としたり、或はミラー本体の表面に付着した水
分を加熱蒸発させるヒータを設ける構成とすることが考
えられている。しかしながら、前者の構成では、ワイパ
ブレードの他にこれを駆動するためのモータ及び動力伝
達機構等が必要になって構造の複雑化を来たすばかり
か、可動部分が多くなる分だけ寿命に対する信頼性に劣
る等の問題点があり、また、後者の構成では、特に熱容
量が大きな比較的大粒の水滴を除去する場合にこれを蒸
発させるのに要する時間が大幅に長引くため、即応性に
劣るという問題点がある。
そこで、近年においては、超音波振動子を利用してミラ
ー本体の表面に付着した水分を除去することが考えられ
ており、この場合にはミラー本体の裏面に例えば円板状
の超音波振動子を添設し、この超音波振動子を共振周波
数の駆動信号により駆動する構成とされる。このとき、
良く知られているように、円板状の超音波振動子の振動
モードは、厚み方向振動モードと径方向振動モードとが
あるが、このうち厚み方向振動モードはその指向性が強
いという事情下にある。これに対し、超音波振動子とし
ては、その製造コスト等の関係からミラー本体に比して
小形のものが用いられるため、上記厚み方向振動モード
で駆動した場合にはその駆動に伴う超音波振動がミラー
本体に対し局部的にしか作用しない。
(考案が解決しようとする課題) 径方向の振動モードのような超音波振動子を設けた場
合、ミラー本体の表面に付着した比較的大粒の水滴(雨
滴等)については、これを効率良く霧化して除去でき
る。しかしながら、ミラー本体の表面に付着した霜或は
霧のように極めて微細な粒より成る水滴に対しては、そ
の霧化による水分除去機能が効率良く働くとは言えない
ものであり、この点において所期の目的を十分に達成で
きないという虞があった。
本考案は上記事情に鑑みなされたものであり、その目的
は、ミラー本体の表面に付着した水分を、素早く且つ効
率良く除去できると共に、構造の簡素化及び寿命の長期
化等も同時に図り得る防曇機能付きミラーを提供するに
ある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、ミラー本体の裏面
に板状の超音波振動子を取付けた上で、その超音波振動
子に対しこれを厚み方向振動させる第1の共振周波数の
駆動信号を与える第1の状態と上記超音波振動子に対し
これを長さ方向或は径方向振動させる第2の共振周波数
の駆動信号を与える第2の状態とに切換可能な制御回路
装置を設ける構成としたものである。
この場合、制御回路装置を第1の状態と第2の状態とに
所定周期で自動的に切換える切換手段を設ける構成とし
ても良い。
(作用) ミラー本体の表面に比較的大粒の水滴が付着した状態
で、制御回路装置が第2の状態に切換えられ、以て超音
波振動子に対しこれを長さ方向或は径方向振動させる第
2の共振周波数の駆動信号が与えられたときには、その
超音波振動子が励振されると共に、これに伴う超音波振
動がミラー本体の全体に与えられるようになり、これに
応じてミラー本体の表面に付着した水滴が霧化されて飛
散除去される。一方、制御回路装置が第1の状態に切換
えられ、以て超音波振動子に対しこれを厚み方向振動さ
せる第1の共振周波数の駆動信号が与えられたときに
も、その超音波振動子が励振されるが、このときの超音
波振動は強い指向性を示すため、その超音波振動がミラ
ー本体に対し局部的にしか伝えられない。しかるに、斯
様な超音波振動子の厚み方向振動時には発熱を伴うもの
であり、この発熱によってミラー本体の表面に付着した
霜或は霧のような極めて微細な水滴を溶かして比較的大
粒な水滴に変えることができる。従って、ミラー本体の
表面に霜或は霧のような極めて微細な水滴が付着した状
態では、制御回路装置を第1の状態に切換えた後に第2
の状態に切換えるようにすれば、その水滴を効率良く且
つ迅速に除去することができる。
このとき、制御回路装置を第1の状態と第2の状態とに
所定周期で自動的に切換える切換手段が設けられていた
場合には、ミラー本体の表面に付着した水分を、これの
状態の如何に拘らず確実且つ簡単に除去することができ
る。
(実施例) 以下、本考案を自動車のアウタミラーに適用した一実施
例について図面を参照しながら説明する。
第1図において、1は自動車用ドアミラーで、これはミ
ラーハウジング2内にミラー本体3を回動可能に収納し
て構成されている。4はミラー本体3の裏面に例えば接
着により取付け固定された超音波振動子で、これは例え
ば円板状の圧電振動子より成る。尚、この超音波振動子
4は、その製造コストの関係からミラー本体3に比して
大幅に小さな形状となっている。
5は上記超音波振動子4を駆動するための制御回路装置
であり、以下これについて説明する。即ち、6は出力周
波数を二段階に切換可能に設けられた発振器で、これは
電源スイッチ7がオンされたときに直流電源回路8によ
り駆動される構成となっており、その出力を増幅器9を
通じて超音波振動子4に与えるようになっている。この
とき、上記二段階の出力周波数としては、前記超音波振
動子4を厚み方向振動させる第1の共振周波数1(例
えば1.7MHz)と、超音波振動子4を径方向振動させ
る第2の共振周波数2(例えば数十KHz)とが設定さ
れており、斯かる発振器6の出力周波数の切換は、周波
数切換回路10により行なわれるようになっている。
この場合、上記周波数切換回路10は、そのセレクト端
子Eにハイレベル信号を受けた状態で発振器6の周波数
を第1の共振周波数1に切換えると共に、セレクト端
子Eにローレベル信号を受けた状態で発振器6の周波数
を第2の共振周波数2に切換えるように制御する構成
となっている。従って、制御回路装置5にあっては、上
記セレクト端子Eにハイレベル信号を受けたときに、超
音波振動子4に対しこれを厚み方向振動させる第1の共
振周波数1の駆動信号を与える第1の状態に切換えら
れ、且つセレクト端子Eにローレベル信号を受けたとき
に、超音波振動子4に対しこれを径方向振動させる第2
の共振周波数2の駆動信号を与える第2の状態に切換
えられることになる。
11は切換手段たる信号発生回路であり、これは次のよ
うに構成されている。即ち、12は3個の切換接点a
1,a2,a3を有した切換スイッチで、その共通接点
cは周波数切換回路10のセレクト端子Eに接続されて
いる。このとき、切換スイッチ12の切換接点a1及び
a2は、直流電源ライン+Vcc及びグランド端子に夫々
接続されている。従って、制御回路装置5において、切
換スイッチ12が接点(c−a1)間オン状態に切換え
られたときには、周波数切換回路10のセレクト端子E
にハイレベル信号が与えられて第1の状態に切換えら
れ、制御回路装置5において、切換スイッチ12が接点
(c−a2)間オン状態に切換えられたときには、周波
数切換回路10のセレクト端子Eにローレベル信号が与
えられて第2の状態に切換えられることになる。また、
切換スイッチ12の切換接点a3は、パルス発生回路1
3の出力端子Qに接続されている。このパルス発生回路
13は、前記電源スイッチ7のオンに応じて直流電源回
路8から通電されたときに第2図に示すような所定周期
のパルス信号Paを出力する構成となっており、切換ス
イッチ12が接点(c−a3)間オン状態に切換えられ
た場合には、上記パルス信号Paが周波数切換回路10
のセレクト端子Eに与えられる。従って、この場合に
は、制御回路装置5が第1の状態と第2の状態とに所定
周期で切換えられるようになる。
次に、上記構成の作用について説明する。今、ミラー本
体3の表面に比較的大粒の水滴が付着した状態にあると
きにこれを除去する場合には、電源スイッチ7をオンす
ると共に、制御回路装置5において、切換スイッチ12
を接点(c−a2)間オン状態に切換える。すると、制
御回路装置5が第2の状態に切換えられて、超音波振動
子4に対しこれを径方向振動させる第2の共振周波数
2の電源が与えられるようになる。この結果、超音波振
動子4が径方向振動モードで励振されるようになり、こ
れに伴う超音波振動がミラー本体3の全体に伝えられ、
そのミラー本体3の表面に付着した水滴が素早く霧化さ
れて飛散除去される。
一方、ミラー本体3の表面に霜或は霧のような極めて微
細な水滴が付着した状態にあるときにこれを除去する場
合には、電源スイッチ7をオンした後に、制御回路装置
5の切換スイッチ12を接点(c−a1)間オン状態に
切換える。すると、制御回路装置5が第1の状態に切換
えられて、超音波振動子4に対しこれを厚み方向振動さ
せる第1の共振周波数1の駆動信号が与えられるよう
になり、これに応じて超音波振動子4が厚み方向振動モ
ードで励振されるようになる。このときの超音波振動は
強い指向性を示すため、ミラー本体3に対し局部的に伝
えられないが、その厚み方向振動に応じて超音波振動子
4が発熱するため、斯かる発熱によってミラー本体3の
表面に付着した微細な水滴が解かされて比較的大粒な水
滴に変わるようになる。従って、この後に切換スイッチ
12を接点(c−a2)間オン状態に切換えれば、超音
波振動子4が径方向振動されて、ミラー本体3の表面に
付着した水滴が前述のように霧化されて飛散除去され
る。
また、電源スイッチ7のオン状態で切換スイッチ12の
接点(c−a3)間をオンしておけば、超音波振動子4
は、厚み方向振動モードで駆動された状態と径方向振動
モードで駆動された状態とに所定周期(パルス信号Pa
の周期)で切換えられるようになり、以てミラー本体3
の表面に付着した水分をその付着状況の如何を問わず自
動的に除去できるようになる。
尚、上記実施例では、円板状の超音波振動子4を用いた
関係上、その超音波振動子4の一方の振動モードを径方
向振動モードと表現したが、矩形状の超音波振動子を用
いた場合には、上記振動モードは長さ方向振動モードと
して表現されることになる。
その他、本考案は上記し且つ図面に示した実施例に限定
されるものではなく、例えば自動車用のミラーに限らず
一般のミラーにも広く適用できる等、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することができる。
[考案の効果] 以上の説明によって明らかなように、請求項1に記載さ
れた防曇機能付きミラーにおいては、ミラー本体の裏面
に取付けられた超音波振動子を、厚み方向振動モードと
長さ方向或は径方向振動モードとで選択的に駆動できる
ように構成したので、ミラー本体の表面に付着した水分
を、その付着状況の如何に拘らず確実且つ簡単に除去で
きるものであり、しかも、可動部分が存在しないので寿
命に対する信頼性が向上するようになる。また、上記の
ように可動部分が存在してないと共に、超音波振動子を
発熱源として兼用できるので、構造の簡素化を合わせて
実現できるものである。
また、請求項2記載の防曇機能付きミラーにあっては、
制御回路装置を第1の状態と第2の状態とに所定周期で
自動的に切換える切換手段を設ける構成したので、ミラ
ー本体3の表面に付着した水分をその付着状況の如何を
問わず、しかも面倒な操作を伴うことなく、自動的に除
去できるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を説明するためのもので、第1
図は電気的構成のブロック図、第2図は信号波形図であ
る。 図中、1は自動車用ドアミラー、3はミラー本体、4は
超音波振動子、5は制御回路装置、6は発振器、10は
周波数切換回路、11は信号発生回路(切換手段)、1
2は切換スイッチ、13はパルス発生回路を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラー本体の裏面に板状の超音波振動子を
    取付け、この超音波振動子の振動に応じて前記ミラー本
    体の表面に付着した水分を霧化させるようにした防曇機
    能付きミラーにおいて、前記超音波振動子に対しこれを
    厚み方向振動させる第1の共振周波数の駆動信号を与え
    る第1の状態と上記超音波振動子に対しこれを長さ方向
    或は径方向振動させる第2の共振周波数の駆動信号を与
    える第2の状態とに切換可能な制御回路装置を設けたこ
    とを特徴とする防曇機能付きミラー。
  2. 【請求項2】制御回路装置を第1の状態と第2の状態と
    に所定周期で自動的に切換える切換手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の防曇機能付きミラ
    ー。
JP11778588U 1988-09-07 1988-09-07 防曇機能付きミラー Expired - Lifetime JPH068562Y2 (ja)

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JPH0239201U JPH0239201U (ja) 1990-03-15
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