JPH0723323Y2 - 水滴除去装置 - Google Patents
水滴除去装置Info
- Publication number
- JPH0723323Y2 JPH0723323Y2 JP1988114025U JP11402588U JPH0723323Y2 JP H0723323 Y2 JPH0723323 Y2 JP H0723323Y2 JP 1988114025 U JP1988114025 U JP 1988114025U JP 11402588 U JP11402588 U JP 11402588U JP H0723323 Y2 JPH0723323 Y2 JP H0723323Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- piezoelectric vibrator
- water drop
- heater
- removal device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は車両用バックミラーのごときミラーの水滴除去
装置に関する。
装置に関する。
［従来の技術］ 従来、降雨中の走行や停車によりバックミラーに雨滴が
付着したとき、後方視認が不十分となり、自動車の走行
安全性に問題があった。これを防ぐため、超音波振動を
利用してミラー表面の水滴を振い落し、あるいは霧化・
飛散させることが提案されている（実開昭49-45225号お
よび同53-33144号公報）。また、ミラー裏面に形成させ
た発熱層（ヒータ）に通電して水滴を除去したりするこ
とも知られている（実開昭51-80842号および同51-13533
8号公報）。
付着したとき、後方視認が不十分となり、自動車の走行
安全性に問題があった。これを防ぐため、超音波振動を
利用してミラー表面の水滴を振い落し、あるいは霧化・
飛散させることが提案されている（実開昭49-45225号お
よび同53-33144号公報）。また、ミラー裏面に形成させ
た発熱層（ヒータ）に通電して水滴を除去したりするこ
とも知られている（実開昭51-80842号および同51-13533
8号公報）。
［考案が解決しようとする課題］ 上記の如く超音波振動を利用してミラー表面の水滴を除
去する場合には、その効果は水滴の大きさ、ミラー表面
のヌレ性に大きく影響され、仮りに水滴を除去できて
も、それが非常に部分的であるなどのため、未だ実用化
されるには至っていない。またヒータ式で水滴を除去す
るには、ミラー表面温度を約50〜60℃に維持しなければ
ならないが、所定表面温度に到達するまでの立上り時間
が長いという問題点がある。
去する場合には、その効果は水滴の大きさ、ミラー表面
のヌレ性に大きく影響され、仮りに水滴を除去できて
も、それが非常に部分的であるなどのため、未だ実用化
されるには至っていない。またヒータ式で水滴を除去す
るには、ミラー表面温度を約50〜60℃に維持しなければ
ならないが、所定表面温度に到達するまでの立上り時間
が長いという問題点がある。
本考案は、ミラーの表面状態に影響されずに比較的速や
かに水滴を除去できる装置を提供することを目的として
いる。
かに水滴を除去できる装置を提供することを目的として
いる。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、ミラー裏面に当該ミラーより
小さい圧電振動子を接着し、その周囲に発熱層を配置し
たことを特徴とする。
小さい圧電振動子を接着し、その周囲に発熱層を配置し
たことを特徴とする。
圧電振動子としては、BaTiO3やPbTiO3−PbZrO3系多結晶
体（アメリカ、クレバイト社商標PZT）よりなる圧電体
セラミックスあるいはNi−Co−Cuフエライトのごとき磁
歪振動子が用いられる。
体（アメリカ、クレバイト社商標PZT）よりなる圧電体
セラミックスあるいはNi−Co−Cuフエライトのごとき磁
歪振動子が用いられる。
［作用］ 表面に水滴が付着した場合、ミラーガラスまたはミラー
エレメントの板厚、材質によって定まる共振周波数で圧
電振動子を発振させて大きな水滴を霧化・飛散させる。
このとき霧化・飛散した水滴がミラー表面に再付着する
ので、ミラーが曇ってしまう。そこで再付着した霧化・
飛散した水滴を水滴は振動子が発生する熱およびヒータ
熱によって除去する。
エレメントの板厚、材質によって定まる共振周波数で圧
電振動子を発振させて大きな水滴を霧化・飛散させる。
このとき霧化・飛散した水滴がミラー表面に再付着する
ので、ミラーが曇ってしまう。そこで再付着した霧化・
飛散した水滴を水滴は振動子が発生する熱およびヒータ
熱によって除去する。
［実施例］ 次に図面に基づいて本考案を具体的に説明する。第１図
は本考案ミラーの水滴除去装置の背面図、第２図は同じ
く縦断面図である。
は本考案ミラーの水滴除去装置の背面図、第２図は同じ
く縦断面図である。
図に示すようにミラーガラス１の裏面にPZTのごとき圧
電振動子２を貼着し、その周辺、即ち圧電振動子２の回
りにヒータパネル３を配置したのち、圧電振動子２およ
びヒータパネル３を被うミラーホルダー４を固着する。
ヒータパネル３は直接コントローラ６に接続され、圧電
振動子２は発振回路５を介してコントローラ６に接続さ
れている。第３図は動作チャートを示す。スイッチONで
ヒータパネル３が通電して発熱すると同時に圧電振動子
２が作動し、コントローラ６内のタイマまたはサーミス
タ制御により一定時間Ｔの超音波振動を繰返し、スイッ
チOFFで停止する。
電振動子２を貼着し、その周辺、即ち圧電振動子２の回
りにヒータパネル３を配置したのち、圧電振動子２およ
びヒータパネル３を被うミラーホルダー４を固着する。
ヒータパネル３は直接コントローラ６に接続され、圧電
振動子２は発振回路５を介してコントローラ６に接続さ
れている。第３図は動作チャートを示す。スイッチONで
ヒータパネル３が通電して発熱すると同時に圧電振動子
２が作動し、コントローラ６内のタイマまたはサーミス
タ制御により一定時間Ｔの超音波振動を繰返し、スイッ
チOFFで停止する。
雨中車両走行中または停車中にバックミラーに水滴が付
着したときには、上記コントローラ６のスイッチをONに
してミラーガラス１に超音波振動とヒータ発熱を与える
と、まず超音波振動により大きな水滴を霧化・飛散さ
せ、小さな霧状の水滴は振動子が発生する熱およびヒー
タ熱によって除去する。冬期の霜取りについても同様の
作用により除去することが可能である。
着したときには、上記コントローラ６のスイッチをONに
してミラーガラス１に超音波振動とヒータ発熱を与える
と、まず超音波振動により大きな水滴を霧化・飛散さ
せ、小さな霧状の水滴は振動子が発生する熱およびヒー
タ熱によって除去する。冬期の霜取りについても同様の
作用により除去することが可能である。
なお、上記実施例ではバックミラーについて説明した
が、その他一般のミラーに対しては適用できるものであ
る。
が、その他一般のミラーに対しては適用できるものであ
る。
［考案の効果］ 上記のように本考案は、ミラー表面に水滴が付着したと
きには、圧電振動子による超音波振動とヒータパネルの
発熱により水滴を霧化・飛散させることができる。これ
によりミラーがクリヤになるのに要する時間は、ヒータ
のみの場合５〜10分、超音波の場合１〜３分であるのに
比べ、本考案の場合は約５〜10秒と短時間となって、車
両走行の安全をはかることができた。
きには、圧電振動子による超音波振動とヒータパネルの
発熱により水滴を霧化・飛散させることができる。これ
によりミラーがクリヤになるのに要する時間は、ヒータ
のみの場合５〜10分、超音波の場合１〜３分であるのに
比べ、本考案の場合は約５〜10秒と短時間となって、車
両走行の安全をはかることができた。
第１図は本考案の水滴除去装置の裏面図、第２図は第１
図の−線における断面図、第３図は動作チャートであ
る。 １……ミラーガラス、２……圧電振動子、３……ヒータ
パネル、４……ミラーホルダー、５……発振回路、６…
…コントローラ。
図の−線における断面図、第３図は動作チャートであ
る。 １……ミラーガラス、２……圧電振動子、３……ヒータ
パネル、４……ミラーホルダー、５……発振回路、６…
…コントローラ。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−191550（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−192963（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−15557（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭62−24591（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】ミラー裏面に当該ミラーより小さい圧電振
動子を接着し、その周囲にヒータパネルを配置したこと
を特徴とするミラーの水滴除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988114025U JPH0723323Y2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 水滴除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988114025U JPH0723323Y2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 水滴除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0235850U JPH0235850U (ja) | 1990-03-08 |
| JPH0723323Y2 true JPH0723323Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31354396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988114025U Expired - Fee Related JPH0723323Y2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | 水滴除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723323Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2565550B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1996-12-18 | アイシン精機株式会社 | 水滴除去装置 |
| JP2713106B2 (ja) * | 1993-06-30 | 1998-02-16 | 日本原子力研究所 | ゴム体の性状変化の検出方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61192963U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-01 | ||
| JPS62191550U (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-05 |
-
1988
- 1988-09-01 JP JP1988114025U patent/JPH0723323Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0235850U (ja) | 1990-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |