JPH0722642Y2 - 水滴除去機能付防眩ミラー - Google Patents

水滴除去機能付防眩ミラー

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JPH0722642Y2
JPH0722642Y2 JP6696089U JP6696089U JPH0722642Y2 JP H0722642 Y2 JPH0722642 Y2 JP H0722642Y2 JP 6696089 U JP6696089 U JP 6696089U JP 6696089 U JP6696089 U JP 6696089U JP H0722642 Y2 JPH0722642 Y2 JP H0722642Y2
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保 堀場
克也 小木曽
秀樹 宮武
浩一 大野
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、エレクトロクロミック層を備えたミラー本体
を超音波振動させることによりそのミラー本体の表面に
付着した水滴を霧化させて飛散除去するようにした水滴
除去機能付防眩ミラーに関する。
(従来の技術) 例えば自動車のバックミラーにあっては、エレクトロク
ロミック物質の電気化学反応による着色を利用して防眩
機能を得るようにした防眩ミラーが利用されつつある。
このような防眩ミラーは、基本的には、ミラー本体は透
明なガラス基板の背面にエレクトロクロミック層を設け
ることによって構成され、そしてそのミラー本体の背面
にエレクトロクロミック層を保護するための保護基板を
設けた構成となっている。
また、このような防眩ミラーを自動車の外部、例えばド
アに取付けられるドアミラーとして用いる場合、降雨時
或いは降雪時等においてミラー本体の表面に水滴が付着
して運転者の視界を妨げることがある。
そこで、近年においては、超音波振動子を利用してミラ
ー本体の表面に付着した水滴を除去することが考えられ
ており、而してこのような水滴除去機能を有する防眩ミ
ラーの構成例を第3図に示す。この第3図は防眩ミラー
の断面構造をモデル的に示しており、同図において、1
はミラー本体で、これは透明なガラス基板2の背面にエ
レクトロクロミック層3を設けて構成されている。4は
ミラー本体1の背面にエレクトロクロミック層3の全面
を覆うように設けられたエポキシ樹脂等からなる接着剤
を兼ねる保護層、5はミラー本体1の背面に保護層4を
介して全面が接着固定されたガラス製の保護基板、6は
この保護基板5の背面に接着固定された超音波振動子で
ある。
この構成のものの場合、超音波振動子6が発振器7によ
り駆動されて振動すると、その振動が保護基板5及び保
護層4を介してミラー本体1に伝達されてこれが振動
し、この振動によりガラス基板2の表面に付着した水滴
が霧状となって飛散し、以てミラー本体1から水滴が除
去されるようになる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した構成のものでは、保護基板5と
ミラー本体1との間に保護層4が全面にわたって介在さ
れているため、超音波振動子6の振動がその保護層4に
おいて吸収されてミラー本体1へ伝達され難くなり、こ
のため水滴の除去効率が悪くなるという不具合があっ
た。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、超音波振動子の振動を防眩機能を有するミラー本
体に効率良く伝達でき、ミラー本体の表面に付着した水
滴の除去効率の向上を図り得る水滴除去機能付防眩ミラ
ーを提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、背面にエレクトロクロミック層を備えたミラ
ー本体の背面にそのエレクトロクロミック層を覆うよう
に保護層を設け、この保護層を覆うように剛性の高い保
護基板を配置すると共に、この保護基板を前記保護層と
の間に所定の空間層を形成した状態でミラー本体の背面
に接着剤により接着固定し、さらに前記保護基板の背面
に超音波振動子を取付けた構成とし、超音波振動子の振
動を保護基板及び接着剤を介してミラー本体に伝達する
ことによりそのミラー本体の表面に付着した水滴を霧化
させて除去するようにしたものである。
(作用) 超音波振動子が取付けられた保護基板とミラー本体とは
接着剤により部分的に接着されているのみであるから、
振動がその接着剤において吸収される率としては少なく
て済み、従って超音波振動子の振動をミラー本体に効率
良く伝達できるようになる。
(実施例) 以下本考案を自動車のドアミラーに適用した一実施例に
つき第1図及び第2図を参照して説明する。
まず第2図において、11はドラミラーのミラーハウジン
グで、これの内部に防眩機能を有するミラー本体12が上
下方向及び左右方向へ回動可能に配置されている。
第1図には上記ミラー本体12の断面構造がモデル的に示
されている。この第1図において、ミラー本体12は、透
明なガラス基板13と、このガラス基板13の背面(第1図
では下面)に設けられたエレクトロクロミック層14とか
ら構成されている。このうちエレクトロクロミック層14
は、詳細には、ガラス基板13の背面に添設された透明電
極膜15と、この透明電極膜15の背面に酸化発色膜(例え
ば酸化イリジウム)及び誘電体膜(例えば五酸化タンタ
ル)並びに還元発色膜(例えば酸化タングステン)を順
次成膜してなるエレクトロクロミック反応部16と、この
エレクトロクロミック反応部16の背面に添設された電極
膜を兼ねる光反射膜17(例えばアルミニウムの薄膜)と
からなっている。
18はミラー本体12の背面においてエレクトロクロミック
層14を覆うように設けられた保護層で、これは例えばエ
ポキシ樹脂をコーティングしたものである。19はこの保
護層18を覆うようにミラー本体12の背面に配置された保
護基板で、これは剛性の高い材料、例えばミラー本体12
のガラス基板13と同様のガラス板からなり、ミラー本体
12の背面に保護層18との間に所定の空間層20を形成した
状態で接着剤21により接着固定されている。この場合、
接着剤21は保護基板19とガラス基板13との間において周
縁部の例えば全周にわたって介在されており、従って保
護基板19はミラー本体12に対し周縁部のみが接着されて
いる。
22は保護基板19の背面に接着剤23により取付け固定され
た超音波振動子であり、これは例えば円板状の圧電振動
子からなるもので、発振器24から出力が与えられること
により駆動されるようになっている。このような超音波
振動子22の振動モードとしては厚み方向の振動モードと
径方向の振動モードとがあるが、この場合、発振器24は
超音波振動子22を径方向に振動させる出力周波数となる
ように設定されている。
上記構成のものの場合、ミラー本体12のガラス基板13を
通じて入射した光は、第1図に矢印で示すようにエレク
トロクロミック層14における光反射膜17にて反射される
ものであり、これにより反射像が得られる。そして、エ
レクトロクロミック層14における透明電極膜15及び電極
膜を兼ねる光反射膜17間に透明電極膜15側が正電位の直
流電圧が印加されると、エレクトロクロミック反応部16
における誘導体膜において電気分解が生じ、これに基づ
き酸化発色膜において酸化反応が生じると共に還元発色
膜において還元反応が生じることによって、これら酸化
発色膜及び還元発色膜が発色(着色)するようになる。
このような発色状態になると、光反射膜17における光反
射率が大幅に低下するものであり、これにて防眩状態が
得られる。尚、このような防眩状態から非防眩状態に戻
すには、透明電極膜15及び光反射膜17間に光反射膜17側
が正電位の直流電圧を印加する。すると、上述とは逆の
反応によって酸化発色膜及び還元発色膜が無色化(非着
色化)するようになり、以て非防眩状態が得られる。
さて、ミラー本体12の表面に水滴が付着した状態にある
ときにこれを除去する場合には、図示しないスイッチを
オンさせると、発振器24からの出力が超音波振動子22に
与えられ、これにより超音波振動子22が径方向の振動モ
ードで振動するようになる。この振動が保護基板19及び
接着剤21を介してミラー本体12に伝達され、これにより
ミラー本体12の表面に付着した水滴が素早く霧化されて
飛散除去される。このとき、保護基板19とミラー本体12
とは接着剤21により部分的に接着されているのみである
から、保護基板とミラー本体とが全面にわたって接着さ
れている場合に比べて、振動が接着剤21により吸収され
る率としては少なくて済み、振動はミラー本体12へ効率
良く伝達されるようになり、従って水滴を効率良く除去
することができる。
尚、上記実施例ではミラー本体12と保護基板19とを接着
する接着剤21はそれらの周縁部の全周にわたって設ける
ようにしたが、その接着剤21は周縁部のうちの上下また
は左右の両側部のみ、或いは周縁部に間欠的に設けるよ
うにしても良い。
その他、本考案は上記し且つ図面に示した実施例にのみ
限定されるものではなく、例えば保護基板19としては剛
性の高い材料であれば金属板であっても良い等、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように、本考案によれば、エレ
クトロクロミック層を備えた防眩機能付きのミラー本体
に対し、超音波振動子を取付けた保護基板を接着剤によ
り部分的に接着固定するようにしたので、超音波振動子
の振動をミラー本体に効率良く伝達できて、ミラー本体
の表面に付着した水滴の除去効率の向上を図り得るとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は
要部の構造をモデル的に示す縦断面図、第2図は全体の
正面図である。そして、第3図は従来例を示す第1図相
当図である。 図面中、11はミラーハウジング、12はミラー本体、13は
ガラス基板、14はエレクトロクロミック層、18は保護
層、19は保護基板、20は空間層、21は接着剤、22は超音
波振動子、24は発振器を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮武 秀樹 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 大野 浩一 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−190320(JP,A) 特開 昭59−8548(JP,A) 実開 昭61−30552(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面にエレクトロクロミック層を備えたミ
    ラー本体と、前記エレクトロクロミック層を覆うように
    設けられた保護層と、この保護層を覆うように配置され
    た剛性の高い保護基板と、この保護基板を前記保護層と
    の間に所定の空間層を形成した状態で前記ミラー本体の
    背面に接着固定する接着剤と、前記保護基板の背面に取
    付けられ振動をその保護基板及び前記接着剤を介して前
    記ミラー本体に伝達することによりそのミラー本体の表
    面に付着した水滴を霧化させる超音波振動子とを具備し
    てなる水滴除去機能付防眩ミラー。
JP6696089U 1989-06-08 1989-06-08 水滴除去機能付防眩ミラー Expired - Lifetime JPH0722642Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH036604U JPH036604U (ja) 1991-01-23
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