JP2595531Y2 - 自動防眩水滴除去ミラー - Google Patents

自動防眩水滴除去ミラー

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JP2595531Y2
JP2595531Y2 JP1992035679U JP3567992U JP2595531Y2 JP 2595531 Y2 JP2595531 Y2 JP 2595531Y2 JP 1992035679 U JP1992035679 U JP 1992035679U JP 3567992 U JP3567992 U JP 3567992U JP 2595531 Y2 JP2595531 Y2 JP 2595531Y2
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JP
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mirror
diaphragm
transparent electrode
glass
ultrasonic vibrator
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JP1992035679U
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小松  徹
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Murakami Corp
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Murakami Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、降雨時などにおいてバ
ックミラーの鏡面に付着した水滴を除去する装置に関
し、特に自動防眩ミラーに最適な水滴除去装置に係る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の一例である実開平3−6
604号考案を示す断面図である。この考案は、水滴除
去機能付防眩ミラー20であって、ミラー本体21の裏
面にエレクトロクロミック(EC)層22を有し、それ
を覆うように保護層23と、この保護層23と剛性のあ
る(ガラス製)保護基板24との間に空間層25を形成
した状態でミラー本体21と保護基板24とを接着剤2
6で接合している。そして、この考案は、保護基板24
の裏面に超音波振動子27を配設し、この超音波振動子
27の励振による振動を保護基板24及び接着剤26を
介してミラー本体21に伝達してその表面に付着した水
滴を霧散させて除去する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記防眩ミラー20
は、鏡面に付着した水滴を超音波振動子を励振すること
によって霧散するものであるが、水滴は振動によって、
大から小に微小化されて霧散されるが、鏡面に残存する
場合が多い。そこで、鏡面をヒーターによって加温して
残存の水滴を払拭する必要が有るものの、前記従来例
は、ガラス製の保護基板を採用しているために仮にその
裏面にヒーターを配設したとしても熱伝導効率が著しく
劣り、目的の機能は発揮できない。また、保護基板の内
側にヒーターを組み込むことは、そのスペースが欠落し
ており不可能である。そこで、本考案は、金属製振動板
を採用しながらも接着剤層の厚みを一定に保持するよう
にした絶縁体を形成して透明電極と振動板との離間距離
を一定に保持することによってショート・リークなどの
事故を防止するとともにヒーターによる昇温にも耐えら
れる手段の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ミラーガラスの裏面をほぼ覆うように透
明電極が配置され、該ミラーガラスの周囲部に断面溝型
形状をなす金属製の振動板の縁部が固定され、該振動板
の内面側及び外面側にヒータパネル及び超音波振動子が
搭載され、このヒータパネル及び超音波振動子を駆動さ
せることによりミラーガラス表面に付着した水滴、氷雪
の除去が可能とされ、且つ、前記透明電極上にエレクト
ロクロミック層及び反射膜を配置し、該エレクトロクロ
ミック層に電圧を印加することにより反射率の調整が可
能とされた自動防眩水滴除去ミラーにおいて、前記振動
板と透明電極とガラスビーズなどの粒状固体が混在し
たエポキシ系接着剤にて固定し、振動板と透明電極との
間の導通を遮断したことが特徴である。
【0005】
【考案の作用】本考案は、ミラーガラスと振動板との間
にガラスビーズなどを混合したエポキシ系接着剤を配設
することによって接着剤層の厚さを均一に形成した絶縁
体として機能するとともに振動板とミラーガラスに積層
した透明電極との間隔を一定に保持し、両者間に電流が
流れないようにした。
【0006】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す断面図であ
る。すなわち、本考案の水滴除去ミラー1の一例を示す
と、化学強化ガラスを基板としたミラーガラス2の裏面
に樹脂フィルムやガラス基板などの封止材3で封止され
るEC蒸着層4、透明電極を形成するITO蒸着層5及
び電極膜を兼用するアルミニウム反射膜6を配設してい
る。なお、前記ガラス基板2の周端部にはEC用の電極
7を配設し、これらの構成部材によって自動防眩機構を
形成している。
【0007】また、ガラス基板2の背面側には、断面溝
型形状を成す金属製の振動板10が配置されており、該
振動板10の縁部とガラス基板2の周囲部とがエポキシ
系の接着剤層17にて固定されている。また、図2に示
されるように、エポキシ系の接着剤層17にはガラスビ
ーズ等の粒状体16が混在されており、ガラス基板2裏
面に形成されたITO蒸着層(透明電極)5と振動板1
0との間の絶縁を確保している。
【0008】また、溝型形状に形成された振動板10の
溝部外面側には超音波振動子15が搭載されており、該
超音波振動子15を駆動させることによりガラス基板2
の表面に付着した水滴を除去することができる。更に、
振動板10の溝部内側面には、緩衝材12を挟んでヒー
タパネル13が搭載されており、該ヒータパネル13に
電圧を印加して発熱させることによりガラス基板2の表
面に付着した氷雪、及び前記超音波振動子15による超
音波振動で除去できなかった小粒の水滴を除去すること
ができるようになっている。
【0009】上記のように構成した本考案の自動防眩水
滴除去ミラーは、雨天時に作動スイッチを入れると超音
波振動子で励起された振動を振動板によってミラーガラ
スに伝達し、鏡面に付着した水滴を霧散して除去する。
【0010】
【考案の効果】本考案は、前記のようにエレクトロクロ
ミック(EC)層をミラーガラスの背面に有する自動防
眩ミラーの特に透明電極と振動板とをガラスビーズなど
の粒状固体を混合したエポキシ系接着剤によって接合し
たことで接着剤層を一定の厚みに保持することが出来る
ようになった。その結果、導電体である透明電極と振動
板との間に一定厚の絶縁膜を形成することができ、それ
によって振動板から透明電極への電流の流れを遮断して
正常に自動防眩機構が機能するようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】 本考案の要部を示す断面図。
【図3】 従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ミラー 2 ガラス基板 3止材 4 EC蒸着層 5 ITO蒸着層(透明電極) 6 アルミニウム反射膜 7 電極 10 振動板 11 接着剤 12 緩衝材 13 ヒータパネル 15 超音波振動子 16 粒状体 17 接着材層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーガラスの裏面をほぼ覆うように透
    明電極が配置され、該ミラーガラスの周囲部に断面溝型
    形状をなす金属製の振動板の縁部が固定され、該振動板
    の内面側及び外面側にヒータパネル及び超音波振動子が
    搭載され、このヒータパネル及び超音波振動子を駆動さ
    せることによりミラーガラス表面に付着した水滴、氷雪
    の除去が可能とされ、且つ、前記透明電極上にエレクト
    ロクロミック層及び反射膜を配置し、該エレクトロクロ
    ミック層に電圧を印加することにより反射率の調整が可
    能とされた自動防眩水滴除去ミラーにおいて、 前記振動板と透明電極とをガラスビーズなどの粒状固体
    が混在したエポキシ系接着剤にて固定し、振動板と透明
    電極との間の導通を遮断したことを特徴とする自動防眩
    水滴除去ミラー。
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