JPH04116268U - 水滴除去機能付防眩ミラー - Google Patents

水滴除去機能付防眩ミラー

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JPH04116268U
JPH04116268U JP2852491U JP2852491U JPH04116268U JP H04116268 U JPH04116268 U JP H04116268U JP 2852491 U JP2852491 U JP 2852491U JP 2852491 U JP2852491 U JP 2852491U JP H04116268 U JPH04116268 U JP H04116268U
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JP
Japan
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mirror
mirror body
water
glare
housing
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Application number
JP2852491U
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English (en)
Inventor
秀樹 宮武
豊 吉田
浩一 大野
Original Assignee
株式会社東海理化電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防眩機能をもつミラーに水滴除去機能を設け
る場合に、ミラー本体表面の外周部分に水が溜まって水
滴除去機能が低下することを防止する。 【構成】 ミラーハウジング11の開口縁部11bはミ
ラー本体12と所定間隔をもった空隙部Aができるよう
に形成する。また、ミラーハウジング11におけるミラ
ー本体12下端部との対応位置に水抜孔11cを形成す
る。これにより、ミラー本体12表面に付着した後、ミ
ラーハウジング11との間に流れた水は、ミラーハウジ
ング11内部に溜まること無く水抜孔11cから滴下す
るので、超音波振動子18に対する負荷が大きくならな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エレクトロクロミック層を備えたミラー本体を超音波振動させるこ とによりそのミラー本体の表面に付着した水滴を霧化させて飛散除去するように した水滴除去機能付防眩ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のバックミラーにあっては、エレクトロクロミック物質の電気 化学反応による着色作用を用いて防眩機能を得るようにした防眩ミラーが利用さ れつつある。このような防眩ミラーは、基本的には、ミラー本体は透明なガラス 基板の背面にエレクトロクロミック層を設けることによって構成され、そしてそ のミラー本体の背面にエレクトロクロミック層を保護するための保護基板を設け た構成となっている。
【0003】 また、このような防眩ミラーを自動車の外部、例えば、ドアに取り付けられる ドアミラーとして用いる場合、降雨時或は降雪時等においてミラー本体に水滴が 付着して運転者の後方視界を妨げることがある。
【0004】 そこで、近年においては、超音波振動子を利用してミラー本体の表面に付着し た水滴を除去することが考えられている。
【0005】 即ち、図3に縦断側面図で示すように、ミラー本体1は、ガラス基板2及びそ の背面に設けられたエレクトロクロミック層3より構成されており、このミラー 本体1の背面に保護基板5が樹脂封止部材4により接着固定されている。この保 護基板5の背面側には、振動板6が保護基板5と外周縁部で接着固定されており 、その振動板6の背面部に超音波振動子7が固定されている。また、このような ミラー本体1は、これを背面部から覆うような形状をなすミラーハウジング8内 に収納される。
【0006】 このような構成とすることで、ミラー本体1の表面に水滴が付着した場合には 、超音波振動子7を発振器により駆動して振動させ、その振動を振動板6を介し てミラー本体1に伝達させ、表面に付着している水滴を霧化して飛散させること により、水滴を除去するものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、防眩機能として作用させるエレクトロクロミック層3は、ミラー本 体1の外周縁部においては設けられていないため、ミラーハウジング8をミラー 本体1の表面側外周縁部まで回り込むようにして形成し、その部分を覆うように している。
【0008】 しかしながら、このようにミラーハウジング8を形成することにより、図示の ように水滴がミラーハウジング8とミラー本体1との間に溜まり易くなる。特に 、回り込み部分がミラー本体1と対向する面積が広くなるため、この部分に多く の水が溜まると、例えば、ミラー本体1の表面に付着した水滴を霧化するために 超音波振動子7を駆動した場合に、溜まった水が超音波振動子7の負荷となって しまい、充分に水滴を除去できなくなる不具合があった。従って、このような事 態に対処するためには、超音波振動子7の出力を大きくする等の対策が必要にな る場合があった。
【0009】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な構成で、ミ ラーハウジング内に水が溜まるのを極力防止して超音波振動子に対する負荷を大 きくすることなく、従って確実に水滴を除去できる水滴除去機能付防眩ミラーを 提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、表面に付着した水滴を超音波振動子の振動作用により霧化して除去 する水滴除去機能を有すると共にエレクトロクロミック素子により防眩状態を形 成する防眩機能を有するミラー本体と、このミラー本体の背面部から表面側の周 縁部まで回り込む形状に形成されたミラーハウジングとを備えた水滴除去機能付 防眩ミラーにおいて、前記ミラーハウジングにおける前記ミラー本体の表面側へ の回り込み部分とミラー本体の表面側周縁部との間に所定間隔の空隙部を形成す ると共に、前記ミラーハウジングにおける前記ミラー本体下端部との対応位置に 水抜孔を形成したところに特徴を有する。
【0011】
【作用】
本考案の水滴除去機能付防眩ミラーによれば、ミラーハウジングは、ミラー本 体の表面側外周縁部においてミラー本体と所定間隔の空隙を存した状態で対向し ていると共に、水抜孔が形成されているので、ミラー本体に水滴が降り注いでい る場合でもミラー本体の下端部において水滴が溜まることなく水抜孔を介して落 下させることができる。従って、超音波振動子に対する負荷が水滴により大きく なることがないので、ミラー本体表面に付着した水滴を確実に除去することがで きる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を自動車のドアミラーに適用した場合の一実施例について、図1 を参照しながら説明する。
【0013】 全体構成の縦断側面を示す図1において、ミラーハウジング11の内部には防 眩機能を有するミラー本体12が収納されており、視野の調節を行うために上下 方向及び左右方向に回動可能に設けられている。ミラー本体12は、透明なガラ ス基板13と、このガラス基板13の背面に設けられたエレクトロクロミック層 14とから構成されている。
【0014】 このうち、エレクトロクロミック層14は、詳細にはガラス基板13の背面に 設けられた透明電極と、その背面側に設けられ酸化発色膜(例えば酸化イリジウ ム)及び誘電体膜(例えば五酸化タンタル)並びに還元発色膜(例えば酸化タン グステン)を順次成膜してなるエレクトロクロミック反応部と、その背面側に設 けられた電極膜を兼ねる光反射膜(例えばアルミニウムの薄膜)とからなってい る。そして、ミラー本体12には、ガラス基板13側に取り付けられた電極端子 12aからリード線12bが接続されると共に、図示しない上部に電極端子及び リード線が接続され、エレクトロクロミック層14に電圧が印加されるようにな っている。
【0015】 ミラー本体12の背面には、エレクトロクロミック層14を覆うようにして配 置された保護基板15が設けられており、これは、剛性の高い材料、例えばガラ ス基板13と同様のガラス板からなる。そして、保護基板15は、ミラー本体1 2の背面に封止部材16を介してエレクトロクロミック層14と接着固定されて いる。上記封止部材16は、例えばエポキシ樹脂からなり、保護基板15とミラ ー本体12との間を封止するように設けられており、この封止部材16と保護基 板15とによりエレクトロクロミック層14を保護するようにしている。
【0016】 さて、保護基板15の背面部には、振動伝達板17が取付けられているが、こ の振動伝達板17は外周部が保護基板15側に突出した取付部17aが形成され ており、この取付部17aを介して保護基板15に接着固定されている。そして 、振動伝達板17の背面部には電極板18aを介して超音波振動子18が接着固 定されており、電極板18a及び超音波振動子18の背面側には夫々リード線1 8b及び18cが接続され、電圧が印加されるようになっている。また、振動伝 達板17と保護基板15との間にできた空間部19には、保護基板15に熱エネ ルギを与えるヒータ20が接続され、ヒータ20に取付けられた電極部20aが 振動伝達板17の取付穴17bを介してその背面部に導出されている。
【0017】 ミラーハウジング11は、上述したミラー本体12の背面部を覆うように形成 された本体部11aと、ミラー本体12の表面側周縁部に回り込むような形状に 形成された回り込み部分たる開口縁部11bからなる。また、上述したエレクト ロクロミック層14は、ミラー本体12の外周縁部においては設けられていない ため、ミラーハウジング11の開口縁部11bの幅を広めにとってある。そして 、この開口縁部11bは、ミラー本体12のガラス基板13と対向する部分に図 示のように所定間隔を存した空隙部Aが形成されており、さらに、ミラー本体1 2の下端部12aと対応する部分に複数個の水抜孔11cが形成されている。
【0018】 上記構成によれば、ミラー本体12を介して入射した光は、エレクトロクロミ ック層14において背面側の光反射膜にて反射されるものであり、これにより、 反射像が得られる。そして、エレクトロクロミック層14における透明電極膜及 び電極膜を兼ねる光反射膜との間に透明電極側に正の直流電圧が印加されると、 化学反応を起こして着色状態に変化する。このように着色状態になると、反射さ れる光の量が低下して防眩状態となるものである。
【0019】 尚、このような防眩状態を解除するには、透明電極及び光反射膜の間に印加す る直流電圧の極性を入れ替えれば良く、これにより、前述と反対の化学反応を起 こすことにより非着色状態に戻るようになっている。
【0020】 さて、ミラー本体12の表面に雨水等の水滴が付着した状態にあるときにこれ を除去する場合には、図示しないスイッチをオンさせると、超音波振動子18が 発振器から与えられる電圧信号により振動するようになる。これにより、この振 動が振動伝達板17,保護基板15及び封止部材16を介してミラー本体12に 伝達されて、ミラー本体12の表面に付着した水滴が素早く霧化されて飛散除去 される。そして、ミラー本体12の表面に残る霧状の水滴は、ヒータ20からの 熱により蒸発され、もってミラー本体12の表面の水分がきれいに除去されるも のである。
【0021】 また、上述のように水滴除去機能を実施する場合に、雨水等の水がミラーハウ ジング11に掛かってミラーハウジング11の内部に溜まるような場合でも、開 口縁部11bとミラー本体12との間に空隙部Aがあるので、この部分に水が溜 まりにくい。さらに、ミラーハウジング11内部においても、水抜孔11cが多 数形成されていることにより、内部に溜まる水の量が多くなると、その自重で落 下するため、結局、ミラー本体12と接触した状態にある水は殆どなくなる。
【0022】 従って、水滴除去機能を実施する際に、上述のようにしてミラー本体12と接 触した状態で溜まっている水が超音波振動子18に対する大きな負荷にならない ので、動作出力を大きくすること無く充分に水滴除去機能を発揮させることがで きる。
【0023】 尚、本考案は上記した実施例に限らず、例えば、図2に示すようなミラーハウ ジング21を用いるようにしても良い。即ち、ミラーハウジング21は、本体部 21b,開口縁部21b及び複数個の水抜孔21cからなるもので、開口縁部2 1bは上記実施例におけるミラーハウジング11の開口縁部11bと異なり、ミ ラー本体12に対して所定間隔を存した状態でミラー本体12の外周縁部を覆う ような形状に形成されている。そして、開口縁部21bとミラー本体12とは、 ミラーハウジング21の内部側に形成された突起部21dにより接触するように 構成されているものである。
【0024】 このような構成によっても、ミラー本体12とミラーハウジング21との間に 水が溜まりにくい程度の空隙部Bが形成されているので、上記実施例と同様の効 果が得られる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の水滴除去機能付防眩ミラーによれば、ミラーハ ウジングにおけるミラー本体の表面側への回り込み部分とミラー本体の表面側周 縁部との間に所定間隔の空隙部を形成すると共に、水抜孔を形成したので、ミラ ー本体に水滴が降り注いでいる場合でも、ミラー本体の下端部において水滴が溜 まることなく水抜孔を介して落下させることができ、従って、超音波振動子に対 する負荷が大きくなることがなくなり、ミラー本体表面に付着した水を充分に除 去することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】変形例を示す図1相当図
【図3】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11はミラーハウジング、11bは開口縁部(回り込み
部分)、11cは水抜孔、12はミラー本体、13はガ
ラス基板、14はエレクトロクロミック層、15は保護
基板、17は振動伝達板、18は超音波振動子、20は
ヒータ、A,Bは空隙部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に付着した水滴を超音波振動子の振
    動作用により霧化して除去する水滴除去機能を有すると
    共にエレクトロクロミック素子により防眩状態を形成す
    る防眩機能を有するミラー本体と、このミラー本体の背
    面部から表面側の周縁部まで回り込む形状に形成された
    ミラーハウジングとを備えたものにおいて、前記ミラー
    ハウジングにおける前記ミラー本体の表面側への回り込
    み部分とミラー本体の表面側周縁部との間に所定間隔の
    空隙部を形成すると共に、前記ミラーハウジングにおけ
    る前記ミラー本体下端部との対応位置に水抜孔を形成し
    たことを特徴とする水滴除去機能付防眩ミラー。
JP2852491U 1991-03-29 1991-03-29 水滴除去機能付防眩ミラー Pending JPH04116268U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642482U (ja) * 1992-11-10 1994-06-07 株式会社村上開明堂 自動防眩水滴除去ミラー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0342348A (ja) * 1989-07-11 1991-02-22 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ミラー

Patent Citations (1)

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