JP2005186914A - 防滴型バックミラー - Google Patents

Abstract

【目的】本発明は防滴型バックミラーを提供する。
【構成】本発明はバックミラー鏡面とバックミラー鏡面上部に設けた庇によって構成する。
【選択図】 図１

Description

発明の詳細な説明

産業上の利用分野

本発明は妨滴型バックミラーに関する。

従来、バックミラーの鏡面に付着してバックミラー鏡面を濡らす雨滴は、バックミラー本来の目的である後方視界の確保を不全にし、雨天時の車両の走行を著しく危険にするものであった。このバックミラー鏡面に付着する雨滴を防止するために、従来の技術としてはバックミラー鏡面に雨滴を弾く疎水性コーティング剤を塗布する方法やバックミラー鏡面の水滴を拭くミニワイパーを取り付ける方法などがあった。しかしながら水滴を弾くコーティング剤の塗布では激しい雨の時に役に立たず、またコーティングのみで完全に雨滴を弾く性能には至らず、また寿命も短命で何度も塗り直す必要があった。一方、ミニワイパーでは構造が複雑になり、しかもバックミラー鏡面の一部しか拭き取れず安全な後方視界の確保は困難であった。

発明が解決しようとする課題

本発明は、上記従来技術の欠点を解決するものであり、雨天走行時でもバックミラーの後方視界を十分安全に確保できるものである。

課題を解決する手段

本発明は、バックミラー鏡面１と、バックミラー鏡面１上部に突き出して設けた庇３によって上記課題を解決する。バックミラー鏡面１上部に設けた庇３は、空から降ってくる雨滴を遮りバックミラー鏡面１に雨滴がかかるのを常に防止する。また、すでに市場に出回っている車のバックミラーに対しては、防滴シート板４で作った簡易庇６を既存のバックミラーに取り付ける方法で妨滴を実現する。

簡易庇６は長方形状の可撓性シート板とそのシート板長辺部の一辺に両面接着テープなとで接着剤付接着部５を設けたシート板である。そのシート板を、既存のバックミラー鏡面上部に庇をつけるような形で設置することにより簡単に簡易庇６を実現する。

作用

バックミラーの視界を確保するには、雨天時の雨をバックミラー鏡面１に付着させないことが最も効果的である。本発明防滴型バックミラーは、バックミラー鏡面１への雨滴付着を防止するために鏡面上部に突き出た庇３を設け、雨滴が直接バックミラー鏡面１に当たるのを防止するものである。本発明においては、降ってくる雨滴はバックミラー鏡面１上部に設けた庇３によりバックミラー鏡面１を全く直撃しない。つまりハウジング２と一体化している庇３によりバックミラー鏡面１を雨滴から保護し、雨滴の流入による鏡面の濡れを常に防止するものである。既存の車のバックミラーに対しては簡易庇６の取り付けによって同等の効果を得ることができる。

図１は本発明防滴型バックミラーの実施例である。図１に示す通り本発明は、庇３を兼用するハウジング２上部がバックミラー鏡面１の上部を覆って、雨滴のバックミラー鏡面１への直撃と付着を防止する。つまりバックミラー鏡面１をハウジング２の奥部に設置することにより、ハウジング２上部がバックミラー鏡面１への庇３となり、バックミラー鏡面１を雨滴から保護し濡らさないようにする。

また既存の車のバックミラーに対しては図２に示す簡易庇を、図３のように既存の車のバックミラーに接着剤付接着面５によって取り付けることにより防滴を実現する。

本発明の効果

本発明防滴型バックミラーは、バックミラー鏡面１上部に突き出た庇３によりバックミラー鏡面１を雨滴から守り、激しい雨のときでも良好な後方視界を確保する。また本発明のバックミラー鏡面１はハウジングの奥部に設置された形となるので、従来のバックミラーとほぼ同等の容積空間しか必要としない。また簡易庇６は簡単な構造であり、防滴シート板４を接着剤付接着面５により既存のバックミラーに容易に取り付けることができ、既存のバックミラー鏡面１を簡単に防滴化できる。

本発明の斜視図 簡易庇 簡易庇を取り付けた既存のバックミラー

符号の説明

１ バックミラー
２ ハウジング
３ 庇
４ 防滴シート板
５ 接着剤付接着面
６ 簡易庇

Claims (2)

1. 鏡面と鏡面上部に設けた庇によって構成することを特徴とするバックミラー。
2. 長方形状の防滴シート板とその防滴シート板長辺部に設けた接着部によって構成する簡易型バックミラー防滴庇。

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