JPH09221005A - ワイパ - Google Patents

ワイパ

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JPH09221005A
JPH09221005A JP8056782A JP5678296A JPH09221005A JP H09221005 A JPH09221005 A JP H09221005A JP 8056782 A JP8056782 A JP 8056782A JP 5678296 A JP5678296 A JP 5678296A JP H09221005 A JPH09221005 A JP H09221005A
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哲明 金藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水の飛散を防止することができるワイパを
提供することを目的とする。 【解決手段】 自動車のフロントガラス上の雨水を除去
するワイパブレード10を有するワイパにおいて、ワイ
パブレード10を固定するリテーナ6の先端部にワイパ
ブレード10の先端部11を覆うように配置された遮水
部12を設けたことにより、雨水の飛散を防止すること
ができるワイパが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロント
ガラス上の雨水を除去するワイパブレードを有するワイ
パに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のワイパを示す正面図であ
り、図8は図7のワイパ100をA方向から見たA矢視
図であり、図中101はフロントガラス、102はボン
ネットである。前記ワイパ100は、図示しないモータ
の回転駆動により揺動するワイパアーム103と、ワイ
パアーム103にピン連結された上方アーム104およ
び下方アーム105と、上方アーム104に連結された
上方リテーナ106および下方リテーナ107と、下方
アーム105に連結された上方リテーナ108および下
方リテーナ109と、上方リテーナ106および下方リ
テーナ107並びに上方リテーナ108および下方リテ
ーナ109により固定されたワイパブレード110とか
ら成る。図9は図7のワイパ100をB方向から見たB
矢視図である。
【0003】以上のように構成されたワイパ100につ
いて、その動作を説明する。降雨時には、フロントガラ
ス101上を雨水が流れると共に、ワイパアーム103
は図示しないモータの回転駆動により左右に揺動する。
いま矢印111の方向にワイパアーム103が揺動して
いるとすると、フロントガラス101上に一時的に付着
する雨水はワイパブレード110によりその右側に水溜
まり112を形成する。この水溜まり112は、ワイパ
アーム103の揺動すなわちワイパ100の揺動に伴
い、揺動すなわち回転させられ、この回転により水溜ま
り112に対して矢印113の方向に遠心力が作用す
る。これにより、水溜まり112の雨水はワイパ100
の長手方向(ワイパブレード110の長手方向)に沿っ
て外方へ向かう駆動力が与えられ、ワイパ100の先端
からワイパ100に対して接線をなすように噴出させら
れる。この噴出により、ワイパ100の揺動位置を想定
すれば分かるように、雨水がフロントガラス101の上
方および側方へ飛び散ることになる。この飛散雨水は例
えば傘をさした通行人を濡らし、また、隣りのレーンを
通行している自動車のフロントガラス又はサイドガラス
を濡らすことになり、通行人等に不快感を与えることに
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のワ
イパでは、上述したように雨水の飛散は避けられないの
で、通行人等を濡らすことによる不快感を防止すること
ができないという問題点を有していた。このような課題
を解決するために本発明は、雨水の飛散を防止すること
ができるワイパを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明請求項1に記載のワイパでは、自動
車のフロントガラス上の雨水を除去するワイパブレード
を有するワイパにおいて、ワイパブレードを固定するリ
テーナの先端部にワイパブレードの先端部を覆うように
配置された遮水部を設ける構成とした。この構成では、
ワイパの長手方向に沿って飛び出す雨水が遮水部で遮断
されるという作用を有する。これにより、雨水の飛散を
防止することが得られる。
【0006】請求項2に記載のワイパでは、請求項1記
載のワイパにおいて、ワイパブレードの前方に配置さ
れ、ワイパブレードの長手方向に直交して取り付けられ
た遮水ブレードを遮水部に有する構成とした。この構成
では、ワイパの長手方向に沿って飛び出す雨水が遮水ブ
レードで遮断されるという作用を有する。
【0007】請求項3に記載のワイパでは、請求項1記
載のワイパにおいて、ワイパブレードの前方に配置さ
れ、ワイパブレードの長手方向に直交して取り付けられ
た第1の遮水ブレードと、ワイパブレードの左右上方に
配置され、ワイパブレードの長手方向に平行でかつフロ
ントガラスに平行に取り付けられた第2の遮水ブレード
とを遮水部に有する構成とした。この構成では、ワイパ
の長手方向に沿って飛び出す雨水が第1および第2の遮
水ブレードで遮断されるという作用を有する。
【0008】請求項4に記載のワイパでは、請求項1記
載のワイパにおいて、ワイパブレードの前方に配置さ
れ、ワイパブレードの長手方向に直交して取り付けられ
た第1の遮水ブレードと、ワイパブレードの上方に配置
され、ワイパブレードの長手方向に平行でかつフロント
ガラスに平行に取り付けられた第2の遮水ブレードと、
ワイパブレードの左右側方に配置され、ワイパブレード
の長手方向に平行でかつフロントガラスに垂直に取り付
けられた第3の遮水ブレードとを遮水部に有する構成と
した。この構成では、ワイパの長手方向に沿って飛び出
す雨水が第1、第2および第3の遮水ブレードで遮断さ
れるという作用を有する。
【0009】請求項5に記載のワイパでは、請求項1記
載のワイパにおいて、ワイパブレードの前方に配置さ
れ、ワイパブレードの長手方向に直交して取り付けられ
た第1の遮水ブレードと、ワイパブレードの上方に配置
され、ワイパブレードの長手方向に平行でかつフロント
ガラスに所定角をなして取り付けられた第2の遮水ブレ
ードと、ワイパブレードの左右側方に配置され、ワイパ
ブレードの長手方向に平行でかつフロントガラスに垂直
に取り付けられた第3の遮水ブレードとを遮水部に有す
る構成とした。この構成では、ワイパの長手方向に沿っ
て飛び出す雨水が第1、第2および第3の遮水ブレード
で遮断されるという作用を有する。
【0010】請求項6に記載のワイパでは、請求項1記
載のワイパにおいて、ワイパブレードの前方に配置さ
れ、ワイパブレードの長手方向に所定角をなして取り付
けられた第1の遮水ブレードと、ワイパブレードの上方
に配置され、ワイパブレードの長手方向に平行でかつフ
ロントガラスに平行に取り付けられた第2の遮水ブレー
ドと、ワイパブレードの左右側方に配置され、ワイパブ
レードの長手方向に平行でかつフロントガラスに所定角
をなして取り付けられた第3の遮水ブレードとを遮水部
に有する構成とした。この構成では、ワイパの長手方向
に沿って飛び出す雨水が第1、第2および第3の遮水ブ
レードで遮断されるという作用を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を用いて説明する。
【0012】(実施の形態1)図6は本発明の各実施の
形態に共通なワイパを示す側面図である。図6におい
て、1はワイパ、2はフロントガラスである。ワイパ1
は、図示しないモータの回転駆動により揺動するワイパ
アーム3と、ワイパアーム3にピン連結された上方アー
ム4および下方アーム5と、上方アーム4に連結された
上方リテーナ6および下方リテーナ7と、下方アーム5
に連結された上方リテーナ8および下方リテーナ9と、
上方リテーナ6および下方リテーナ7並びに上方リテー
ナ8および下方リテーナ9により固定されたワイパブレ
ード10とを有する。このワイパブレード10は様々な
形状のものが使用されているが、本実施の形態では、前
記上方リテーナ6の先端を係止する台状のヘッド14を
有したもので説明する。前記ワイパ1を構成する遮水部
12は、ワイパブレード10の先端部11を覆うよう
に、ワイパブレード自身の先端部11、あるいは上方リ
テーナ6の先端部に取り付けられ、雨水の飛散を遮断す
る。以下に述べるように、遮水部12を有する点は本発
明の各実施の形態に共通であるが、各実施の形態毎に遮
水部12の構成が異なる。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態によるワイ
パ1の遮水部12を示す分解図である。図1において、
ワイパブレードヘッド14を詳しく説明すると、このワ
イパブレードヘッド14は、上方リテーナ6の先端に対
向して設けた爪部6aを係止するために設けられ、その
両側面には凹面部14aが形成され、この凹面部14a
の途中に前記爪部6aの係止溝14bが形成されてい
る。15は凹面部14aの終端である。13は他のリテ
ーナ取付けとブレード本体の支持を兼ねる軸部である。
なお上方リテーナ6、ワイパブレード10は図6と同様
のものなので、説明は省略する。また同図において、1
2は前記ワイパブレードヘッド14に係脱自在に装着で
きるようにした遮水部であり、先端に突部17cを有し
た一対の腕部17aを前記凹面部14a同士の外側に挿
入可能に対向させると共に、バネ効果を得るように該腕
部17aと直交する略矩形状枠17bで連設することで
係止部17を設け、さらに前記略矩形状枠17bにゴム
製の遮水ブレード16を嵌着させている。12aは凹面
部14a同士に嵌着させる嵌合凹部である。また、この
遮水ブレード16は、ワイパに装着して使用時に、ワイ
パブレード10が一方に倒れ込んでフロントガラスを十
分払拭できるように、その状態でも先端縁がフロントガ
ラスに接触しないように設けられている。
【0014】この遮水部12は、図1に示すように、腕
部17aの先端からワイパブレードヘッドの凹面部14
a同士の外側に挿入し、先端の突部17cを凹面部14
aの終端15に係止させる。このとき、ばね効果によっ
て嵌合凹部12aが凹面部14aに嵌着し突部17cが
終端15に強固に係止することにより、遮水部12はワ
イパブレード先端に確実に固定される。この固定状態に
おいては、遮水ブレード16はワイパブレード10の前
方であってワイパブレード10の長手方向に直交して取
り付けられた状態となる。なお、遮水ブレード16はフ
ロントガラス2に対して垂直となる。
【0015】以上のように構成されたワイパ1の遮水部
12について、その作用をくわしく説明する。従来の技
術で説明したように、降雨時には、図示しないモータの
回転駆動によりワイパ1が左または右に揺動することに
より、フロントガラス2上を流れる雨水はワイパブレー
ド10の左または右に生じる水溜まりとなり、この水溜
まりには遠心力が作用し、その雨水はワイパブレード1
0の長手方向に沿って移動して外方へ噴出される。すな
わち、ワイパ1の接線方向に雨水が噴出される。しか
し、本実施の形態では、ワイパブレード10に沿って外
方へ向かう雨水の移動は、ワイパブレード10の先端で
直交して配置された遮水ブレード16に突当ってそれ以
上の移動が阻止され、これによりワイパ1による雨水の
噴出は抑制される。
【0016】以上のように本実施の形態によれば、ワイ
パ1のワイパブレード10に沿って外方へ向かう雨水の
移動が遮水ブレード16で抑制されるので、ワイパ1か
らの雨水の噴出は抑制され、通行人等に対する不快感を
減少させることができる。
【0017】(実施の形態2)図2は、本発明の第2の
実施の形態による遮水部12を示す斜視図である。図2
の遮水部12も図1の場合と同様にワイパブレード10
に連結されるが、リテーナ6、ワイパブレード10等の
記載は省略してある。図2において嵌合凹部12a、係
止部17、腕部17aは図1と同様のものであり、説明
は省略する。また同図において、遮水部12は遮水ブレ
ード18、19および係止部17、腕部17a、嵌合凹
部12aとを有し、このうち遮水ブレード18は、図1
で示す遮水ブレード16と同様の形状としてワイパブレ
ード10の前方に配置され、ワイパブレード10の長手
方向に直交し、かつフロントガラス2に垂直に取り付け
られた第1の遮水ブレードであり、また、遮水ブレード
19は、遮水ブレード18の上部両側であって腕部17
aの先端方向に向けて設けることによりワイパブレード
10の左右上方に配置され、ワイパブレード10の長手
方向に平行でかつフロントガラス2に平行に取り付けら
れた第2の遮水ブレードである。
【0018】以上のように構成された遮水部12につい
て、その作用を説明する。前述したように、降雨時に
は、図示しないモータの回転駆動によりワイパ1が左ま
たは右に揺動することにより、フロントガラス2上を流
れる雨水はワイパブレード10の左または右に生じる水
溜まりとなり、この水溜まりには遠心力が作用し、その
雨水はワイパブレード10の長手方向に沿って移動して
外方へ噴出される。すなわち、ワイパ1の接線方向に雨
水が噴出される。しかし、本実施の形態では、ワイパブ
レード10に沿って外方へ向かう雨水の移動は第1の遮
水ブレード18でその一部が停止される共に、第1の遮
水ブレード18を乗り越えて噴出しようとする残部の雨
水は第2の遮水ブレード19で停止され、これによりワ
イパ1による雨水の噴出は抑制される。
【0019】以上のように本実施の形態によれば、ワイ
パ1のワイパブレード10に沿って外方へ向かう雨水の
移動が遮水ブレード18および19でさらに抑制される
ので、ワイパ1からの雨水の噴出がさらに抑制され、通
行人等に対する不快感をさらに減少させることができ
る。
【0020】(実施の形態3)図3は、本発明の第3の
実施の形態によるワイパ1の遮水部12とワイパブレー
ド10との連結状態を示す斜視図である。図3におい
て、リテーナ6、ワイパブレード10、先端部11、軸
部13、ワイパブレードヘッド14は図1と同様のもの
なので、説明は省略する。また、遮水部12は遮水ブレ
ード20と21と22とを有し、このうち遮水ブレード
20は、前記遮水ブレード16と同様にワイパブレード
10の前方に配置され、ワイパブレード10の長手方向
に直交しかつフロントガラス2に対して垂直に取り付け
られた第1の遮水ブレードである。また、遮水ブレード
22は、前記遮水ブレード20の両側端からそれぞれ直
交して、つまり全体で略コ字状を形成するように延設さ
れ第3の遮水ブレードを形成している。そして、遮水ブ
レード21は、前記遮水ブレード20,22によって形
成された上方空間を覆う第2の遮水ブレードであり、そ
の上面から一方向に連結部23が延設されている。この
遮水ブレード21と連結部23は金属または強固な樹脂
等によって一体に形成されており、前記遮水ブレード2
0,22は遮水ブレード21の下面に例えば接着剤で固
着される。また、前記連結部23は、ばね効果を有して
断面半円弧状に形成され開口部にはリテーナ6に挿入ガ
イド用の突起部23aが設けられている。
【0021】以上のように構成された遮水部12につい
て、その作用を説明する。前述したように、降雨時に
は、図示しないモータの回転駆動によりワイパ1が左ま
たは右に揺動することにより、フロントガラス2上を流
れる雨水はワイパブレード10の左または右に生じる水
溜まりとなり、この水溜まりには遠心力が作用し、その
雨水はワイパブレード10の長手方向に沿って移動して
外方へ噴出される。すなわち、ワイパ1の接線方向に雨
水が噴出される。しかし、本実施の形態では、ワイパブ
レード10に沿って外方へ向かう雨水の移動は第1の遮
水ブレード20でその一部が停止される共に、第1の遮
水ブレード20を乗り越え、または第1の遮水ブレード
20の左右にそれて噴出しようとする残部の雨水は第2
の遮水ブレード21、または第3の遮水ブレード22で
停止される。これによりワイパ1による雨水の噴出は完
全に抑制される。なお、図3の遮水部12は図1、図2
とは異なり、連結部23を必要とするが、係止部および
ワイパブレードヘッド14の挿入は不要である。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、ワイ
パ1のワイパブレード10に沿って外方へ向かう雨水の
移動が遮水ブレード20、21および22で完全に抑制
されるので、ワイパ1からの雨水の噴出は完全に抑制さ
れ、通行人等に対する不快感を完全に無くすことができ
る。
【0023】(実施の形態4)図4は、本発明の第4の
実施の形態によるワイパ1の遮水部12を示す分解図で
ある。図4において、上方リテーナ6、ワイパブレード
10、先端部11、遮水部12、嵌合凹部12a、軸部
13、ワイパブレードヘッド14、凹面部14a、終端
15、係止部17、腕部17aは図1と同様のものなの
で、説明は省略する。また同図において、遮水部12は
遮水ブレード24、25、26と係止部17と腕部17
aと嵌合凹部12aとを有し、このうち、遮水ブレード
24は、ワイパブレード10の前方に配置されてワイパ
ブレード10の長手方向に直交し、かつフロントガラス
2に垂直に取り付けられた第1の遮水ブレードであり、
また、遮水ブレード25は、ワイパブレード10の上方
に配置されワイパブレード10の長手方向に平行で、か
つフロントガラス2に所定角をなして取り付けられた第
2の遮水ブレードであり、また、遮水ブレード26は、
前記遮水ブレード24の両側端からそれぞれ直交して延
設されることによりワイパブレード10の左右側方に配
置され、ワイパブレード10の長手方向に平行でかつフ
ロントガラス2に垂直に取り付けられた第3の遮水ブレ
ードである。
【0024】以上のように構成された遮水部12につい
て、その作用を説明する。前述したように、降雨時に
は、図示しないモータの回転駆動によりワイパ1が左ま
たは右に揺動することにより、フロントガラス2上を流
れる雨水はワイパブレード10の左または右に生じる水
溜まりとなり、この水溜まりには遠心力が作用し、その
雨水はワイパブレード10の長手方向に沿って移動して
外方へ噴出される。すなわち、ワイパ1の接線方向に雨
水が噴出される。しかし、本実施の形態では、ワイパブ
レード10に沿って外方へ向かう雨水の移動は第1の遮
水ブレード24でその一部が停止される共に、第1の遮
水ブレード24を乗り越え、または第1の遮水ブレード
24の左右にそれて噴出しようとする残部の雨水は第2
の遮水ブレード25、または第3の遮水ブレード26で
停止される。この場合、第3の実施の形態の場合と異な
り、第2の遮水ブレード25はフロントガラス2と所定
角をなしており、雨水は第3の実施の形態の場合よりも
速やかに遮水部12から外部へ放出されることになる。
【0025】以上のように本実施の形態によれば、ワイ
パ1のワイパブレード10に沿って外方へ向かう雨水の
移動が遮水ブレード24、25および26で完全に抑制
されるので、ワイパ1からの雨水の噴出は完全に抑制さ
れ、通行人等に対する不快感を完全に無くすことができ
る。また、遮水部12の雨水は速やかに外部へ放出され
るので、雨水がフロントガラス上で遮水部12から溢れ
出ることが極力抑制される。
【0026】(実施の形態5)図5は本発明の第5の実
施の形態によるワイパ1の遮水部12を示す斜視図であ
る。図5において、リテーナ6、ワイパブレード10、
先端部11、軸部13、ワイパブレードヘッド14は図
1と同様のものなので、説明は省略する。また同図にお
いて、遮水部12は遮水ブレード27と28と29とを
有し、遮水ブレード27はワイパブレード10の前方に
配置され、ワイパブレード10の長手方向に所定角をな
すと共にフロントガラス2に対して所定角をなして取り
付けられた第1の遮水ブレードであり、遮水ブレード2
8はワイパブレード10の上方に配置され、ワイパブレ
ード10の長手方向に平行でかつフロントガラス2に平
行に取り付けられた第2の遮水ブレード、遮水ブレード
29はワイパブレード10の左右側方に配置され、ワイ
パブレード10の長手方向に平行でかつフロントガラス
2に所定角をなして取り付けられた第3の遮水ブレード
である。図5に示すように、ワイパブレード10と各遮
水ブレード27〜29はワイパブレードヘッド14を介
して一体に形成されている。従って、ワイパブレード1
0および遮水部12は、軸部13を介してリテーナ6に
容易に取り付けられる。
【0027】以上のように構成された遮水部12につい
て、その作用を説明する。前述したように、降雨時に
は、図示しないモータの回転駆動によりワイパ1が左ま
たは右に揺動することにより、フロントガラス2上を流
れる雨水はワイパブレード10の左または右に生じる水
溜まりとなり、この水溜まりには遠心力が作用し、その
雨水はワイパブレード10の長手方向に沿って移動して
外方へ噴出される。すなわち、ワイパ1の接線方向に雨
水が噴出される。しかし、本実施の形態では、ワイパブ
レード10に沿って外方へ向かう雨水の移動は第1の遮
水ブレード27でその一部が停止される共に、第1の遮
水ブレード27を乗り越え、または第1の遮水ブレード
27の左右にそれて噴出しようとする残部の雨水は第2
の遮水ブレード28、または第3の遮水ブレード29で
停止される。
【0028】以上のように本実施の形態によれば、ワイ
パ1のワイパブレード10に沿って外方へ向かう雨水の
移動が遮水ブレード27、28および29で完全に抑制
されるので、ワイパ1からの雨水の噴出は完全に抑制さ
れ、通行人等に対する不快感を完全に無くすことができ
る。また、遮水部12の雨水は速やかに外部へ放出され
るので、雨水がフロントガラス上で遮水部12から溢れ
出ることが極力抑制される。また、各遮水ブレード2
7、28、29はワイパブレード10と一体構造であ
り、装着するのに別の手間が不要となる。。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のワイパによれば、
ワイパに沿って外方へ向かう雨水の移動が遮水部または
遮水ブレードで抑制されるので、ワイパからの雨水の飛
散が抑制されるという有利な効果が得られる。また、ワ
イパに沿って外方へ向かう雨水の前方および上方への移
動が遮水ブレードで抑制されるので、ワイパからの雨水
の飛散が一層抑制されるという有利な効果が得られる。
さらに、ワイパに沿って外方へ向かう雨水の前方、上方
および側方への移動が遮水ブレードで完全に抑制される
ので、ワイパからの雨水の飛散が完全に抑制されるとい
う有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるワイパの遮水部を
示す分解図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるワイパの遮水
部を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態によるワイパの遮水
部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態によるワイパの遮水
部を示す分解図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態によるワイパの遮水
部を示す斜視図である。
【図6】本発明の各実施の形態に共通なワイパを示す側
面図である。
【図7】従来のワイパを示す正面図である。
【図8】図7のA矢視図である。
【図9】図7のB矢視図である。
【符号の説明】
1 ワイパ 2 フロントガラス 3 ワイパアーム 4 上方アーム 5 下方アーム 6、8 上方リテーナ 10 ワイパブレード 11 先端部 12 遮水部 17 係止部 16 遮水ブレード 18、20、24、27 遮水ブレード(第1の遮水ブ
レード) 19、21、25、28 遮水ブレード(第2の遮水ブ
レード) 22、26、29 遮水ブレード(第3の遮水ブレー
ド)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のフロントガラス上の雨水を除去す
    るワイパブレードを有するワイパにおいて、前記ワイパ
    ブレードを固定するリテーナの先端部に前記ワイパブレ
    ードの先端部を覆うように配置された遮水部を設けたワ
    イパ。
  2. 【請求項2】前記遮水部は、前記ワイパブレードの前方
    に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に直交して
    取り付けられた遮水ブレードを有する請求項1記載のワ
    イパ。
  3. 【請求項3】前記遮水部は、前記ワイパブレードの前方
    に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に直交して
    取り付けられた第1の遮水ブレードと、前記ワイパブレ
    ードの左右上方に配置され、前記ワイパブレードの長手
    方向に平行でかつ前記フロントガラスに平行に取り付け
    られた第2の遮水ブレードとを有する請求項1記載のワ
    イパ。
  4. 【請求項4】前記遮水部は、前記ワイパブレードの前方
    に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に直交して
    取り付けられた第1の遮水ブレードと、前記ワイパブレ
    ードの上方に配置され、前記ワイパブレードの長手方向
    に平行でかつ前記フロントガラスに平行に取り付けられ
    た第2の遮水ブレードと、前記ワイパブレードの左右側
    方に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に平行で
    かつ前記フロントガラスに垂直に取り付けられた第3の
    遮水ブレードとを有する請求項1記載のワイパ。
  5. 【請求項5】前記遮水部は、前記ワイパブレードの前方
    に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に直交して
    取り付けられた第1の遮水ブレードと、前記ワイパブレ
    ードの上方に配置され、前記ワイパブレードの長手方向
    に平行でかつ前記フロントガラスに所定角をなして取り
    付けられた第2の遮水ブレードと、前記ワイパブレード
    の左右側方に配置され、前記ワイパブレードの長手方向
    に平行でかつ前記フロントガラスに垂直に取り付けられ
    た第3の遮水ブレードとを有する請求項1記載のワイ
    パ。
  6. 【請求項6】前記遮水部は、前記ワイパブレードの前方
    に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に所定角を
    なして取り付けられた第1の遮水ブレードと、前記ワイ
    パブレードの上方に配置され、前記ワイパブレードの長
    手方向に平行でかつ前記フロントガラスに平行に取り付
    けられた第2の遮水ブレードと、前記ワイパブレードの
    左右側方に配置され、前記ワイパブレードの長手方向に
    平行でかつ前記フロントガラスに所定角をなして取り付
    けられた第3の遮水ブレードとを有する請求項1記載の
    ワイパ。
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