JPH0542697Y2 - - Google Patents

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JPH0542697Y2
JPH0542697Y2 JP2180288U JP2180288U JPH0542697Y2 JP H0542697 Y2 JPH0542697 Y2 JP H0542697Y2 JP 2180288 U JP2180288 U JP 2180288U JP 2180288 U JP2180288 U JP 2180288U JP H0542697 Y2 JPH0542697 Y2 JP H0542697Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車用ヘツドランプに付設して、
その前面レンズを払拭するワイパに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第3図は従来例のヘツドランプ用ワイパの説明
図で、同図Aは側面図、同図Bは先端近傍の平面
図である。
1はワイパアームで、その先端にプライマリレ
バー2を回動自在に軸支している。
プライマリレバー2の回動は、第3図Aに示し
た軸3回りの回動と、第3図Bに示した軸4回り
の回動との双方が必要である。その理由は、 (i) プライマリレバー2が軸3回りに回動し得る
ことによつて、該プライマリレバー2がヨーク
5を介して支承しているワイパブレードのラバ
ーリボン7が、ランプの前面レンズ面Lに良く
倣つて密着するため、及び (ii) プライマリレバー2が軸4回りに、角θ1、θ2
をなす2′位置、2″位置まで回動することによ
り方形のレンズ面を隅々まで払拭できるからで
ある。
上記の角θ1、θ2の回動によつて方形のレンズ面
を払拭する技術は実開昭60−36360に開示されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ランプの前面レンズの払拭清掃は、単にラバー
リボン7で擦るだけでなく洗浄液を注ぎながら擦
ると有効である。しかし乍ら、前記のような構造
のワイパに、洗浄液を吹きつけるノズルを設ける
について、次のような困難が有る。
(イ) ノズルを、第3図Aに仮想線で示したC位置
に設けた例が有る。しかし、この部分にノズル
を設けると、ワイパの高さ寸法Hを増加せしめ
る。
この寸法Hが大きくなると、高速走行時に受
ける風圧が増加してワイパブレード6が浮き上
がつて払拭性能が低下する。
(ロ) こうした不具合を解消するため、公知技術
(実開昭60−36360)として、第3図Bに仮想線
で示したD位置に設けることが提案されてい
る。この公知技術によれば、前記の寸法Hを増
加せしめないという優れた実用的効果を奏する
が、その反面、このノズル(D位置)が前照灯
の投光光束を遮ることを避け難い。
(ハ) 更に、前記のC位置、D位置の何れにおいて
も、ノズルに泥土が撥ねかけられてノズル孔を
詰らせるという問題が有る。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
ワイパ高さ寸法Hを増大せしめることなく、ラン
プの投光光束を遮る面積を増加せしめることな
く、しかも泥土の被害を受け難いヘツドランプ用
ワイパを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために創作した本考案の
ワイパについて、第3図(従来例)を参照しつつ
次に述べる。
説明の便宜上、図示の如く直交3軸X,Y,Z
を想定する。X軸はワイパアームの長手方向、Z
軸はレンズ面Lに垂直である。ただし、ワイパア
ームは必ずしも完全な直線でなくレンズ面は必ず
しも平面ではない。従つて、前述の直交3軸は幾
何学的に厳密なものではなく、方向を説明する便
宜の為のものであり、おおよその方向を示すもの
である。
第3図Aの如く、ワイパアーム1の先端に直接
プライマリレバー2を軸着する構造ではなく、断
面コの字形の金具(ホルダ)を介装する。
上記コの字形断面の金具の中央部をZ方向のピ
ンによつてワイパアーム1の先端に枢着すると共
に、該コの字形断面の金具の平行2面部でプライ
マリレバー2を挟み、Y軸方向の軸で回動自在に
軸着する。
そして、プライマリレバーとホルダとに囲まれ
た空間内にノズルを収納する。
そして、該ノズルの噴孔は、X軸方向からY軸
方向に振れた方向とし、実車搭載状態のランプ前
面レンズに向けて、斜上向きに噴注するように構
成する。本考案においてノズル噴孔を傾斜させる
とは、平行でない意であつて、直交せしめること
を妨げない。
〔作用〕
前記コの字形金具(ホルダ)を介装することに
より、プライマリレバーをY軸回り、Z軸回りの
回動可能に支承し、かつ、該ホルダ内に(かつプ
ライマリレバー内に)ノズルを収納する余裕が出
来る。
また、ノズルをプライマリレバー内に収納する
のでワイパ高さ寸法Hを増加せしめず、投光光束
を遮らない(プライマリレバーの影と、ノズルの
影とが重なる)。
しかも、ノズルをプライマリレバー内に収納
し、その噴孔をランプ前面レンズに向け、かつ斜
上方に向けてあるので、噴口に泥土が撥ねかかり
難い。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るヘツドランプ用ワイパの
要部断面図、第2図はその−断面図である。
断面コの字形のプライマリレバーホルダ(ホル
ダ)8を構成し、その3面にそれぞれ軸受孔を設
ける。
上記コの字形の3面中、中央の面に設けた軸受
孔に、Z軸方向のzピン9を挿通し、ワイパアー
ム1′の先端付近に回動自在に軸着する。
(第2図参照)上記のホルダ8によつてプライ
マリレバー2の中央部を挟み、Y軸方向のyピン
10を挿通して回動自在に軸着する。
上述の構造から明らかなように、ホルダ8がz
ピン9の回りに回動すると、yピン10はY軸か
ら振れる。本考案においてX軸方向、Y軸方向、
Z軸方向とは、基本姿勢における方向の目安を示
すものである。
ワイパアーム1′先端の突起物を覆うために、
カバー11を設け、カバー取付ネジ12で固定す
る。
(第1図、第2図参照)プライマリレバー2
は、その中央部をホルダ8に挟持されている。こ
のプライマリレバーの中に収納されるようにノズ
ル13を構成し、該プライマリレバー2内に挿入
してyピン10に嵌着する。
上記ノズル13の噴孔13aの方向は、X,
Y,Zいずれの軸方向とも平行ならしめず、概略
的にはZ方向からY方向に30度弱振れた方向矢印
Eとする。
第4図は、本実施例のノズルをランプ前面レン
ズ20に対向せしめた状態を描いてあり、ラバー
リボン7が上記前面レンズ20に接触している。
前述のZ軸は前面レンズ20に対してほぼ直角を
なしており、ノズル13の噴孔13aの噴射方向
(矢印E)は、レンズ面に向けて、斜上方に向い
ている。座標軸Y,Zに付記した矢印eは、上記
噴射方向を表わしている。すなわち、本第4図に
おいて矢印Eと矢印eとは平行である。
そして、自動車が走行してランプ前面レンズに
汚水、泥土が撥ねかけられる場合、該汚水、泥土
の軌跡は一定ではないが、主として鎖線矢印Fの
ごとくである(ただし上記の矢印Fは、自動車車
体を基準とし、これに対する泥水、泥土の相対的
な移動の軌跡を示している)。すなわち、撥ね上
げられる汚水、泥土は主として路上の水溜りなど
から飛散せしめられたものであるから、ランプ付
近に到達する汚水は、泥土は上向きに飛来したも
のである。さらに、自動車が走行しているため、
汚水、泥土の軌跡は相対的に後方寄りの方向(図
において右寄りの方向)となる。その結果、汚
水、泥土の軌跡を表わす矢印Fは、第4図のラン
プ前面レンズ20付近においては、右上がり傾向
の放物線状をなす。
一方、ノズルの噴孔13aの方向(矢印E)は
Z軸方向よりもY軸方向に振れて、レンズ面に向
けた斜上方を向いている。
上記の矢印Fと矢印Eとを比較すると、ほぼ同
方向になつている。汚水、泥土の飛翔軌跡は必ず
しも図示F方向のみとは限らないが、主として該
矢印F方向である。従つて、少なくとも、ノズル
13側から見たとき、汚水、泥土が正面から飛来
して噴孔13aに飛び込んで目詰まりさせる虞れ
は無い。
〔考案の効果〕
本考案のヘツドランプ用ワイパは、ワイパ高さ
寸法が小さく、ランプの投光光束を遮ることが少
なく、しかも泥土によつてノズル噴孔が詰まる虞
れが無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヘツドランプ用ワイパの
要部断面図、第2図はその−断面図である。
第3図はヘツドランプ用ワイパの一般的な説明図
である。第4図は、ランプ前面レンズと本考案に
係るノズルとを対比して描いた作用説明図であ
る。 1,1′……ワイパアーム、2,2′,2″……
プライマリレバー、5……ヨーク、6……ワイパ
ブレード、7……ラバーリボン、8……プライマ
リレバーホルダ、9……zピン、10……yピ
ン、11……カバー、12……カバー取付ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) ラバーリボンを備えたワイパブレードと、上
    記ワイパブレードを支持する1対の弓形のヨー
    クと、上記1対のヨークそれぞれの中央部を傾
    動可能に軸支したプライマリレバーと、上記プ
    ライマリレバーの中央部を回動可能に支持した
    ワイパアームとを有するヘツドランプ用ワイパ
    において、 (b) ワイパアームの先端部近傍における長手方向
    をX軸とし、ランプのレンズ面及びX軸に直交
    するZ軸を想定し、X,Z両軸に直交するY軸
    を想定し、 (c) 断面コの字形のホルダを構成して、該コの字
    形の平行2辺に軸受孔を設けると共に、中央の
    辺にも軸受孔を設け、 (d) 上記ホルダの中央辺の軸受孔に挿通したピン
    部材によつて該ホルダを、ワイパアーム先端部
    に、Z軸回りの回動可能に軸支し、 (e) 前記ホルダの平行2辺の軸受孔に挿通したピ
    ン部材によつて、前記プライマリレバーを、Y
    軸回りの回動可能に軸支し、 (f) 前記と別体に、ホルダの断面のコの字形部分
    に挟まれたプライマリレバーに内嵌するノズル
    を構成して、該ノズルをプライマリレバー内に
    収納し、 (g) 上記ノズルの噴孔方向を、Z軸に平行とせ
    ず、当該ヘツドランプ用ワイパを自動車に搭載
    した状態で、ランプの前面レンズに向けて斜上
    向きとなるように構成したことを特徴とするヘ
    ツドランプ用ワイパ。
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