JP2938339B2 - ウインドシールドワイパ装置 - Google Patents
ウインドシールドワイパ装置Info
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- JP2938339B2 JP2938339B2 JP6045785A JP4578594A JP2938339B2 JP 2938339 B2 JP2938339 B2 JP 2938339B2 JP 6045785 A JP6045785 A JP 6045785A JP 4578594 A JP4578594 A JP 4578594A JP 2938339 B2 JP2938339 B2 JP 2938339B2
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- glass
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 58
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のウインドシールド
ガラスの表面に接触してこのガラス表面を払拭するワイ
パ装置に関するものである。
ガラスの表面に接触してこのガラス表面を払拭するワイ
パ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイパ装置は、ウインド
シールドガラスの下方のフロントパネルに回動可能に突
設されたドライブシャフトがワイパモータに連結され、
ガラスの表面に接触してガラスの表面をワイパブレード
が払拭し、ドライブシャフトにメインアームの基端部が
連結され、ドライブシャフトの近傍のフロントパネルに
サブアームの基端部が枢支され、メインアームの先端部
及びサブアームの先端部を第1枢支軸及び第2枢支軸を
介して連結する連結リンクがワイパブレードを支持する
ように構成されたものがバスや大型トラック等に搭載さ
れている。この装置ではメインアーム、サブアーム及び
連結リンクが略同一平面上に位置する。
シールドガラスの下方のフロントパネルに回動可能に突
設されたドライブシャフトがワイパモータに連結され、
ガラスの表面に接触してガラスの表面をワイパブレード
が払拭し、ドライブシャフトにメインアームの基端部が
連結され、ドライブシャフトの近傍のフロントパネルに
サブアームの基端部が枢支され、メインアームの先端部
及びサブアームの先端部を第1枢支軸及び第2枢支軸を
介して連結する連結リンクがワイパブレードを支持する
ように構成されたものがバスや大型トラック等に搭載さ
れている。この装置ではメインアーム、サブアーム及び
連結リンクが略同一平面上に位置する。
【0003】このように構成されたワイパ装置では、メ
インアーム、サブアーム及び連結リンクにて構成される
リンク機構により、ワイパブレードがガラス外に突出す
ることなく、ガラスの中央下縁から側縁にかけて広い範
囲を払拭することができるようになっている。
インアーム、サブアーム及び連結リンクにて構成される
リンク機構により、ワイパブレードがガラス外に突出す
ることなく、ガラスの中央下縁から側縁にかけて広い範
囲を払拭することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、前方視界を広く
確保するために、ウインドシールドガラスはその両側縁
に向うに従って曲率を大きくする方向に変化させること
により、車両の側面にまで回り込んで形成されている。
しかし、このガラスを上記従来のワイパ装置で払拭しよ
うとすると、ワイパブレードが曲率の大きくなるガラス
側縁近傍に至ったときに、メインアームとサブアームと
連結リンクとにより形成される平面とワイパブレードの
接触するガラス表面とが比較的大きな角度で交差するの
で、ブレードをガラスの表面に対して起立した状態に保
つことができず、上記ガラスの側縁近傍のワイパブレー
ドによる払拭性能が低下する不具合があった。
確保するために、ウインドシールドガラスはその両側縁
に向うに従って曲率を大きくする方向に変化させること
により、車両の側面にまで回り込んで形成されている。
しかし、このガラスを上記従来のワイパ装置で払拭しよ
うとすると、ワイパブレードが曲率の大きくなるガラス
側縁近傍に至ったときに、メインアームとサブアームと
連結リンクとにより形成される平面とワイパブレードの
接触するガラス表面とが比較的大きな角度で交差するの
で、ブレードをガラスの表面に対して起立した状態に保
つことができず、上記ガラスの側縁近傍のワイパブレー
ドによる払拭性能が低下する不具合があった。
【0005】本発明の目的は、ワイパブレードにより払
拭されるウインドシールドガラスの曲率が大きく変化し
ていても、ガラスのワイパブレードによる払拭性能を低
下させないウインドシールドワイパ装置を提供すること
にある。
拭されるウインドシールドガラスの曲率が大きく変化し
ていても、ガラスのワイパブレードによる払拭性能を低
下させないウインドシールドワイパ装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、曲率の変化するウインドシールドガラ
ス13の近傍の車体11に回動可能に突設され駆動源に
連結されたドライブシャフト16と、ガラス13の表面
に接触してガラス13の表面を払拭するワイパブレード
17と、ドライブシャフト16に基端部18aが連結さ
れたメインアーム18と、ドライブシャフト16の近傍
の車体11に基端部が枢支されたサブアーム19と、メ
インアーム18の先端部18b及びサブアーム19の先
端部を第1枢支軸31及び第2枢支軸32を介して連結
しワイパブレード17を支持する連結リンク21とを備
えたウインドシールドワイパ装置の改良である。その特
徴ある構成は、メインアーム18の先端部18bがメイ
ンアーム本体18cからサブアーム19側に所定の第1
角度θ1折曲しかつ曲率の変化するガラス13に向って
所定の第2角度θ2傾斜し、第2枢支軸32は、この第
2枢支軸が挿通されるサブアーム19の先端部の通孔1
9aの大きさを第2枢支軸の直径より大きく形成するこ
とにより、或いは第2枢支軸とサブアームの先端部とを
ボールジョイント構造により結合することにより、サブ
アーム19の先端部に対して連結リンク21を全方位傾
斜可能に枢支し、サブアーム19がメインアーム18の
回動時にワイパブレード17を曲率の変化するガラス1
3の表面に対して起立するように連結リンク21の傾斜
角度を調整するように構成されたところにある。
の本発明の構成を、実施例に対応する図1を用いて説明
する。本発明は、曲率の変化するウインドシールドガラ
ス13の近傍の車体11に回動可能に突設され駆動源に
連結されたドライブシャフト16と、ガラス13の表面
に接触してガラス13の表面を払拭するワイパブレード
17と、ドライブシャフト16に基端部18aが連結さ
れたメインアーム18と、ドライブシャフト16の近傍
の車体11に基端部が枢支されたサブアーム19と、メ
インアーム18の先端部18b及びサブアーム19の先
端部を第1枢支軸31及び第2枢支軸32を介して連結
しワイパブレード17を支持する連結リンク21とを備
えたウインドシールドワイパ装置の改良である。その特
徴ある構成は、メインアーム18の先端部18bがメイ
ンアーム本体18cからサブアーム19側に所定の第1
角度θ1折曲しかつ曲率の変化するガラス13に向って
所定の第2角度θ2傾斜し、第2枢支軸32は、この第
2枢支軸が挿通されるサブアーム19の先端部の通孔1
9aの大きさを第2枢支軸の直径より大きく形成するこ
とにより、或いは第2枢支軸とサブアームの先端部とを
ボールジョイント構造により結合することにより、サブ
アーム19の先端部に対して連結リンク21を全方位傾
斜可能に枢支し、サブアーム19がメインアーム18の
回動時にワイパブレード17を曲率の変化するガラス1
3の表面に対して起立するように連結リンク21の傾斜
角度を調整するように構成されたところにある。
【0007】
【作用】降雨時にメインアーム18がドライブシャフト
16を中心に回動して、ワイパブレード17がウインド
シールドガラス13の下縁に沿う位置に達すると、ブレ
ード17が接触するガラス13表面とメインアーム18
の回動する面とが略平行になっているので、ブレード1
7はガラス13表面に対して起立した状態に保たれる。
またメインアーム18が回転してガラス13の側縁近傍
に達すると、ブレード17が接触するガラス13表面の
曲率が大きくなって、このガラス13表面とメインアー
ム18の回動する面とがある角度で交差するようにな
る。しかし、メインアーム18の回転に伴うサブアーム
19の回転により、連結リンク21が第1枢支軸31を
中心にその他端をメインアーム18に近付ける方向に回
転するので、ブレード17がガラス13表面に対して起
立した状態になるように第1枢支軸31を中心に回転す
る。
16を中心に回動して、ワイパブレード17がウインド
シールドガラス13の下縁に沿う位置に達すると、ブレ
ード17が接触するガラス13表面とメインアーム18
の回動する面とが略平行になっているので、ブレード1
7はガラス13表面に対して起立した状態に保たれる。
またメインアーム18が回転してガラス13の側縁近傍
に達すると、ブレード17が接触するガラス13表面の
曲率が大きくなって、このガラス13表面とメインアー
ム18の回動する面とがある角度で交差するようにな
る。しかし、メインアーム18の回転に伴うサブアーム
19の回転により、連結リンク21が第1枢支軸31を
中心にその他端をメインアーム18に近付ける方向に回
転するので、ブレード17がガラス13表面に対して起
立した状態になるように第1枢支軸31を中心に回転す
る。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図5に示すように、車両のフロント
パネル11の前面上部に形成された開口部11aにはウ
エザストリップ12を介してウインドシールドガラス1
3が装着され、このガラス13表面はワイパ装置14に
より払拭可能に構成される。ガラス13はその両側縁に
向うに従って曲率を大きくする方向に変化させることに
より、車両の側面にまで回り込んで形成され(図1及び
図5)、車両の前方視界を大きく確保できるようになっ
ている。ワイパ装置14はガラス13の下方のフロント
パネル11に回動可能に突設されたドライブシャフト1
6と、ガラス13表面に接触してガラス13の表面を払
拭するワイパブレード17と、ドライブシャフト16に
基端部18aが連結されたメインアーム18と、ドライ
ブシャフト16の近傍のフロントパネル11に基端部が
枢支されたサブアーム19と、メインアーム18の先端
部18b及びサブアーム19の先端部を連結しかつワイ
パブレード17を支持する連結リンク21とを備える
(図1〜図3)。
く説明する。図1〜図5に示すように、車両のフロント
パネル11の前面上部に形成された開口部11aにはウ
エザストリップ12を介してウインドシールドガラス1
3が装着され、このガラス13表面はワイパ装置14に
より払拭可能に構成される。ガラス13はその両側縁に
向うに従って曲率を大きくする方向に変化させることに
より、車両の側面にまで回り込んで形成され(図1及び
図5)、車両の前方視界を大きく確保できるようになっ
ている。ワイパ装置14はガラス13の下方のフロント
パネル11に回動可能に突設されたドライブシャフト1
6と、ガラス13表面に接触してガラス13の表面を払
拭するワイパブレード17と、ドライブシャフト16に
基端部18aが連結されたメインアーム18と、ドライ
ブシャフト16の近傍のフロントパネル11に基端部が
枢支されたサブアーム19と、メインアーム18の先端
部18b及びサブアーム19の先端部を連結しかつワイ
パブレード17を支持する連結リンク21とを備える
(図1〜図3)。
【0009】ドライブシャフト16はフロントパネル1
1から突設された軸受22により回動可能に保持され、
ドライブシャフト16の突出端にメインアーム18の基
端部18aが固着される。サブアーム19の基端はフロ
ントパネル11から突設されたピン23を介して回動可
能に保持される。またドライブシャフト16は図示しな
いがフロントパネル11内に配設されたワイパリンクや
クランクアーム等を介して駆動源であるワイパモータに
連結される。ワイパブレード17はゴムにより横断面略
T字状に形成される。このブレード17は弓状に湾曲し
た2つの小型ヨーク24,24と、一端がこれらの小型
ヨーク24,24の略中央を枢支する2つの大型ヨーク
26,26とにより保持される(図1、図4及び図
5)。大型ヨーク26,26の略中央はレバー27によ
り保持され、ブレード17は上記ヨーク24,26の揺
動によりガラス13表面の曲率に合せて湾曲するように
なっている。連結リンク21は略L字状に形成され、メ
インアーム18の先端部18b及びサブアーム19の先
端部間を連結する連結部21aと、上記レバー27をピ
ン28を介して支持するブレード保持部21bとを有す
る。メインアーム18の先端部18bは第1枢支軸31
を介して連結部21aの一端に枢支され、サブアーム1
9の先端部は第2枢支軸32を介して連結部21aの他
端に枢支される。
1から突設された軸受22により回動可能に保持され、
ドライブシャフト16の突出端にメインアーム18の基
端部18aが固着される。サブアーム19の基端はフロ
ントパネル11から突設されたピン23を介して回動可
能に保持される。またドライブシャフト16は図示しな
いがフロントパネル11内に配設されたワイパリンクや
クランクアーム等を介して駆動源であるワイパモータに
連結される。ワイパブレード17はゴムにより横断面略
T字状に形成される。このブレード17は弓状に湾曲し
た2つの小型ヨーク24,24と、一端がこれらの小型
ヨーク24,24の略中央を枢支する2つの大型ヨーク
26,26とにより保持される(図1、図4及び図
5)。大型ヨーク26,26の略中央はレバー27によ
り保持され、ブレード17は上記ヨーク24,26の揺
動によりガラス13表面の曲率に合せて湾曲するように
なっている。連結リンク21は略L字状に形成され、メ
インアーム18の先端部18b及びサブアーム19の先
端部間を連結する連結部21aと、上記レバー27をピ
ン28を介して支持するブレード保持部21bとを有す
る。メインアーム18の先端部18bは第1枢支軸31
を介して連結部21aの一端に枢支され、サブアーム1
9の先端部は第2枢支軸32を介して連結部21aの他
端に枢支される。
【0010】本実施例の特徴ある構成は、メインアーム
18の先端部18bがメインアーム本体18cからサブ
アーム19側に所定の第1角度θ1折曲しかつガラス1
3に向って所定の第2角度θ2傾斜し(図1)、第2枢
支軸32がサブアーム19の先端部に対して連結リンク
21を全方位傾斜可能に枢支し(図1〜図3)、サブア
ーム19がメインアーム18の回動時にワイパブレード
17をガラス13の表面に対して起立するように連結リ
ンク21の傾斜角度を調整するように(図4及び図5)
構成されたところにある。連結リンクの連結部は略クラ
ンク状に折曲げられる。メインアーム18の先端部18
bは第1枢支軸31を介して連結リンク21の連結部2
1aの一端に第1枢支軸31の軸方向に移動不能に枢支
され、サブアーム19の先端部は第2枢支軸32を介し
て連結部21aの他端に第2枢支軸32の軸方向に移動
可能にかつその軸32に対して傾斜可能に枢支される。
即ちサブアーム19の先端部に形成された第2枢支軸3
2を挿通可能な通孔19aの大きさはサブアーム19を
第2枢支軸32に対して傾斜できるように比較的大きく
形成される(図4及び図5)。また第1角度θ1及び第
2角度θ2はこの例ではそれぞれ25度及び30度であ
る(図1)。
18の先端部18bがメインアーム本体18cからサブ
アーム19側に所定の第1角度θ1折曲しかつガラス1
3に向って所定の第2角度θ2傾斜し(図1)、第2枢
支軸32がサブアーム19の先端部に対して連結リンク
21を全方位傾斜可能に枢支し(図1〜図3)、サブア
ーム19がメインアーム18の回動時にワイパブレード
17をガラス13の表面に対して起立するように連結リ
ンク21の傾斜角度を調整するように(図4及び図5)
構成されたところにある。連結リンクの連結部は略クラ
ンク状に折曲げられる。メインアーム18の先端部18
bは第1枢支軸31を介して連結リンク21の連結部2
1aの一端に第1枢支軸31の軸方向に移動不能に枢支
され、サブアーム19の先端部は第2枢支軸32を介し
て連結部21aの他端に第2枢支軸32の軸方向に移動
可能にかつその軸32に対して傾斜可能に枢支される。
即ちサブアーム19の先端部に形成された第2枢支軸3
2を挿通可能な通孔19aの大きさはサブアーム19を
第2枢支軸32に対して傾斜できるように比較的大きく
形成される(図4及び図5)。また第1角度θ1及び第
2角度θ2はこの例ではそれぞれ25度及び30度であ
る(図1)。
【0011】このように構成されたウインドシールドワ
イパ装置の動作を説明する。降雨時にワイパモータ(図
示せず)を作動させると、メインアーム18がドライブ
シャフト16を中心に回動する。ワイパブレード17が
図2の実線で示す位置に達したときには、ブレード17
が接触するウインドシールドガラス13表面とメインア
ーム18の回動する面とが略平行になっているので、ブ
レード17のガラス13表面とのなす角度を略90度に
保つことができる(図4)。メインアーム18が回転し
てブレード17が二点鎖線で示す位置に達しても、ブレ
ード17が接触するガラス13表面とメインアーム18
の回動する面とが略平行になっているので、ブレード1
7のガラス13表面とのなす角度を略90度に保つこと
ができる。メインアーム18を更に回転して図3の実線
で示す位置に達すると、ブレード17が接触するガラス
13表面の曲率が大きくなって、このガラス13表面と
メインアーム18の回動する面とがある角度で交差する
ようになる。しかし、メインアーム18の回転に伴って
サブアーム19がピン23を中心に回転することによ
り、連結リンク21が第1枢支軸31を中心に連結リン
ク21の他端をメインアーム18に近付ける方向に回転
し、同時にブレード17が第1枢支軸31を中心に破線
矢印で示す方向に回転するので、ブレード17のガラス
13表面とのなす角度を略90度に保つことができる
(図5)。この結果、ブレード17がガラス13の側縁
近傍に達しても、ガラス13のワイパブレード17によ
る払拭性能は低下しない。
イパ装置の動作を説明する。降雨時にワイパモータ(図
示せず)を作動させると、メインアーム18がドライブ
シャフト16を中心に回動する。ワイパブレード17が
図2の実線で示す位置に達したときには、ブレード17
が接触するウインドシールドガラス13表面とメインア
ーム18の回動する面とが略平行になっているので、ブ
レード17のガラス13表面とのなす角度を略90度に
保つことができる(図4)。メインアーム18が回転し
てブレード17が二点鎖線で示す位置に達しても、ブレ
ード17が接触するガラス13表面とメインアーム18
の回動する面とが略平行になっているので、ブレード1
7のガラス13表面とのなす角度を略90度に保つこと
ができる。メインアーム18を更に回転して図3の実線
で示す位置に達すると、ブレード17が接触するガラス
13表面の曲率が大きくなって、このガラス13表面と
メインアーム18の回動する面とがある角度で交差する
ようになる。しかし、メインアーム18の回転に伴って
サブアーム19がピン23を中心に回転することによ
り、連結リンク21が第1枢支軸31を中心に連結リン
ク21の他端をメインアーム18に近付ける方向に回転
し、同時にブレード17が第1枢支軸31を中心に破線
矢印で示す方向に回転するので、ブレード17のガラス
13表面とのなす角度を略90度に保つことができる
(図5)。この結果、ブレード17がガラス13の側縁
近傍に達しても、ガラス13のワイパブレード17によ
る払拭性能は低下しない。
【0012】なお、上記実施例で挙げた第1角度及び第
2角度の数値は一例であって、これらの数値に限定され
るものではない。また、上記実施例では第2枢支軸を挿
通するサブアームの先端部の通孔の大きさを、サブアー
ムが第2枢支軸に対して傾斜できるように比較的大きく
形成したが、これは一例であって第2枢支軸の先端とサ
ブアームの先端部とをボールジョイント構造により結合
してもよい。この場合、第2枢支軸がサブアームの先端
部に対して連結リンクを全方位傾斜可能に枢支できる。
2角度の数値は一例であって、これらの数値に限定され
るものではない。また、上記実施例では第2枢支軸を挿
通するサブアームの先端部の通孔の大きさを、サブアー
ムが第2枢支軸に対して傾斜できるように比較的大きく
形成したが、これは一例であって第2枢支軸の先端とサ
ブアームの先端部とをボールジョイント構造により結合
してもよい。この場合、第2枢支軸がサブアームの先端
部に対して連結リンクを全方位傾斜可能に枢支できる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、メ
インアームの先端部がメインアーム本体からサブアーム
側に所定の第1角度折曲しかつ曲率の変化するガラスに
向って所定の第2角度傾斜し、第2枢支軸がサブアーム
の先端部に対して連結リンクを全方位傾斜可能に枢支し
たので、サブアームがメインアームの回動時にワイパブ
レードを曲率の変化するガラスの表面に対して起立する
ように連結リンクの傾斜角度を調整する。この結果、ワ
イパブレードにより払拭されるウインドシールドガラス
の曲率が大きく変化していても、ガラスのワイパブレー
ドによる払拭性能は低下しない。
インアームの先端部がメインアーム本体からサブアーム
側に所定の第1角度折曲しかつ曲率の変化するガラスに
向って所定の第2角度傾斜し、第2枢支軸がサブアーム
の先端部に対して連結リンクを全方位傾斜可能に枢支し
たので、サブアームがメインアームの回動時にワイパブ
レードを曲率の変化するガラスの表面に対して起立する
ように連結リンクの傾斜角度を調整する。この結果、ワ
イパブレードにより払拭されるウインドシールドガラス
の曲率が大きく変化していても、ガラスのワイパブレー
ドによる払拭性能は低下しない。
【図1】本発明一実施例ウインドシールドワイパ装置の
ワイパブレードがウインドシールドガラスの下縁近傍に
沿って略水平方向に延び、かつそのガラスを水平面内に
位置させた状態を示す車両の要部斜視図。
ワイパブレードがウインドシールドガラスの下縁近傍に
沿って略水平方向に延び、かつそのガラスを水平面内に
位置させた状態を示す車両の要部斜視図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】そのワイパブレードがガラスの側縁近傍に沿っ
て略鉛直方向に延びた状態を示す車両の要部正面図。
て略鉛直方向に延びた状態を示す車両の要部正面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図3のC−C線断面図。
11 フロントパネル(車体) 13 ウインドシールドガラス 14 ワイパ装置 16 ドライブシャフト 17 ワイパブレード 18 メインアーム 18a メインアームの基端部 18b メインアームの先端部 18c メインアーム本体 19 サブアーム19a 通孔 21 連結リンク 31 第1枢支軸 32 第2枢支軸 θ1 第1角度 θ2 第2角度
Claims (1)
- 【請求項1】 曲率の変化するウインドシールドガラス
(13)の近傍の車体(11)に回動可能に突設され駆動源に連
結されたドライブシャフト(16)と、前記ガラス(13)の表
面に接触して前記ガラス(13)の表面を払拭するワイパブ
レード(17)と、前記ドライブシャフト(16)に基端部(18
a)が連結されたメインアーム(18)と、前記ドライブシャ
フト(16)の近傍の車体(11)に基端部が枢支されたサブア
ーム(19)と、前記メインアーム(18)の先端部(18b)及び
前記サブアーム(19)の先端部を第1枢支軸(31)及び第2
枢支軸(32)を介して連結し前記ワイパブレード(17)を支
持する連結リンク(21)とを備えたウインドシールドワイ
パ装置において、 前記メインアーム(18)の先端部(18b)はメインアーム本
体(18c)からサブアーム(19)側に所定の第1角度(θ1)折
曲しかつ曲率の変化する前記ガラス(13)に向って所定の
第2角度(θ2)傾斜し、 前記第2枢支軸(32)は、この第2枢支軸が挿通される前
記サブアーム(19)の先端部の通孔(19a)の大きさを前記
第2枢支軸の直径より大きく形成することにより、或い
は前記第2枢支軸と前記サブアームの先端部とをボール
ジョイント構造により結合することにより、前記サブア
ーム(19)の先端部に対して前記連結リンク(21)を全方位
傾斜可能に枢支し、 前記サブアーム(19)は前記メインアーム(18)の回動時に
前記ワイパブレード(17)を曲率の変化する前記ガラス(1
3)の表面に対して起立するように前記連結リンク(21)の
傾斜角度を調整するように構成されたことを特徴とする
ウインドシールドワイパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6045785A JP2938339B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ウインドシールドワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6045785A JP2938339B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ウインドシールドワイパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251714A JPH07251714A (ja) | 1995-10-03 |
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