JP3014109U - 自動車用のマットガード付きサイドシルプロテクター - Google Patents

自動車用のマットガード付きサイドシルプロテクター

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JP3014109U
JP3014109U JP1995000247U JP24795U JP3014109U JP 3014109 U JP3014109 U JP 3014109U JP 1995000247 U JP1995000247 U JP 1995000247U JP 24795 U JP24795 U JP 24795U JP 3014109 U JP3014109 U JP 3014109U
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tire
protector
vehicle body
house
mat
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JP1995000247U
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Inventor
隆 丹羽
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技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は自動車用のマットガード付きサイド
シルプロテクターに関し、ドアの下方の車体の側面に取
付けられることにより、走行時の風圧に対する安定化か
ら整流機能を発揮したり、小石が路面から車体に跳ね上
がるのを防止して車体を保護することを目的とする。 【構成】 フロントタイヤ4とリヤタイヤ4′とのタイ
ヤアーチ6,6′に両端が到達する長さLの硬質の合成
樹脂製のプロテクター本体1の前端受部1aに、フロン
トタイヤのタイヤアーチの側面6aから内側面6bに略
合致する形状の軟質材料よりなるマットガード部7を設
けて小石、泥の跳ね上がりを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用のマットガード付きサイドシルプロテクターに関し、ドアの 下方の車体の側面に取付けられることにより、走行時における風圧に対して整流 機能を発揮して安定化したり、小石等が路面から車体へ跳ね上がるのを防止して 車体を保護するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば乗用車の走行時において小石が跳ね上がることにより車体に傷が つくのを防止したり、車体に対する外観上の見栄えを良くするための備品として 例えば図4に示すようなサイドシルプロテクターがあった。 このサイドシルプロテクターは、例えば硬質の合成樹脂により形成され、一端 1′aがフロントタイヤ4を収容するハウス5のタイヤアーチ6から他端1′b がリヤタイヤ4′を収容するハウス5′のタイヤアーチ6′に到る長さL′のプ ロテクター本体1′を、ドア2の下方の車体3の側面に取付け、前記プロテクタ ー本体1′の例えばフロントタイヤ4側の一端1′aにはフロントタイヤ4のタ イヤアーチ6の側面6aからハウス5の内側面6bに略合致する形状の前端側保 護片部8″Aを起立して設け、プロテクター本体1′の他端1′bにはリアタイ ヤ4′を収容するハウス5′のタイヤアーチ6′側の車体3の側面6′aを保護 するための後端側保護片部8″Bを起立して設けていた。また車体3に対するプ ロテクター本体1′の固着手段は、図示のように例えばネジ9を用いてプロテク ター本体1′を車体3にネジ止めしたり、接着剤を使用して接着する。そしてプ ロテクター本体1′をドア2の下方の車体3に取付けることにより、走行時にお ける風圧に対して整流機能を発揮して車体の安定走行をはかり、しかも小石の跳 ね上がりに対して車体3が傷つくのを防止して保護し、また外観上、車体3の見 栄えが良いものにしていた。
【0003】 また走行時における小石や泥の跳ね上がりを防止するものとして図5に示すよ うなマットガードがあった。このマットガード7″A,7″Bは、例えば軟質な 合成樹脂により形成され、フロントタイヤ4またはリヤタイヤ4′を収容するハ ウス5,5′のタイヤアーチ6,6′の内側面6b,6′bから車体3の側面6 a,6′aにかけて合致するような側面略円弧状に形成される。マットガード7 ″A,7″Bの取付けは、例えばタイヤアーチ6,6′の内側面6b,6′bに ネジを使用してマットガード7″A,7″Bをネジ止めしたり、接着剤を使用し て接着していた。 そしてマットガード7″A,7″Bにより、フロントタイヤ4およびリヤタイ ヤ4′を収容するハウス5,5′内や車体3への泥の跳ね上がりを防止していた 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし図4に示すサイドシルプロテクターは、一端1′aがフロントタイヤ4 を収容するハウス5のタイヤアーチ6から他端1′bがリヤタイヤ4′を収容す るハウス5′のタイヤアーチ6′に到る長さL′を有して車体3の側面に取付け られる。従って、図4に示すようにサイドシルプロテクター1′を車体3に取付 けると、フロントタイヤ4またはリヤタイヤ4′のハウス5,5′の内面を覆う ための図5に示すマットガード7″A,7″Bの車体3への取付けに要するスペ ースがなくなる。 無理に図5に示すようなマットガード7″A,7″Bを車体3のハウス5,5 ′内に取付けようとすると、ハウス5,5′の内面と、マットガード7″A,7 ″Bとの間に間隙を生じてガタつくことにより構造的に脆弱で不充分な取付けに なったり、隙間を生ずることにより外観的に不体裁な取付けになっていた。 反対にマットガード7″A,7″Bを車体3のハウス5,5′に取付けると、 今度はマットガード7″A,7″Bの間におけるサイドシルプロテクター1′の 取付けに必要なスペースがなくなる。 結局、従来においてはサイドシルプロテクター1′とマットガード7″A,7 ″Bとを同時に車体3に取付けることは従来、できなかった。
【0005】 そこで本考案はプロテクター本体の前端にマットガード部を取付けることによ り、車体に対して構造堅牢に且つ容易且つ確実にマットガードとプロテクターと の共着化がはかれ両機能を発揮するマットガード付きサイドシルプロテクターを 提供するのにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、一端がフロントタイヤを収容するハウス のタイヤアーチから他端がリヤタイヤを収容するハウスのタイヤアーチに到る長 さの硬質の合成樹脂よりなるプロテクター本体をドアの下方の車体側面に取付け る構造のサイドシルプロテクターを備え、フロントタイヤを収容する前記ハウス のタイヤアーチの側面からハウスの内側面に略合致する形状のマットガード部を 軟質の合成樹脂またはゴム等の軟質材料にて形成し、該マットガード部を前記プ ロテクター本体の前端受部に取付けるという手段を採用した。
【0007】
【作用】
先ずドア下方の車体の側面にプロテクター本体を取付け、次いでこのプロテク ター本体の前端受部にはフロントタイヤを収容するハウスのタイヤアーチの側面 から内側面に略合致する形状のマットガード部が取付けられる。そして、タイヤ が撥ね上げる小石や泥の撥ね上げをマットガード部により防止するとともに車体 の側面に取付けられるプロテクター本体により小石等の撥ね上げを防止して車体 を保護し、外観上、車体を見栄えがあるものにする。
【0008】
【実施例】
以下図1乃至図3に従って本考案の第1実施例を説明する。 1は硬質の合成樹脂、例えばABS 樹脂により形成される断面略コ字状のプロテ クター本体であり、このプロテクター本体1はドア2の下方の車体3に側面を覆 うように取付けられ、その一端の前端受部1aにはフロントタイヤ4を収容する ハウス5のタイヤアーチ6の側面6aから内側面6bに略合致する形状のマット ガード部7を着脱可能に取付け、また他端1bには側面略矩形の後端側保護片部 8が上方に突出するように形成される。 この実施例においてプロテクター本体1は、フロントタイヤ4を収容するハウ ス5のタイヤアーチ6に前端受部1aが到達し、他端1bがリヤタイヤ4′を収 容するハウス5′のタイヤアーチ6′に到達する長さLに形成される。1cは前 記プロテクター本体1の下面に下方に向けて折曲した折返縁部であり、この折返 縁部1cは車体3の下面に設けた立下壁部3aに重合される。 Hは断面略コ字状の抱持片であり、この抱持片Hは必要に応じて前記プロテク ター本体1の前記折返縁部1cおよび前記立下壁部3aを抱持し、ネジ9′を用 いてネジ止めするためのものである。
【0009】 前記マットガード部7は、この実施例においては軟質材料、例えばプロテクタ ー本体1とは異なる軟質の合成樹脂またはゴムにより形成され、上方に突出する 前端上側保護片部7Aと、下側に突出する前端下側保護片部7Bと、一側に設け られてプロテクター本体1の前記前端受部1aに嵌合する断面略L字状または断 面略コ字状の抱持枠7aとから形成される。 このマットガード部7を形成するための前記合成樹脂としては、例えば軟質の PVC 樹脂、ポリウレタン樹脂等が使用される。
【0010】 本考案の一実施例は上記構成からなり、プロテクター本体1を前記車体3に取 付けるためには、例えばプロテクター本体1に適宜数個設けた孔1a1 にネジ9 を螺入して車体3にネジ止めするほか、接着剤を用いて接着することにより、プ ロテクター本体1を車体3の側面に固定する。この際、車体3の下面に立下壁部 3aを設けている場合には、プロテクター本体1の下面に下方に向けて折曲した 折返縁部1cを重合し、必要に応じて断面略コ字状の抱持片Hにより抱持するこ とにより、車体3の下縁にプロテクター本体1を取付けるようにしてもよい。
【0011】 フロントタイヤ4またはリヤタイヤ4′を収容しているハウス5,5′の内側 面6b,6′bに到達する長さLに硬質の合成樹脂により形成したプロテクター 本体1の一端の前端受部1aに、本実施例においては図示のように、フロントタ イヤ4を収容するハウス5のタイヤアーチ6の側面6aから内側面6bに合致す る形状の軟質材料よりなるマットガード部7は、断面L字状または断面コ字状の 保持枠7aが嵌合された上で、重合する適宜数個の孔7c,1a2 内にネジ9を 螺入したり、接着剤を用いて接着することにより、車体3の側面6aからハウス 5の内側面6bにかけて覆うように取付けられる。
【0012】 そしてこのマットガード部7は、プロテクター本体1の一端の前端受部1aを 抱持枠7aにより抱持するように前端受部1aに取付けられて取付個所には従来 とは異なり何らの間隙を生じないので、雨、雪がかかったり、洗車時において水 がこの間隙から侵入する等することにより車体3が腐蝕する原因になったり、間 隙を生ずることによる外観的な不体裁を防止できる。 またフロントタイヤ4により撥ね上げられる小石または泥は、フロントタイヤ 4を収容するハウス5のタイヤアーチ6に到る車体3の前端側の側面6aからハ ウス5の内側面6bが前端上側保護片部7Aに覆われて保護されるとともに車体 3の下方に突出する前端下側保護片部7Bにより撥ね上げられる小石または泥か ら保護される。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案は、プロテクター本体を車体の側面下方に、またマットガ ード部をフロントタイヤを収容するためのハウスのタイヤアーチの側面から内側 面にガタツキ等がなく、構造堅牢にして且つ確実に取付けることができる。 そしてマットガード部とプロテクター本体とにより小石および泥除けの跳ね返 りを防止して車体の保護が確実になされるとともにプロテクター本体において外 観上、車体を見栄えがするものにすることができ、マットガードとサイドシルプ ロテクターとの両機能を同時に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、プロテクター本体を
車体から取外した状態の分解斜面図である。
【図2】同じくプロテクター本体およびマットガード部
を車体に取付けた状態を示す斜面図である。
【図3】同じく車体に対してプロテクター本体を取付け
た状態を示す要部断面図である。
【図4】従来のサイドシルプロテクターを車体に取付け
た状態を示す斜面図である。
【図5】従来のマットガード部を車体に取付けた状態の
斜面図である。
【符号の説明】
1 プロテクター本体 2 ドア 3 車体 4 フロントタイヤ 4′ リヤタイヤ 5 ハウス 5′ ハウス 6 アーチ 6′ アーチ 7 マットガード部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がフロントタイヤを収容するハウス
    のタイヤアーチから他端がリヤタイヤを収容するハウス
    のタイヤアーチに到る長さの硬質の合成樹脂よりなるプ
    ロテクター本体をドアの下方の車体側面に取付ける構造
    の自動車用のマットガード付きサイドシルプロテクター
    を備え、フロントタイヤを収容する前記ハウスのタイヤ
    アーチの側面からハウスの内側面に略合致する形状のマ
    ットガード部を軟質の合成樹脂またはゴム等の軟質材料
    にて形成し、該マットガード部を前記プロテクター本体
    の前端受部に取付けることを特徴とする自動車用のマッ
    トガード付きサイドシルプロテクター。
JP1995000247U 1995-01-30 1995-01-30 自動車用のマットガード付きサイドシルプロテクター Expired - Lifetime JP3014109U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166983A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 マツダ株式会社 車体側面構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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