JP2557710Y2 - 自動車のバックミラー装置 - Google Patents

自動車のバックミラー装置

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JP2557710Y2
JP2557710Y2 JP1991053493U JP5349391U JP2557710Y2 JP 2557710 Y2 JP2557710 Y2 JP 2557710Y2 JP 1991053493 U JP1991053493 U JP 1991053493U JP 5349391 U JP5349391 U JP 5349391U JP 2557710 Y2 JP2557710 Y2 JP 2557710Y2
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JP
Japan
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mirror
opening
mirror housing
convex portion
mirror device
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巌 森井
治 内田
憲男 柳本
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車の車体の外部に
設けられる自動車のバックミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体の外部に設けられるバック
ミラー装置として、所謂ドアミラーがあり、このドアミ
ラーは、図4に示すように、開口部2を有するミラーハ
ウジング1と、このミラーハウジング1の開口部2の内
側に設けられたミラー3とで構成され、前記ミラー3を
介して自動車の運転席からその側部後方を確認すること
ができるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなドアミラー
においては、自動車の走行に伴い、図4に示すように、
ミラーハウジング1の外周にその前方から後方に向かっ
て流れる気流が生じる。この気流は、ミラーハウジング
1の外周から開口部2の内側に回り込むように流れる。
【0004】このため降雨時に、ミラーハウジング1の
外周に付着した水滴が、その気流に乗って開口部2の内
側に引き込まれてミラー3の表面に付着し、自動車の側
部後方の確認がしずらくなってしまう。この対策とし
て、図5に示すように、ミラーハウジング1の開口部2
の周縁の外周部分にその周方向に沿って凸部4を設ける
ことが試みられている。
【0005】このような手段においては、凸部4の縁部
4aで水滴の流れをせき止めることができるが、しかし
凸部4の外面4bから開口部2の内側に亘る部分では、
図4に示す場合とほぼ同様の気流が生じ、したがって凸
部4の外面4bに付着した水滴や凸部4を乗り越えた水
滴がその気流によって開口部2の内側に引き込まれ、や
はりミラー3の表面に水滴が付着してしまう。
【0006】この考案はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、ミラーハウジング
の外周からミラーの表面への水滴の移行を確実に抑制す
ることができる自動車のバックミラー装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案はこのような目
的を達成するために、一側面に開口部を有するミラーハ
ウジングと、このミラーハウジングの開口部の内側に設
けられたミラーとを具備するものにおいて、前記ミラー
ハウジングにおける開口部の外周で、かつその開口部の
周縁から一定の距離を隔てた部分に、その周方向に沿う
ベルト状の凸部を設けるようにしたものである。
【0008】
【作用】このような構成においては、自動車が走行する
と、ミラーハウジングの外周に、その前方から後方に向
かって空気が流れる。そして凸部に接しながらこの凸部
を通過した空気が、ミラーハウジングの開口部の周縁と
凸部の一側縁との間の段差部内に落ち込んで渦流とな
り、この渦流によりその段差部内の圧力が増し、この圧
力に基づいてその外層側の空気が押し上げられ、結局ミ
ラーハウジングの外周の空気の全体が自動車の後方側に
ほぼ平行の状態を保って流れる。
【0009】したがって降雨時にミラーハウジングの外
周面に付着した水滴は、ミラーハウジングの開口部の内
側に回り込むことなく、その開口部の外周側の周縁から
その後方側に飛び去り、このためミラーの表面に対する
水滴の付着が確実に抑制される。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図1ない
し図3を参照して説明する。なお、従来と同一の構成部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0011】ミラーハウジング1の外周には、開口部2
の周縁寄りに位置してベルト状の凸部5が設けられてい
る。この凸部5は、例えばPVC樹脂やTPE樹脂など
で形成されたベルトをミラーハウジング1の外周に両面
テープ6を用いてその周方向に沿うように接着して構成
されている。
【0012】この凸部5は、図1(A)に示すように、
開口部2の周縁から自動車の前方側に向かって10〜2
5mm程度の一定の距離aを隔てた位置に設けられてい
る。そしてこのように凸部5が設けられることによりミ
ラーハウジング1の開口部2の外周に段差部7が形成さ
れている。さらにこの凸部5は、自動車の前方側におけ
る側縁の高さb1 が例えば4mm、後方側における側縁の
高さb2 が例えば3mmとなる程度にその外面が傾斜し、
またその幅cが3〜8mmとなっている。
【0013】このような構成においては、自動車が走行
すると、ミラーハウジング1の外周に、図1(B)に示
すように、その前方から後方に向かって空気が流れる。
そして凸部5に接しながらこの凸部5を通過した空気は
段差部7内に落ち込んで渦流Sとなり、この渦流Sによ
り段差部7内の圧力が増し、この圧力に基づいてその外
層側の空気が押し上げられ、結局ミラーハウジング1の
外周の空気の全体が自動車の後方側にほぼ平行の状態を
保って流れる。
【0014】したがって降雨時にミラーハウジング1の
外周面に付着した水滴は、開口部2の内側に回り込むこ
となく、開口部2の外周側の周縁からその後方側に飛び
去り、このためミラー3の表面に対する水滴の付着を確
実に抑制でき、したがってこのミラー3を介して自動車
の運転席からその側部後方を常に明瞭に確認することが
できる。
【0015】なお、前記実施例おいては、合成樹脂製の
ベルトをミラーハウジング1の外周に貼り付けて凸部5
を構成するようにしたが、ミラーハウジング1と一体に
凸部5を形成するようにしてもよいことは言うまでもな
い。またこの考案のバックミラー装置としては、ドアミ
ラーに限らず、フェンダーミラーなどの場合であっても
よい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
ミラーハウジングの開口部の内側への水滴の回り込みを
確実に抑制でき、したがってミラーの表面への水滴の付
着を防止してこのミラーを介して自動者の側部後方を常
に明瞭に確認することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるバックミラー装置の
要部の断面図。
【図2】そのバックミラー装置の全体の外観を示す斜視
図。
【図3】図2中のA−A線に沿う断面図。
【図4】従来のバックミラー装置の一部の断面図。
【図5】従来のさらに異なるバックミラー装置の一部の
断面図。
【符号の説明】
1…ミラーハウジング 2…開口部 3…ミラー 5…凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面に開口部を有するミラーハウジン
    グと、このミラーハウジングの開口部の内側に設けられ
    たミラーとを具備するものにおいて、前記ミラーハウジ
    ングにおける開口部の外周で、かつその開口部の周縁か
    ら一定の距離を隔てた部分に、その周方向に沿うベルト
    状の凸部を設けたことを特徴とする自動のバックミラ
    ー装置。
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JP6120329B2 (ja) * 2013-10-02 2017-04-26 典政 佐々木 ドアミラー
JP2015205612A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 本田技研工業株式会社 車両用アウタミラー装置
DE102016118447A1 (de) * 2016-09-29 2018-03-29 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug-Außenspiegel

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