JPH0547002Y2 - - Google Patents

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JPH0547002Y2
JPH0547002Y2 JP1988145826U JP14582688U JPH0547002Y2 JP H0547002 Y2 JPH0547002 Y2 JP H0547002Y2 JP 1988145826 U JP1988145826 U JP 1988145826U JP 14582688 U JP14582688 U JP 14582688U JP H0547002 Y2 JPH0547002 Y2 JP H0547002Y2
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bumper
body panel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、バンパサイド部がホイールアーチ
の一部を形成する樹脂製バンパのバンパサイド部
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第5図に示されるように、バンパサイド
部1aがホイールアーチ2の一部を形成する樹脂
製バンパ1のバンパサイド部構造にあつては、第
6図のように、車体パネル(フエンダ)3の折曲
げ片3aに穿設の固定孔20に、樹脂製のグロメ
ツト(またはクリツプ)5を挿入し、前記固定孔
20に中心を合せて第7図のようにグロメツト5
をセツトし、バンパサイド部1aの端末上部10
に設けた取付け部4の取付け孔6から固定具であ
るタツピングスクリユ7にて、第8図のように、
樹脂製バンパ1を車体パネル(フエンダ)3に取
付ける構造をとつている。
このように、バンパサイド部1aの端末上部1
0の取付け部4を、車体パネル3の折曲げ片3a
に、樹脂製のグロメツト5およびタツピングスク
リユ7を用いて取付ける際、第8図から分かるよ
うに、樹脂製バンパ1と車体パネル3の間に、必
然的に若干の〓が発生するのが一般的である。
また、実開昭62−43055号公報には、「バンパサ
イドのフランジに切欠き部を設け、この切欠き部
により泥水がバンパサイド部の外側に流出するこ
とを防止する。」ことが開示されている。
さらにまた、実開昭61−6453号公報には、「リ
ヤバンパの水平フランジのダム部材の後部に泥落
し孔を設けて、リヤホイールによりはね飛ばされ
た泥がバンパ取付金具に付着するのが防止され
る。」ことが開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第8図のバンパサイド部1aの取付構
造にあつては、図示してないフエンダライナと車
体パネル3および樹脂製バンパ1に、タイヤによ
つて泥水がはね上げられ、その泥水が第8図およ
び第9図のように、車体パネル3の折曲げ片3a
と樹脂製バンパ1の端末上部10の取付け部4お
よび樹脂製バンパ1のフランジ11との間の〓に
浸入して、第9図のように、泥水13が表面張力
により前記〓に溜まる。このように、〓に溜まつ
た泥水13は走行中の風圧により、第8図および
第9図のように、樹脂製バンパ1のバンパ表面に
泥だれ130としてたれ出し、バンパ表面を汚す
という問題点がある。
そこで、この考案は、上記問題点を解決するた
め、車体パネルに取付けられるバンパサイド部の
取付け部の形状を工夫することにより、車体パネ
ルとバンパサイド部の取付け部およびえその近傍
に溜まつた泥水が、樹脂製バンパのバンパ表面へ
泥だれとして流出するのを防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、この考案は上述の問題点を、車体パ
ネルの折曲げ片に所定の間隔をあけた状態で取付
けられるバンパサイド部の取付け部に、バンパサ
イド部のバンパ表面に沿つてビードを設け、この
ビードの突出端と車体パネルの折曲げ片の間に間
隙を形成するとともに、バンパサイド部の取付け
部から連設形成されるフランジの上面に傾斜面を
設けることにより解決しようとするものである。
さらに詳しくは、この考案は、バンパサイド部
の端末上部が車体パネルの折曲げ片に所定の間隔
をあけた状態で固定具により取付けられている樹
脂製バンパにおいて、前記バンパサイド部の端末
上部に設けた車体パネルの折曲げ片に取付けられ
る取付け部には、その取付け部の取付け面から上
方に突出するビードがバンパサイド部の端末上部
のバンパ表面側に沿つて設けてあり、前記ビード
の上方突出端は車体パネルへの組付け状態におい
て、車体パネルとの間に間隙が形成されるように
なつており、しかも、バンパサイド部の前記取付
け部から連設形成されるフランジの上面には、車
両内側に向けて下り傾斜することにより前記折曲
げ片との間隙が前記ビード側よりも車両内側で次
第に広くなる傾斜面が設けてあるものである。
〔作用〕
バンパサイド部1aの取付け部4に設けたビー
ド8の上方突出端80が、車体パネル3の折曲げ
片3aへの組付け状態において、車体パネル3と
の間に間隙9が形成される。これに加えてこのビ
ード8に隣接するフランジ11の上面と車体パネ
ル3の折曲げ片3aとの間隙が車体内側で次第に
広くなるように傾斜面12が形成されているの
で、バンパサイド部1aの取付け部4と車体パネ
ル1の折曲げ片3aとの間に侵入した泥水は、こ
れらの間に表面張力によつて液膜を造つて溜まる
ことがなく、傾斜面12の先端側である車両内側
に向けて流れ落とされる。すなわち泥水は、車両
内側に排除されることになるので、樹脂製バンパ
のバンパ表面に泥だれが生じることが防止され
る。
〔実施例〕
第1図から第5図までの図面は、この考案の実
施例を示しており、第5図から分かるように、樹
脂製バンパ1のバンパサイド部1aが、ホイール
アーチ2の一部を形成して車体パネル(フエン
ダ)3に取付けられるようになつており、詳しく
は、第1図および第3図図示の樹脂製バンパ1の
バンパサイド部1aの端末上部10に設けた取付
け部4を、第1図図示の車体パネル(フエンダ)
3の折曲げ片3aに差し込み挿入した樹脂製のグ
ロメツト(またはクリツプ)5に当接させ、前記
取付け部4の取付け孔6から固定具であるタツピ
ングスクリユ7を差し込んで、タツピングスクリ
ユ7をグロメツト5にねじ込むことにより、樹脂
製バンパ1を車体パネル3に固定するようになつ
ている。したがつて取付け部4と折曲げ片3aと
の間に所定の間隔があくようになつている。
そして、バンパサイド部1aの端末上部10に
設けた取付け部4には、その取付け部4の取付面
から車体パネル3の折曲げ片3aに向けて上方に
突出するビード8が設けられている。このビード
8は第3図から分かるように、バンパサイド部1
aの端末上部10の外側面に沿つて設けられてお
り、また、第1図から分かるように、ビード8の
上方突出端80は、車体パネル3への組付け状態
において、車体パネル3との間に間隙9が形成さ
れるようになつており、この間隙9を大きくとる
ことによつて泥水の表面張力の発生を防ぐように
なつている。
さらに、第3図から分かるように、バンパサイ
ド部1aの前記取付け部4から、徐変面40を経
て連設形成される第2図図示のフランジ11の上
面には、車両内側に向けて下り傾斜する傾斜面1
2が設けてある。したがつてこの傾斜面12と折
曲げ片3aとの間隔は、第2図に示すようにビー
ド8側で狭く、車両内側で次第に広くなる。この
傾斜面12は、第2図に示すように、泥水13を
車両内側に流し落とす役目と、前記間隙9の間に
侵入した泥水13を、傾斜面12側の泥水13が
車両内側に流れることにより吸引して、前記間隙
9に泥水13が表面張力によつて溜まることを、
より積極的に防止する役目とを果たすものであ
る。
さらにまた、第3図から分かるように、バンパ
サイド部1aの傾斜面12が設けてあるフランジ
11の車両内側の下り傾斜端には切欠き14が設
けてあり、この切欠き14によりさらに、泥水が
樹脂製バンパ1のバンパ表面へ流出するのを防止
する役目を果たすのである。
一方、第1図および第4図に示すように、グロ
メツト5にはシールゴム等より成るシール構造1
5が設けてあり、このシール構造15をグロメツ
ト5に設けることにより、バンパサイド部1aの
グロメツト5部位のタツピングスクリユ7締付け
点からバンパ表面への泥水流出を防止することが
できる。なお、このシール構造15は、樹脂製バ
ンパ1と車体パネル3との間に直接設けても、グ
ロメツト5に設けたシール構造15と同様に、バ
ンパ表面への泥水の流出が防止できる。
このように、本願考案は、樹脂製バンパ1のビ
ード8の上方突出端80と車体パネル3との間に
設けた間隙9と、バンパサイド部1aのフランジ
11に設けた傾斜面12と、この傾斜面12の下
り傾斜端に設けた切欠き14と、グロメツト5に
設けたシール構造15(樹脂製バンパ1と車体パ
ネル3との間に設けたシール構造15)とを組合
せることにより、樹脂製バンパ1のバンパ表面へ
の泥水の流出(泥だれ)がより効果的に防止でき
る。
なお、第5図図示の樹脂製バンパ1は、フロン
トバンパについて示してあるが、リヤバンパにつ
いても上述構造により、樹脂製バンパ1のバンパ
表面への泥水の流出が防止できることを付言す
る。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、車体パネルの折曲げ
片に取付けられるバンパサイド部の取付け部に、
バンパサイド部のバンパ表面に沿つてビードを設
け、このビードの突出端と車体パネルの折曲げ片
の間に間隙を形成するとともに、バンパサイド部
の取付け部から連設形成されるフランジの上面に
車両内側ほど折曲げ片との間隙が広くなる傾斜面
を設けるようにしたため、バンパサイド部の端末
上部の取付け部およびその近傍に侵入した泥水
が、表面張力によつてここに溜まることなく車両
内側に排出されるので、樹脂製バンパのバンパ表
面に泥だれとして流出するのが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図は、第5図の−線断
面図、第2図は、第5図−線断面図、第3図
は、樹脂製バンパの分解斜視図、第4図は、シー
ル構造付グロメツトの斜視図、第5図は、樹脂製
バンパ(フロトンバンパ)を車体パネルに取付け
た状態を示す斜視図、第6図から第9図までの図
面は、従来例を示しており、第6図は、車体パネ
ルとグロメツトと樹脂製バンパの分解斜視図、第
7図は、グロメツトを取付けた車体パネルと樹脂
製バンパとの分解斜視図、第8図は、第1図相当
の断面図、第9図は、第2図相当の断面図であ
る。 1……樹脂製バンパ、1a……バンパサイド
部、10……端末上部、3……車体パネル、3a
……折曲げ片、4……取付け部、8……ビード、
80……上方突出端、9……間隙、11……フラ
ンジ、12……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパサイド部の端末上部が車体パネルの折曲
    げ片に所定の間隔をあけた状態で固定具により取
    付けられている樹脂製バンパにおいて、前記バン
    パサイド部の端末上部に設けた車体パネルの折曲
    げ片に取付けられる取付け部には、その取付け部
    の取付け面から上方に突出するビードがバンパサ
    イド部の端末上部のバンパ表面側に沿つて設けて
    あり、前記ビードの上方突出端は車体パネルへの
    組付け状態において、車体パネルとの間に間隙が
    形成されるようになつており、しかも、バンパサ
    イド部の前記取付け部から連設形成されるフラン
    ジの上面には、車両内側に向けて下り傾斜するこ
    とにより前記折曲げ片との間隔が前記ビード側よ
    りも車両内側で次第に広くなる傾斜面が設けてあ
    ることを特徴とするバンパサイド部構造。
JP1988145826U 1988-11-08 1988-11-08 Expired - Lifetime JPH0547002Y2 (ja)

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JP1988145826U JPH0547002Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08

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JP1988145826U JPH0547002Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08

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JPH0265652U JPH0265652U (ja) 1990-05-17
JPH0547002Y2 true JPH0547002Y2 (ja) 1993-12-09

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JPH0173058U (ja) * 1987-10-30 1989-05-17

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JPH0265652U (ja) 1990-05-17

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