JPH10230797A - フェンダモールの取付け構造 - Google Patents

フェンダモールの取付け構造

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JPH10230797A
JPH10230797A JP3584697A JP3584697A JPH10230797A JP H10230797 A JPH10230797 A JP H10230797A JP 3584697 A JP3584697 A JP 3584697A JP 3584697 A JP3584697 A JP 3584697A JP H10230797 A JPH10230797 A JP H10230797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な手段によって、フェンダモールとバンパ
とを外部から連続的に見えるようにするとともに、バン
パ表面に不体裁な泥水の垂れなども生じ難いものにし
て、フェンダモールの取付け部分の見栄えを良好にす
る。 【解決手段】フェンダパネル2に設けられたホイールア
ーチ20の周縁部20aがバンパ1の端部1Aに繋がっ
ており、かつ上記ホイールアーチ20の周縁部20aに
フェンダモール3が取付けられている、フェンダモール
3の取付け構造であって、上記バンパ1の端部1Aに
は、この端部1Aの外面のうち上記ホイールアーチ20
の周縁部20aに隣接する先端領域1aの外面を他の領
域1bの外面よりも車幅方向内方に凹ませる段差部10
が設けられているとともに、上記フェンダモール3の長
手方向一端部3aは、上記バンパ1の上記先端領域1a
の外面にオーバラップしており、かつ上記段差部10
は、上記ホイールアーチ20に接近するにつれて下降す
る傾斜状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、自動車のフェンダパネルにフ
ェンダモールを取付けることにより、自動車のフェンダ
部分をいわゆるオーバフェンダとするような場合に適用
されるフェンダモールの取付け構造に関する。
【0002】
【発明を解決しようとする課題】図4に示すように、自
動車のフェンダパネル29のホイールアーチ28の周縁
部28aにフェンダモール39を取付ける場合、このフ
ェンダモール39の長手方向一端部39aがフロントバ
ンパ1eの端部(バンパサイド部)に接近する場合があ
る。このような場合、従来では、たとえば図5に示すよ
うに、フェンダモール39の一端部39aとフロントバ
ンパ1eの端部との間に適当な隙間Saを形成するよう
に、フェンダモール39を取付ける手段が適宜採用され
ている。
【0003】しかしながら、上記構造では、上記隙間S
aの存在自体が不体裁であるのに加え、この隙間Saの
奥には、上記フロントバンパ1eやフェンダモール39
とは異なり、塗装処理などが施されていない部材が配置
されており、この部材が外部から見えることとなる。し
たがって、上記構造では、フロントバンパ1eとフェン
ダモール39との連続性に欠け、フェンダモール39の
取付け部分の見栄えが悪いものとなっていた。
【0004】また、従来においては、図6(a),
(b)に示すように、フロントバンパ1eの端部とフェ
ンダモール39の一端部39aとのそれぞれに、1組の
フランジ部60,61を設けた上で、これらのフランジ
部60,61をネジ部材62によって上下方向に締結す
る手段も採用されている。このような手段によれば、ネ
ジ部材62の締結力によって、フロントバンパ1eとフ
ェンダモール39との隙間Sbの寸法を小さくすること
ができ、上記図5に示す構造と比較すれば、その見栄え
を良好にすることができる。しかしながら、上記図6に
示す手段では、ネジ部材62などの部品点数が多く、そ
の組付け作業工程数が多くなる。したがって、その組付
け作業性が悪くなるという不具合を生じていた。
【0005】一方、上記フェンダモール39の取付け部
分の見栄えを良好にするためには、上記フェンダモール
39とフロントバンパ1eとのそれぞれの外面を面一に
設定し、段差が無いようにすることが望まれる。ところ
が、上記図6に示す従来の手段では、ネジ部材62が挿
通するフランジ60の孔部63は、ネジ部材62の軸部
よりも大径とされるのが一般的であり、車幅方向に遊び
が設けられる。したがって、上記ネジ部材62の使用に
よっては、フロントバンパ1eとフェンダモール39と
の車幅方向の位置決めを容易かつ正確に行うことは難し
いものとなっていた。したがって、従来では、フロント
バンパ1eとフェンダモール39とのそれぞれの外面を
面一に設定し難く、それらの外面に段差が生じる場合が
あり、このようなことにも原因して、フェンダモール3
9の取付け部分の見栄えが悪化する場合があった。
【0006】さらに、上記図5および図6のいずれの手
段の場合においても、フロントバンパ1eとフェンダモ
ール39との隙間Sa,Sbから、フロントバンパ1e
の外面に泥水が垂れ易くなっていた。すなわち、車輪が
配置されるホイールハウス内においては、車輪によって
泥水が撥ね上げられており、この泥水がフロントバンパ
1eとフェンダモール39とが互いに接近する部分の内
側に撥ね上げられる場合がある。すると、この泥水が、
上記隙間Sa,Sbを通過し、矢印に示すように、フロ
ントバンパ1eの外面に垂れ流れる現象を生じる。この
ため、従来では、上記泥水の垂れにも原因し、フェンダ
モールの取付け部分の見栄えが一層悪くなるという不具
合も生じていた。
【0007】上記のような問題は、フロントバンパの近
傍にフェンダモールを取付ける場合のみならず、自動車
の後部のリヤバンパの近傍においていわゆるリヤフェン
ダパネルにフェンダモールを取付ける場合にも、同様に
生じていた。
【0008】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、簡易な手段によって、フェンダ
モールとバンパとを外部から連続的に見えるようにする
とともに、バンパ表面に不体裁な泥水の垂れなども生じ
難いものにして、フェンダモールの取付け部分の見栄え
を良好にすることをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】本願発明の第1の側面によれば、フェンダ
パネルに設けられたホイールアーチの周縁部がバンパの
端部と繋がっており、かつ上記ホイールアーチの周縁部
にフェンダモールが取付けられている、フェンダモール
の取付け構造であって、上記バンパの端部には、この端
部の外面のうち上記ホイールアーチの周縁部に隣接する
先端領域の外面を他の領域の外面よりも車幅方向内方に
凹ませる段差部が設けられているとともに、上記フェン
ダモールの長手方向一端部は、上記バンパの上記先端領
域の外面にオーバラップしており、かつ上記段差部は、
上記ホイールアーチに接近するにつれて下降する傾斜状
であることを特徴としている。
【0011】本願発明においては、バンパの端部の所定
の先端領域の外面にフェンダモールの長手方向一端部を
オーバラップさせているために、上記バンパとフェンダ
モールとを互いに連続した形態とすることができる。上
記バンパの端部に設けられている段差部とフェンダモー
ルの長手方向一端部との間に、仮に隙間が生じていて
も、この隙間の奥には上記バンパの先端領域の外面が見
えることとなり、その色彩はバンパ外面の色彩と同一に
することができる。また、上記フェンダモールの長手方
向一端部がオーバラップしているバンパの先端領域の外
面は、バンパの端部の他の領域の外面よりも車幅方向内
方に凹むように形成されているために、上記フェンダモ
ールの長手方向一端部の外面と上記バンパの端部の他の
領域の外面とを面一にすることもできる。したがって、
上記バンパとフェンダモールとのそれぞれの外面に連続
性を持たせることができ、上記フェンダモールの取付け
部分の見栄えを良好にすることができるという効果が得
られる。
【0012】また、本願発明においては、上記バンパの
段差部は、ホイールアーチに接近するにつれて下降する
傾斜状であるために、ホイールハウス内において撥ね上
げられた泥水が上記バンパとフェンダモールとのオーバ
ラップ部分に侵入すると、この泥水は上記段差部の傾斜
に沿ってホイールアーチの方向に流れることなる。した
がって、多くの泥水が、バンパの外面にそのまま垂れ流
れてしまうことを抑制することができ、泥水の付着によ
って自動車の見栄えが悪化する虞れも少なくすることが
できる。
【0013】本願発明の第2の側面によれば、フェンダ
パネルに設けられたホイールアーチの周縁部がバンパの
端部と繋がっており、かつ上記ホイールアーチの周縁部
にフェンダモールが取付けられているフェンダモールの
取付け構造であって、上記バンパの端部には、車幅方向
内方に突出するフランジ部が連設されており、かつこの
フランジ部とこのフランジ部に対向する上記フェンダモ
ールの車幅方向内面部分とには、上記バンパとフェンダ
モールとの車幅方向の位置決め固定が可能に相互に嵌合
する突起部と凹状部とが設けられていることを特徴とし
ている。
【0014】本願発明においては、フェンダパネルの所
定位置にフェンダモールを取付ける場合に、バンパのフ
ランジ部とフェンダモールとに設けられている突起部と
凹状部とを互いに嵌合させることにより、これらバンパ
とフェンダモールとの車幅方向の位置決め固定が可能と
なる。したがって、バンパとフェンダモールとのそれぞ
れの外面を面一に設定することが正確かつ容易に行える
こととなり、やはりフェンダモールの取付け部分の見栄
えを良好にすることができる。
【0015】さらに、本願発明においては、上記突起部
と凹状部とは、バンパの端部から車幅方向に突出したフ
ランジ部とこのフランジ部に対向するフェンダモールの
車幅方向内面部分とに設けられているために、上記突起
部と凹状部とが車両の外部から見えないことは勿論のこ
と、ホイールハウス内において撥ね上げられた泥水が上
記バンパとフェンダモールとの隙間に侵入することを、
上記突起部が阻止する作用も期待できることとなる。し
たがって、バンパの端部とフェンダモールの一端部との
隙間から多くの泥水がバンパ外面に垂れ流れる虞れをや
はり少なくすることができる。
【0016】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
突起部と凹状部とは、車両前後方向に細長な形状に形成
されているとともに、複数ずつ設けられており、かつこ
れら複数ずつの突起部と凹状部とのそれぞれは、車両前
後方向に位置ずれして配列されている構成とすることが
できる。
【0017】このような構成によれば、上記突起部が、
車両前後方向に細長な形状に形成されて複数設けられて
いるとともに、これら複数の突起部が車両前後方向に位
置ずれして配列されていることにより、これら突起部全
体の車両前後方向の寸法を大きくすることができる。こ
のため、ホイールハウス内において撥ね上げられた泥水
がバンパの端部とフェンダモールの一端部との隙間に侵
入することを上記突起部によってより有効に阻止するこ
とができ、バンパの外面に泥水が垂れ流れる虞れを一層
少なくすることができることとなる。また、上記凹状部
も複数設けた構成としているために、上記複数の凹状部
のそれぞれのサイズを、さほど大きくする必要がなくな
る。したがって、大きなサイズの凹状部を1箇所のみ設
ける場合とは異なり、上記凹状部が設けられるバンパの
フランジ部またはフェンダモールのいずれかの強度が、
著しく低下することも回避でき、強度を確保する上で好
都合となる。
【0018】本願発明の他の好ましい実施の形態では、
本願発明の第1の側面によって提供されるフェンダモー
ルの取付け構造と、本願発明の第2の側面によって提供
されるフェンダモールの取付け構造とを組み合わせた構
成とすることができる。
【0019】このような構成によれば、本願発明の第1
の側面および第2の側面のそれぞれによって得られる効
果が、相乗的に期待できることとなり、一層好ましいも
のとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0021】図1は、本願発明に係るフェンダモールの
取付け構造の一例を示す要部正面図である。図2は、図
1のII−II要部拡大断面図である。図3は、本願発明に
係るフェンダモールの取付け構造に用いられる主要部材
の一例を示す要部分解平面断面図である。
【0022】図1において、自動車の車体Cの前面部に
はフロントバンパ1が取付けられているとともに、フェ
ンダパネル2には切欠部としてのホイールアーチ20が
形成されている。上記フロントバンパ1は、車体Cの側
面部の車両前方部分についても保護できるように、その
端部1Aが車体Cの前面部から側面部に一部廻り込む形
状とされている。このため、上記ホイールアーチ20の
周縁部20aは、上記フロントバンパ1の端部1Aに繋
がっている。フェンダモール3は、上記ホイールアーチ
20の周縁部20aに取付けられている。
【0023】上記フロントバンパ1は、合成樹脂製であ
り、たとえばブロー成形によって形成されている。図2
によく表れているように、上記フロントバンパ1の端部
1Aの外面には、段差部10が設けられており、この段
差部10よりも上記ホイールアーチ20の周縁部20a
に隣接する側の先端領域1aの外面が、上記端部1Aの
他の領域1bの外面よりも車幅方向内方に適当寸法Hだ
け凹むように形成されている。また、上記段差部10
は、図1によく表れているように、上記ホイールアーチ
20に接近するにつれて下降する傾斜状、換言すれば、
車両後方側ほど下降する傾斜状に形成されている。
【0024】図2および図3によく表れているように、
上記フロントバンパ1の端部1Aの上縁部には、略水平
状のフランジ部11が車幅方向内方に突出するように連
設されている。このフランジ部11には、車両前後方向
に延びる長孔としての2つの凹状部12,12が車幅方
向に間隔を隔てて車両前後方向に位置ずれして設けられ
ている。上記各凹状部12は、貫通孔として形成されて
いるが、本願発明でいう凹状部とは、必ずしも貫通孔で
ある必要はなく、たとえば上記フランジ部11の表面を
窪ませた非貫通孔状の凹状部であってもよい。
【0025】上記フランジ部11には、ネジ体6を挿通
するための孔部60もさらに設けられている。フェンダ
パネル2の下端部には、上記フランジ部11に対面する
フランジ部21が形成されており、上記孔部60を挿通
するネジ体6の締付けにより、上記フェンダパネル2と
フロントバンパ1の端部1Aとは互いに締結されてい
る。上記フロントバンパ1の車幅方向内面側にはリイン
ホースメント22が適宜配されている。
【0026】上記フェンダモール3は、たとえば繊維強
化樹脂製であり、上記ホイールアーチ20の形状に合致
する正面視アーチ状に形成されている。上記フェンダモ
ール3は、その上縁部内側面に設けられた突起部35を
有しており、この突起部35と上端部端面36とをフェ
ンダパネル2の外面に接着剤などを介して接着すること
により、上記フェンダパネル2への取付けが図られてい
る。上記フェンダモール3の長手方向一端部3aの内側
面には、上記フロントバンパ1のフランジ部11に対向
する略水平状の板状部30が連設されており、その下面
には、2つの突起部31,31が下向きに突設されてい
る。これら2つの突起部31,31は、上記凹状部1
2,12のそれぞれと対応する細長な断面形状に形成さ
れており、それらの下端先端部が上記凹状部12,12
に嵌入している。これら各突起部31と各凹状部12と
は、上記フランジ部11に対してフェンダモール3の車
幅方向の位置決め固定が可能なように、車幅方向の遊び
が少ない嵌合状態である。
【0027】また、上記フェンダモール3の一端部3a
は、上記フロントバンパ1の先端領域1aの外面上にオ
ーバラップしている。上記一端部3aの端面34は、上
記フロントバンパ1の段差部10とほぼ平行となるよう
に、やはり車両後方側ほど下降する傾斜状に形成されて
いる。
【0028】上記構成のフェンダモールの取付け構造に
おいては、フロントバンパ1の段差部10とフェンダモ
ール3の端面34との間に隙間Sが形成されているもの
の、この隙間Sの奥には、フロントバンパ1の先端領域
1aの外面が見えることとなる。むろん、上記先端領域
1aには、フロントバンパ1の他の領域と同様な塗装処
理を施しておくことができる。したがって、上記隙間S
が外部から不体裁なかたちに見えることを回避すること
ができ、フロントバンパ1とフェンダモール3とに連続
性をもたせることもできる。さらに、フロントバンパ1
とフェンダモール3とは、突起部31,31と凹状部1
2,12との嵌合により、車幅方向の位置決め固定を高
精度に図ることができ、フロントバンパ1とフェンダモ
ール3とのそれぞれの外面を、段差のない面一状に設定
することもできる。したがって、上記フロントバンパ1
とフェンダモール3とを、より連続的に見せることが可
能となり、それらの境界部分の体裁を一層良好にするこ
とが可能となる。
【0029】一方、自動車の走行時においては、車輪W
がホイールハウス4内において泥水を撥ね上げる場合が
あり、この泥水は、図2の符号Nに示す領域に到達する
場合がある。ところが、上記領域Nの車幅方向外側方に
は、突起部31,31が配置されている。したがって、
上記領域Nに到達した泥水が、フロントバンパ1とフェ
ンダモール3との隙間に向かう方向(矢印Na方向)に
流れることを、上記突起部31,31によって阻止でき
ることとなる。その結果、ホイールハウス4側からフロ
ントバンパ1とフェンダパネル3との隙間Sへ流出する
泥水の量を少なくすることができる。また、上記隙間S
内に泥水が流れた場合であっても、上記隙間Sを形成す
る段差部10は傾斜しているために、泥水はこの段差部
10を伝ってホイールアーチ20の方向に流れることと
なる。したがって、上記隙間Sに流れた泥水がそのまま
フロントバンパ1の外面に垂れ流れる虞れを少なくし、
フロントバンパ1が汚れることを抑制することが可能と
なる。
【0030】とくに、本実施形態では、2つの突起部3
1,31を車両前後方向に位置ずれ状態に配置し、これ
ら突起部31,31の全体の車両前後方向の寸法を大き
くしているために、泥水が上記隙間S側へ流出すること
を上記突起部31,31によって、より有効に防止する
ことが可能となる。一方、フランジ部11には、比較的
小さなサイズの2つの凹状部12,12を分散させたか
たちに設けているために、これら凹状部12,12の存
在によってフランジ部11の強度が極端に低下すること
も回避でき、フランジ部11の強度を確保できることと
なる。
【0031】なお、本願発明に係るフェンダモールの取
付け構造の具体的な構成は、上記実施形態に限定され
ず、種々に設計変更自在である。たとえば、上記実施形
態では、フロントバンパ1のフランジ部11に凹状部1
2,12を設けるとともに、フェンダモール3に突起部
31,31を設けたが、本願発明では、これとは逆に、
フロントバンパに突起部を設けるとともに、フェンダモ
ールに凹状部を設ける構成としてもよい。また、上記突
起部や凹状部は、必ずしも車両前後方向に延びる細長形
状に形成する必要もなく、さらにはそれらの数も2組に
限定されない。さらに、本願発明に係るフェンダモール
の取付け構造は、車両前部のいわゆるフロントフェンダ
パネルにフェンダモールを取付ける場合に限らず、車両
後部のいわゆるリヤフェンダパネルにフェンダモールを
取付ける場合において、このフェンダモールとリヤバン
パとの連結部分の見栄えを良好にしたい場合にも適用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るフェンダモールの取付け構造の
一例を示す要部正面図である。
【図2】図1のII−II要部拡大断面図である。
【図3】本願発明に係るフェンダモールの取付け構造に
用いられる主要部材の一例を示す要部分解平面断面図で
ある。
【図4】従来におけるフェンダモールの取付け構造の一
例を示す要部概略正面図である。
【図5】図4のA部詳細拡大断面図である。
【図6】(a)は、従来のフェンダモールの取付け構造
の他の例を示す要部正面図であり、(b)は、(a)の
X−X要部断面図である。
【符号の説明】
1 フロントバンパ(バンパ) 1A 端部(フロントバンパの) 1a 先端領域 1b 他の領域 2 フェンダパネル 3 フェンダモール 3a 一端部(フェンダモールの) 10 段差部 11 フランジ部 12 凹状部 20 ホイールアーチ 20a 周縁部(ホイールアーチの) 30 板状部 31 突起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェンダパネルに設けられたホイールア
    ーチの周縁部がバンパの端部と繋がっており、かつ上記
    ホイールアーチの周縁部にフェンダモールが取付けられ
    ている、フェンダモールの取付け構造であって、 上記バンパの端部には、この端部の外面のうち上記ホイ
    ールアーチの周縁部に隣接する先端領域の外面を他の領
    域の外面よりも車幅方向内方に凹ませる段差部が設けら
    れているとともに、上記フェンダモールの長手方向一端
    部は、上記バンパの上記先端領域の外面にオーバラップ
    しており、かつ、 上記段差部は、上記ホイールアーチに接近するにつれて
    下降する傾斜状であることを特徴とする、フェンダモー
    ルの取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記バンパの端部には、車幅方向内方に
    突出するフランジ部が連設されており、かつこのフラン
    ジ部とこのフランジ部に対向する上記フェンダモールの
    車幅方向内面部とには、上記バンパとフェンダモールと
    の車幅方向の位置決め固定が可能に相互に嵌合する突起
    部と凹状部とが設けられている、請求項1に記載のフェ
    ンダモールの取付け構造。
  3. 【請求項3】 フェンダパネルに設けられたホイールア
    ーチの周縁部がバンパの端部と繋がっており、かつ上記
    ホイールアーチの周縁部にフェンダモールが取付けられ
    ている、フェンダモールの取付け構造であって、 上記バンパの端部には、車幅方向内方に突出するフラン
    ジ部が連設されており、かつこのフランジ部とこのフラ
    ンジ部に対向する上記フェンダモールの車幅方向内面部
    分とには、上記バンパとフェンダモールとの車幅方向の
    位置決め固定が可能に相互に嵌合する突起部と凹状部と
    が設けられていることを特徴とする、フェンダモールの
    取付け構造。
  4. 【請求項4】 上記突起部と凹状部とは、車両前後方向
    に細長な形状に形成されているとともに、複数ずつ設け
    られており、かつこれら複数ずつの突起部と凹状部との
    それぞれは、車両前後方向に位置ずれして配列されてい
    る、請求項2または3に記載のフェンダモールの取付け
    構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012046087A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Honda Motor Co Ltd ホイールアーチ構造及びその組立方法
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