JP2503559Y2 - フェンダ―サイドの泥垂れ防止構造 - Google Patents

フェンダ―サイドの泥垂れ防止構造

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JP2503559Y2
JP2503559Y2 JP12310789U JP12310789U JP2503559Y2 JP 2503559 Y2 JP2503559 Y2 JP 2503559Y2 JP 12310789 U JP12310789 U JP 12310789U JP 12310789 U JP12310789 U JP 12310789U JP 2503559 Y2 JP2503559 Y2 JP 2503559Y2
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fender
fender side
flange
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flat portion
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信雄 石井
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、フェンダーサイドの泥垂れ防止の構造の
改良に関する。
(従来の技術) 従来、小雨等によって、路面が多少濡れた状態の中で
走行すると、タイヤによって巻き上げられた路面の雨水
等は、第5図に示すように、フエンダー(A)を構成す
るインナーライナー(B)のフェンダーホイールオープ
ニング部(C)を通りフェンダーサイドフランジ部
(D)に伝わり、フェンダーサイドフランジ部(D)上
に設けられるシール(E)によって、雨水等の進行を阻
止してなるものであるが、フェンダーサイドフランジ部
(D)上に流入する雨水等の量が著しく多いとシール
(E)によって十分に阻止できず、フェンダーサイドフ
ランジ部(D)の端部からバンパー(F)上に漏出し、
塵埃を吸収している雨水等が乾燥して、著しく車体前面
の外観性を損ねるものである。そのため、タイヤによっ
てフェンダー(A)内に巻き上げられた雨水等がバンパ
ー上に漏出しないように、バンパー端縁部を折曲し、こ
の折曲した端縁部をフェンダーパネル端縁のパネルフラ
ンジに嵌着した上、上記バンパーと一体に形成されるス
クリューグロメットを使用してパネルフランジと密着、
固定させてなるもの(実開昭63-158457号)、バンパフ
ェイシャ側部上面に外部に連通するドレン穴を有する長
溝を配してなるもの(実開平1-63557号)、バンパ上部
の内向突当て片に車体内方向に収束する凹部を設け、更
にこのバンパ上部の内向突当て片に対して、バンパー上
部の凹凸形状に合わせて成形したフェンダパネル端縁を
密着して固定してなるもの(実開平1-73058号等)、及
びフェンダパネル端縁のフェンダライナの一部に導通溝
をアーチ部の形状に沿って形成し、その先端を垂直方向
に折曲することによって縦壁を形成し、上記導通溝に沿
って流入してくる雨水等を縦壁によって別方向に誘導さ
せてなるもの(実公昭64-7110号)が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものにおいて、実開昭63-1
58457号等の場合、バンパー上への塵埃等を含んだ雨水
の漏出は、フェンダーサイドフランジとバンパーとの高
低によって起こるものばかりではなく、走行気流による
フェンダー外方へ向かっての吸い出し効果によるものも
あり、バンパーフェイシャの側部上面に設けた、ドレン
穴を有する長溝による雨水の排出を行なうもの(実開平
1-63557号)やバンパ上部の内向突当て片上に雨水等を
誘導する凹部を設けるもの(実開平1-73058号)では、
流入する雨水の量が多くなると、吸い出し効果によって
バンパー上に雨水が漏出し、十分に防止することができ
ない。
又、実公昭64-7110号は、フェンダライナの一部に、
アーチ部の形状に沿って形成する導通溝の先端を垂直方
向に折曲することによって縦壁とし、上記導通溝に沿っ
て流入してくる雨水等を縦壁によって別方向に誘導させ
てなるものであるが、組立時にフェンダーパネルとフェ
ンダーライナー先端に垂設する縦壁との密着性を完全な
ものとすることはできないので、これらの間に生じる空
隙から雨水等が漏出してしまうことになり、完全な防止
を行なうことができないものである。
そこで、この考案は上記従来のものの持つ欠点を改善
するものであり、簡単な構造により、確実に雨水等のバ
ンパー上への漏出を長期にわたり防止しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) そのために、バンパーに連接されフェンダーパネルの
基部を構成するフェンダーサイドフランジに、このフェ
ンダーパネルを補強するフェンダーサイドサポートを車
両内側方から固定してなるフェンダーサイドにおいて、
前記フェンダーサイドサポートの先端を屈曲して屈曲平
坦部を形成し、この屈曲平坦部をフェンダーサイドフラ
ンジ前後方向表面を塞ぐようにこのフェンダーサイドフ
ランジ上に密着固定すると共に、上記屈曲平坦部の一方
の側端に断面略L字状の上部平坦部を有するシール係合
用フランジを立設し、このシール係合用フランジ間を塞
ぐように、略矩形状のシールをシール係合用フランジに
嵌着又は固持してなるものである。
(作用) 上記構成を具えるので、フェンダーインナーライナー
端縁に沿って流れてくる雨水等は、フェンダーサイドフ
ランジに流入してくるが、このフェンダーサイドフラン
ジには、フェンダーサイドサポートの先端における屈曲
平坦部の一方の側端に上部平坦部を有するシール係合用
フランジを立設し、この上部平坦部に嵌着あるいは挾持
される弾性体よりなるシールがフェンダーサイドフラン
ジの幅方向全面にわたり密着しているので、流入してく
る雨水等は、シールの誘導によってフェンダーサイドフ
ランジよりバンパー裏面を通り下方に排出されることに
なり、バンパー上への漏出が完全に防止することができ
るのである。
(実施例) この考案を図に示す実施例により更に説明する。
(1)は、この考案の実施例であるフェンダー部であ
り、このフェンダー部(1)内方には、下方に一体に成
形されるフェンダーサイドフランジ(3)を有し、上記
フェンダーサイドフランジ(3)に固定するフェンダー
サイドサポート(4)によって裏面から支持されるフェ
ンダーパネル(2)と、このフェンダーパネル(2)に
一体に接合すると共に、フェンダーパネル(2)と接合
する端縁をホイールアーチに沿って凹溝(6)としてな
るフェンダーライナー(5)、及びフェンダーパネル
(2)のフェンダーサイドフランジ(3)が固定される
バンパー(10)から構成されるものである。
そして、フェンダーパネル(2)を裏面より支持する
ために、フェンダーパネル(2)の下方に一体に成形さ
れるフェンダーサイドフランジ(3)に固定するフェン
ダーサイドサポート(4)の先端を側縁に沿い折曲する
ことによって屈曲平坦部(7)を形成し、この屈曲平坦
部(7)の一方側端に上部平坦部(12)を有するシール
係合用フランジ(9)を形成し、このシール係合用フラ
ンジ(9)に、弾性体からなるシール(8)を嵌着させ
るか(第4図,イ)、或は挾持させ(第4図,ロ)、こ
のシール(8)を車体フェンダーサイドフランジ(3)
上にその幅方向全面にわたり密着させながら、固定して
なるものである。
この考案が以上の構成を具えるので、路面に溜った雨
水等がタイヤ(11)によってフェンダー部(1)内に巻
き上げられても、フェンダーライナー(5)の端縁にホ
イールアーチに沿って設けられる凹溝(6)に沿って、
バンパー(10)に固定されるフェンダーサイドフランジ
(3)方向へ流れることになるが、このフェンダーサイ
ドフランジ(3)には、フェンダーサイドサポート
(4)の固定時に、このフェンダーサイドサポート
(4)の先端の屈曲平坦部(7)に嵌着或は挾持される
弾性体よりなるシール(8)が同時に車体左右方向全面
にわたり固定されているので、流入してくる雨水等はバ
ンパー(10)の上面部方向へ漏出することができず、上
記フェンダーサイドフランジ(3)上に密着するシール
(8)による誘導によって、フェンダーサイドフランジ
(3)よりバンパー(10)の裏面を伝わって下方に排出
されることになり、バンパー上面部への漏出が阻止され
バンパー(10)上に流出せず、雨水等に含まれる塵埃に
よってバンパー(109の汚損されることを防ぐことがで
きる。
(考案の効果) 以上のとおり、簡単な構造によって、フェンダー内に
巻き上げられた雨水等を下方に排出することができるの
でバンパーの汚損を防止することができ、更に弾性体に
よるシールによって密着がなされるので組立工程におけ
る精度を著しく向上させることがなくなり、作業性を向
上させることができる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の適用部位の拡大斜視図、第
2図はその裏面方向からの要部拡大斜視図、第3図
(イ)、(ロ)は、フェンダーサイドフランジの係止部
の分解斜視図、第4図(イ)(ロ)はその取付状態にお
けるI-I断面図であり、第5図は従来例の要部拡大斜視
図である。 1……フェンダー部、2……フェンダーパネル、3……
フェンダーサイドフランジ、4……フェンダーサイドサ
ポート、5……フェンダーインナーライナー、6……凹
溝、7……屈曲平坦部、8……シール、9……シール係
合用フランジ、10……バンパー、11……タイヤ、11……
上部平坦部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンパーに連接されフェンダーパネルの基
    部を構成するフェンダーサイドフランジに、このフェン
    ダーパネルを補強するフェンダーサイドサポートを車両
    内側方から固定してなるフェンダーサイドにおいて、前
    記フェンダーサイドサポートの先端を屈曲して屈曲平坦
    部を形成し、この屈曲平坦部をフェンダーサイドフラン
    ジ前後方向表面を塞ぐようにこのフェンダーサイドフラ
    ンジ上に密着固定すると共に、上記屈曲平坦部の一方の
    側端に断面略L字状の上部平坦部を有するシール係合用
    フランジを立設し、このシール係合用フランジの上部平
    坦部と前記フェンダーサイドフランジ間を塞ぐように、
    略矩形状のシールをシール係合用フランジに嵌着又は固
    持するフェンダーサイドの泥垂れ防止構造。
JP12310789U 1989-10-23 1989-10-23 フェンダ―サイドの泥垂れ防止構造 Expired - Lifetime JP2503559Y2 (ja)

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JPH0363475U JPH0363475U (ja) 1991-06-20
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