JPH043885Y2 - - Google Patents

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JPH043885Y2
JPH043885Y2 JP1985139363U JP13936385U JPH043885Y2 JP H043885 Y2 JPH043885 Y2 JP H043885Y2 JP 1985139363 U JP1985139363 U JP 1985139363U JP 13936385 U JP13936385 U JP 13936385U JP H043885 Y2 JPH043885 Y2 JP H043885Y2
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opening
hook
cover member
attached
bumper
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JP1985139363U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の前部車体構造、更に詳しく
は、自動車前部における牽引フツク取付部の車体
構造に関するものである。
(従来技術) 自動車の車体前部に牽引フツクを取り付ける場
合、車体側の剛性部材であるサイドフレームに牽
引フツクを固定し、該牽引フツクの先端部を車体
下方に臨ましめるようにするのが一般的である
(例えば、特開昭56−13256号公報参照)。
一方、第4図図示の如く、車体1前部のバンパ
本体2として、車体1前面を覆うソフトフエイシ
ヤーバンパを採用した自動車があるが、この場
合、バンパ本体2に設けられた開口3,3……の
うちの一つに前記牽引フツク5を臨ましめるよう
にすることが行なわれる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の如く、牽引フツクをバンパ本体の開口部
に臨ましめるようにすると、自動車走行中におい
て、該開口部の後方に位置する牽引フツク取付用
の剛性部材(例えば、サイドフレーム)に前記開
口部からの空気流が衝突することとなり、空気抵
抗の増大を招くおそれが生ずる。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
牽引フツクを臨ましめるべき開口部への空気の流
通を阻止し得る車体構造となすことによつて自動
車走行中における空気抵抗の低減を図ることを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、車体前部に位置する後方に向かつて延び
る開口縁部を有する開口部を設け、該開口部の一
つの後方に位置する車体側剛性部材(例えば、サ
イドフレーム)に牽引フツクを取り付け且つ該牽
引フツクの先端を前記開口部に臨ましめた自動車
の前部車体構造において、前記牽引フツクに、該
牽引フツクを挿入すべき開口が形成された奥底部
を有する皿状のカバー部材を、その開口縁が前側
となるように取り付けるとともに、該カバー部材
を、前記牽引フツクが臨ましめられている開口部
の後方を閉塞するようにその開口縁を前記バンパ
本体側の開口部における開口縁部外周に対して重
合状態で当接して設けている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、牽引フツクに取り付けられたカバー部材
によつて、この牽引フツクが臨まされている開口
部への空気の流通が阻止されることとなつている
ため、牽引フツクの使用・不使用にかかわらず、
自動車走行中における空気抵抗の低減を図ること
ができる。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な
実施例を説明する。
本実施例の自動車においては、第4図図示の如
く、車体1の前部に設けられるバンパ本体2とし
てソフトフエイシヤーバンパは採用されており、
該バンパ本体2には、開口部3,3……が設けら
れている。該開口部3,3……からの空気流は、
その後方に配設されたラジエータ(図示省略)等
の冷却用に供される。前記各開口部3の口縁に
は、後方に向かつて延びる開口縁部3aが一体に
形成されている。
前記開口部3,3……のうち両側端に位置する
ものには、後述するように牽引フツク5,5の先
端が臨ましめられている。
即ち、該牽引フツク5は、第1図図示の如く、
その先端が臨ましめられている開口部3の後方に
位置する剛性部材(本実施例ではサイドフレー
ム)4に対してボルト6を用いて取り付けられて
いる。符号14は牽引用ロープを引つ掛けるため
のロープ挿通孔である。
而して、本考案の特徴として、前記牽引フツク
5には、前記開口部3を閉塞するためのカバー部
材7が取り付けられている。
該カバー部材7は皿状を呈し、その開口縁7a
全周には、スポンジ等からなる弾性支持部材8が
被着されている。
そして、前記カバー部材開口縁7aは、バンパ
本体2における開口部3(牽引フツク5の先端が
臨まされている)の開口縁部3aの後端部外周に
対して弾性支持部材8を介して圧接されている。
また、前記カバー部材7の奥底部には、前記牽引
フツク5を挿入すべき開口9が形成されている。
即ち、牽引フツク5は、カバー部材7の開口9か
らバンパ本体2の開口部3に向つて突出するよう
に臨まされているのである。
更に、前記開口9の下部開口縁9aには、後方
に向つて延びる固定片10が一体に突設されてお
り、該固定片10には、前記牽引フツク5の後端
部に形成された嵌合孔12に嵌合される突起11
が一体に形成されている。
つまり、カバー部材7は、その開口縁7aを開
口部3の開口縁部3aの後端部に弾性支持部材8
を介して圧接せしめた状態にて、固定片10の突
起11を牽引フツク5の嵌合孔12に嵌合せしめ
ることによつて牽引フツク5に取り付けられるの
である。
図面中、符号13はバンパ本体2を車体1に取
り付けためのバンパブラケツトである。
上記の如く構成することによつて、牽引フツク
5の先端が臨まされているバンパ本体2の開口部
3がカバー部材7により閉塞されることとなり、
この開口部3への空気の流通が阻止される。従つ
て、開口部3を経て流通する空気流がその後方に
ある剛性部材4に衝突することにより増大する空
気抵抗の発生が解消されるのである。
また、牽引フツク5の先端は、バンパ本体2の
開口部3に臨まされているため、牽引ロープの装
着作業は極めて容易に行える。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、バンパ本体に設
けられた開口部に、該開口部の後方に位置する剛
性部材に取り付けられた牽引フツクの先端を臨ま
しめ、該牽引フツクに、前記開口部を閉塞するカ
バー部材を取り付けて、前記開口部への空気の流
通を阻止するようにしたので、開口部後方に位置
する剛性部材への空気流の衝突がおこらなくな
り、牽引フツクの使用・不使用にかかわらず、自
動車走行中における空気抵抗の低減を図ることが
できるという実用的な効果がある。
また、牽引フツクは、バンパ本体の開口部に臨
まされた状態とされ、牽引フツクに取り付けられ
たカバー部材の開口縁をバンパ本体側の開口部の
開口縁部外周に重合状態で当接するようにしたの
で、カバー部材の開口縁の支持性が向上するとと
もに、カバー部材の開口縁が外部から見えなくな
つて外観が向上し、さらに牽引フツク使用時に当
接部に牽引ロープが干渉するのも防止できるとい
う利点がある。
更に、開口部を閉塞するカバー部材を牽引フツ
クに取り付けるようにしているため、開口部の外
観形状に変更が加えられることはなく、バンパ本
体の外観を従来通りに維持することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかる自動車の前
部車体構造を示す断面図、第2図は、第1図図示
の自動車の前部車体構造におけるカバー部材部分
の正面図、第3図は、第2図の−断面図、第
4図は、一般の自動車の斜視図である。 1……車体、2……バンパ本体、3……開口
部、4……剛性部材、5……牽引フツク、7……
カバー部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体前部に位置するバンパ本体に、後方に向か
    つて延びる開口縁部を有する開口部が設けられ、
    該開口部の後方に位置する車体側剛性部材に取り
    付けられた牽引フツクの先端が前記開口部に臨ま
    しめられている自動車の前部車体構造であつて、
    前記牽引フツクには、該牽引フツクを挿入すべき
    開口が形成された奥底部を有する皿状のカバー部
    材が、その開口縁が前側となるように取り付けら
    れており、該カバー部材は、前記牽引フツクが臨
    ましめられている開口部の後方を閉塞するように
    その開口縁を前記バンパ本体側の開口部における
    開口縁部外周に対して重合状態で当接して設けら
    れていることを特徴とする自動車の前部車体構
    造。
JP1985139363U 1985-09-10 1985-09-10 Expired JPH043885Y2 (ja)

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JPS6246246U JPS6246246U (ja) 1987-03-20
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ID=31045198

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5161596B2 (ja) * 2008-01-28 2013-03-13 ユニプレス株式会社 車両用牽引フック取付孔開閉装置

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JPS5755604B2 (ja) * 1973-11-14 1982-11-25
JPS5833303B2 (ja) * 1979-10-09 1983-07-19 東北金属工業株式会社 鉄−ニッケル合金

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JPS5755604U (ja) * 1980-09-17 1982-04-01
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JPS6246246U (ja) 1987-03-20

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