JP3344341B2 - 車両用ドアミラー - Google Patents
車両用ドアミラーInfo
- Publication number
- JP3344341B2 JP3344341B2 JP35968898A JP35968898A JP3344341B2 JP 3344341 B2 JP3344341 B2 JP 3344341B2 JP 35968898 A JP35968898 A JP 35968898A JP 35968898 A JP35968898 A JP 35968898A JP 3344341 B2 JP3344341 B2 JP 3344341B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- housing
- groove
- vehicle door
- door mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R1/00—Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
- B60R1/06—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
- B60R1/0602—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior comprising means for cleaning or deicing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアミラーの鏡面
への雨滴付着を抑制しうる、車両用ドアミラーに関す
る。
への雨滴付着を抑制しうる、車両用ドアミラーに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両用ドアミラーの鏡面に付着す
る雨滴を除去する構造としては、実開昭６４−１０４３
９号公報に記載されているように、ミラーハウジング前
方に空気吸入口を設け、吸入した空気をミラーハウジン
グ内部に設けられた空気誘導パイプからドアミラー鏡面
に導いて、鏡面に空気を吹き付けるようにして雨滴を除
去するものがある。
る雨滴を除去する構造としては、実開昭６４−１０４３
９号公報に記載されているように、ミラーハウジング前
方に空気吸入口を設け、吸入した空気をミラーハウジン
グ内部に設けられた空気誘導パイプからドアミラー鏡面
に導いて、鏡面に空気を吹き付けるようにして雨滴を除
去するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
技術では、ミラーハウジング内に空気を吸入，噴出させ
る加工が必要なため、構造が複雑となり、ハウジングの
加工も難しく、コストも高くなってしまうという課題が
ある。また、ミラーハウジングの前方に設けられた空気
吸入口から空気とともに雨滴も吸い込まれた場合には雨
滴自体がサイドミラー鏡面に噴射されてしまうことにな
る。
技術では、ミラーハウジング内に空気を吸入，噴出させ
る加工が必要なため、構造が複雑となり、ハウジングの
加工も難しく、コストも高くなってしまうという課題が
ある。また、ミラーハウジングの前方に設けられた空気
吸入口から空気とともに雨滴も吸い込まれた場合には雨
滴自体がサイドミラー鏡面に噴射されてしまうことにな
る。
【０００４】また、特開平８−２３０５６５号公報に記
載されているように、ミラーハウジングに水ガイドチャ
ンネルを有するものがあるが、雨量が大きい場合には水
ガイドチャンネルから水があふれ、走行風で後方の鏡面
へと伝わって落ちてしまい、ドアミラーの鏡面に雨滴が
付着してしまうという課題がある。本発明は、このよう
な課題に鑑み創案されたもので、単純な構成で、雨天時
のミラー鏡面への雨滴の付着を排除できるようにした、
車両用ドアミラーを提供することを目的とする。
載されているように、ミラーハウジングに水ガイドチャ
ンネルを有するものがあるが、雨量が大きい場合には水
ガイドチャンネルから水があふれ、走行風で後方の鏡面
へと伝わって落ちてしまい、ドアミラーの鏡面に雨滴が
付着してしまうという課題がある。本発明は、このよう
な課題に鑑み創案されたもので、単純な構成で、雨天時
のミラー鏡面への雨滴の付着を排除できるようにした、
車両用ドアミラーを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の車両
用ドアミラーでは、車体の側面に取り付けられ、ミラー
を収納するミラーハウジングを備え、該ミラーハウジン
グの後方側に車体左右方向に沿って該車体から離れるに
したがって後方側へ向かう溝を形成するとともに、該溝
の後方側の該ミラーハウジングの後端部を該ミラーハウ
ジング内に収納されたミラー側に向けて傾斜させてい
る。これにより、上記溝後方側の傾斜部分で気流をミラ
ーハウジングから剥離させると同時に、剥離して発生し
た渦が流れの方向に対して傾いた溝と、この溝の傾斜に
沿うようにして車体から離れる方向へ向かう旋回流を発
生させることができ、雨滴はミラーハウジングの外側に
流され、これにより、ミラー鏡面への水滴の滴下が抑制
され、雨天時の視認性を向上させることができる。
用ドアミラーでは、車体の側面に取り付けられ、ミラー
を収納するミラーハウジングを備え、該ミラーハウジン
グの後方側に車体左右方向に沿って該車体から離れるに
したがって後方側へ向かう溝を形成するとともに、該溝
の後方側の該ミラーハウジングの後端部を該ミラーハウ
ジング内に収納されたミラー側に向けて傾斜させてい
る。これにより、上記溝後方側の傾斜部分で気流をミラ
ーハウジングから剥離させると同時に、剥離して発生し
た渦が流れの方向に対して傾いた溝と、この溝の傾斜に
沿うようにして車体から離れる方向へ向かう旋回流を発
生させることができ、雨滴はミラーハウジングの外側に
流され、これにより、ミラー鏡面への水滴の滴下が抑制
され、雨天時の視認性を向上させることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。本発明の一実施形態にかかる
車両用ドアミラーについて、図１〜図４に基づいて説明
する。図１は本実施形態にかかる車両用ドアミラーの上
部断面図であって、図２のＡ−Ａ矢視断面図、図２は車
両用ドアミラーを車両のドアミラーに適用した状態を示
した図、図３は本実施形態にかかる車両用ドアミラーを
上方から見た場合の空気の流れを示した図、図４は本実
施形態にかかる車両用ドアミラーを上方から見た場合の
雨滴の流れを示した図である。
の形態について説明する。本発明の一実施形態にかかる
車両用ドアミラーについて、図１〜図４に基づいて説明
する。図１は本実施形態にかかる車両用ドアミラーの上
部断面図であって、図２のＡ−Ａ矢視断面図、図２は車
両用ドアミラーを車両のドアミラーに適用した状態を示
した図、図３は本実施形態にかかる車両用ドアミラーを
上方から見た場合の空気の流れを示した図、図４は本実
施形態にかかる車両用ドアミラーを上方から見た場合の
雨滴の流れを示した図である。
【０００７】図２に示すように、ドアミラー本体１は、
車体のフロントピラー側の窓枠２の下端とドア３のウエ
スト部３ａの前端との間に設けられたデルタ部４に取り
付けられている。ドアミラー本体１は、図１に示すよう
に、ミラーハウジング１ａと同ハウジング１ａ内に収納
されたミラー２とを備えている。
車体のフロントピラー側の窓枠２の下端とドア３のウエ
スト部３ａの前端との間に設けられたデルタ部４に取り
付けられている。ドアミラー本体１は、図１に示すよう
に、ミラーハウジング１ａと同ハウジング１ａ内に収納
されたミラー２とを備えている。
【０００８】ミラーハウジング１ａの上面の後方側には
溝１ｇが設けられている。この溝１ｇは、例えば幅Ｗ１
約３ｍｍ、深さＤ約２ｍｍ程度とする。また、溝１ｇの
後方側のミラーハウジング１ａの上面の端部１ｆはミラ
ー２の鏡面２ａ側に傾斜させている。この傾斜は溝１ｇ
の後方側の端部１ｆを約１０ｍｍの幅Ｗ２として、縁の
部分で約１ｍｍ程度のずれ量Ｓでミラー側に傾くように
して形成する。
溝１ｇが設けられている。この溝１ｇは、例えば幅Ｗ１
約３ｍｍ、深さＤ約２ｍｍ程度とする。また、溝１ｇの
後方側のミラーハウジング１ａの上面の端部１ｆはミラ
ー２の鏡面２ａ側に傾斜させている。この傾斜は溝１ｇ
の後方側の端部１ｆを約１０ｍｍの幅Ｗ２として、縁の
部分で約１ｍｍ程度のずれ量Ｓでミラー側に傾くように
して形成する。
【０００９】また、ミラーハウジング１ａの上面に形成
された溝１ｇおよびミラーハウジング１ａの端部１ｆの
鏡面２ａ側への傾斜は、車体上方から見た場合に、図
３、図４に示すように、車体左右方向に沿って車体から
離れるにしたがって後方側へ向かうようになっている。
このように、車体左右方向に沿って車体から離れるにし
たがって後方側へ向かうように傾いて形成された溝１ｇ
とその後方側に形成された端部１ｆの傾斜により、図３
に示すように、溝１ｇの後方側の端部１ｆの傾斜部分で
気流を剥離させると同時に剥離させて発生した渦が流れ
方向に対して傾いた溝１ｇと端部１ｆの傾斜に沿って、
図３中、矢印Ｂで示すように車体から離れる方向へ向か
う旋回流を発生させる。
された溝１ｇおよびミラーハウジング１ａの端部１ｆの
鏡面２ａ側への傾斜は、車体上方から見た場合に、図
３、図４に示すように、車体左右方向に沿って車体から
離れるにしたがって後方側へ向かうようになっている。
このように、車体左右方向に沿って車体から離れるにし
たがって後方側へ向かうように傾いて形成された溝１ｇ
とその後方側に形成された端部１ｆの傾斜により、図３
に示すように、溝１ｇの後方側の端部１ｆの傾斜部分で
気流を剥離させると同時に剥離させて発生した渦が流れ
方向に対して傾いた溝１ｇと端部１ｆの傾斜に沿って、
図３中、矢印Ｂで示すように車体から離れる方向へ向か
う旋回流を発生させる。
【００１０】したがって、本実施形態にかかる車両用ド
アミラーによれば、図４に示すように、図４中、矢印Ｃ
で示すように、雨滴は溝１ｇと端部１ｆの傾斜に沿って
ドアミラー本体１の外側に流されるため、鏡面２ａへの
水滴の滴下が抑制され、雨天時の視認性を向上すること
ができるという利点がある。なお、上述の本実施形態で
は、ミラーハウジング１ａの後方側に形成される溝１ｇ
と溝１ｇの後方側の端部１ｆの傾斜は、ミラーハウジン
グ１ａの上面に設けるようにしているが、ミラーハウジ
ング１ａの全面又はミラーハウジング１ａの一面のみに
形成しても良く、この場合にも上述の本実施形態におけ
るものと同様の効果を得ることができる。
アミラーによれば、図４に示すように、図４中、矢印Ｃ
で示すように、雨滴は溝１ｇと端部１ｆの傾斜に沿って
ドアミラー本体１の外側に流されるため、鏡面２ａへの
水滴の滴下が抑制され、雨天時の視認性を向上すること
ができるという利点がある。なお、上述の本実施形態で
は、ミラーハウジング１ａの後方側に形成される溝１ｇ
と溝１ｇの後方側の端部１ｆの傾斜は、ミラーハウジン
グ１ａの上面に設けるようにしているが、ミラーハウジ
ング１ａの全面又はミラーハウジング１ａの一面のみに
形成しても良く、この場合にも上述の本実施形態におけ
るものと同様の効果を得ることができる。
【００１１】また、本発明は車両用ドアミラーへの適用
に限定されるものでは無く、例えばフェンダーミラーに
適用しても上述と同様の効果を得ることができる。
に限定されるものでは無く、例えばフェンダーミラーに
適用しても上述と同様の効果を得ることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用ド
アミラーによれば、ミラーハウジングの後方側に車体左
右方向に沿って車体から離れるにしたがって後方側へ向
かう溝を形成するとともに、溝の後方側のミラーハウジ
ングの後端部をミラーハウジング内に収納されたミラー
側に向けて傾斜させているので、上記溝後方の傾斜部分
で気流を剥離させると同時に、剥離して発生した渦が流
れ方向に対して傾いた溝と傾斜に沿うようになり、車体
から離れる方向へ向かう旋回流を発生させることができ
るため、雨滴はミラーハウジングの外側へ流され、これ
により、ミラー鏡面への水滴の滴下が抑制され、雨天時
の視認性を向上することができるという利点がある。
アミラーによれば、ミラーハウジングの後方側に車体左
右方向に沿って車体から離れるにしたがって後方側へ向
かう溝を形成するとともに、溝の後方側のミラーハウジ
ングの後端部をミラーハウジング内に収納されたミラー
側に向けて傾斜させているので、上記溝後方の傾斜部分
で気流を剥離させると同時に、剥離して発生した渦が流
れ方向に対して傾いた溝と傾斜に沿うようになり、車体
から離れる方向へ向かう旋回流を発生させることができ
るため、雨滴はミラーハウジングの外側へ流され、これ
により、ミラー鏡面への水滴の滴下が抑制され、雨天時
の視認性を向上することができるという利点がある。
【図１】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
の上部断面図であって、図１のＡ−Ａ矢視断面図であ
る。
の上部断面図であって、図１のＡ−Ａ矢視断面図であ
る。
【図２】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
の使用状態を示す模式図である。
の使用状態を示す模式図である。
【図３】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
を上方から見た場合の空気の流れを示した模式図であ
る。
を上方から見た場合の空気の流れを示した模式図であ
る。
【図４】本発明の一実施形態にかかる車両用ドアミラー
を上方から見た場合の雨滴の流れを示した模式図であ
る。
を上方から見た場合の雨滴の流れを示した模式図であ
る。
１ ドアミラー本体 １ａ ミラーハウジング １ｆ ミラーハウジング後方側の端部 １ｇ 溝 ２ ミラー ２ａ ミラー鏡面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−150715（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−30329（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−230565（ＪＰ，Ａ) 実開 昭64−10439（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−185645（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−3749（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−98402（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60R 1/06 B60S 1/60
Claims (1)
- 【請求項１】 車体の側面に取り付けられ、ミラーを収
納するミラーハウジングを備え、 該ミラーハウジングの後方側に車体左右方向に沿って該
車体から離れるにしたがって後方側へ向かう溝を形成す
るとともに、該溝の後方側の該ミラーハウジングの後端
部を該ミラーハウジング内に収納されたミラー側に向け
て傾斜させたことを特徴とする、車両用ドアミラー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35968898A JP3344341B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 車両用ドアミラー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35968898A JP3344341B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 車両用ドアミラー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000177486A JP2000177486A (ja) | 2000-06-27 |
| JP3344341B2 true JP3344341B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=18465792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35968898A Expired - Lifetime JP3344341B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 車両用ドアミラー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3344341B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2926505B1 (fr) * | 2008-01-21 | 2010-03-26 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Retroviseur lateral de vehicule automobile, a tige(s) retractable(s) de guidage de gouttes de pluie |
| KR101559332B1 (ko) * | 2014-07-09 | 2015-10-12 | 남기창 | 차량용 사이드 미러 |
| WO2019043909A1 (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-07 | 本田技研工業株式会社 | 後方確認装置 |
-
1998
- 1998-12-17 JP JP35968898A patent/JP3344341B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000177486A (ja) | 2000-06-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020730 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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