JP2777602B2 - 自動車用サイドバイザ - Google Patents
自動車用サイドバイザInfo
- Publication number
- JP2777602B2 JP2777602B2 JP13609994A JP13609994A JP2777602B2 JP 2777602 B2 JP2777602 B2 JP 2777602B2 JP 13609994 A JP13609994 A JP 13609994A JP 13609994 A JP13609994 A JP 13609994A JP 2777602 B2 JP2777602 B2 JP 2777602B2
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- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- side visor
- shape
- tip
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- Prior art date
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍔体の上端縁より外側
下方へ折り返し状に庇体が設けられ、屋根モールの後方
からフロントウインドの側縁におけるドアミラー装着部
位までへの字状に連続して装着される自動車用サイドバ
イザに関する。
下方へ折り返し状に庇体が設けられ、屋根モールの後方
からフロントウインドの側縁におけるドアミラー装着部
位までへの字状に連続して装着される自動車用サイドバ
イザに関する。
【0002】
【従来の技術】車輛、殊に乗用者では、箱型に変って丸
みを持ったデザインが主流となり、屋根モールも極端に
細いものとなってきた。そこで自動車用サイドバイザ
も、そのようなデザインの車輛にマッチングさせるべ
く、それまで鍔体2の下縁から庇体1が一体的に突設さ
れ、フロントガラスの側部上方を含む屋根モール6に装
着するタイプのサイドバイザM(図4)から、鍔体の上
端縁より外側下方へ折り返し状に庇体を設け、図5に示
す如く、屋根モール6からフロントガラスの側部下端ま
で一連に装着されるタイプのサイドバイザMに移行しつ
つある。そのような自動車用サイドバイザでは、鍔体に
対する庇体の角度が前方傾斜先端部まで均一で、その先
端部分では、図6に示す如く、鍔体2に対する庇体1の
角度が大きく、且つ先端が開放された構造になってい
る。
みを持ったデザインが主流となり、屋根モールも極端に
細いものとなってきた。そこで自動車用サイドバイザ
も、そのようなデザインの車輛にマッチングさせるべ
く、それまで鍔体2の下縁から庇体1が一体的に突設さ
れ、フロントガラスの側部上方を含む屋根モール6に装
着するタイプのサイドバイザM(図4)から、鍔体の上
端縁より外側下方へ折り返し状に庇体を設け、図5に示
す如く、屋根モール6からフロントガラスの側部下端ま
で一連に装着されるタイプのサイドバイザMに移行しつ
つある。そのような自動車用サイドバイザでは、鍔体に
対する庇体の角度が前方傾斜先端部まで均一で、その先
端部分では、図6に示す如く、鍔体2に対する庇体1の
角度が大きく、且つ先端が開放された構造になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】庇体は鍔体の上縁より
外側下方に向けて逆V状に開き、その逆V状に開いた鍔
体と庇体との間には断面三角形状の細長い空間が形成さ
れている。又バックミラーの主流もフェンダからドアに
装着するタイプに移行したため、走行時には、前記先端
の開口から流入した空気の圧力が空間内で高まり、後部
より勢い良く流出する際に共鳴を起こしたり、ドアミラ
ーの部分で乱流が発生し、前記空間に流入して後方より
流出する空気の流れとが干渉し合って耳障りな風切り音
を引き起こす。庇体の突出幅を狭くすれば風切り音を減
少させることは可能と思われるが、あまり狭くしすぎる
とバイザの機能が損なわれてしまう。又庇体をドアミラ
ー装着部より上方でカットし、ドアミラーの影響を受け
にくくしてはみたものの、結果は、期待するほどの効果
が発揮されないばかりか、デザインが犠牲にされて体裁
が悪くなる。
外側下方に向けて逆V状に開き、その逆V状に開いた鍔
体と庇体との間には断面三角形状の細長い空間が形成さ
れている。又バックミラーの主流もフェンダからドアに
装着するタイプに移行したため、走行時には、前記先端
の開口から流入した空気の圧力が空間内で高まり、後部
より勢い良く流出する際に共鳴を起こしたり、ドアミラ
ーの部分で乱流が発生し、前記空間に流入して後方より
流出する空気の流れとが干渉し合って耳障りな風切り音
を引き起こす。庇体の突出幅を狭くすれば風切り音を減
少させることは可能と思われるが、あまり狭くしすぎる
とバイザの機能が損なわれてしまう。又庇体をドアミラ
ー装着部より上方でカットし、ドアミラーの影響を受け
にくくしてはみたものの、結果は、期待するほどの効果
が発揮されないばかりか、デザインが犠牲にされて体裁
が悪くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、デザインを損
なうことなく風切り音の発生を少なくした自動車用サイ
ドバイザであって、その構成は、庇体と鍔体との間に形
成された断面三角形の細長い空間が、ドアミラー取り付
け部位となる先端にかけて徐々に小さくなっていること
にあり、先端部では、鍔体と庇体との間の空間を完全に
なくすことができる。
なうことなく風切り音の発生を少なくした自動車用サイ
ドバイザであって、その構成は、庇体と鍔体との間に形
成された断面三角形の細長い空間が、ドアミラー取り付
け部位となる先端にかけて徐々に小さくなっていること
にあり、先端部では、鍔体と庇体との間の空間を完全に
なくすことができる。
【0005】
【作用】前方傾斜部における先端部分は、庇体と鍔体と
の間に形成された断面三角形の細長い空間が小さいの
で、前方傾斜部の空間内には空気が流入しにくいし、そ
の部分では空気が庇体の外側面に沿って流れ、ドアミラ
ー装着部の空気の乱れを整流し、又その下流部分では、
空間内に流入した空気が徐々に膨張されながらスムーズ
に通過し、共鳴及び空気流の干渉による風切り音の発生
は極めて少ない。
の間に形成された断面三角形の細長い空間が小さいの
で、前方傾斜部の空間内には空気が流入しにくいし、そ
の部分では空気が庇体の外側面に沿って流れ、ドアミラ
ー装着部の空気の乱れを整流し、又その下流部分では、
空間内に流入した空気が徐々に膨張されながらスムーズ
に通過し、共鳴及び空気流の干渉による風切り音の発生
は極めて少ない。
【0006】
【実施例】本発明に係る自動車用サイドバイザの実施一
例を図面に基づいて説明する。この自動車用サイドバイ
ザMは、図1に示す如く、水平庇部1aの先端に、フロ
ントガラスの側縁下端までをカバーする長さの傾斜庇部
1bが連続形成されたヘの字状で、外方斜め下に突出し
た庇体1と、その庇体1の上縁に、その上縁に沿って下
方へ突設した鍔体2とが合成樹脂で一体形成されてい
る。庇体1は、鍔体2に対して逆V状に開き、庇体1と
鍔体2との間には、断面三角形の細長い空間3が形成さ
れ、傾斜庇部1bではその空間3が、ドアミラー装着位
置付近にかけて徐々に狭まり、先端部分では鍔体2が庇
体1の裏面に一体化されることによって完全に塞がれ、
その先端部にドアミラーベース装着部4が形成されたも
のとなっている(図3参照)。又鍔体2の内側にあたる
車輛取り付け側には、上端縁を僅かに残して密着面5が
落し込み形成され、その落し込み深さは、取り付け対象
となる屋根モール6の厚さに一致し、屋根モール6がそ
の落し込み形成されて密着面5に合致し、庇体1で屋根
モール5が覆われるようになっている(図4)。
例を図面に基づいて説明する。この自動車用サイドバイ
ザMは、図1に示す如く、水平庇部1aの先端に、フロ
ントガラスの側縁下端までをカバーする長さの傾斜庇部
1bが連続形成されたヘの字状で、外方斜め下に突出し
た庇体1と、その庇体1の上縁に、その上縁に沿って下
方へ突設した鍔体2とが合成樹脂で一体形成されてい
る。庇体1は、鍔体2に対して逆V状に開き、庇体1と
鍔体2との間には、断面三角形の細長い空間3が形成さ
れ、傾斜庇部1bではその空間3が、ドアミラー装着位
置付近にかけて徐々に狭まり、先端部分では鍔体2が庇
体1の裏面に一体化されることによって完全に塞がれ、
その先端部にドアミラーベース装着部4が形成されたも
のとなっている(図3参照)。又鍔体2の内側にあたる
車輛取り付け側には、上端縁を僅かに残して密着面5が
落し込み形成され、その落し込み深さは、取り付け対象
となる屋根モール6の厚さに一致し、屋根モール6がそ
の落し込み形成されて密着面5に合致し、庇体1で屋根
モール5が覆われるようになっている(図4)。
【0007】このように形成された自動車用サイドバイ
ザMは、図4に示す如く、従来と同様に屋根モール6の
後方からフロントウインドの側縁下端にあたるドアミラ
ー装着部位7まで一連に装着される。自動車用サイドバ
イザの装着には、周知の手段、即ち両面接着テープや金
具が利用される。このように形成された自動車用サイド
バイザを装着した車輛は、自動車用サイドバイザが車輛
に一体化し、外観上は従来と変わることなく精悍な印象
を与える。
ザMは、図4に示す如く、従来と同様に屋根モール6の
後方からフロントウインドの側縁下端にあたるドアミラ
ー装着部位7まで一連に装着される。自動車用サイドバ
イザの装着には、周知の手段、即ち両面接着テープや金
具が利用される。このように形成された自動車用サイド
バイザを装着した車輛は、自動車用サイドバイザが車輛
に一体化し、外観上は従来と変わることなく精悍な印象
を与える。
【0008】又高速走行時においては、これまでの自動
車用サイドバイザと比較し、風切り音が激減する。その
理由については、現時点では未だ正確に解明されるに至
っていないが、空気が庇体の外面に沿って流れ、その流
れによってドアミラー付近の空気の乱れが整流されると
共に、空間内に回り込む量が少なく、下流ほど空間が広
くなるので空気圧が高まらず、空気の流出時に共鳴しな
いし、空気流の干渉も少ないからだと推測される。
車用サイドバイザと比較し、風切り音が激減する。その
理由については、現時点では未だ正確に解明されるに至
っていないが、空気が庇体の外面に沿って流れ、その流
れによってドアミラー付近の空気の乱れが整流されると
共に、空間内に回り込む量が少なく、下流ほど空間が広
くなるので空気圧が高まらず、空気の流出時に共鳴しな
いし、空気流の干渉も少ないからだと推測される。
【0009】実施例の自動車用サイドバイザは、屋根モ
ールの後下がり部分まで一連に覆うようになっている
が、後端はその若干手前に設定することもできる。尚庇
体の屈曲率や鍔体に対する傾斜角度、厚さ、幅等は、装
着対象車輛に応じて適宜変更され、材質も合成樹脂に限
定されず、金属で形成しても差し支えない。又先端部分
には、ドアミラーベースとの干渉を避けるための切り欠
きを設けたり、鍔体と庇体との間に、狭い空隙を形成す
ることもできる。
ールの後下がり部分まで一連に覆うようになっている
が、後端はその若干手前に設定することもできる。尚庇
体の屈曲率や鍔体に対する傾斜角度、厚さ、幅等は、装
着対象車輛に応じて適宜変更され、材質も合成樹脂に限
定されず、金属で形成しても差し支えない。又先端部分
には、ドアミラーベースとの干渉を避けるための切り欠
きを設けたり、鍔体と庇体との間に、狭い空隙を形成す
ることもできる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、空気が庇体の外表面に
沿って流れ、ドアミラー付近の空気の乱れが少なくなる
と共に、空気が庇体の裏側空間に回り込みにくくなり、
両空気の流れの干渉が殆どなく、風切り音の発生が少な
い。
沿って流れ、ドアミラー付近の空気の乱れが少なくなる
と共に、空気が庇体の裏側空間に回り込みにくくなり、
両空気の流れの干渉が殆どなく、風切り音の発生が少な
い。
【図1】 本発明に係る自動車用サイドバイザの説明図
である。
である。
【図2】 A−A、B−B、C−C、D−D、E−Eの
各切断線による切断面の形状を示した説明図である。
各切断線による切断面の形状を示した説明図である。
【図3】 先端部分の説明図である。
【図4】 従来例における装着部の断面説明図である。
【図5】 車輛に装着された状態を示す説明図である。
【図6】 従来例の説明図である。
1・・庇体、1a・・水平庇部、1b・・傾斜庇部、2
・・鍔体、3・・空間、4・・ドアミラーベース装着
部、5・・密着面、6・・屋根モール、7・・ドアミラ
ー装着部位、M・・サイドバイザ。
・・鍔体、3・・空間、4・・ドアミラーベース装着
部、5・・密着面、6・・屋根モール、7・・ドアミラ
ー装着部位、M・・サイドバイザ。
Claims (2)
- 【請求項1】 水平庇部の先端に傾斜庇部が連続形成さ
れたヘの字状の庇体と、その庇体の上縁に沿って下方へ
一体的に突設された鍔体とからなり、庇体が鍔体に対し
て逆V状に開いた形状を有しており、屋根モールの後方
からフロントウインドの側縁におけるドアミラー装着部
位までへの字状に連続して装着される自動車用サイドバ
イザであって、前記庇体と前記鍔体との間に形成された断面三角形の細
長い空間が、庇体の前方傾斜部上方位置から先端部にか
けて徐々に小さくなっていることを特徴とする 自動車用
サイドバイザ。 - 【請求項2】 先端部で、鍔体と庇体との間に空間をな
くした請求項1に記載の自動車用サイドバイザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13609994A JP2777602B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 自動車用サイドバイザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13609994A JP2777602B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 自動車用サイドバイザ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH082248A JPH082248A (ja) | 1996-01-09 |
JP2777602B2 true JP2777602B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=15167253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13609994A Expired - Fee Related JP2777602B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 自動車用サイドバイザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2777602B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2174831C (en) * | 1995-05-16 | 1999-09-07 | Ricky Latella | Battery continuation apparatus and method thereof |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13609994A patent/JP2777602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH082248A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |