JP2003276434A - フロントドアバイザ - Google Patents

フロントドアバイザ

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JP2003276434A
JP2003276434A JP2002082534A JP2002082534A JP2003276434A JP 2003276434 A JP2003276434 A JP 2003276434A JP 2002082534 A JP2002082534 A JP 2002082534A JP 2002082534 A JP2002082534 A JP 2002082534A JP 2003276434 A JP2003276434 A JP 2003276434A
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JP
Japan
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front door
vehicle
main body
rib
visor
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JP2002082534A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Takeda
史彦 竹田
Kazuhiko Yamada
和彦 山田
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Nissan Shatai Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に高速走行時の風音の発生を低減させる
こと。 【解決手段】 車両のフロントドアの上縁部に沿って取
り付けられ、車外方向先端側ほど下方に下がって車体か
ら突出した形状の本体31を有し、かつ、この本体31
が、少なくとも前下がりに傾斜した傾斜部31bを有し
ているフロントドアバイザ3において、傾斜部31bの
車外側端縁部に、ドアガラス23に向かって折曲され
て、傾斜部表面を流れる車両前方からの走行風をドアガ
ラス23に沿って後方へ案内するリブ32を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロントド
アの上縁部に沿って取り付け、窓を開けたときの雨水の
浸入を防止したり日除けの役目を果たしたりするフロン
トドアバイザに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、図7に示すように車両のフロントドアDの上端縁部
に取り付けるフロントドアバイザが知られている。この
従来のフロントドアバイザは、図7のS8−S8断面で
ある図8および図7のS9−S9断面である図9に示す
ような形状に形成されている。すなわち、この従来のフ
ロントドアバイザ01は、車外方向先端側ほど下方に下
がって車体から突出した形状の本体02を有し、かつ、
この本体01は、前下がりに傾斜した傾斜部03と、こ
の傾斜部03から後方へ連続した水平部04とを有して
いる。
【0003】しかしながら、この従来のフロントドアバ
イザ01を車両に取り付けると、高速走行時に、傾斜部
03の端縁部031において表面を流れる空気032が
剥離し、気流の乱れ033が発生していた。そして、こ
の気流の乱れ033の発生により、風音が発生するとい
う問題があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題点に着
目して成されたものであり、安価に高速走行時の風音の
発生を低減させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、車両のフロントドア(2)の上縁部に沿
って取り付けられ、車外方向先端側ほど下方に下がって
車体から突出した形状の本体(31)を有し、かつ、こ
の本体(31)が、少なくとも前下がりに傾斜した傾斜
部(31b)を有しているフロントドアバイザ(3)に
おいて、前記傾斜部(31b)の車外側端縁部に、フロ
ントドア(2)のドアガラス(23)に向かって折曲さ
れて、本体表面を流れる車両前方からの走行風をドアガ
ラス(23)に沿って後方へ案内するリブ(32)を設
けた手段とした。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のフロントドアバイザにおいて、前記リブ(3
2)を、このリブ(32)と本体(31)とが成す角度
が90〜110度の範囲となるよう折曲させたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の作用および効果】本発明のフロントドアバイザ
を装着して走行したときには、本体の傾斜部の表面を流
れる前方からの走行風が、リブによって滑らかにドアガ
ラスに沿って後方へ導かれる。これにより、傾斜部の端
縁部において、表面を流れる空気が剥離するのが防止さ
れて、この剥離を原因とする気流の乱れの発生が防止さ
れ、風音を抑えることができる。また、傾斜部の端縁部
にリブを設けることにより、端縁部の剛性が向上する。
この端縁部の剛性向上により、端縁部自体が振動するこ
とにより発生する高周波騒音を抑制することができると
ともに、この振動を原因として気流の乱れが生じるのを
抑制して、気流の乱れによる風音の発生を防止すること
ができる。以上のように、リブを設けることにより、走
行風のガイド作用による風音発生防止効果に加え、端縁
部の剛性向上による騒音・風音発生防止効果を得ること
ができる。また、傾斜部の先端縁部にリブを設けるだけ
であって、従来と形状を変化させるだけであるので、安
価に上記効果を得ることができる。なお、リブと本体と
の成す角度が90〜110度の範囲では、リブによる高
い剛性を得ることができるとともに、ドアガラスへの走
行風の案内も滑らかに行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0009】図1は実施の形態のフロントドアバイザ3
を車両に取り付けた状態を示す側面図である。図におい
て、1は車体、11はルーフ、12はフロントピラーで
ある。このフロントピラー12を挟んで、ウインドシー
ルドガラス13とフロントドア2が設けられている。
【0010】前記フロントドア2は、昇降可能に支持さ
れたドアガラス23を囲むサッシュ21を有した構成で
あり、このサッシュ21の前端下部には図示を省略した
ドアミラーを支持するミラーベース22が設けられてい
る。
【0011】前記フロントドア2の上縁に沿って実施の
形態の樹脂製のフロントドアバイザ3が取り付けられて
いる。このフロントドアバイザ3は、前下がりの傾斜部
31bと略水平に延在された水平部31cとにより側面
視略「へ」の字形状に形成された本体31と、この本体
31の車外側端縁に沿って形成されたリブ32とを有し
ている。
【0012】次に、上述したサッシュ21の構成ならび
にフロントドアバイザ3の構成の詳細を、図1のS2−
S2断面である図2、図1のS3−S3断面である図
3、図1のS4−S4断面である図3により説明する。
これらの図に示すように、前記サッシュ21は、金属な
どの板材から成るドアアウタ24とドアインナ25とチ
ャンネル26とを接合させて形成されている。そして、
前記チャンネル26には、グラスラン27が取り付けら
れている。なお、このグラスラン27は、ゴムなどの弾
性材により形成されて、上下に昇降するドアガラス23
の上端部と当接してシールするとともに、この昇降を案
内する。
【0013】前記フロントドアバイザ3の本体31は、
車外方向に膨らむとともに、車外側である先端側ほど下
がって形成されている。そして、本体31の基端部に取
付片33が形成され、この取付片33が接着剤4により
サッシュ21のドアアウタ24ならびにミラーベース2
2の上端部に接着されることでフロントドア2に取り付
けられている。なお、前記取付片33の前端部は、ミラ
ーベース22の上端部に当接するように、その延在方向
を車幅方向に変化されている。
【0014】また、前記リブ32は、図2および図3に
示すように、リブ32と本体31とが成す角度βが90
度≦β≦110度の範囲の値となるようにドアガラス2
3に向けて折曲されている。このようにリブ32は、本
体31に対しては上述のような角度で形成されている
が、これを車両前後方向の断面である図4で見ると、図
示のように、ドアガラス23に向かってなだらかに傾斜
した形状となる。すなわち、このリブ32は、車両前方
から本体31の傾斜部31bの表面に沿って流れる走行
風をドアガラス23の方向へ導く目的を持って形成され
ているものであり、本体31に対する角度は、この図4
に示す前後方向の断面で所望の走行風のガイド作用が得
られる角度となるように、車種ごとに実験を行って最適
値に設定するのが好ましい。
【0015】次に、実施の形態のフロントドアバイザ3
の作用効果について説明する。図5は、本実施の形態の
フロントドアバイザ3を取り付けた状態と、このフロン
トドアバイザ3を取り付けない場合との、車室内・前席
外耳音圧レベルを、車速100km/h、120km/
h、140km/hで測定した結果を示している。この
図に示すように、本実施の形態のフロントドアバイザ3
を取り付けた場合と取り付けない場合とでは、音圧レベ
ルが殆ど変化していないのがわかる。これは、本実施の
形態のフロントドアバイザ3を装着した場合、図4に示
すように、前方からの走行風が、リブ32によりドアガ
ラス23に沿って後方に滑らかに案内される。これによ
り、傾斜部31bの端縁部において、傾斜部31bの表
面を流れる空気が剥離するのが防止されて、この剥離を
原因とする気流の乱れの発生が防止され、風音が抑えら
れる。
【0016】それに対し、リブ32が無い従来の構造で
は、図9に示すように、前方からの走行風032が端縁
部031で剥離してドアガラス023側に回り込むこと
で、気流の乱れ033が生じて風音が発生する。
【0017】さらに、本実施の形態では、リブ32を設
けたことにより、本体31の先端縁部の剛性が向上す
る。これにより、車輪や車体からの振動の入力などによ
り本体31の先端部それ自体が高周波で振動すること、
ならびに走行風圧により本体31の先端縁が低周波で揺
れ動くことが防止される。前者の高周波振動の防止によ
りフロントドアバイザ3それ自体から高周波音が発生す
ることが防止され、また、後者の低周波振動の防止によ
り、この本体31の先端部の振動により気流が乱れるの
が防止され、これにより風音の発生が防止される。
【0018】上述のように、本実施の形態のフロントド
アバイザ3にあっては、本体31の先端部にリブ32を
一体に形成しただけの安価な構成により、リブ32によ
る走行風の整流効果が得られるとともに、リブ32によ
る剛性向上により、振動防止および整流効果が得られる
ことにより、従来のフロントドアバイザに比べて、大幅
に風音の発生を低減することができた。図6は、実施の
形態のフロントドアバイザ3を装着した場合と、従来の
フロントドアバイザを装着した場合と、フロントドアバ
イザ無しの場合とで、それぞれ120km/hで走行し
たときの車室外音圧レベル特性を示した図である。図示
のように、実施の形態では、従来技術と比較して音圧レ
ベルを大幅に低減しているとともに、周波数帯によって
は、フロントドアバイザを装着していない場合よりも音
圧レベルが低下しているのがわかる。
【0019】以上、本発明の実施の形態を図面に基づき
説明してきたが、具体的な構成については、この実施の
形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求
項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追
加等は許容される。すなわち、実施の形態では、フロン
トドアバイザをフロントドア2のサッシュ21に取り付
けた場合を示したが、例えば、フロントドアがサッシュ
レス構造の場合、フロントピラー12やルーフ11に取
り付けるようにしてもよい。要は、フロントドアバイザ
がフロントドア2の上縁に沿って取り付けられていれば
よいものである。また、実施の形態では、リブ32を、
本体31の傾斜部31bと水平部31cとに連続して設
けたが、少なくとも傾斜部31bに設けられていれば、
所望の整流効果を得ることができる。なお、実施の形態
のように、リブ32を、傾斜部31bと水平部31cと
で連続させて設けた方が、全体的に剛性が向上するとと
もにリブが途切れる部分において気流の乱れが生じるこ
とがないことにより、高い風音防止効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のフロントドアバイザを車両に取り
付けた状態を示す側面図である。
【図2】図1のS2−S2線による断面図である。
【図3】図1のS3−S3線による断面図である。
【図4】図1のS4−S4線による断面図である。
【図5】実施の形態の実験結果を示す音圧レベル特性図
である。
【図6】実施の形態の実験結果を示す音圧レベル特性図
である。
【図7】従来技術を示す側面図である。
【図8】図7のS8−S8線による断面図である。
【図9】図7のS9−S9線による断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 フロントドア 3 フロントドアバイザ 31 本体 31b 傾斜部 31c 水平部 32 リブ 33 取付片 4 接着剤 11 ルーフ 12 フロントピラー 13 ウインドシールドガラス 21 サッシュ 22 ミラーベース 23 ドアガラス 24 ドアアウタ 25 ドアインナ 26 チャンネル 27 グラスラン
フロントページの続き (72)発明者 山田 和彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントドア(2)の上縁部に沿
    って取り付けられ、車外方向先端側ほど下方に下がって
    車体から突出した形状の本体(31)を有し、かつ、こ
    の本体(31)が、少なくとも前下がりに傾斜した傾斜
    部(31b)を有しているフロントドアバイザ(3)に
    おいて、 前記傾斜部(31b)の車外側端縁部に、フロントドア
    (2)のドアガラス(23)に向かって折曲されて、本
    体表面を流れる車両前方からの走行風をドアガラス(2
    3)に沿って後方へ案内するリブ(32)を設けたこと
    を特徴とするフロントドアバイザ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフロントドアバイザに
    おいて、 前記リブ(32)を、このリブ(32)と本体(31)
    とが成す角度(β)が90〜110度の範囲となるよう
    折曲させたことを特徴とするフロントドアバイザ。
JP2002082534A 2002-03-25 2002-03-25 フロントドアバイザ Pending JP2003276434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005313776A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Tamura Plastic Mfg Co Ltd 自動車用バイザー、およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005313776A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Tamura Plastic Mfg Co Ltd 自動車用バイザー、およびその製造方法
JP4563722B2 (ja) * 2004-04-28 2010-10-13 田村プラスチック製品株式会社 自動車用バイザー

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