JP2576075Y2 - ドアトリム - Google Patents

ドアトリム

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JP2576075Y2
JP2576075Y2 JP1992067693U JP6769392U JP2576075Y2 JP 2576075 Y2 JP2576075 Y2 JP 2576075Y2 JP 1992067693 U JP1992067693 U JP 1992067693U JP 6769392 U JP6769392 U JP 6769392U JP 2576075 Y2 JP2576075 Y2 JP 2576075Y2
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door trim
door
gap
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door panel
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光則 小田
聡 塚本
佳英 橋本
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西川化成株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等のドアトリムに
係り、とくに走行中にウィンドから侵入した外気によっ
て発生する騒音対策に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等のドアトリムが取り付けられるド
アパネルのアウターパネルの上端部とインナーパネルの
上端部との間にはウィンドガラスを出し入れするウエス
ト開口部が直線状に形成されている。ドアトリムの上端
部は、実開平4−23517号公報に開示されているよ
うに、該ウエスト開口部が形成された部位におけるイン
ナーパネルに固定され、ウエスト開口部に突出するよう
に直線状のウェザーストリップが取り付けられ、該ウェ
ザーストリップはウィンドガラスに密着して車室側への
雨水やほこりの侵入を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、一般にウェ
ザーストリップは直線状であるため、ウェザーストリッ
プが取り付けられるドアトリムの上端部に直線状でない
部分があるとこの部分にはウェザーストリップを取り付
けることができず、ドアパネルの上端部にウェザースト
リップが取り付けられていない部位が生じる。
【0004】例えば、ウエスト開口部の前方部位におけ
るドアパネルに三角形状の盲板部を形成する場合、該盲
板部に対応するドアトリムの上端部は、ウエスト開口部
に対応する部位よりもやや車室側に後退して形成される
ため、ウエスト開口部から延長してウェザーストリップ
を設けることができない。このため、ドアトリムにおけ
るウェザーストリップを取り付けられていない部位には
ドアパネルとの間に隙間が生じ、該隙間に走行中にウィ
ンドから流入した外気が侵入して、耳障りな騒音が発生
するという問題があった。
【0005】本考案は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、ドアトリムの上端部のうち、ウェザーストリ
ップが取り付けられていない部位において発生する外気
による騒音を低減することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ドアトリムの上端部におけるウェザース
トリップが取り付けられていない部位に、ドアパネルと
の間の隙間を塞ぐようにドアパネル側へ延びかつその先
端部がドアパネルに当接する延出部を設けるものであ
る。
【0007】具体的に、本考案が講じた解決手段は、硬
質の基材と軟質の表皮材とが一体に設けられてなり、上
端部とドアパネルとの間に隙間をおいて該ドアパネルに
取り付けられるドアトリムを対象とし、上記上端部にお
けるウェザーストリップが取り付けられていない部位に
は、上記隙間を塞ぐように上記ドアパネル側へ延びかつ
その先端部が上記ドアパネルに当接する延出部が設けら
れた構成とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、本考案では、ドアトリムの
上端部におけるウェザーストリップが取り付けられてい
ない部位には、ドアパネルとの間の隙間を塞ぐように延
出部がドアパネル側に延びているので、走行中にウィン
ド部から流入した外気は隙間に侵入しにくくなる。さら
に、延出部の先端部はドアパネルに当接するので、外気
は一層侵入しにくくなり、隙間へ外気が侵入することに
よって発生する騒音は低減する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0010】図1〜図3は、本考案に係るドアトリムを
車両のドアトリムに適用した例を示す。ドアトリム1が
取り付けられるドアパネル3は、アウターパネル5とイ
ンナーパネル7とからなり、インナーパネル7の上部に
サッシ部9が連接されている。アウターパネル5および
インナーパネル7の間にはウィンドガラス11、図示し
ないウィンドーレギュレータ等が収納された内部空間1
3が形成され、ドアパネル3の上端部にはウィンドガラ
ス11を出し入れするためのウエスト開口部15と、該
ウエスト開口部15の前方に位置する三角形の平板状の
盲板部17とが設けられている。そして、ウエスト開口
部15と、盲板部17と、サッシ部9とで囲まれた空間
にウィンド部19が形成されている。
【0011】ウエスト開口部15が形成された部位にお
けるインナーパネル7は、図2に示すように、車室側フ
レーム21と車外側フレーム23とが連接されてなり、
車室側フレーム21にはドアトリム1の上下方向の中央
部1aが接合されると共に、フランジ状に屈曲形成され
た車外側フレーム23の上端部23aにはドアトリム1
の上端部1bが接合されている。ドアトリム1の上端部
1bのうちのウエスト開口部15に対応する部位には、
車両前後方向に直線状に形成されたウェザーストリップ
25のリップ27,27がそれぞれウェスト開口部15
に突出するように配設され、該ウェザーストリップ25
のリップ27,27がウィンドガラス11に接触して、
車室側へ雨水やほこりが侵入するのを防止している。
【0012】また、図1および図3に示すように、盲板
部17は、インナーパネル7が上方に延出されることに
よって形成されており、サッシ部9よりも車外側に突出
して配置されているために、上記盲板部17の上端部は
サッシ部9に段状に連接されている。盲板部17の車室
側には当該盲板部17を乗員から見えなくするための三
角形状のセールガーニッシュ29が配設され、該セール
ガーニッシュ29は、後方のウェスト開口部15が形成
するウエストラインmの延長線上に配置されている。
【0013】盲板部17に対応するドアトリム1の上端
部は、盲板部17とセールガーニッシュ29とが設けら
れるために、ウェザーストリップ25の取付部位よりも
車室側に後退させて形成されている。このため、盲板部
17に対応するドアトリム1には、ウエスト開口部15
から連続して直線状のウェザーストリップ25を設ける
ことができず、インナーパネル7との間に隙間Aが形成
されることになる。該隙間Aは、走行中に開窓されたウ
ィンド部19から流入した外気が侵入して騒音が発生す
る原因となる。
【0014】また、ドアトリム1は、硬質の合成樹脂か
らなる剛性の基材31と、表皮素材33およびクッショ
ン材35が積層形成されてなる軟質の表皮材37とが一
体に成形されてなり、表皮素材には軟質塩化ビニル樹脂
等の軟質材料が用いられ、クッション材35には軟質発
泡塩化ビニル樹脂等の軟質発泡樹脂が用いられている。
【0015】本実施例の特徴として、ドアトリム1の上
端部1bにおける盲板部17に対応する部位である、ウ
ェザーストリップ25が取り付けられていない部位に
は、表皮材37が隙間Aを塞ぐように基材31よりもイ
ンナーパネル7側へ延びかつその先端部がインナーパネ
ル7に当接する延出部39が設けられている。
【0016】次に、上記延出部39の作用について説明
する。ドアトリム1の上端部1bにおけるウェザースト
リップ25が取り付けられていない部位には、隙間Aを
塞ぐように延出部39がインナーパネル7側に延びてい
るので、走行中にウィンド部19から流入した外気は隙
間Aに侵入しにくくなる。さらに、延出部39の先端部
はインナーパネル7に当接するので、外気は一層侵入し
にくくなり、隙間Aへ外気が侵入することによって発生
する騒音は低減する。
【0017】このため、本実施例によれば、外気が隙間
Aに侵入する際の騒音を他部で発生する騒音に比べて気
にならない程度にまで小さくすることができ、耳障りな
騒音を解消することができる。
【0018】また、軟質の表皮材37によって延出部3
9を形成しているので、隙間Aの大きさに多少のばらつ
きがあっても表皮材37を変形させることによって延出
部39を容易にインナーパネル7に当接させることがで
きる。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、ドアト
リムの上端部におけるウェザーストリップが取り付けら
れていない部位に、ドアパネルとの間の隙間を塞ぐよう
に延出部がドアパネル側へ延びかつ延出部の先端部はド
アパネルに当接するので、走行中に隙間に侵入する外気
を減少させることができ、ウェザーストリップが取り付
けられていないドアトリムの部位で発生する耳障りな騒
音を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るドアトリムを適用した
ドアパネルの斜視図である。
【図2】ウェスト開口部付近におけるドアパネルの縦断
面構造を示す、図1のB−B線断面図である。
【図3】ドアトリムの前部付近におけるドアパネルの縦
断面構造を示す、図1のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1b ドアトリムの上端部 3 ドアパネル 25 ウェザーストリップ 31 基材 37 表皮材 39 延出部 A 隙間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−32519(JP,A) 実開 平4−22311(JP,U) 実開 平4−23517(JP,U) 実開 平4−134715(JP,U) 実開 昭61−122939(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 B60J 5/04 B60R 13/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質の基材と軟質の表皮材とが一体に設
    けられてなり、上端部とドアパネルとの間に隙間をおい
    て該ドアパネルに取り付けられるドアトリムであって、 上記上端部におけるウェザーストリップが取り付けられ
    ていない部位には、上記隙間を塞ぐように上記ドアパネ
    ル側へ延びかつその先端部が上記ドアパネルに当接する
    延出部が設けられていることを特徴とするドアトリム。
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