JPH055631U - 自動車のバツクミラー装置 - Google Patents
自動車のバツクミラー装置Info
- Publication number
- JPH055631U JPH055631U JP5349391U JP5349391U JPH055631U JP H055631 U JPH055631 U JP H055631U JP 5349391 U JP5349391 U JP 5349391U JP 5349391 U JP5349391 U JP 5349391U JP H055631 U JPH055631 U JP H055631U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- opening
- mirror housing
- convex portion
- outer periphery
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の走行時に、ミラーハウジングの外周
に付着した水滴がミラーの表面側に回り込んで付着する
ようなことがないようにする。 【構成】 一側面に開口部2を有するミラーハウジング
1と、このミラーハウジング1の開口部2の内側に設け
られたミラー3とを具備するものにおいて、前記ミラー
ハウジング1における開口部2の外周で、かつその開口
部2の周縁から一定の距離aを隔てた部分に、その周方
向に沿うベルト状の凸部5を設ける。
に付着した水滴がミラーの表面側に回り込んで付着する
ようなことがないようにする。 【構成】 一側面に開口部2を有するミラーハウジング
1と、このミラーハウジング1の開口部2の内側に設け
られたミラー3とを具備するものにおいて、前記ミラー
ハウジング1における開口部2の外周で、かつその開口
部2の周縁から一定の距離aを隔てた部分に、その周方
向に沿うベルト状の凸部5を設ける。
Description
【0001】
この考案は自動車の車体の外部に設けられる自動車のバックミラー装置に関す る。
【0002】
自動車の車体の外部に設けられるバックミラー装置として、所謂ドアミラーが あり、このドアミラーは、図4に示すように、開口部2を有するミラーハウジン グ1と、このミラーハウジング1の開口部2の内側に設けられたミラー3とで構 成され、前記ミラー3を介して自動車の運転席からその側部後方を確認すること ができるものである。
【0003】
このようなドアミラーにおいては、自動車の走行に伴い、図4に示すように、 ミラーハウジング1の外周にその前方から後方に向かって流れる気流が生じる。 この気流は、ミラーハウジング1の外周から開口部2の内側に回り込むように流 れる。
【0004】 このため降雨時に、ミラーハウジング1の外周に付着した水滴が、その気流に 乗って開口部2の内側に引き込まれてミラー3の表面に付着し、自動車の側部後 方の確認がしずらくなってしまう。 この対策として、図5に示すように、ミラーハウジング1の開口部2の周縁の 外周部分にその周方向に沿って凸部4を設けることが試みられている。
【0005】 このような手段においては、凸部4の縁部4aで水滴の流れをせき止めること ができるが、しかし凸部4の外面4bから開口部2の内側に亘る部分では、図4 に示す場合とほぼ同様の気流が生じ、したがって凸部4の外面4bに付着した水 滴や凸部4を乗り越えた水滴がその気流によって開口部2の内側に引き込まれ、 やはりミラー3の表面に水滴が付着してしまう。
【0006】 この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは 、ミラーハウジングの外周からミラーの表面への水滴の移行を確実に抑制するこ とができる自動車のバックミラー装置を提供することにある。
【0007】
この考案はこのような目的を達成するために、一側面に開口部を有するミラー ハウジングと、このミラーハウジングの開口部の内側に設けられたミラーとを具 備するものにおいて、前記ミラーハウジングにおける開口部の外周で、かつその 開口部の周縁から一定の距離を隔てた部分に、その周方向に沿うベルト状の凸部 を設けるようにしたものである。
【0008】
このような構成においては、自動車が走行すると、ミラーハウジングの外周に 、その前方から後方に向かって空気が流れる。そして凸部に接しながらこの凸部 を通過した空気が、ミラーハウジングの開口部の周縁と凸部の一側縁との間の段 差部内に落ち込んで渦流となり、この渦流によりその段差部内の圧力が増し、こ の圧力に基づいてその外層側の空気が押し上げられ、結局ミラーハウジングの外 周の空気の全体が自動車の後方側にほぼ平行の状態を保って流れる。
【0009】 したがって降雨時にミラーハウジングの外周面に付着した水滴は、ミラーハウ ジングの開口部の内側に回り込むことなく、その開口部の外周側の周縁からその 後方側に飛び去り、このためミラーの表面に対する水滴の付着が確実に抑制され る。
【0010】
以下、この考案の一実施例について図1ないし図3を参照して説明する。なお 、従来と同一の構成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0011】 ミラーハウジング1の外周には、開口部2の周縁寄りに位置してベルト状の凸 部5が設けられている。この凸部5は、例えばPVC樹脂やTPE樹脂などで形 成されたベルトをミラーハウジング1の外周に両面テープ6を用いてその周方向 に沿うように接着して構成されている。
【0012】 この凸部5は、図1(A)に示すように、開口部2の周縁から自動車の前方側 に向かって10〜25mm程度の一定の距離aを隔てた位置に設けられている。そ してこのように凸部5が設けられることによりミラーハウジング1の開口部2の 外周に段差部7が形成されている。さらにこの凸部5は、自動車の前方側におけ る側縁の高さb1 が例えば4mm、後方側における側縁の高さb2 が例えば3mmと なる程度にその外面が傾斜し、またその幅cが3〜8mmとなっている。
【0013】 このような構成においては、自動車が走行すると、ミラーハウジング1の外周 に、図1(B)に示すように、その前方から後方に向かって空気が流れる。そし て凸部5に接しながらこの凸部5を通過した空気は段差部7内に落ち込んで渦流 Sとなり、この渦流Sにより段差部7内の圧力が増し、この圧力に基づいてその 外層側の空気が押し上げられ、結局ミラーハウジング1の外周の空気の全体が自 動車の後方側にほぼ平行の状態を保って流れる。
【0014】 したがって降雨時にミラーハウジング1の外周面に付着した水滴は、開口部2 の内側に回り込むことなく、開口部2の外周側の周縁からその後方側に飛び去り 、このためミラー3の表面に対する水滴の付着を確実に抑制でき、したがってこ のミラー3を介して自動車の運転席からその側部後方を常に明瞭に確認すること ができる。
【0015】 なお、前記実施例おいては、合成樹脂製のベルトをミラーハウジング1の外周 に貼り付けて凸部5を構成するようにしたが、ミラーハウジング1と一体に凸部 5を形成するようにしてもよいことは言うまでもない。またこの考案のバックミ ラー装置としては、ドアミラーに限らず、フェンダーミラーなどの場合であって もよい。
【0016】
以上説明したようにこの考案によれば、ミラーハウジングの開口部の内側への 水滴の回り込みを確実に抑制でき、したがってミラーの表面への水滴の付着を防 止してこのミラーを介して自動者の側部後方を常に明瞭に確認することができる 利点がある。
【図1】この考案の一実施例によるバックミラー装置の
要部の断面図。
要部の断面図。
【図2】そのバックミラー装置の全体の外観を示す斜視
図。
図。
【図3】図2中のA−A線に沿う断面図。
【図4】従来のバックミラー装置の一部の断面図。
【図5】従来のさらに異なるバックミラー装置の一部の
断面図。
断面図。
1…ミラーハウジング 2…開口部 3…ミラー 5…凸部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一側面に開口部を有するミラーハウジン
グと、このミラーハウジングの開口部の内側に設けられ
たミラーとを具備するものにおいて、前記ミラーハウジ
ングにおける開口部の外周で、かつその開口部の周縁か
ら一定の距離を隔てた部分に、その周方向に沿うベルト
状の凸部を設けたことを特徴とする自動者のバックミラ
ー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053493U JP2557710Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 自動車のバックミラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991053493U JP2557710Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 自動車のバックミラー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055631U true JPH055631U (ja) | 1993-01-26 |
JP2557710Y2 JP2557710Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=12944363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991053493U Expired - Fee Related JP2557710Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 自動車のバックミラー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557710Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52145862U (ja) * | 1977-04-14 | 1977-11-05 | ||
JP2015071349A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 典政 佐々木 | ドアミラー |
JP2015205612A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 本田技研工業株式会社 | 車両用アウタミラー装置 |
JP2018052486A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 自動車用外部ミラー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606543A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙搬送装置 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP1991053493U patent/JP2557710Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606543A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙搬送装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52145862U (ja) * | 1977-04-14 | 1977-11-05 | ||
JP2015071349A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 典政 佐々木 | ドアミラー |
JP2015205612A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 本田技研工業株式会社 | 車両用アウタミラー装置 |
JP2018052486A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 自動車用外部ミラー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557710Y2 (ja) | 1997-12-17 |
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Legal Events
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