JP2553739Y2 - 自動防眩水滴除去ミラー - Google Patents

自動防眩水滴除去ミラー

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JP2553739Y2
JP2553739Y2 JP7541192U JP7541192U JP2553739Y2 JP 2553739 Y2 JP2553739 Y2 JP 2553739Y2 JP 7541192 U JP7541192 U JP 7541192U JP 7541192 U JP7541192 U JP 7541192U JP 2553739 Y2 JP2553739 Y2 JP 2553739Y2
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小松  徹
正樹 小林
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用バックミラ
ーに使用して好適な自動防眩水滴除去ミラーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】バックミラーの反射率をかえるためにエ
レクトロクロミック素子が利用され、これに電圧を印加
してエレクトロクロミック素子の着色消色に応じて防眩
状態と非防眩状態とに切り替え制御するように構成され
た自動防眩ミラーが提案されている。さらにこのような
自動防眩ミラーにおいて、ミラー表面に雨などの水滴が
付着したとき、このミラー表面を振動させることによっ
て付着した水滴を霧化させるようにした水滴除去機能付
き防眩ミラーも既に知られている(特開平3−6602
号、同3−6603号、同3−6604号参照)。
【0003】ところで上記のような防眩ミラーに使われ
ているエレクトロクロミック素子(以下単にEC素子と
いう)構成膜は、一般にガラス等の透明な基板の上に真
空蒸着等の手段により透明導電体膜よりなる第1電極、
着色層を構成する第1発色層、電解質層、第2発色層よ
りなるエレクトロクロミック膜を設け、さらに第2電極
を兼ねるアルミ反射膜等を順次積層し、その外側に保護
層を設けていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】水滴除去機能付き防眩
ミラーにおいて、EC素子に電圧を印加して防眩機構を
作動させるためには、電源供給のためクリップ電極等の
EC素子駆動用電極を取り付ける必要がある。しかる
に、ガラス基板にクリップ電極等を取り付ける場合、振
動板を必然的にガラス基板よりも小さく形成せざるを得
ない。つまり、図5に示すように、クリップ電極が取り
付けられないガラス基板の外周端部は、振動板が接着さ
れていない自由端部が形成されることとなる。
【0005】ミラー面に付着した水滴を除去するため
に、これに振動板を介して超音波振動を付与すると、上
記自由端部は振動板が接着された部位に較べ大きな振幅
で振動することとなる。そのため、この自由端部に例え
ば微細な傷等があったときは、ミラー割れを起こし易い
ものであった。また振動板をガラス基板より内側に位置
させて取り付けているため、ガラス基板の剛性が上が
り、振動し難くなり水滴の除去性能が低下するという問
題点があった。
【0006】この考案は、上記問題点を改善するために
なされたものであって、超音波振動に対する耐久性を有
すると共に、水滴除去を高効率で良好に行うことのでき
る自動防眩水滴除去ミラーを提供することを目的として
いる。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は透明なガラス基板の背面にEC素子構成膜
を積層してなるミラー本体と、このミラー本体の背面に
前記EC素子構成膜を覆うように配置された振動板と、
この振動板の背面に取り付けられ、前記振動板を介して
前記ミラー本体に超音波振動を生じさせる圧電振動子を
具備してなる自動防眩水滴除去ミラーにおいて、前記振
動板の接着部に切欠部を設け、該切欠部にEC素子駆動
用電極を配置したことを特徴とするものである。
【0008】また、前記切欠部において前述したと同様
に自由端部が生じる為に、ミラー外周部の剛性が変化し
ている。これを補うため振動板とEC素子駆動用電極と
の間に接着剤を充填することにより剛性を向上させ、超
音波振動時にミラー外周部に生じる応力を、均一化す
る。
【0009】
【作用】上記構成のミラーにおいて、日中または夜間の
自動車走行時、防眩が必要なときEC素子駆動用電極
に、着色または消色駆動電圧を印加することによりエレ
クトロクロミック素子の着色消色に応じて防眩状態と非
防眩状態とに切り替えてミラーの反射率を制御する。ま
た雨中の走行時に、圧電振動子6の超音波振動を振動板
5を介してミラー本体2に伝達することにより、ミラー
表面に付着した水滴を霧化させる。
【0010】
【実施例】次にこの考案の一実施例を、図面に基づき具
体的に説明する。図1はこの考案の自動防眩水滴除去ミ
ラーを組み込んでなるドアミラーの概略正面図、図2は
振動板をミラー裏側からみた背面図、図3は要部の構造
を概念的に示した縦断面図であり、図中符号1は、車両
に固定されるミラーハウジング、2は前記ハウジングの
前面部に傾動自在に配置されるミラー本体である。この
ミラー本体2は透明なガラス基板3の背面全面にEC素
子構成膜4を積層してなるものである。EC素子構成膜
4は、真空蒸着等の手段により透明なガラス基板の上に
透明導電体膜、着色層であるエレクトロクロミック膜、
アルミ反射膜を順次積層し、その外側に保護のためのS
i3N4、SiO2等の封止膜を設けてなるものである。
【0011】振動板5は、その周縁にフランジ状に形成
された接着部5Aにおいて、EC素子構成膜4に接着さ
れている。振動板5の背面には、ミラー本体2の表面に
付着した水滴を霧化させる圧電振動子6が取り付けられ
ている。振動板5の上下端にはそれぞれ細長い切欠部5
Bが形成されている。この切欠部は図2のような凹状に
限定されるものではなく、図4のようにミラーの曲線パ
ターンに対して直線(あるいは曲線)に切欠いたもので
も良い。切欠部5Bには、ガラス基板3の上下、各端を
挟み込むように防眩用のEC素子駆動用電極7が設置さ
れている。また、切欠部5Bにおいて、振動板5と電極
7との間に接着剤8を充填し、周縁部の剛性の変化を防
止している。なお、振動板5とEC素子構成膜4との間
に形成された空間層に設けたヒータパネル9は、ミラー
本体2の表面に付着した霜などを加温して除去する機能
を奏する。
【0012】
【考案の効果】実施例の記載から明かなように本考案の
自動防眩水滴除去ミラーにおいては、前記振動板に設け
た切欠部において、EC素子駆動用電極と振動板との間
に接着剤を充填することにより、ミラー外周部に自由端
が形成されることを防止し、耐久性を高めることができ
る。また、振動板がガラス周縁部に接着されているた
め、ガラスの自由振動部を狭めることがなく、水滴除去
性能を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動防眩水滴除去ミラーを組み込んで
なるドアミラーの概略正面図である。
【図2】本考案の振動板の背面図である。
【図3】本考案の要部の構造を概念的に示した縦断面図
である。
【図4】振動板の上下に設ける切欠部の形状を示した平
面図である。
【図5】従来型におけるガラス基板と振動板の取り付け
状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
2 ミラー本体 3 ガラス基板 4 EC素子構成膜 5 振動板 5A接着部 5B切欠部 6 圧電振動子 7 EC素子駆動用電極 8 接着剤

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なガラス基板の背面にEC素子構成
    膜を積層してなるミラー本体と、このミラー本体の背面
    側に前記EC素子構成膜を覆うように配置された振動板
    と、この振動板の背面に取り付けられ、前記振動板を介
    して前記ミラー本体に超音波振動を生じさせる圧電振動
    子を具備してなる自動防眩水滴除去ミラーにおいて、前
    記振動板の接着部に切欠部を設け、該切欠部にEC素子
    駆動用電極を配置したことを特徴とする自動防眩水滴除
    去ミラー。
  2. 【請求項2】前記切欠部において振動板とEC素子駆動
    用電極との間に接着剤を充填したことを特徴とする請求
    項1記載の自動防眩水滴除去ミラー。
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JPH0632235U JPH0632235U (ja) 1994-04-26
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