JP2575315Y2 - 水滴除去ミラー - Google Patents

水滴除去ミラー

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JP2575315Y2
JP2575315Y2 JP1992091102U JP9110292U JP2575315Y2 JP 2575315 Y2 JP2575315 Y2 JP 2575315Y2 JP 1992091102 U JP1992091102 U JP 1992091102U JP 9110292 U JP9110292 U JP 9110292U JP 2575315 Y2 JP2575315 Y2 JP 2575315Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、超音波振動子による振
動とヒーターによる発熱によってミラー表面に付着した
水滴を除去する水滴除去ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のドアミラーに付
着した水滴を超音波振動子によって除去するものが知ら
れている。すなわち、ミラーの裏側に超音波振動子を貼
着して車内のスイッチ操作によって超音波振動子を振動
させ、この振動をミラーに伝達し、ミラーに付着した水
滴を落下及び霧化飛散させている。
【0003】しかし、超音波振動で水滴を霧化し除去し
ても微細な水滴がミラーに再付着してしまう場合があ
り、また、霧等の細かいものは超音波振動では完全に除
去することはできない。そこで、後述する実開平4−4
5163号従来例(図示省略)のようにミラーの裏面
の全面に貼着した粘着材にパネルヒーターを取り付け
て、さらに、その裏側に振動子を固定した振動板を配設
して超音波振動だけでなく、ミラーに付着した水滴をこ
のパネルヒーターの発熱で蒸発させて除去する水滴除去
ミラーが知られている。
【0004】しかし、上記水滴除去ミラーは、粘着材が
ミラー裏面の全面に取り付けられているために、超音波
振動の一部がこの粘着材に吸収されてしまい、振動エネ
ルギーの全てが水滴に伝達されず、それを除去するには
さらに大きな電力によって振動子を駆動してその振動エ
ネルギーを増大する必要があり、回路の設計変更を必要
とするなどコストの高騰を招く等の欠点があった。
【0005】一方、上記従来例の課題を解決するために
図示省略の実開平4−23556は、実施例において
ミラーと振動板との間の振動板側に高分子発泡材を介在
させてヒーターを配設した手段が開示されている。
【0006】開平4−45163号、図3に示すよ
うに、ミラー50の裏面に粘着部材51を用いてパネル
ヒーター52を取り付け、さらに、その裏側に振動板5
3を配置し、この振動板53の裏面に振動子54を固着
している。そして、前記粘着部材51は、図及び図
に示すように帯状や千鳥状の配置パターンに設けられ
た、いわゆる点張りの構成を呈している。
【0007】なお、実開平2−125469号、振動
板構造においてミラーの裏面に粘着テープを貼着してい
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】前記実開平4−235
56号、振動板側にヒーターを配設すると、ミラーの
曲率精度や振動板の成形精度によりミラーとヒーター間
の隙間が異なるために設計値通りのヒーター性能が発揮
されにくい。
【0009】また、実開平4−45163号、ミラー
にヒーターを接着剤又は粘着材で部分的に固着している
ために、前述のように粘着面積を増すほど超音波振動の
減衰が大きくなり、水滴除去性能が低下するためヒータ
ー性能を確保可能な範囲内で接着面積をできるだけ小さ
くする必要がある。しかし、接着面積が少ないと不意の
外力等でミラーが割れた時に飛散防止効果が欠如するた
めに危険である。
【0010】そこで、本案は、ミラーの裏面に振動子
とヒーターを配設してミラーの表面(鏡面)に付着した
水滴等を振動子の振動で霧化するとともにヒーターの発
熱によって蒸発させて除去する機能を有し、かつ不意の
外力によりミラーガラスが割れても破片が飛散しない水
滴除去ミラーの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、案は、圧電振動子とヒーターによってミラーの
表面に付着した水滴や霜等を除去する水滴除去ミラーに
おいて、複数個の透孔をあけた片面粘着フイルムをミラ
ーの裏面に貼着し、この片面粘着フィルムの非粘着面側
に配置したパネルヒーターを、前記透孔内に嵌挿した複
数の両面粘着テープによって部分的に固着したことを特
徴とするものである。上記両面粘着テープは、片面粘着
フイルムよりも厚くする。
【0012】
【作用】本案は、前記構成のために外力によってミラ
ーが割れた場合でも片面粘着フィルムによってミラーガ
ラスの破片が保持されて飛散しない。また、部分的に配
置した両面接着テープにより、飛散防止効果を損うこと
なくヒーターと片面粘着テープとの接着面積を少なくし
たので超音波振動の減衰を最小限に抑え、ヒーターの熱
を効率良くミラーに伝達する。
【0013】さらに、ミラーとヒーターの隙間が両面テ
ープの厚みを設定することによって任意の厚みに設定で
き、均一なヒーター性能が得られる。そして、片面粘着
フィルムは、背面に離型剤を施している場合があるが孔
を空けて片面粘着フィルムの厚みよりも両面粘着テープ
の厚みを大きくすることにより両面粘着テープをその透
孔に挿入して行なうことで確実に接着される。
【0014】
【実施例】図1は本案の一例を分解して示す斜視図、
図2は同じく一部を拡大して示す拡大断面図である。本
案は、前記したようにミラー表面(鏡面)に付着して
視界の確保を困難にする雨滴、霧等の水滴を除去する機
能を具備した外部ミラーである。
【0015】すなわち、本案は、自動車等のドアミラ
ーに付着した水滴を超音波振動子によって除去する水滴
除去ミラーで、ミラーの裏側に超音波振動子を配設して
車内のスイッチ操作で超音波振動子を駆動させて、ミラ
ーを振動させて鏡面に付着した水滴を落下及び霧化飛散
させ、さらに、霧や細かい水滴等はミラーの裏側に配設
したヒーターの発熱により除去するものである。以下、
図面に基づき本案を詳細に説明する。
【0016】ミラー本体10は、図示省略のミラーハウ
ジング内に保持されており、ミラー本体10の鏡面角度
やミラーハウジングの向きを電動により調整することが
できるように構成されているが、その詳細な説明と図示
省略する。
【0017】ラー本体10の裏面周縁に接着剤7を用
いて振動板15を固着する。振動板15は、電極3を具
えたパネルヒーター13を内包する凹陥部6aを有し、
その周縁6bは前記接着剤7によりミラー本体10の裏
面周縁に固着され、さらに振動板15の裏面に圧電振動
子16が取り付けられている。
【0018】図1に示すように、ミラー本体10の裏面
には、その周端縁部を残してミラーガラス飛散防止用の
片面粘着フィルム12を貼着する。この片面粘着フィル
ム12は、全面ほぼ等間隔に複数個の透孔11をあけて
ある。片面粘着フィルム12の非粘着面側にパネルヒー
ター13を重ねるものであるが、パネルヒーター13
は、前記透孔11内に嵌挿しうる複数の両面粘着テープ
14を具えているので、各透孔11内に嵌挿されたパネ
ルヒーター側の両面粘着テープ14群によって部 分的に
固着される。なお、この両面粘着テープ14の厚さは、
例えば片面粘着フィルム2の厚さが25ミクロンの場合
には100ミクロンの厚さとする。
【0019】上記のように、パネルヒーター13は、片
面粘着フィルム12背面の複数箇所のみに部分的に固着
しているため、超音波振動の減衰を最低限に抑える。ま
た、片面粘着フィルム12にあけた各透孔11内にパネ
ルヒーター13側の両面粘着テープ14を嵌挿している
ため、片面粘着フィルム12背面に離型剤が塗布されて
いる場合でも、透孔の形成によって離型剤の影響を受け
ないでミラー本体10の裏面側にパネルヒーター13を
固着することが可能である。
【0020】上記構成により、雨中や霧等がミラー(鏡
面)に付着したとき運転席からのスイッチ操作により、
前記パネルヒーター13と圧電振動子16に電流が供給
されて両者が作動状態になると、圧電振動子16の振動
によってミラー本体10を振動させて鏡面に付着した水
滴を落下及び霧化飛散させる。さらに、鏡面に残った霧
や細かい水滴等は、ミラーの裏側に配設したパネルヒー
ター13の発熱により加温して表面温度を上昇させて除
去することができる。
【0021】
【考案の効果】上記のように本考案は、ミラー本体の裏
面に片面粘着フィルムを配設したので外力によるミラー
ガラス破損時でもガラスがこの片面粘着フィルムに保持
されて飛散することがなく安全である。また、複数個の
透孔をあけた片面粘着フイルムをミラー本体の裏面に貼
着し、この粘着フィルムの非粘着面側に、前記透孔内に
嵌挿しうる複数の両面粘着テープを具えたパネルヒータ
ーを重ね、該パネルヒーターを両面粘着テープ群によっ
て部分的に固着したものであるから、ヒーターと片面粘
着テープとの接着面積を少なくして振動子の振動が片面
粘着フィルムに吸収されて減衰されてしまうことを最低
限に抑え、効率よくミラーを振動することができる。
【0022】さらに、通常の片面粘着フィルムには離型
剤を塗布しているために固着力が弱 められるが、本考案
では、片面粘着フィルムの各透孔内に両面接着テープを
挿入してミラー本体の裏面に直接固着したので、離型剤
とは関係なくパネルヒーターを確実に固着することがで
きる。
【0023】また、ミラー本体とパネルヒーターとの空
隙は、両面粘着テープの厚さによって自在に設定できる
ので設計管理が容易になるだけでなく、安定した性能を
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案の一実施例を分解して示す斜視図。
【図2】 図1の一部を拡大して示す拡大縦断面図。
【図3】 従来の一例を示す断面図。
【図4】 図3における粘着材の配置パターンを示す正
面図。
【図5】 他の配置パターンを示す正面図。
【符号の説明】
3 電極 7 接着剤 10 ミラー本体 11 透孔 12 片面粘着フィルム 13 パネルヒーター 14 両面粘着テープ 15 振動板 16 圧電振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/60 B60S 1/02 B60R 1/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子とヒーターによってミラーの
    表面に付着した水滴や霜等を除去する水滴除去ミラーに
    おいて、複数個の透孔(11)をあけた片面 粘着フイルム(1
    2)ミラー(10)の裏面に貼着し、 この片面粘着フィルム(12)非粘着面側に配置した
    パネルヒーター(13)を、前記透孔(11)内に嵌挿
    した複数の両面粘着テープ(14)によって部分的に固
    したことを特徴とする水滴除去ミラー。
  2. 【請求項2】 上記両面粘着テープは、片面粘着フイル
    ムよりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の水滴除
    去ミラー。
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JPH03112752A (ja) * 1989-09-28 1991-05-14 Aisin Seiki Co Ltd 車輌用ミラー
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